ドイツ問題
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ドイツ問題(ドイツもんだい、英:German question、独:Deutsche Frage)は、国際政治学におけるドイツの脅威性に関する考え方のこと。
概要
[編集]1871年以前、ドイツは統一された国民国家を形成したことがなく、多くのドイツ人が諸邦に居住していた。ドイツ人が国民国家を形成しようとする中で、ヨーロッパの中心に、イギリスに匹敵する大国が形成されることを恐れたイギリス・フランスといった周辺諸国にとって「統一されたドイツが存在する中で、どのようにヨーロッパの平和を保つか」は、1871年以来歴史上度々問題となってきた[1][2][3]。
脚注
[編集]- ^ “German Question” (英語). Oxford Reference. doi:10.1093/oi/authority.20110803095849600. 2025年4月27日閲覧。
- ^ 板橋拓己. “「ドイツ、30年の歩み」本でひもとく 欧州連帯にパワー生かせるか”. 好書好日. 朝日新聞社. 2025年4月27日閲覧。
- ^ 葛谷彩「「不本意な覇権国」? ―ドイツ外交政策をめぐる論争」『明治学院大学法学研究 = Meiji Gakuin law journal』第100巻、2016年1月29日、409–425頁、ISSN 1349-4074。
関連項目
[編集]- ドイツ帝国 - 1871年に発足した統一されたドイツ国家