ドクベニタケ

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ドクベニタケ
Russula emetica in Poland.jpg
ドクベニタケ Russula emetica (Schaeff.:Fr.) Gray
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : 菌蕈亜門 Hymenomycotina
: 真正担子菌綱 Homobasidiomycetes
: ハラタケ目 Agaricales
: ベニタケ科 Russulaceae
: ベニタケ属 Russula
: ドクベニタケ節 Sect. Russula
: ドクベニタケ R. emetica
学名
Russula emetica (Schaeff.:Fr.) Gray
和名
ドクベニタケ

ドクベニタケ(毒紅茸、Russula emetica (Schaeff.:Fr.) Gray)はベニタケ科ベニタケ属ドクベニタケ節のキノコ。夏から秋に様々な森林下に発生する菌根菌は赤からピンク色。雨などによって色が落ち、白くなっていることもある。傘の表面が皮状になっていて容易にむくことが出来る。ひだは白色。は白色でとても辛く無臭。硫酸鉄(II)水溶液と反応しピンク色に変色する。は白色。有毒。毒成分はムスカリン類、溶血性タンパク。本種は類似種が多いので同定が難しい。

毒キノコの識別法の誤った俗説として、縦に裂ければよい、派手な色のものは有毒などとするものが生じた背景にはドクベニタケの存在が大きかったと言われている。これはドクベニタケが、子実体が球状細胞から構成されていて裂こうとするとぼろぼろ崩れてしまうベニタケ科のキノコであること、また赤やピンクといった目立つ色をしていること、さらにいかにも毒キノコ然とした刺激に富んだ味に起因する。実際には毒キノコの大半はベニタケ科以外の科に属しているので容易に縦に裂け、ベニテングタケなどを除くと地味な色のものが普通であり、味もむしろ美味なものがしばしばある。

食毒[編集]

毒成分はムスカリン類、溶血性タンパク。旧い文献などでは、不食(毒はないが、食べられない)として記載されているものがあるため注意。

味は辛味があり、食感はぼそぼそとしている。スペインでは辛い味付けの料理に利用されている。外観が非常にそっくりな食用キノコに、ヤブレベニタケなどが存在するため、安易に食べてはならない。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]