トウワタ

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トウワタ
Asclepias curassavica
Asclepias curassavica
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : 真正キク類I Euasterids I
: リンドウ目 Gentianales
: キョウチクトウ科 Apocynaceae
亜科 : ガガイモ亜科 Asclepiadoideae
: トウワタ属 Asclepias
: トウワタ A. curassavica
学名
Asclepias curassavica
L.
和名
トウワタ(唐綿)
英名
scarlet milkweed
tropical milkweed
Mexican butterfly weed
bloodflower

トウワタ(唐綿; 学名: Asclepias curassavica)は、キョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ科)の多年草。原産地は南アメリカ。寒さに弱いため、日本では一年草として栽培される。1842年(天保13年)に渡来したとされ、和名種子冠毛に由来する。ツルワタとも呼ぶ[1]

リンネの『植物の種英語版』(1753年) で記載された植物の一つである[2]

花言葉・ 私を行かせて 心変わり[要出典]

生態[編集]

花期は夏から秋。

形態的特徴[編集]

多年生の草本で基部は木質化し草丈は1.2メートルに達し、白乳樹液を含む[1]

は長楕円形-披針形で長さ5-10センチメートル、対生する[1]

は橙紅色で花冠が5裂し、裂片は反巻はんけん、頂生散形花序である[1]。シルキーゴールドと呼ばれる黄花品種もある。

は長さ5-7センチメートルで成熟して裂開する[1]。種子毛は長さ1-3センチメートルである[1]

利用[編集]

全草に有毒配糖体 asclepidin を含み、生葉は駆虫・発汗に、花は止血に、根は催吐性を有する vincetoxin を含む根はトコンの代用品とされる(: West Indian ipecacuanha、bastard ipecacuanha[1]

茎からは織物に使える繊維が得られ、種子はなどの詰め物とされる[1]

観賞用植物としては切り花鉢物ともなる[1]

近縁種[編集]

トウワタ属 (Asclepias) は茎などを切ると白い乳液を出すため milkweed と呼ばれるが有毒である。また、北米を大移動するオオカバマダラ食草でもある。日本国内では本種やヤナギトウワタなどは属の学名をカタカナ表記したアスクレピアスで流通し、混同されることがある。

北アメリカ原産で寒さに強い。茎には毛が多く、葉は互生。花は橙-黄色。
北アメリカ原産。葉は対生でトウワタより幅広く大きい。草丈は1-2メートル。
北アメリカ原産。湿地によく生える。花は桃色だが、真っ白なアイスバレーと呼ばれる品種もあり。
南アフリカ原産。白い花が下向きに咲く。果実は風船のように丸く膨らむ。トウワタ属またはフウセントウワタ属に分類される。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i j 熱帯植物研究会 編 編「トウワタ Asclepias curassavica L.; シュツコントウワタ A. tuberosa L.」 『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、413頁。ISBN 4-924395-03-X 
  2. ^ Linnaeus, Carolus (1753) (ラテン語). Species Plantarum. Holmia[Stockholm]: Laurentius Salvius. p. 215. https://www.biodiversitylibrary.org/page/358234 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]