トカゲモドキ科

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トカゲモドキ科
Gecko léopard femelle adulte.jpg
ヒョウモントカゲモドキ
Eublepharis macularius
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Lacertilia
下目 : ヤモリ下目 Gekkota
: トカゲモドキ科 Eublepharidae
Boulenger, 1883

トカゲモドキ科(トカゲモドキか、Eublepharidae)は、爬虫綱有鱗目に属する科で、模式属はヒョウモントカゲモドキ属である。

分布[編集]

北アメリカ大陸アフリカ大陸ユーラシア大陸インドネシアスマトラ島ボルネオ島)、日本徳之島沖縄諸島

形態[編集]

科名の元になった属名Eublepharisは「真のまぶた」の意で[1]、ヤモリ下目で唯一可動する瞼を持つ科である。瞳孔は縦長。四肢には細かい毛が密集した鱗(趾下薄板)は発達していないが、オマキトカゲモドキは四肢や尾が枝をつかめる構造になっており半樹上生の生活を送る。 太い尾には栄養を貯めることができる。

生態[編集]

砂漠や岩場、森林等の様々な環境に生息する。多くの種が地上性だが、オマキトカゲモドキは半樹上生。夜行性

食性は動物食で昆虫類節足動物、小型爬虫類、小型哺乳類等を食べる。

繁殖形態は卵生で、1回に2個ずつの卵を産む。

分類[編集]

オマキトカゲモドキ Aeluroscalabotes felinus
チワワトカゲモドキ Coleonyx brevis
ニシアフリカトカゲモドキ Hemitheconyx caudicinctus

本科をヤモリ科の亜科に降格させ、トカゲモドキ亜科とする説もある。

トカゲモドキ科

オマキトカゲモドキ属




アメリカトカゲモドキ属




キョクトウトカゲモドキ属




ヒョウモントカゲモドキ属




ヒガシアフリカトカゲモドキ属



ニシアフリカトカゲモドキ属







系統[2]

6属30種が属する[3]

オマキトカゲモドキ属 Aeluroscalabotes - 1種、ヤモリ科オマキトカゲモドキ亜科とする説もある。

アメリカトカゲモドキ属 Coleonyx - 7種

キョクトウトカゲモドキ属 Goniurosaurus - 13種

ヒョウモントカゲモドキ属 Eublepharis - 5種

ヒガシアフリカトカゲモドキ属 Holodactylus - 2種

ニシアフリカトカゲモドキ属 Hemitheconyx - 2種

人間との関係[編集]

ペット用として飼育されることもあり、特にヒョウモントカゲモドキは飼育、繁殖ともに易しく世界で最も飼育されているトカゲだと思われる。

日本国内にも本科の構成種であるリュウキュウトカゲモドキが生息するが環境による生息地の破壊や、人間により人為的に持ちこまれた動物の食害等により生息数が激減しており、保護が必要とされている。

脚注[編集]

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  1. ^ 冨水明『新版 可愛いヤモリと暮らす本 レオパ&クレス』 エムピージェー、2010年、12頁。
  2. ^ Pierre Jonniaux and Yoshinori Kumazawa (2008). “Molecular phylogenetic and dating analyses using mitochondrial DNA sequences of eyelid geckos (Squamata: Eublepharidae)”. Gene 407 (1-2): 105-115. doi:10.1016/j.gene.2007.09.023. ISSN 0378-1119. 
  3. ^ Eublepharidae”. Reptile database. 2013年2月17日閲覧。

参考文献[編集]

  • 冨水明『新版 可愛いヤモリと暮らす本 レオパ&クレス』 エムピージェー、2010年、11-41頁、147頁、150-157頁。ISBN 978-4-904837-00-9

関連項目[編集]