デリック・ターンボウ

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デリック・ターンボウ
Derrick Turnbow
ミルウォーキー・ブルワーズでの現役時代
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テネシー州ユニオンシティ
生年月日 (1978-01-25) 1978年1月25日(46歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1997年 ドラフト5巡目でフィラデルフィア・フィリーズから指名
初出場 2000年4月17日
最終出場 2008年4月20日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

デリック・ターンボウThomas Derrick Turnbow , 1978年1月25日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州ユニオンシティ出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

経歴[編集]

1997年MLBドラフト5巡目(全体146位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、入団。

1999年にルール・ファイブ・ドラフトでアナハイム・エンゼルスへ移籍。

2000年4月17日にメジャーデビュー。同年は24試合に登板した。

2001年から2002年はメジャーに昇格できずにいたが、2003年は11試合の登板で防御率0.59を記録。

アテネオリンピック野球アメリカ合衆国代表の合宿に参加。10月7日にドーピング検査が行われ、検査の結果、陽性となった。この結果に伴い、ターンボウは2年間、国際大会出場を禁止された[1]。MLBの2004年から施行される罰則規定には違反1回目の選手に対しての罰則はなく、ターンボウの検査は2003年のため、対象外となった[1]

2004年シーズン終了後にウェーバー公示され、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。

2005年4月24日にメジャー初セーブを記録し、2004年のダン・コルブの球団最多セーブ記録に並ぶ39セーブを記録[2]。チームは14年ぶりに勝率5割を達成。

2006年はシーズン開幕前日の4月2日に3年総額650万ドルで契約延長[3]。シーズンではオールスターゲーム初選出を果たした。後半戦は7月に4回連続でセーブ機会に失敗、7月の防御率は21.32と不振に陥り、中継ぎに配置転換された[4]

2007年は主に中継ぎとして自己最多の77試合に登板し、4勝5敗1セーブ33ホールド、防御率4.63という成績を残した。

2008年は8試合の登板に登板し、防御率15.63という成績で、5月1日にDFAとなった[5]。マイナー契約でブルワーズに残留し、AAA級ナッシュビル・サウンズに所属したが、18試合、18イニングに登板して41四球、防御率10.50という乱調で、9月29日にFAとなった[6]

2009年1月にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだが、5月1日に自由契約となった[6]

2010年1月29日にフロリダ・マーリンズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになったが[7]、3月17日に自由契約となった。肩の故障のため、この年限りで現役を引退した[8]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2000 ANA 24 1 0 0 0 0 0 0 1 ---- 181 38.0 36 7 36 0 2 25 3 1 21 20 4.74 1.89
2003 11 0 0 0 0 2 0 0 0 1.000 53 15.1 7 0 3 0 0 15 0 0 1 1 0.59 0.65
2004 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 26 6.1 2 0 7 0 0 3 0 0 0 0 0.00 1.42
2005 MIL 69 0 0 0 0 7 1 39 2 .875 271 67.1 49 5 24 2 1 64 9 0 15 13 1.74 1.08
2006 64 0 0 0 0 4 9 24 4 .308 266 56.1 56 8 39 2 4 69 6 1 51 43 6.87 1.69
2007 77 0 0 0 0 4 5 1 33 .444 292 68.0 44 4 46 0 2 84 7 0 36 35 4.63 1.32
2008 8 0 0 0 0 0 1 1 0 .000 44 6.1 12 1 13 1 1 5 0 0 11 11 15.63 3.95
通算:7年 257 1 0 0 0 17 16 65 40 .515 1133 257.2 206 25 168 5 10 265 25 2 135 123 4.30 1.45

背番号[編集]

  • 54(2000年 - 2004年)
  • 59(2005年 - 2008年)

脚注[編集]

  1. ^ a b Associated Press (2004年1月6日). “Pitcher receives two-year international ban” (英語). ESPN.com. 2009年6月20日閲覧。
  2. ^ McCalvy, Adam (2005年10月1日). “Homers power Brewers to victory” (英語). MLB.com. 2009年6月20日閲覧。
  3. ^ Associated Press (2006年4月2日). “Brewers, Turnbow agree to three-year, $6.5M deal” (英語). ESPN.com. 2009年6月20日閲覧。
  4. ^ 「30球団マンスリー・リポート ミルウォーキー・ブルワーズ」『月刊メジャー・リーグ』2006年9月号、ベースボールマガジン社、2006年、雑誌 08625-9、47頁。
  5. ^ Associated Press (2008年5月1日). “Struggling reliever Turnbow designated for assignment” (英語). ESPN.com. 2009年6月20日閲覧。
  6. ^ a b Derrick Turnbow Stats & Scouting Report”. Baseball America. 2022年2月10日閲覧。
  7. ^ MLB公式プロフィール参照。2022年2月10日閲覧。
  8. ^ Kyle Lobner (2012年3月17日). “Today In Brewer History: Derrick Turnbow Is Done”. Brew Crew Ball. 2022年2月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]