トランスデジタル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トランスデジタル株式会社
Trans Digital Co. Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 9712
1989年12月12日 - 2008年9月30日
本社所在地 105-0052
東京都港区赤坂2-8-13
赤坂エメラルドビル5F
設立 1969年8月2日
業種 通信業
事業内容 情報システム開発、IT機器販売など
代表者 代表取締役社長 後藤幸英
資本金 1000万円
発行済株式総数 20000株
従業員数 84人(単独)
決算期 3月31日
主要子会社 メディア241(ハッピー241)
関係する人物 濱口和久(元・会社法第2条第15号社外取締役)
水島総(日本文化チャンネル桜社長)
特記事項:2011年3月破産
テンプレートを表示

トランスデジタル株式会社は、東京都千代田区に本社を置いてエンジニア支援などを行っていた企業。経営破綻により現存していない。

沿革[編集]

民事再生法違反[編集]

2010年2月、警視庁刑事部捜査第2課・組織犯罪対策部組織犯罪対策総務課が、社長の後藤など6人を逮捕。容疑は民事再生法第256条違反(特定の債権者に対する担保の供与)[2]。破綻直前、100%子会社のハッピー241が日本文化チャンネル桜に協力を依頼して新番組『ガンバレ自衛隊!安全保障アワー』を制作することを発表、資金は増資で賄う旨表明、現職や歴代の防衛大臣林芳正石破茂小池百合子)、自衛隊幹部(田母神俊雄ら)をゲストに呼んで2008年8月7日に制作発表パーティまで開いていた[3]ことが判明し、組織犯罪対策総務課は社の経営実態を解明するとしている[2]

2010年11月24日、後藤に同法違反で懲役1年6月・執行猶予3年(求刑は懲役1年6月の実刑)、他の4人にも執行猶予付きの有罪判決[4]

脚注[編集]

  1. ^ “トランスデジタルついに倒産へ 「株価1円企業」が市場に居座り続けた罪 弁護士・永沢徹の「乱世を読み解く」”. ダイヤモンドオンライン. (2008年9月5日). http://diamond.jp/articles/-/1112 
  2. ^ a b “トランス社社長ら6人逮捕 破綻直前に債権を不正譲渡容疑 警視庁”. 産経新聞. (2010年2月16日). https://web.archive.org/web/20100220010255/http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100216/crm1002161234024-n1.htm 2010年5月1日閲覧。 
  3. ^ 大塚智彦 (2008年8月9日). “【集う】「ガンバレ自衛隊」新番組制作発表会(7日、東京都新宿区のグランドヒル市ヶ谷)”. 産経新聞 
  4. ^ トランスデジタル社長ら有罪=民事再生法違反事件-東京地裁 時事通信