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テレンス・ジョン・ドヘニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テレンス・ジョン・ドヘニー
基本情報
本名 テレンス・ジョン・ドヘニー
通称 TJ
The Power
階級 フェザー級
身長 166cm
リーチ 173cm
国籍 アイルランドの旗 アイルランド
誕生日 (1986-11-02) 1986年11月2日(39歳)
出身地 アイルランドポートリーシュ
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 32
勝ち 26
KO勝ち 20
敗け 6
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テレンス・ジョン・ドヘニー(Terrence John Doheny、1986年11月2日 - )は、アイルランドプロボクサー。ポートリーシュ出身。元IBF世界スーパーバンタム級王者。

通称TJ・ドヘニー

来歴

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スーパーバンタム級

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7歳でボクシングを始め、アマチュアボクサーとして200戦のキャリアを積んだ[1]

21歳の時にアイルランドからオーストラリアに渡りプロに転向[2]。2012年4月にハーストヴィル英語版にてデビュー戦を行った。

2013年8月にPABAスーパーバンタム級王座を獲得。以後6度防衛をするが、その中には元世界二階級王者のデンカオセーン・カオウィチットにTKO勝ちをした試合もある[3]

2018年8月16日、後楽園ホールにて、IBF世界スーパーバンタム級王者岩佐亮佑とIBF世界同級タイトルマッチを行い、試合は持ち味の接近戦を封印しアウトボクシングを展開、自身と同じサウスポーの岩佐の動きを封じる作戦が功を奏し12回3-0(116-112、117-112、115-113)の判定勝ちを収め王座を獲得した[2][4]

2019年1月7日、エディー・ハーンマッチルーム・スポーツ・USAと契約を交わした[5]

2019年1月18日、ニューヨークフールー・シアターでIBF世界スーパーバンタム級10位の高橋竜平とIBF世界同級タイトルマッチを行い、11回2分18秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[6]。対戦相手の高橋は前年の12月1日から試合の打診はあったものの、試合日が決まらず疑心暗鬼になっていたところ、試合の10日前になって試合が決まったと急遽連絡が来てからビザを取得し、試合1週間前にギリギリで正式決定した試合だった[7]

2019年4月26日、カリフォルニア州イングルウッドザ・フォーラムにてファン・フランシスコ・エストラーダvsシーサケット・ソー・ルンヴィサイ第2戦の前座で、WBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマンと王座統一戦を行い、12回0-2(113-113、110-116×2)の判定負けを喫し王座統一と2度目の防衛に失敗、IBF王座から陥落した[8]。この試合でドヘニーは23万ドル(約2,500万円)、ローマンは20万ドル(約2,100万円)のファイトマネーを稼いだ[9]

フェザー級

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2020年3月6日、ドバイでイオヌット・バルツァと対戦し、8回判定負けを喫した。

2021年8月6日、ベルファストファールズ・パークでWBOインターコンチネンタルフェザー級王者のマイケル・コンランと対戦する予定だったが[10]WBA世界フェザー級暫定王者エドゥアルド・ラミレスが王座を返上した為[11]、試合3日前に急遽WBA世界フェザー級暫定王座決定戦に変更され試合は行われ[12]、12回0-3(111-116×2、108-119)の判定負けを喫し2階級制覇に失敗した[13]

2023年3月11日、シドニーのシドニー・スーパードームにてサム・グッドマンと対戦し、10回0-3(89-100、92-98、92-97)の判定負けを喫した[14]

スーパーバンタム級復帰

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2023年6月29日、後楽園ホールでWBOアジア太平洋スーパーバンタム級王者の中嶋一輝とWBOアジア太平洋同級タイトルマッチを行い、4回2分32秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[15]

2023年10月31日、後楽園ホールでWBOアジア太平洋スーパーバンタム級1位のジャフェスリー・ラミドとWBOアジア太平洋同級タイトルマッチを行い、1回2分28秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した。

2024年5月6日、東京ドームで行われた井上尚弥 対 ルイス・ネリ戦の前座でブリル・バヨゴスとスーパーバンタム級8回戦を行い、4回2分51秒TKO勝ちを収めた[16]。この試合はメインイベントで体重超過等による欠場者が出た場合のリザーバー決定戦として行われた

