デジタルガレージ

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株式会社デジタルガレージ
Digital Garage, Inc.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 4819
2000年12月14日上場
本社所在地 日本の旗 日本
150-0022
東京都渋谷区恵比寿南3-5-7
代官山DGビル
設立 1995年平成7年)8月17日
業種 情報・通信業
代表者 代表取締役グループCEO:林郁 (かおる)
資本金 74億26百万円
(2015年6月30日現在)
発行済株式総数 47,277,200株(2015年9月30日現在)
売上高 連結380億87百万円
単独150億28百万円
(2015年6月期)
純利益 連結50億81百万円
単独39億17百万円
(2015年6月期)
純資産 連結290億74百万円
単独268億23百万円
(2015年6月30日現在)
総資産 連結865億4百万円
単独556億58百万円
(2015年6月30日現在)
従業員数 連結509名 単独274名
(2015年6月30日現在)
決算期 6月30日
主要株主 林郁 14.31%
電通 6.98%
(2015年6月30日現在)
外部リンク http://www.garage.co.jp/
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株式会社デジタルガレージ: Digital Garage, Inc.)は、インターネットブロードバンドおよびモバイル等に関連した事業を行う企業事業持株会社起業支援も行っている。東証一部上場企業(証券コード:4819)。前身は、プロモーション会社株式会社フロムガレージ(代表取締役林郁)[1]

価格比較ウェブサイト「価格.com」を運営するカカクコムを関連会社に持つ。2008年平成20年)からはTwitter社と資本業務提携を行い、Twitter日本語版の運営への協力や日本語版の広告販売を行った[2][3]

現在、サンフランシスコ、東京、香港を拠点として、デジタルマーケティング、決済、投資・育成事業を展開している[4]

概要[編集]

複数の子会社にまたがる3つの事業領域において様々なビジネスを展開している。3つの事業領域とは、広告プロモーション技術やO2Oソリューションを手掛ける「マーケティングセグメント」、インターネットビジネスの収益化に欠かせない決済ソリューションを提供する「ペイメントセグメント」、有望なスタートアップ企業への投資・事業育成および新規メディア創出を目的とした「インキュベーションセグメント」である。

マーケティングセグメントでは、O2O戦略、Webマーケティングによる広告/プロモーション提供、データサイエンス関連事業、レコメンドエンジンを主力としたサイト支援ツール販売を主軸に展開している。最近では「太平洋マスターズ」における位置情報を活用したO2O施策[5]、ビッグデータを活用した広告商品「BIG MINING」をリリースする[6]などしている。

ペイメントセグメントは、クレジットカードとコンビニ決済を強みとしている。食べログPay[7]、nanako関連サービス[8]、住まPAY[9]など、様々な決済ソリューションを提供する。インドおよびインドネシアのECやオンライン決済企業への出資を通じ、決済インフラの東南アジア展開も行っている[10]

インキュベーションセグメントは、ベンチャー企業等への投資・育成を手掛けるDGインキュベーション、有望スタートアップ企業への投資・育成を手掛け、教育プログラム、共有スペースの提供等を行うOpen Network Lab、米国を拠点としたグローバル戦略を展開するDigital Garage US等のグループ会社からなる。近年は躍進スタートアップ企業を輩出し[11] 、出資先企業の上場を果たす[12]などしている。

沿革[編集]

  • 1995年平成7年)8月 - 株式会社デジタルガレージを設立。
  • 1996年(平成8年) - 米国インフォシーク社と業務提携し、日本でのinfoseek Japan事業を開始。(1999年平成11年)6月にinfoseek社との提携解消、日本のinfoseekは2000年平成12年)12月楽天に吸収)。
  • 1997年(平成9年)5月 - 株式会社フロムガレージ、株式会社スタジオガレージ、有限会社エコシスを吸収合併
  • 2000年(平成12年)12月 - 株式を店頭市場(現JASDAQ)に登録。
  • 2002年(平成14年)6月 - 株式会社カカクコムの株式を45%取得し連結子会社化。
  • 2003年(平成15年)1月 - 株式会社イーコンテクストの増資を引受け、連結子会社化。
  • 2006年(平成18年)1月 - 株式会社DGソリューションズ、株式会社DGインキュベーションを設立し純粋持株会社に移行。
  • 2008年(平成20年)1月 - Twitterと資本・業務提携[2]
  • 2008年(平成20年)4月 - Twitter日本語版を公開[13]
  • 2008年(平成20年)10月 - 株式会社DGソリューションズ、株式会社ディージー・アンド・アイベックス、株式会社クリエイティブガレージ、株式会社DGメディアマーケティング、株式会社イーコンテクストを吸収合併。事業持株会社へ移行。
  • 2009年(平成21年)5月 - カルチュア・コンビニエンス・クラブへカカクコム株式の20.31%を譲渡し、関連会社に変更。
  • 2009年(平成21年)8月 - カルチュア・コンビニエンス・クラブとの業務・資本提携を発表。
  • 2009年(平成21年)12月 - 本社を代官山DGビルに移転。
  • 2012年(平成24年)4月 - SBIベリトランス株式会社(現:ベリトランス株式会社)の株式を取得し、子会社化[14]
  • 2012年(平成24年)10月 - 社内カンパニーであるイーコンテクストカンパニーの決済サービス事業を新設分割し、株式会社イーコンテクストを設立[15]
  • 2013年(平成25年)1月 - 第三者割当増資により株式会社電通と業務・資本提携。電通が第二位株主となる[16]
  • 2016年(平成28年)5月 - 東京証券取引所第一部に市場変更。

主な関係会社[編集]

連結子会社[編集]

  • DG&Ibexカンパニー
  • BI.Garage
  • ナビプラス
  • econtext ASIA ltd.(中間持株会社)
  • ベリトランス
  • イーコンテクスト
  • eCURE
  • ジェイジェストリート
  • DGインキュベーション
  • Open Network Lab
  • Digital Garage US, Inc.
  • Neo Innovation, Inc.
  • New Context Services, Inc.

