ドルインデックス

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ドルインデックスのチャート及び主要金融イベント

ドルインデックスまたはドル指数(ドルしすう、英語: U.S.Dollar Index)は、複数の主要通貨に対する、アメリカ合衆国ドル為替レートを指数化したものである[1]。米ドルが他通貨より価値(強さ)があると、インデックスは上昇する[2]。略称はUSDXDXYDXなど。非公式にDixieとも呼ばれる。

ドルインデックスは、連邦準備制度理事会(FRB)やICE Futures U.S.(NYBOT)、など複数の機関が算出しており、採用通貨や加重平均のウェイト、指数の更新頻度などが異なる[1]

外国為替取引においては、リアルタイムで算出され、また先物取引としても上場されている「ICE Futures U.S.のドル指数」の注目頻度が最も高い[1]

「U.S.Dollar Index」はICEによって商標登録されており[3]、一般的にドルインデックスといえばICEによるものを指す。


採用通貨と比率[編集]

インターコンチネンタル取引所(ICE)[編集]

インターコンチネンタル取引所(ICE)のドルインデックスは6通貨の加重平均でリアルタイムに算出される。採用通貨及び比率の見直しは不定期に行われ、最終更新年は2015年である[4]

連邦準備制度理事会(FRB)[編集]

連邦準備制度理事会(FRB)のドルインデックスは、26通貨の加重平均により毎日計算される。採用通貨及び比率の見直しは毎年行われ、最終更新年は2019年である[4]

国際決済銀行(BIS)[編集]

国際決済銀行(BIS)のドルインデックスは、40通貨の加重平均により、毎日計算される。採用通貨及び比率の見直しは3年毎行われ、最終更新年は2017年である[4]

ダウ・ジョーンズ[編集]

ダウ・ジョーンズFXCM英語版によるドルインデックス(en:Dow Jones FXCM Dollar Index)は、最もよく米ドルと取引される4通貨の比率を均等に組み入れたものであり、2011年より算出されている。比率の見直しは不定期に行われる[5]

日本経済新聞[編集]

日本経済新聞社によるドルインデックス(日経通貨インデックス)は、米ドルの他通貨に対する総合的な価値を示すよう設計されており、25ヵ国の通貨のクロスレートを算出し、各国の貿易額に応じて、為替レートを加重平均した実効レート指標である。2020年現在、2015年を100として指数化されているが、基準年は定期的に見直される。日本円及びユーロに対しても同様のインデックスが算出されており、為替動向の比較が可能である[6]

関連項目[編集]

脚註[編集]

  1. ^ a b c 金融経済用語集 ドルインデックス”. iFinance金融情報サイト. エフ・ブイ・ゲート. 2020年12月29日閲覧。
  2. ^ US Dollar Index”. FXStreet. 2013年3月23日閲覧。
  3. ^ United States Patent and Trademark Office. “Trademark Search, Serial Number 74350026”. 2017年7月22日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 用語辞典 ドルインデックス/ドル指数”. 上田ハローFX. 2020年12月29日閲覧。
  5. ^ a b Dow Jones FXCM Dollar Index Methodology
  6. ^ 金融経済用語集 日経通貨インデックス”. iFinance金融情報サイト. エフ・ブイ・ゲート. 2020年12月29日閲覧。

外部リンク[編集]