ドカコック

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ドカコック』は、渡辺保裕による日本漫画作品。おもに『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)に読み切り作品で読み切り作品が4本掲載されたあと、掲載誌を変えつつシリーズは継続している。少年画報社一迅社より単行本化もされた。

『週刊漫画ゴラク』にて、2018年5月18日発売号から『ドカせん』とタイトルを改題して通常連載。

建設現場及びその周辺で発生するトラブルを、ドカコックこと京橋が料理の腕を振るい、解決するストーリー。調理の過程は建築の工程になぞらえて表現され、料理が出来上がることを「竣工」と称する。劇中では「ドカ」を多用した形容(「ドカうま」など)が特徴である。なお、作中に登場する料理は、すべて作者自らが一度調理したうえで執筆にあたっている。

作者は当初、職人ものの漫画を予定していたが、漫画ゴラク編集長にグルメ要素を要望され、偶然テレビで放映されていた『ロボコップ』に着想を得て、『ドカコック』が出来上がる。しかし1話目にOKが出るまで、ネーム修正は17回を数えた。

あらすじ[編集]

伝説の流れドカ・ドカコック。名建築の陰には必ずドカコック在りと謳われ、旨いメシでドカたちの腹と心を満たし、現場を必ず成功に導くという。

登場人物[編集]

主人公[編集]

京橋 建策 / ドカコック
各地をさすらう流れ者のドカ。大柄で筋肉質の体躯に、季節を問わずノースリーブの赤いジャケット(背中に「KYOBASHI」のロゴ入り)、ニッカーボッカーズという出で立ち(ニッカーボッカーズや靴は寅壱製)。常に鉢巻きをしめており、調理の際にはそれを襷がけにする。額には大きな傷跡があるが、その要因などは不明。
ドカとして卓越した技能を持ち、土木工事から建築工事、保線、果ては船大工に至るまで、非常に広範囲に対応できる。現場監督からの信任も厚い。
料理に関しても抜きん出た腕前を持ち、自分の銘入りの包丁を常に持参し、数十人分を一度に調理する。ただし、自らの料理を自分で口にした描写は、これまで一度もない。
ドカコックとしてはネットで話題になるなど知名度があるが、それが京橋であることは知られておらず、また自らも正体は公にしていない。頼られることを嫌い、料理を振る舞ったあと正体を問われると、「自分はただの…ドカですよ」と言い残し、現場を去ってしまう。ジャケットの背中に「DOKACOOK.COM」なるドメイン名を入れており、自らその関係性を匂わせている。
なお、名前は「健策」表記も混在していたものの、2014年現在は「建策」となっている。

作品[編集]

伝説の流れドカ
薩摩に架ける絆橋
浪速の摩天楼
  • 『漫画ゴラク』平成19年11月30日号掲載。
  • 現場は大阪府浪速区、第二通天閣建設工事。
  • 京橋は「ドカハリ丼※ツユだく」を竣工する。
海から来たドカコック
  • 『漫画ゴラク』平成20年5月16日号掲載。
  • 舞台は青森県大間町。工事ではなく、漁船「碇矢丸II」を届けに来ている。
  • 京橋は「津軽ド海峡てこね丼」を竣工する。
夜霧の第二県道
ドカコック北へ帰る
信州伊那を後にして[2]
  • 漫画サンデー』平成23年4月13日号掲載。この作品以降はタイトルが「ドカコック本舗」となっている。
  • 現場は長野県伊那市、某村の住宅建築。
  • 京橋は「伊那のド勘太ローメン飯」を竣工する。
さすらい―ドカコックの唄―[2]
  • 『漫画サンデー』平成23年11月22日号掲載。
  • 現場は新潟県某市、松原大サーカスのテント組み立て。
  • 京橋は「紙カツ・ド・カツ丼」を設営する。

単行本[編集]

「ドカコック ドカうまっ!!満腹編」
少年画報社より刊行
2010年5月24日発売 ISBN 978-4-7859-3386-9
「ドカコック」
一迅社より刊行
2014年8月1日発売 ISBN 978-4-7580-4613-8
  • 少年画報社版未収録のエピソード2編のほか、少年画報社版収録のインタビュー改訂版、4コママンガを収録。
  • 推薦帯はヤスダスズヒト

脚注[編集]

  1. ^ 架空の鉄道会社で、サロマ湖網走湖屈斜路湖を結ぶ鉄道という設定
  2. ^ a b 一迅社版の単行本にてエピソード名が判明