トニー・マルティン
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基本情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本名 |
Tony Martin トニー・マルティン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
愛称 | パンツァーヴァーゲン(装甲車)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1985年4月23日(39歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | ドイツ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 185cm | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
体重 | 75kg | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所属 | チーム・ユンボ・ヴィスマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分野 | ロードレース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
役割 | 選手 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特徴 |
TTスペシャリスト[2] ルーラー[3] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロ経歴 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2005 2006–2007 2008-2011 2012–2016 2017–2018 2019– |
ゲロルシュタイナー(研修生) テューリンガー・エネルギー チーム・ハイロード チーム・コロンビア - HTC チーム・HTC - コロンビア チーム・HTC - ハイロード オメガファーマクイックステップ エティックス・クイックステップ カチューシャ・アルペシン チーム・ユンボ・ヴィスマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主要レース勝利 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ツール・ド・フランス 区間通算5勝 ブエルタ・ア・エスパーニャ 区間通算1勝 エネコ・ツアー 2010 パリ〜ニース 2011 ツアー・オブ・北京 2011-2012 ツール・ド・ベルギー 2012-2014 ツール・ド・スイス 区間2勝 ドイツ選手権・個人TT 2010,2012-2019,2021 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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最終更新日 2021年9月23日 |
トニー・マルティン(Tony Martin、1985年4月23日- )は、ドイツ、コトブス出身の自転車競技(ロードレース)選手。
経歴
[編集]2008年、チーム・ハイロード(後の チーム・HTC - ハイロード)と契約を結んでプロ転向。2011年、世界選手権個人タイムトライアル優勝し、この年から2013年まで3連覇を飾る。
2012年にHTC - ハイ・ロードの解散に伴い、オメガファーマ・クイックステップ(2015年からはチーム名エティックス・クイックステップ)に移籍。2014年のツール・ド・フランスの第9ステージではゴールまで残り59kmから独走で逃げを決め、TTステージ以外で初めてのステージ優勝を果たす。2015年のツール・ド・フランスでは第1ステージから総合1位と僅差に付け、第4ステージでは終盤に抜け出してステージ優勝を飾り、自身初のマイヨ・ジョーヌを獲得。しかし、第6ステージ終盤の落車で右鎖骨を骨折、チームメンバーに支えられながらゴールするも無念のリタイヤとなった。2016年の世界選手権個人タイムトライアルでは2位のキリエンカに45秒差を付ける圧勝で、2年ぶり通算4度目の優勝を果たす。これはファビアン・カンチェラーラと並ぶ個人最多記録である。
2017年シーズンはカチューシャ・アルペシンと契約。
2019年、チーム・ユンボ・ヴィスマに移籍。
特徴
[編集]2011~2013年に世界選手権の個人タイムトライアルで3連覇、通算4度の優勝を果たしているように、タイムトライアルスペシャリストである。
主な戦績
[編集]2006年
[編集]- 国内選手権U23部門・個人タイムトライアル(ITT)を制覇。
2007年
[編集]- ツール・ド・ラブニール 総合2位
2008年
[編集]2009年
[編集]- パリ〜ニースの山岳賞を獲得。
- ツール・ド・スイスでは第8ステージを制し、総合では、ファビアン・カンチェラーラに次いで2位に入った他、山岳賞を獲得。
- 世界選手権・ITTでは3位に入った。
2010年
[編集]- ツール・ド・スイス 総合6位、区間1勝(第9ステージの個人タイムトライアルでファビアン・カンチェラーラを上回るタイムを出しステージ優勝した)。
- ドイツ選手権・ITT 優勝。
