デンマーク空軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
デンマーク空軍
Flyvevåbnet
創設 1950年10月1日
国籍 デンマークの旗 デンマーク
兵科 空軍
任務 防空航空優勢
兵力 隊員 3,400名 + 徴集兵 100名 [1]
航空機 119機[2]
主な戦歴 アライド・フォース作戦 (1999)
アフガニスタン紛争 (2001年-)
リビア飛行禁止空域 (2011)
指揮
国防軍司令官 Bjørn Ingemann Bisserup 中将(臨時)
戦術航空司令官 Henrik Røboe Dam 少将
識別
デンマーク空軍
ラウンデル
Royal Danish Air Force Roundel.svg
デンマーク空軍
フィン・フラッシュ
Flag of Denmark (state).svg
退役したRDAF TF-100F スーパーセイバー (2006年撮影)
RDAF AW101

デンマーク空軍(デンマークくうぐん、デンマーク語Flyvevåbnet)(略称:RDAF)は本土防衛と国土安全保障のためのデンマークが保有する空軍である。

歴史[編集]

デンマーク軍が航空機の運用を開始したのは1911年12月14日に新編された海軍航空隊[3]1912年7月2日に陸軍航空隊が新編[4]された事から始まる。第二次世界大戦中、1940年にナチス・ドイツ軍の侵攻によりデンマークは占領され、解放される1945年まで国内では全ての軍事航空が禁止され、ドイツ空軍のみがデンマーク国内の空軍基地を建設・拡張していた。

第二次世界大戦後、デンマーク陸軍航空隊および海軍航空隊はスピットファイア戦闘機の運用を行っていた。これらの航空隊は1950年10月1日に組織再編により統合され、デンマーク空軍として独立する。

スピットファイアは1956年まで運用され、1960年代からはF-104G戦闘機やF-100F戦闘機が用いられている。1970年から1992年にかけてサーブ 35 ドラケン戦闘機が用いられ、1980年からは後継としてF-16戦闘機を運用している。なお、2002年にはF-16の後継として、F-35A戦闘機の採用を決定している。F-35は最大48機まで導入する計画である。また、1973年に購入したC-130H輸送機を更新するため2004年からC-130J輸送機の調達が開始される。2005年には修正プログラム(中期寿命更新)に基づく残りのF-16戦闘機が完成する。修正プログラムは1995年から始まっており、新型コンピュータや多機能ディスプレイほか各種航空電子機材を導入している。

冷戦終結後、1999年に大幅な組織改編を行い、平和維持活動などの国外派遣に適した組織に再編されている。そのため、2002年10月18日からアフガニスタンでの不朽の自由作戦オランダ空軍ノルウェー空軍と協同で地上部隊支援を実施するためキルギスのマナス空軍基地に派遣されている。その後、2004年には北大西洋条約機構によるバルト三国の領空警備の一環としてバルト三国への派遣や、2011年3月のリビア飛行禁止空域での活動とその後の軍事介入に参加している。

2011年1月からはデンマーク海軍より海軍航空隊/艦載ヘリコプター部隊が移管され、第723飛行隊となった。このため、海軍の艦載ヘリコプターは空軍が運用する形となる。

組織[編集]

オールボー輸送航空団の位置
王立空軍士官学校
デンマーク空軍基地
(ノード基地は地図の範囲外
)

2009年時点で現役兵総員約3,500人、内徴集兵は約140人で文民職員が約110人。パイロットの平均飛行時間は165時間/年[5]

  • 戦術航空司令部(FTK)
    • オールボー輸送航空団
      • 第721飛行隊
      • 第4偵察飛行隊
    • カーロプ・ヘリコプター航空団
      • 第722飛行隊(捜索救難機)
      • 第723飛行隊(艦載機)
      • 第724飛行隊(観測機)
      • カーロプ飛行学校
    • スクリュズストロプ戦闘航空団
      • 第727戦闘飛行隊
      • 第730戦闘飛行隊
    • 戦闘支援団
      • 第615通信中隊
      • 第660部隊防護中隊
      • 第680支援管理中隊
      • 第691衛生中隊
    • 航空管制団
      • カーロプ管理通報センター(CRC Karup)
      • 機動航空管制センター(MACC)
    • 統合データリンク運用センター(JDLOC)
  • 王立空軍士官学校
  • 王立空軍術科学校

基地[編集]

装備[編集]

以下は2009時点における内容[5]

固定翼機[編集]

回転翼機[編集]

ミサイル・航空兵装[編集]

階級[編集]

日本語 デンマーク語 画像 NATO階級符号
士官
空軍大将 General
RDAF Gen.svg
OF-9
空軍中将 Generalløjtnant
RDAF Lt Gen.svg
OF-8
空軍少将 Generalmajor
RDAF Maj Gen.svg
OF-7
空軍准将 Brigadegeneral
RDAF Brig Gen.svg
OF-6
空軍大佐 Oberst
RDAF Col.svg
OF-5
空軍中佐 Oberstløjnant
RDAF Lt Col.svg
OF-4
空軍少佐 Major
RDAF Maj.svg
OF-3
空軍大尉 Kaptajn
RDAF Capt.svg
OF-2
空軍先任中尉 Premierløjtnant
RDAF 1st Lt.svg
OF-1
空軍中尉 Flyverløjtnant
RDAF Fly Off.svg
OF-1
空軍少尉 Løjtnant
RDAF 2nd Lt.svg
OF-1
該当無し - - OF(D)
空軍士官候補生 - - Student Officer
准士官および下士官
空軍准尉 Chefsergent - OR-9
空軍上級曹長 Seniorsergent - OR-8
空軍曹長 Oversergent - OR-7
該当無し - - OR-6
空軍軍曹 Sergent - OR-5
空軍徴集軍曹 Værnepligtig sergent - OR-5
空軍伍長 Korporal - OR-4
兵卒
空軍上等兵 Flyverspecialist - OR-3
空軍一等兵 Flyveroverkonstabel - OR-2
空軍二等兵 Flyverkonstabel - OR-1

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • Christopher Langton, Military Balance 2009, Routledge.

外部リンク[編集]