デフェロキサミン

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デフェロキサミン
Deferoxamine-2D-skeletal.png
Deferoxamine-3D-vdW.png
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
  •  ?
法的規制
  •  ?
投与方法 Oral, IV, IM, SQ
薬物動態データ
生物学的利用能 ?
代謝 ?
半減期 6 hours
排泄 ?
識別
CAS番号
70-51-9
ATCコード V03AC01 (WHO)
PubChem CID: 2973
DrugBank APRD00904
ChemSpider 2867
KEGG D03670
別名 N'- [5-(acetyl-hydroxy-amino)pentyl]-N-[5-[3-(5-aminopentyl-hydroxy-carbamoyl) propanoylamino]pentyl]-N-hydroxy-butane diamide
化学的データ
化学式 C25H48N6O8
分子量 560.684 g/mol
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デフェロキサミン(: deferoxamine, desferrioxamine, desferoxamine, DFO, DFOA, desferal)とは体内から過剰なを除去するために使用されるキレート剤の一つで、鉄過剰症及び鉄中毒の治療薬。フェロキサミンBを化学処理して鉄を取り除いた化合物。イギリスでは一般にメシル酸デフェロキサミンとして使用される。

筋肉注射点滴静脈注射、経口により投与される[1]

作用機序[編集]

デフェロキサミンは血流における遊離鉄と結合し、尿からの排泄を促進する。過剰な鉄の除去によって肝臓のような臓器や組織への傷害を軽減する。キレート能は弱いため、細胞内の鉄とは結合しない。

効能・効果[編集]

下記疾患における尿中への鉄排泄増加

原発性ヘモクロマトーシス
続発性ヘモクロマトーシス

禁忌[編集]

無尿者または重篤な腎不全患者[2]。但し、透析中は投与可能[2]

重大な副作用[編集]

  • アナフィラキシーショック、眼障害(水晶体混濁、視力低下)、聴力障害(音感性難聴、耳鳴り、聴力障害)、エルシニア感染症、ムーコル症、急性腎不全[2]

脚注[編集]

  1. ^ 井形昭弘, 浜田陸三、「重金属治療剤」 ファルマシア 1978年 14巻 7号 p.580-583, doi:10.14894/faruawpsj.14.7_580
  2. ^ a b c 注射用デフェロキサミンメシル酸塩 添付文書 (PDF)

参考文献[編集]

  • 吐山豊秋著 『新編家畜薬理学 改訂版』 養賢堂 1994年 ISBN 4842594047

関連項目[編集]