ドク・ホリデイ

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ドク・ホリデイ

“ドク”ジョン・ヘンリー・ホリデイ(John Henry "Doc" Holiday、1851年8月14日[1] - 1887年11月8日)は、アメリカ合衆国の西部開拓時代のガンマン、ギャンブラー。歯学博士の称号を持っていたため、"ドク"と呼ばれた。

概要[編集]

ジョージア州グリフィン市出身。1872年ペンシルベニア歯科大学英語版歯科医師(D.D.S.)資格取得。アトランタ市で歯科医院を開業。しかし、まもなく肺結核にかかり、余命数ヶ月を宣告される。

結核をできるだけ悪化させないようにと、より乾燥した西部へと移住を決意。テキサス州ダラスに滞在するが、ここで手っ取り早い収入源のギャンブルに目覚める。また、口論から殺人を犯し、テキサス州ジャックスボロに移動。これ以降南部諸州をさまよい、多くの殺人を犯すことになった。激昂しやすい性格と、一度は死を宣告された経歴が原因ともいわれる。OK牧場の決闘ワイアット・アープに味方してクラントン一家と撃ち合った。

早撃ちをするために銃の照準や角などを削り落とし、引き金を用心鉄に縛り付けていたことで有名。

最後は酒におぼれ、コロラド州グレンウッド・スプリングスにて肺結核で死亡した。医師に余命を宣告されて15年後であった(36歳没)。つまり「荒野の決闘」での最期は創作されたものである。

ドク・ホリデイを描いた作品[編集]

 映像作品[編集]

 音楽[編集]

  • 『ドク・ホリデイ』 - Doc Holliday:デンマークのヘヴィメタルバンド、ヴォルビートが2013年に発表したアルバム、「Outlaw Gentlemen & Shady Ladies」に収録。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Karen Holliday Tanner『Doc Holliday: A Family Portrait』(University of Oklahoma Press、2012年)