トホラバル語

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トホラバル語
tojol-ab'al[1]
話される国 メキシコの旗 メキシコ
地域 チアパス州
話者数 3万4千3百人(2000年)[2]
言語系統
表記体系 ラテン文字
言語コード
ISO 639-3 toj
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トホラバル語(トホラバルご、: Tojolabal)はメキシコで話されるマヤ語の一つである。

分類[編集]

トホラバル語の分類は学界によって大きく異なる。たとえば、Lewis et al. (2015) やHammarström et al. (2016) においては Kanjobal-Chujean(またはQ'anjob'alan-Chujean)の Chujean に分類され、最も系統の近い関係にある言語は主にグアテマラで話されるチュフ語であるとされている[3]。一方日本のマヤ語研究者である八杉佳穂は、トホラバル語は音韻対応の観点からすればチュフ語と近いということは仄めかしつつも、動詞核動詞句といった文法的な要素を考慮すると[4]南低地諸語(もしくは南低地語派)のツェルタル・グループ(もしくはツェルタル語群)に属し、同じメキシコで話されるツェルタル語ツォツィル語と系統が近いとしている[5][6]

音韻論[編集]

形態論[編集]

統語論[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ Gómez Jiménez et al. (2005).
  2. ^ Lewis et al. (2015).
  3. ^ カウフマン(2000:33)の分類表も参照。
  4. ^ 八杉(1992)。
  5. ^ 八杉(2003:64)。
  6. ^ OS言語の文処理メカニズムに関するフィールド言語認知脳科学的研究”. 2016年6月1日閲覧。

参考文献[編集]

  • Gómez Jiménez, Pablo [et al.] (2005) Diccionario multilingüe: SVUNAL BATS'I K'OPETIK. México: Siglo Veintiuno Editores. ISBN 968-23-2523-4
  • Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Tojolabal”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History. http://glottolog.org/resource/languoid/id/tojo1241 
  • カウフマン, テランス英語版 (2000) 「南アメリカの先住民語」 R. E. アシャー、クリストファー・マーズレイ 編、土田滋、福井勝義 日本語版監修、福井正子 翻訳『世界民族言語地図』東洋書林、41-88頁。ISBN 4-88721-399-9 (原書: Atlas of the World's Languages, 1994, London: Routledge.)
  • Tojolabal. In Lewis, M. Paul; Simons, Gary F.; Fennig, Charles D., eds. (2015). Ethnologue: Languages of the World (18th ed.). Dallas, Texas: SIL International.
  • 大角翠 編著、八杉佳穂 他共著 (2003)『少数言語をめぐる10の旅』三省堂。ISBN 4-385-36145-2
  • 八杉佳穂 (1992)「マヤ語族」 亀井孝河野六郎千野栄一 編『言語学大辞典』第4巻。ISBN 4-385-15212-8

外部リンク[編集]