2024年9月3日、有明アリーナでWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥と対戦し、7回TKO負けを喫し王座獲得に失敗した。

フェザー級復帰

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2025年3月25日、イギリスのM&SバンクアリーナでWBA世界フェザー級王者のニック・ボールと対戦。初回終了間際にクリンチからドヘニーが頭を抱えこんだことにボールが怒りドヘニーの尻を蹴り上げ、ドヘニーはその場に倒れ込むが、レフェリーは反則負けはおろか減点さえなく試合を続行し、9回にはボールがドヘニーの首をつかんで投げ飛ばしたために1ポイント減点されるが、10回終了時にドヘニーのコーナーが棄権を申し出たためTKO負けとなり王座獲得に失敗した。

人物

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  • 2023年10月31日に後楽園ホールで行われたジャフェスリー・ラミドとの試合で、ドヘニーは前日計量時には55.2kgだったが、試合当日には67.8kgまで体重をリバウンドし、12.6kg(リバウンド率は22.8%)ものリバウンドをした[17]
  • 世界王者になったあとも足場を作る現場仕事を兼業しており、深夜3時に起床してジムワークを行い、現場仕事に行き昼休憩にロードワークをして夕方7時まで仕事。そこから帰宅して就寝するという日常を送っている[18]

戦績

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  • プロボクシング:32戦 26勝 (20KO) 6敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
12012年4月27日1R 1:27TKOピチット・シスクルーウィンタイ王国の旗 タイプロデビュー戦
22012年6月22日1R 0:31TKOクリス・ポッターニュージーランドの旗 ニュージーランド
32012年9月14日6R判定3-0ロベルト・オヤンフィリピンの旗 フィリピン
42013年2月22日3R 1:30TKOアヌソーン・チャイスラタイ王国の旗 タイ
52013年8月17日9R 2:59KOジェームズ・モコギンタインドネシアの旗 インドネシアPABAパンアジアスーパーバンタム級王座決定戦
62013年12月13日12R判定3-0ディアネバー・オルカレスオーストラリアの旗 オーストラリアPABAパンアジア防衛1
72014年3月15日3R 2:25TKOソムプラソン・チュエンチャナタイ王国の旗 タイPABAパンアジア防衛2
82014年9月19日9R 1:00TKOローマン・カントフィリピンの旗 フィリピンPABAパンアジア防衛3
92014年11月15日3R 終了TKOエギ・ローゼンインドネシアの旗 インドネシア
102015年2月20日8R判定3-0フム・クンマットタイ王国の旗 タイ
112015年5月15日12R判定3-0マルコ・デメシリオフィリピンの旗 フィリピンPABAパンアジア防衛4
122015年7月4日1R 1:25TKOモンコンチャイ・ルックマンカンチャタイ王国の旗 タイ
132015年10月3日5R 2:18TKOデンカオセーン・カオウィチットタイ王国の旗 タイPABAパンアジア防衛5
142015年12月12日2R 0:30KOノルディ・マナカネインドネシアの旗 インドネシア
152016年3月19日5R 1:40TKOヘラルド・マリン・エルナンデスメキシコの旗 メキシコPABAパンアジア防衛6
162016年10月15日2R 1:58TKOエメスト・ゲレーロメキシコの旗 メキシコ
172017年6月2日1R 2:15TKOエスピノス・サブインドネシアの旗 インドネシア
182017年12月20日12R判定2-1マイク・タワッチャイタイ王国の旗 タイ
192018年3月17日2R 2:18TKOマイク・オリバーアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
202018年8月16日12R判定3-0岩佐亮佑セレス日本の旗 日本IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
212019年1月18日11R 2:18TKO高橋竜平横浜光日本の旗 日本IBF防衛1
222019年4月26日12R判定0-2ダニエル・ローマンアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦
IBF陥落
232019年10月12日5R 終了TKOヘスス・マルティネス コロンビア
242020年3月6日8R判定0-3イオヌット・バルタ ルーマニア
252021年8月6日12R判定0-3マイケル・コンランアイルランドの旗 アイルランドWBA世界フェザー級暫定王座決定戦
262022年3月19日2R 2:23TKOセサール・フアレスメキシコの旗 メキシコ
272023年3月12日10R判定0-3サム・グッドマンオーストラリアの旗 オーストラリアIBFインターコンチネンタル・WBOオリエンタルスーパーバンタム級タイトルマッチ
282023年6月29日4R 2:32TKO中嶋一輝大橋日本の旗 日本WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級タイトルマッチ
292023年10月31日1R 2:28TKOジャフェスリー・ラミドアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国WBOアジアパシフィック防衛1
302024年5月6日4R 2:51TKOブリル・バヨゴスフィリピンの旗 フィリピン
312024年9月3日7R 0:16TKO井上尚弥大橋日本の旗 日本WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
322025年3月25日10R 終了TKOニック・ボールイギリスの旗 イギリスWBA世界フェザー級タイトルマッチ
テンプレート

