ディズニーシー・アクアスフィア
ディズニーシー・アクアスフィア (DisneySea Aquasphere)(以下、アクアスフィア)は、東京ディズニーシー (TDS) のメインエントランスにある同テーマパークのシンボルである。水 (aqua) +球体/天界 (sphere) を組み合わせた造語であり、水の惑星である地球を象徴している。
アクアスフィアを含むメイン・エントランスを「ディズニーシー・プラザ」と呼ぶ。また、アクアスフィアを囲う円形の道は「ヴィア・モンディアーレ (Via Mondiale)」と呼ばれ、イタリア語で「世界の道[1]、もしくは世界の通り[2]」を意味する[1][2]。
外観
[編集]噴水の中央部に直径8メートル[3]の地球儀が北極を上に、南極を下にして直立している。
アクアスフィアは約3分30秒に1回転の周期で回転し、地球の自転を表現している。下から勢いよく水が噴き上がり、まるで地球が力強い水の力により浮き上がっているような見た目をしている。また、水が地球を包むように上からも流れており、海の様子を表現している。
このアクアスフィアの周りを囲うように、一定周期で様々な水しぶきが上がる。
モニュメント
[編集]アクアスフィアのメディテレーニアンハーバー寄りには周年イベントに合わせて様々なモニュメントが飾られる。
2006年7月14日から実施された、『東京ディズニーシー5thアニバーサリー』の期間中、ミッキーマウスやミニーマウスなどのモニュメントが設置された。このモニュメントは5周年イベント終了後も、5周年を示すいくつかのパーツを撤去した上で引き続き設置され、その後『東京ディズニーリゾート25thアニバーサリー』に伴い、夜間になると25の文字が浮かび上がるようなギミックが追加されたが、アニバーサリー期間終了とともに撤去された。
2011年9月4日から実施された、『東京ディズニーシー10thアニバーサリー “Be Magical!”』の期間中、各テーマポートに設置されるモニュメント「マジカルハット」のうち1つが設置され、各テーマポートのディズニーキャラクターが装飾された。イベント終了後はミッキー以外のディズニーキャラクターと10周年を示すパーツが撤去された一方、新たに魔法使いの弟子の箒達が装飾され、魔法使いの弟子をイメージさせるモニュメントとなった。
2013年4月15日から実施された、『東京ディズニーリゾート30周年“ザ・ハピネス・イヤー”』の期間中、頂点のミッキーと箒達が撤去された一方、マジカルハットの更に前に30周年ロゴ等をあしらった新たな装飾が行われていた。
2016年4月15日から実施された、『東京ディズニーシー15周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”』の期間中、『ウィング・オブ・ウィッシュ号』という船のフォトロケーションが設置された。公式サイトの情報によると『ウィッシュ・クリスタル』を原動力とする船『ウィング・オブ・ウィッシュ号』に乗って"Wish"を輝かせる旅へ出航するミッキーマウスとディズニーの仲間たちをモチーフにしたフォトロケーションとのこと。
2021年9月4日から実施された、『東京ディズニーシー20周年:タイム・トゥ・シャイン!』の期間中、アクアスフィアの周辺には20周年のコスチュームを着たミッキーマウスたちのイラストが中央に描かれた金色のミッキーシェイプの枠が配置された。写真を撮影する距離や角度を工夫することで、アクアスフィアの水飛沫と一緒に写したり、枠の中心にアクアスフィアがぴったりはまるといったフォトジェニックが考慮されたデザインとなっている[4][5]。
音楽
[編集]アクアスフィアを含む「ディズニーシー・プラザ」に流れる音楽は、三面立体音響によるシンフォニーとなっており[要出典]、冨田勲が作曲を手がけている[6]。昼間はオーケストラ、夜間はテンポの遅いシンセサイザーによる楽曲が流されるなど、時間帯によって異なる音楽演出が行われている[6]。この音楽を収録したCDがエイベックスより『東京ディズニーシー アクアスフィア・テーマミュージック』というタイトルで発売されている。
また、5周年記念のアルバムの『東京ディズニーシー 5th アニバーサリー・ミュージック・アルバム』にも収録されている。
設置経緯
[編集]東京ディズニーシーの計画段階では、ウォルト・ディズニー・カンパニー側はシンボルを灯台にする構想を持っていた。しかし、「日本人にとって灯台は哀愁漂う暗いイメージがある」というオリエンタルランド側の意向により、現在のアクアスフィアが採用されたという[3][7]。
また、アクアスフィアの直径は8メートルであるが、東京ディズニーランドの生みの親である高橋政知は当初、直径50メートルを希望していた。しかし、規模が過大であるとして現在の大きさに落ち着いた。仮に直径50メートルであった場合、現在アクアスフィア周辺で地面が青く塗装されている場所の大部分を占める規模になっていたという。
なお、ウォルト・ディズニー・カンパニー側が構想していた灯台はアメリカンウォーターフロントにあるケープコッドの一角に設置されている[7]。
脚注
[編集]出典
[編集]- 1 2 畑山 & 宮原 2007, p. 87.
- 1 2 講談社 2025, p. 6.
- 1 2 加賀見 2003.
- ↑ 田端あんじ (2021年9月11日). “【東京ディズニーシー20周年】シーのシンボル「アクアスフィア」に限定デコレーション登場! あるひと工夫で最高の写真が撮れちゃいます”. Pouch. 2022年3月5日閲覧。
- ↑ 相川真由美 (2021年12月9日). “東京ディズニーシー20周年を一緒にお祝いしてきた! 合言葉は「タイム・トゥ・シャイン!」”. トラベルwatch. 2022年3月5日閲覧。
- 1 2 畑山 & 宮原 2007, p. 134.
- 1 2 “東京ディズニーシーは“幻”になる可能性があった。9月4日で19周年、今解き明かす「第2パーク構想」の真実”. ハフポスト (2020年9月4日). 2020年9月4日閲覧。
参考文献
[編集]- 加賀見俊夫『海を超える想像力 : 東京ディズニーリゾート誕生の物語』講談社、2003年3月20日。ISBN 4-06-211722-3。
- 畑山信也、宮原志夫 著、東京図鑑 編『東京ディズニーシー物語』講談社、2007年3月20日。ISBN 978-4-06-213717-1。
- 講談社 編『もっと知りたい! 東京ディズニーシー くわしすぎる大図鑑』講談社、2025年8月19日。ISBN 978-4-06-538091-8。
関連項目
[編集]- ユニバーサル・グローブ - ユニバーサル・スタジオ・テーマパークスの入り口付近にある地球儀型のオブジェクト。