トリノ王名表

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トリノ王名表』(: Turin King List)とは、古代エジプトの王(ファラオ)の名を記したパピルス文書。古代エジプト第19王朝ラムセス2世の治世(紀元前13世紀)に制作されたと考えられている。

概要[編集]

元はサルディニア王の持ち物とされるが、イタリアトリノエジプト博物館で発見されたため『トリノ王名表』(Turin King List, またTurin Royal Canonとも)と呼ばれる。現在もトリノのエジプト博物館に保管されている。

パピルスに書かれてあったため欠損部が多く全貌は明らかになっていないものの、古代エジプト王朝についてエジプト人自身が記した最も整った王名表であり、ラムセス2世以前の歴史についての基礎文献となっている。

トリノ王名表の残存部分

内容[編集]

このパピルスの冒頭部分および末尾は散逸しており、リストそのものは第19王朝以降についての記述がないことなどから、トリノ王名表は第19王朝のラムセス2世治世中から遅くとも第20王朝にかけてのいずれかの時点で制作されたと考えられている。

表には王の名前と在位年数が記されており、中には在位月数と日数まで詳細に記されている場合もある。一部については王の家系ごとにグループ化されていて、それらはマネトの記録と整合している。他の記録には表れないような短命の王・小領主についても記述されている。

最初に記されているのは第15王朝ヒクソスの王たちについてである。ヒクソスの王たちの名前にはカルトゥーシュ(王の名前を囲む楕円形の枠)が付けられておらず、代わりに彼らがエジプト外部から来たことを示すヒエログリフの印が付けられている。

参考[編集]