ディパーチャー (ジャーニーのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
ディパーチャー
ジャーニースタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロックハードロック
時間
レーベル コロムビア・レコード
プロデュース ジェフ・ワークマン、ケヴィン・エルソン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 8位(アメリカ[1]
  • 61位(日本[2]
  • ジャーニー 年表
    エヴォリューション
    (1979年)
    ディパーチャー
    (1980年)
    夢、夢のあと
    (1980年)
    テンプレートを表示

    ディパーチャー』(Departure)は、アメリカロックバンドジャーニー1980年に発表した6作目のスタジオ・アルバム

    背景[編集]

    バンド側は前2作を手掛けたロイ・トーマス・ベイカー英語版の音作りに不満を持ち、ケヴィン・エルソン英語版を共同プロデューサーの一人として起用した[3]。エルソンは以後、『フロンティアーズ』(1983年)に至るまでバンドと共同作業を続け、更に再結成後のアルバム『ジェネレーションズ』(2005年)も手掛ける[4]。本作は、バンドがジャム重視の実験的なサウンドからアリーナ・ロック的な方向性へ移行した作品として位置づけられており[3]スティーヴ・ペリーはアルバム・タイトルについて「ちょっとした音楽的変化が進んでいたから、このアルバム名にした。僕達は自分達のルーツを幾らか残しつつ、幾らか脱却(Departure)したんだよ」と語っている[3]

    本作のレコーディングでは19曲の新曲が用意されたが、完成したアルバムでは絞り込まれた[5]。「いつの日か…」ではスティーヴ・ペリーとグレッグ・ローリー、「感じてほしい…」ではペリーとニール・ショーンがリード・ボーカルを分担している[6]

    反響・評価[編集]

    アメリカのBillboard 200では自身初のトップ10入りを果たし、最高8位を記録[1]。1980年7月にはRIAAによってプラチナ・ディスクに認定され、1994年10月にはトリプル・プラチナの認定を受けている[7]

    本作からは「お気に召すまま」(23位[1])、「ウォーク・ライク・ア・レディ」(全米32位[1])、「グッドモーニング・ガール/僕のそばに…」(全米55位[1])がシングル・ヒットした。

    ジョン・フランクはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「バンドの前2作に基づきながらも、アレンジに関してはエッジが加味された」と評している[5]。また、John Swensonは『ローリング・ストーン』誌のレビューにおいて、ジャーニーが過去2作で抱えてきた問題の解決された作品と位置付け「このグループが過去に生み出した良い瞬間は、ニール・ショーンとエインズレー・ダンバーが長尺のジャムに興じた時だったが、現在のジャーニーはバンドとして最良の形で機能している。そして、彼らがこれほどハードにロックしていたことはなかった」と評している[8]

    収録曲[編集]

    特記なき楽曲はスティーヴ・ペリーニール・ショーンの共作。

    1. お気に召すまま - "Any Way You Want It" - 3:21
    2. ウォーク・ライク・ア・レディ - "Walks Like a Lady" (Steve Perry) - 3:16
    3. いつの日か… - "Someday Soon" (S. Perry, Neal Schon, Gregg Rolie) - 3:32
    4. 感じてほしい… - "People and Places" (S. Perry, N. Schon, Ross Valory) - 5:04
    5. 至上の愛 - "Precious Time" - 4:50
    6. 消えたあの娘 - "Where Were You" - 3:00
    7. 泣きぬれて - "I'm Cryin'" (S. Perry, G. Rolie) - 3:42
    8. バイバイ・スージー - "Line of Fire" - 3:05
    9. ディパーチャー - "Departure" (N. Schon) - 0:39
    10. グッドモーニング・ガール - "Good Morning Girl" - 1:44
    11. 僕のそばに… - "Stay Awhile" - 2:48
    12. ホームメイド・ラヴ - "Homemade Love" (S. Perry, N. Schon, Steve Smith) - 2:54

    参加ミュージシャン[編集]

    脚注[編集]

    1. ^ a b c d e Journey | Awards | AllMusic
    2. ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.164
    3. ^ a b c Giles, Jeff (2015年3月23日). “35 Years Ago: Journey Soar to New Heights on 'Departure'”. ultimateclassicrock.com. Diffuser Network. 2015年7月26日閲覧。
    4. ^ Kevin Elson | Credits | AllMusic
    5. ^ a b Franck, John. “Departure - Journey”. AllMusic. 2015年7月26日閲覧。
    6. ^ CD英文ブックレット内トラック・リスト
    7. ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - "DEPARTURE"と入力して検索すれば表示される
    8. ^ Swenson, John (1980年6月12日). “Journey Departure Album Review”. Rolling Stone. 2015年7月26日閲覧。