関連会社[編集]

  • カカクコム(東証1部上場)
  • 電通サイエンスジャム

過去に存在した連結子会社[編集]

  • WEB2.0( 〜 2008年平成20年)8月[17]
  • DGソリューションズ, DGメディアマーケティング, その他2社( 〜 2008年(平成20年)10月[18]
  • (旧)イーコンテクスト(元ヘラクレス上場、〜 2008年(平成20年)10月)[19]
  • テクノラティジャパン→DCストラテジックパートナーズ( 〜 2011年(平成23年)3月
  • ウイール→DGペイメントホールディングス( 〜 2012年(平成24年)11月

代表者[編集]

創業者で現CEOの林郁は、1959年12月26日に北海道で生まれ、東京都国立市で育つ。東京都渋谷区在住。1983年に大学卒業後、同年株式会社フロムガレージ設立。1985年株式会社スタジオガレージ設立。1995年8月に伊藤穰一と同社設立。1996年にネット検索の大手、米国インフォシークの日本での運営権取得。1999年のインフォシーク売却譲渡益約7億円を原資に電子商取引サイト「ウェブネーション」を始業。ネット検索、電子商取引、Twitterとの提携など、インターネット時代の「コンテクストを創っていく会社」を念頭に常に一歩先を行く経営を目指す。2014年に創業20周年記念書籍として著書「ファーストペンギンの会社」を出版した。

脚注[編集]

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  1. ^ デジタルガレージ. “事業紹介 - 事業コンセプト:MT — Marketing Technology::Digital Garage(デジタルガレージ)”. 2010年1月15日閲覧。
  2. ^ a b CNET Japan (2008年1月7日). “デジタルガレージがTwitterと資本・業務提携--春までに日本語版を提供”. 2009年8月28日閲覧。
  3. ^ CNET Japan (2009年3月26日). “デジタルガレージ、Twitterに追加出資--企業のマーケティング利用を推進”. 2009年8月28日閲覧。
  4. ^ デジタルガレージ (2014年8月13日). “平成26年6月期 決算説明会資料 (PDF)”. 2014年12月2日閲覧。
  5. ^ 日経デジタルマーケティング (2014年4月10日). “デジタルガレージ、カカクコムのデータを武器にDMP参入”. 2014年12月15日閲覧。
  6. ^ 日本経済新聞(2014年10月31日). “デジタルガレージ、カカクコムのデータを武器にDMP参入”. 2014年12月15日閲覧。
  7. ^ ベリトランス(2014年5月16日). “『食べログ』とベリトランスが共同事業 決済手数料が業界最安水準「3.0%」の飲食店向けクレジットカード決済サービス『食べログPay』を提供開始”. 2014年12月15日閲覧。
  8. ^ 日本経済新聞社(2014年8月12日). “スマホで「ナナコ」決済 グループ外企業でも対応”. 2014年12月15日閲覧。
  9. ^ ベリトランス(2014年3月10日). “ベリトランス、不動産広告の DG コミュニケーションズと協力し、不動産向け決済パッケージ「住まペイ」を全国提供開始へ”. 2014年12月15日閲覧。
  10. ^ 日本経済新聞社(2014年12月9日). “ネット通販で日越連合 勃興期、覇権へ先手 ベトナムFPT、日系3社と提携”. 2014年12月15日閲覧。
  11. ^ Open Network Lab(2014年6月24日). “Open Network Lab出身のAnyPerk社、シードラウンドで300万ドルの資金調達を完了。提供する福利厚生のメニューは400種類以上へ拡大”. 2014年12月15日閲覧。
  12. ^ デジタルガレージ(2014年11月7日). “DG インキュベーションの出資先である株式会社クラウドワークス、東証マザーズ上場承認のお知らせ”. 2014年12月15日閲覧。
  13. ^ CNET Japan (2008年4月23日). “Twitter、日本語版サービスを開始”. 2009年8月28日閲覧。
  14. ^ 当社子会社(SBIベリトランス株式会社)の異動を伴う株式譲渡に関するお知らせ - SBIホールディングス・2012年3月29日
  15. ^ デジタルガレージ (2012年8月13日). “会社分割(新設分割)に関するお知らせ (PDF)”. 2013年4月11日閲覧。
  16. ^ デジタルガレージ (2012年12月21日). “株式会社電通との資本業務提携に関する基本合意書締結および第三者割当増資による新株式の発行に関するお知らせ (PDF)”. 2013年4月11日閲覧。
  17. ^ デジタルガレージ (2008年8月14日). “子会社の解散及び清算に関するお知らせ (PDF)”. 2010年1月15日閲覧。
  18. ^ デジタルガレージ (2008年8月27日). “グループの再編に伴う合併及び子会社に係る会社分割に関するお知らせ (PDF)”. 2010年1月15日閲覧。
  19. ^ デジタルガレージ (2008年8月27日). “株式会社デジタルガレージと株式会社イーコンテクストの合併に関するお知らせ (PDF)”. 2010年1月15日閲覧。