デカダンス (バンド)

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デカダンス
Decadence
別名 レヴォナス (Ravenous) (2003)
出身地  スウェーデン
ストックホルム県 ストックホルム
ジャンル デスラッシュ
メロディックデスメタル
メロディックスラッシュメタル
活動期間 2003年 - 2012年
2016年 -
レーベル HTIレコード
ヘヴィ・ドーズ
マサカー・レコード
スピリチュアル・ビースト
公式サイト www.decadence.se
メンバー キティ・サリック (ボーカル)
ケネス・ランツ (リードギターベース)
旧メンバー クリスティアン・リンドホルム (ギター)
ニクラス・ラドベリ (ギター)
ミカエル・ショルンド (リズムギター)
ダニエル・グリーン (リズムギター)
サイモン・ガレ (リズムギター)
クリスティアン・ヤルヴェンパー (ギター)
ロベルト・ヴァッキ・セガールンド (ベース)
ヨアキム・アントマン (ベース)
ピーター・リンドクヴィスト (ドラムス)
パトリック・フロゲリ (ドラムス)
エリック・ロヤス (ドラムス)
マーカス・ヨンソン (ドラムス)

デカダンス(Decadence)は、スウェーデンデスラッシュ/メロディックデスメタルバンド。バンドは、自らの音楽性をメロディックスラッシュメタルと述べている。かつては、ケネス・ランツ以外のギタリストの入れ替えが激しかった。2016年の再結成以降は、キティ・サリックとケネス・ランツのデュオ体制で活動を続けている。

略歴[編集]

2003年に、クリスティアン・リンドホルム (G)、ニクラス・ラドベリ (G)がバンドを立ち上げようとした所に、キティ・サリック (Vo)がシンガーのオーディションを受けに来たことがきっかけで結成。結成後、ピーター・リンドクヴィスト (Ds)が加入する。更に、キティ・サリックの友人のケネス・ランツ (B)がサポートとして参加する。バンド名は、アーチ・エネミーの4thアルバム『Wages Of Sin』収録曲からレヴォナス (Ravenous)となるが、短期間でデカダンス (Decadence)に改名している。

活動開始から半年で、ピーター・リンドクヴィストが脱退し、2004年にパトリック・フロゲリ (Ds)が加入。1stDemo『Land Of Despair』を録音・リリースしている。同デモでは、何故かピーター・リンドクヴィストがドラムを叩いている。更に、兵役によってクリスティアン・リンドホルムが脱退。ニクラス・ラドベリも続いて脱退する。サポートベーシストだったケネス・ランツがリードギタリストに転向して正式メンバーとして加入する。更に、ロベルト・ヴァッキ・セガールンド (B)、ミカエル・ショルンド (Rhythm G)が加入する。

2005年に1stアルバム『Decadence』をリリース。しかし、人間関係の不和から、ミカエル・ショルンド、ロベルト・ヴァッキ・セガールンド、パトリック・フロゲリの3名が解雇される。後任として、ダニエル・グリーン (Rhythm G)、ヨアキム・アントマン (B)、エリック・ロヤス (Ds)が加入する。その後、2ndアルバム『The Creature』をリリース。リリース後、ダニエル・グリーンが脱退。ライブ・セッションとして、ウルフ・ソルマンが参加した。2006年に、キティ・サリックの自主レーベル、HTIレコードが立ち上がる。同年に3rdアルバム『3rd Stage Of Decay』をリリース。日本では、スピリチュアル・ビーストから日本盤がリリースされ、日本デビューを果たした。

2006年から、サイモン・ガレ (Rhythm G)をサポートとしてツアーを行い、2007年にサイモン・ガレは正式メンバーとして加入している。2008年には、更にマサカー・レコードとも契約している。同年秋には、サイモン・ガレが脱退してしまう。それからは、新たなメンバーが加入することなく、ニクラス・スコグクヴィスト (G)がライブ・セッションとして参加している。2009年に4thアルバム『Chargepoint』をリリースする。

2012年1月に、エリック・ロヤスが別バンドでの活動を理由に脱退することと、2人目のギタリストとしてクリスティアン・ヤルヴェンパーが加入することが発表された[1]。更に2月に入って、Insisionなどで活動する、マーカス・ヨンソン (Ds)の加入が発表された[2]。しかし、同年6月に解散することが発表された[3]

2016年12月下旬、再結成することを発表[4]。再結成時のメンバーは、メタリック・キティ (Vo)とケネス・ランツ (G, B)の2名[4]。再結成発表と同時に翌2017年1月に5thアルバム『Undergrounder』をキティ・サリックの運営するレーベル、ヘヴィ・ドーズ(HTIレコードから改名)からリリース予定であることも公表され[4]、予告通りリリースされた。正式メンバー不在のドラマーには、ナイトレイジカーナル・フォージのドラマー、ローレンス・ディナマルカが参加している[4]。そのまま、サリックとランツのデュオ体制で活動を継続。2019年に6thアルバム『Six Tape』をリリース。前作同様に、ローレンス・ディナマルカがサポートドラマーとして参加した。

メンバー[編集]

現在のメンバー[編集]

  • "メタリック"・キティ・サリック ("Metallic" Kitty Saric) - ボーカル (2003 - 2012, 2016 - )
トリトン・エニグマでも活動中。
当初は、サポート・ベーシストとして参加。2004年からリードギタリストとして正式加入。2016年の再結成時より、ギターとベースを兼任する。

旧メンバー[編集]

  • クリスティアン・リンドホルム (Christian Lindholm) - ギター (2003 - 2004)
  • ニクラス・ラドベリ (Niclas Rådberg) - ギター (2003 - 2004)
  • ミカエル・ショルンド (Mikael Sjölund) - リズムギター (2004 - 2005)
  • ダニエル・グリーン (Daniel Green) - リズムギター (2005)
  • サイモン・ガレ (Simon Galle) - リズムギター (2007 - 2008)
  • クリスティアン・ヤルヴェンパー (Kristian Järvenpää) - ギター (2012)
  • ロベルト・ヴァッキ・セガールンド (Roberto Vacchi Segerlund) - ベース (2004 - 2005)
  • ヨアキム・アントマン (Joakim Antman) - ベース (2005 - 2012)
  • ピーター・リンドクヴィスト (Peter Lindqvist) - ドラムス (2003 - 2004)
キャノピーで活動中。
  • パトリック・フロゲリ (Patrik Frögéli) - ドラムス (2004 - 2005)
Rev 16:8Bloodshedで活動中。
  • エリック・ロヤス (Erik Röjås) - ドラムス (2005 - 2012)
NetherbirdFrantic Amberで活動中。
  • マーカス・ヨンソン (Marcus Jonsson) - ドラムス (2012)
RemasculateInsisonでも活動。

ディスコグラフィ[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 『3rd Stage Of Decay』日本盤ライナーノーツ
  • 『Chargepoint』日本盤ライナーノーツ
  • Encyclopaedia Matallum

外部リンク[編集]