ドゥ・ザ・ライト・シング

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ドゥ・ザ・ライト・シング (Do the right thing) とは、「(人として)正しいことをする、当然のことをする」という意味の言葉。特にアメリカ人が非常に好んで使うフレーズで、「理屈や損得ではなく、まっとうなことをする、まともじゃないことはしない」という意味で使われる。

イギリスの元首相ウィンストン・チャーチル (Sir Winston Churchill) (1874-1965)は

  • You can always count on Americans to do the right thing, after they've tried everything else.
  • アメリカ人は正しいことを行うと期待していい。ただし正しいこと以外のすべてをやり尽くした後だがね。

という名言を残した。

元々はアメリカの伝統的保守層(右翼)が功利主義などに対抗して言い始め(参照:『義務論』(汝の信条が普遍的法則となることを、その信条を通して汝が同時に意欲出来る、という信条に従ってのみ行為せよ - カント)、その後、黒人人種差別反対運動や、ネオリベ層の弱肉強食的な政策に対抗するリベラル勢力(左翼)などでも、その政治的主張における一種のキャッチフレーズとして使われることが多くなった。『do the right thing by』は『(人)をまっとうに扱う』という意味。

なお、『right』の『正しい、正当な』という意味の語源は、人間は心臓の反対側にある手をよく使うところから、その手を使うことが正しいとされたこと。世界エイズ・結核・マラリア対策のためにU2ボノらが発起人となりAppleアメリカン・エキスプレスなどが協賛している『(PRODUCT) RED(レッド)』(en:Product Red)というプロジェクトの『Do The (RED) Thing』というコピーもこれをもじったもの。

その他の用法[編集]