トレイン・ミッション
トレイン・ミッション | |
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The Commuter | |
監督 | ジャウム・コレット=セラ |
脚本 |
バイロン・ウィリンガー フィリップ・デ・ブラシ ライアン・イングル |
原案 |
バイロン・ウィリンガー フィリップ・デ・ブラシ |
製作 |
アンドリュー・ローナ アレックス・ハインマン |
製作総指揮 |
マイケル・ドライヤー フアン・ソラ ジャウマ・コレット=セラ ロン・ハルパーン ディディエ・ルプファー |
出演者 |
リーアム・ニーソン ヴェラ・ファーミガ パトリック・ウィルソン ジョナサン・バンクス サム・ニール |
音楽 | ロケ・バニョス |
撮影 | ポール・キャメロン |
編集 | ニコラス・デ・トス |
製作会社 |
スタジオカナル ザ・ピクチャー・カンパニー オンブラ・フィルムズ |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 105分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $40,000,000[1] |
興行収入 |
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『トレイン・ミッション』(原題: The Commuter)は、2018年に公開されたアメリカ合衆国・イギリス・フランス合作のアクション映画である。監督はジャウム・コレット=セラ、主演はリーアム・ニーソンが務めたが、これは4度目のタッグである。
概要[編集]
元警官のマイケル・マコーリーは保険のセールスマンとして働いており、仕事場へは毎日メトロノース鉄道ハドソン線の電車[4]で通勤していた。ある日、マイケルがいつものように電車に乗ると、ジョアンナと名乗る女性から話しかけられた。彼女は「この電車が終着駅に着くまでに、乗客の中に紛れ込んでいる盗品を持ったある人物を発見できたなら、貴方に10万ドル(着手金2万5千ドルと成功報酬7万5千ドル)を渡す」と言ってきた。最初は適当に応対していたマイケルだったが、徐々に状況が切迫していき、ついには彼女の要求に応じなければならなくなった。図らずも陰謀に巻き込まれたマイケルは、自分と乗客の命を救うべく行動を開始した。
キャスト[編集]
※括弧内は日本語吹替
- マイケル・マコーリー - リーアム・ニーソン(谷昌樹): クビになった保険のセールスマン。元警官。
- ジョアンナ - ヴェラ・ファーミガ(深見梨加): 謎の女。
- アレックス・マーフィー - パトリック・ウィルソン(桐本拓哉): マイケルの親友。現職の警官。
- ウォルト - ジョナサン・バンクス(小林操): 列車の乗客。マイケルの顔見知りの老人。
- ホーソーン警部 - サム・ニール(世古陽丸): マーフィーの上司。
- カレン・マコーリー - エリザベス・マクガヴァン(寺依沙織): マイケルの妻。
- ディラン - キリアン・スコット: 列車の乗客。大きな鞄を持った男性。
- ヴィンス - シャザド・ラティフ: 列車の乗客。高飛車なブローカー。
- トニー - アンディ・ナイマン(菊池康弘): 列車の乗客。マイケルの顔見知り。気のいい男性。
- エヴァ - クララ・ラゴ(川岸上子): 列車の乗客。看護師。
- ジャクソン - ローランド・ムーラー: 列車の乗客。体格のいい男性。
- グウェン - フローレンス・ピュー(島田愛野): 列車の乗客。髪を染めた女性。
- ダニー・マコーリー - ディーン=チャールズ・チャップマン: マイケルの息子。
- ソフィア - エラ=レイ・スミス: 列車の乗客。若い女性。
- シェリー - ニラ・アアリア: 列車の乗客。マイケルの顔見知りの中年女性。
- オリヴァー - コブナ・ホルドブルック=スミス(中務貴幸): 列車の乗客。ギターを持った男性。
- 車掌サム - コリン・マクファーレン: 列車のベテラン車掌。
- 車掌ジミー - アダム・ナガイティス: 列車の車掌。軽薄な性格。
- ガルシア捜査官 - キングズリー・ベン=アディル(露崎亘): FBI捜査官。
- デニス捜査官 - ダムソン・イドリス: FBI捜査官。
- フランク - ベン・キャプラン: マイケルの上司。
- スケートボーダー - レティーシャ・ライト: 列車の乗客。
製作[編集]
2010年1月、オラトゥンデ・オスンサンミが本作の監督に起用されたとの報道があった[5]。2011年8月、降板したオスンサンミの後任として、ジュリアン・ジャロルドの起用が検討されていると報じられた[6]。2015年9月、リーアム・ニーソンが本作の主演を務めると発表された[7]。2016年1月、ジャウム・コレット=セラが本作のメガホンを取ることになったと報じられた。なお、コレット=セラとニーソンがタッグを組むのは本作で4回目となる[8]。6月、ヴェラ・ファーミガの出演が決まった[9]。7月13日、サム・ニール、エリザベス・マクガヴァン、ジョナサン・バンクスがキャスト入りしたとの報道があった[10]。8月9日、コブナ・ホルドブルック=スミスの出演が決定したと報じられた[11]。23日、パトリック・ウィルソンが本作に起用されたと報じられた[12]。
撮影[編集]
2016年7月25日、本作の主要撮影がイギリスのバッキンガムシャーで始まった[13][14]。撮影はサリーにあるワープルズドン駅やニューヨークでも行われた[15][10]。
公開[編集]
2015年11月、ライオンズゲートがスタジオカナルから本作の全米配給権を購入したと発表した[16]。当初、本作は2017年10月13日に公開される予定だったが[10]、後に2018年1月12日に公開日が延期されることになった[17]。スタジオカナルは本作を2017年10月20日に全英公開する予定だったが[18]、アメリカでの公開延期を受けて、公開日を2018年1月19日に延期する決断を下した。
興行収入[編集]
本作は『パディントン2』及び『プラウド・メアリー』と同じ週に公開され、公開初週末に1200万ドルから1400万ドルを稼ぎ出すと予想されていたが[19]、その予想は的中した。2018年1月12日、本作は全米2892館で封切られ、公開初週末に1370万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場3位となった[20]。
評価[編集]