獲得タイトル

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脚注

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  1. TJ・ドヘニー「世界王者になることは人生のゴール、誰にも邪魔させない」 帝拳プロモーション 2018年8月10日
  2. 1 2 ドヘニー、世界初挑戦で奪取「幸せにつながると信じてきた」 スポーツニッポン 2018年8月17日
  3. TJ Doheny destroys former two-weight World champion Irish Boxing 2015年10月3日
  4. ドヘニー「勝つだけの闘いはできた」 初の世界挑戦、岩佐破り王座獲得/BOX サンケイスポーツ 2018年8月17日
  5. TJ Doheny Inks With Eddie Hearn, Eyes Danny Roman Unification”. Boxing Scene.com (2019年1月7日). 2019年1月8日閲覧。
  6. “高橋竜平らしさ出せず、ドヘニーに11回TKO負け”. Boxing News(ボクシングニュース). (2019年2月10日) 2019年6月14日閲覧。
  7. 緊急世界戦の高橋竜平が渡米「え、え、えっ、うそ?!」”. スポーツ報知 (2019年1月13日). 2019年7月31日閲覧。
  8. “ローマン王座統一 WBA・IBF世界S・バンタム級”. Boxing News(ボクシングニュース). (2019年4月27日) 2019年6月14日閲覧。
  9. Per the California State Athletic Commission, official contract purses for Friday’s night’s Matchroom Boxing/DAZN card at The Forum in Inglewood”. ESPN.com (2019年4月26日). 2019年7月29日閲覧。
  10. Michael Conlan vs. TJ Doheny - August 6 at Falls Park in Belfast”. BoxingScene,com. 2021年6月30日閲覧。
  11. Eduardo Ramirez vacated his WBA Interim Featherweight belt”. WBA公式サイト. 2021年8月2日閲覧。
  12. Michael Michael Conlan, TJ Doheny Trade Words at Final Press Conference”. BoxingScene,com. 2021年8月3日閲覧。
  13. Michael Conlan Drops, Decisions TJ Doheny For Interim-WBA Title”. BoxingScene,com. 2021年8月6日閲覧。
  14. Tim Tszyu vs. Tony Harrison results: Aussie sets up undisputed clash with ninth-round KO victory”. The Sporting News (2023年3月12日). 2023年3月13日閲覧。
  15. 中嶋一輝が元王者ドヘニーに4回TKO負けで初防衛失敗 WBO-APスーパーバンタム級王座戦 日刊スポーツ (2023年6月29日) 2023年6月29日閲覧
  16. 井上尚弥VSネリに異例の"控え"選手用意 突然の中止対策、元世界王者ドヘニーが東京D興行参戦」『THE ANSWER』2024年4月10日。2024年6月10日閲覧
  17. 第3回スーパーバンタム級の正体— 122ポンドクラスで何が起きていたか”. THE BOXERS (2023年11月29日). 2024年4月16日閲覧。
  18. 深夜3時から始まる日常…井上尚弥の対戦相手はボクシング以外に仕事をする“二刀流”ボクサーだった!”. スポニチ (2024年9月23日). 2025年5月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前王者
岩佐亮佑
IBF世界スーパーバンタム級王者
2018年8月16日 - 2019年4月26日
次王者
ダニエル・ローマン
前王者
中嶋一輝
WBOアジア太平洋スーパーバンタム級王者
2023年6月29日 - 2024年10月1日(返上)
空位
次タイトル獲得者
村田昴