- エネコ・ツアーでは、第3ステージ終了後に総合首位を奪取。最終第7ステージのITTも制し、コース・ムレンハウトに31秒差をつけ総合優勝。
- 世界選手権・ITTでは3位に入った。
2011年
[編集]- ヴォルタ・アン・アルガルヴェ 総合優勝
- パリ〜ニースでは、第6ステージの個人タイムトライアルを制してアンドレアス・クレーデンから総合首位の座を奪い、そのまま押し切って総合優勝を果たした。
- バスク一周 区間1勝(第6=ITT)
- ツール・ド・ロマンディ 総合2位
- ツール・ド・フランス 区間1勝(第20=ITT)
- ブエルタ・ア・エスパーニャ 区間1勝(第10=ITT)
- 世界選手権・ITTでは、同大会同種目出場機会4連続優勝中のファビアン・カンチェラーラらを破って初優勝。
- ツアー・オブ・北京では、第1ステージの個人タイムトライアルを制した後、全5ステージ総合首位を保ち、初代総合優勝者となった。
- クロノ・デ・ナシオン 優勝
- UCIワールドツアー 個人総合6位
2012年
[編集]- バスク一周 総合5位
- 4月11日、スイスの自宅近くで練習中に交通事故に遭い[4]、頬骨、肩甲骨などを骨折する重傷に見舞われたが、手術の必要はないと診断され、自宅療養することになった[5]。
- ツール・ド・ベルギー 総合優勝
- ドイツ選手権・ITT 優勝
- ロンドン五輪・ITT 2位
- ロードレース世界選手権
- ロードレース世界選手権・チームタイムトライアル 優勝(+ シルヴァン・シャヴァネル、トム・ボーネン、ニキ・テルプストラ、クリストフ・ファンデワル、ペーター・ヴェリトス)
- 世界選手権・ITTで優勝。世界選手権個人タイムトライアルで2連覇を果たした。
- ツアー・オブ・北京
- 総合優勝
- 第2ステージ 優勝
- クロノ・デ・ナシオン 優勝
2013年
[編集]- ヴォルタ・アン・アルガルヴェ 区間1勝(第4S=ITT)・総合優勝
- ティレーノ〜アドリアティコ 区間1勝(第7=ITT)
- バスク一周 区間1勝(第6=ITT)
- ツール・ド・ロマンディ 区間1勝(第5=ITT)
- ツール・ド・ベルギー 総合優勝・区間1勝(第3=ITT)
- クリテリウム・デュ・ドフィネ 区間1勝(第4S=ITT)
- ドイツ選手権 個人TT 優勝
- ツール・ド・フランス
- 世界選手権自転車競技大会ロードレース
- チームタイムトライアル 優勝 (シルヴァン・シャヴァネル、ニキ・テルプストラ、ペーター・ヴェリトス、クリストフ・ファンデワル、ミハウ・クフャトコフスキ) 。2連覇。
- 個人タイムトライアル 優勝。3連覇となった。
2014年
[編集]- バスク一周 区間1勝(第6=ITT)
- ツール・ド・ベルギー 総合優勝・区間1勝(第3=ITT)
- ツール・ド・スイス 総合4位・区間2勝(第1S=ITT・第7S=ITT)
- ドイツ選手権 個人タイムトライアル 優勝
- ツール・ド・フランス
- 第9ステージ 優勝 (個人タイムトライアル以外で初となるグランツールでのステージ優勝)
- 第20ステージ・個人タイムトライアル 優勝
2015年
[編集]- ヴォルタ・アン・アルガルヴェ 区間1勝 (第3S=ITT)
- ツール・ド・ロマンディ 区間1勝(第6S=ITT)
- ドイツ選手権 個人タイムトライアル 優勝
- ツール・ド・フランス 区間1勝 (第4S)
2016年
[編集]- ドイツ選手権 個人タイムトライアル 優勝
- ツール・ド・フランス
- 世界選手権自転車競技大会ロードレース
- チームタイムトライアル 優勝 (マルセル・キッテル、トニー・マルティン、イヴ・ランパールト、ジュリアン・ヴェルモート、ニキ・テルプストラ、ボブ・ユンゲルス) 。
- 個人タイムトライアル 優勝。通算4度目のTT世界チャンピオンとなった。
2017年
[編集]- ボルタ・ア・ヴァレンシアナ 区間優勝(第2ステージ)
- ドイツ選手権 優勝(個人タイムトライアル)
2018年
[編集]- ドイツ選手権 優勝(個人タイムトライアル)
2019年
[編集]- ドイツ選手権 優勝(個人タイムトライアル)
2021年
[編集]- ドイツ選手権 優勝(個人タイムトライアル)
- 世界選手権自転車競技大会ロードレース チームタイムトライアル混合リレー 優勝(リザ・ブレナウアー、リザ・クライン、ミーケ・クレーガー、ニキアス・アルント、トニー・マルティン、マックス・ヴァルシャイト)
- このレースの優勝によって有終の美を飾り現役を引退した。
脚注
[編集]- ^ Tom Mustroph: Dolph Lundgren und der Panzerwagen. In: ターゲスシュピーゲル. 22. Juli 2014, abgerufen am 19. Juli 2018.
- ^ 『ciclissimo 2019 No.59 選手名鑑』八重洲出版、2019年、056頁。
- ^ 『ciclissimo 2021 No.64 選手名鑑2021』八重洲出版、2021年、049頁。
- ^ Tony Martin injured in training accident - cyclingnews.com 4月12日付
- ^ No surgery needed for Martin, who returns home - cyclingnews.com 4月14日付
外部リンク
[編集]- 公式サイト
- トニー・マルティン - サイクリングアーカイヴス
- トニー・マルティン - Olympedia
- トニー・マルティンのプロフィール - ProCyclingStats