映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには153件のレビューがあり、批評家支持率は58%、平均点は10点満点で5.4点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『トレイン・ミッション』のキャストは職人気質な脚本よりも良い。そうであるからこそ、このリーアム・ニーソン主演のアクション・スリラー映画はレンタルDVDでの鑑賞やマチネでの鑑賞に値するものとなっている。尤も、フルプライスのチケットを買ってまで見る作品ではないかもしれないが。」となっている[21]。Metacriticには44件のレビューがあり、加重平均値は56/100となっている[22]。本作のシネマスコアはBとなっている[23]。
出典[編集]
- ^ Tartaglione, Nancy (2018年2月21日). “‘The Commuter’ Rides Past $100M At Worldwide Box Office”. Deadline Hollywood. 2018年2月22日閲覧。
- ^ a b “The Commuter (2018)”. Box Office Mojo. 2018年9月5日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2019年3月下旬特別号 p.60
- ^ 「[映画の舞台] 風光明媚なメトロノース鉄道ハドソン線」 小松優美、『トレイン・ミッション 映画パンフレット』 東宝、2018年、24頁。
- ^ “‘Commuter’ driven”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “Gold Circle Taps ‘Red Riding’ Director of ‘The Commuter’”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “Liam Neeson To Star In Thriller ‘The Commuter’ For StudioCanal And The Picture Company”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “Liam Neeson’s ‘Commuter’ Draws Jaume Collet-Serra to Direct”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “Vera Farmiga Follows ‘Conjuring 2’ By Boarding ‘The Commuter’ With Liam Neeson”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ a b c “‘The Commuter’ Adds Trio, Sets October 2017 Arrival In U.S.”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “James Remar Joins ‘Altar Rock’; Kobna Holdbrook-Smith Tops Paradise Garage Pic”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “Patrick Wilson Boards Liam Neeson’s Thriller ‘The Commuter’”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “Liam Neeson thriller to film in London”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “Liam Neeson action-thriller 'The Commuter' sets shoot and release dates”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “Liam Neeson and co-stars filming at Worplesdon railway station for The Commuter”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “AFM: Lionsgate Takes U.S. Rights to Liam Neeson's 'The Commuter,' 'Our Kind of Traitor'”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “‘The Commuter’: Lionsgate Moves Liam Neeson Thriller To January”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “StudioCanal UK”. 2017年12月18日閲覧。
- ^ “Can ‘The Post’ or ‘Paddington 2’ Knock off ‘Jumanji’ at MLK Weekend Box Office?”. 2018年1月12日閲覧。
- ^ “January 12-14, 2018”. 2018年1月26日閲覧。
- ^ “The Commuter”. 2018年1月28日閲覧。
- ^ “The Commuter (2018)”. 2018年1月28日閲覧。
- ^ “'Jumanji' Hangs On to #1 Spot Over MLK Weekend, Topping Four New Wide Releases”. 2018年1月28日閲覧。
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト(英語)
- 公式ウェブサイト(日本語)
- トレイン・ミッション - allcinema
- トレイン・ミッション - KINENOTE
- The Commuter - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- The Commuter - Box Office Mojo(英語)
- The Commuter - Rotten Tomatoes(英語)