コンテンツにスキップ

テルル鉛鉱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テルル鉛鉱
ニューメキシコ州ドニャアナ郡のヒルトップ鉱山産出の標本。母岩全体に銀の鉱脈とテルル鉛鉱の斑点が見られる (大きさ: 3.5 x 2.9 x 1.9 cm)
分類 テルル化鉱物
シュツルンツ分類 2.CD.10
化学式 PbTe
結晶系 立方晶系
対称 Fm3m
モル質量 334.8 g/mol
晶癖 立方晶及び八面体晶もあるが、塊状や粒状として多く見られる。
へき開 立方体を形成する 3 方向に完全
断口 不平坦状
モース硬度 2.5 - 3
光沢 金属質
スズ白色から黄色がかった白色、銅黄色に変色
条痕 黒色
比重 8.2 - 8.3
文献 [1][2]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
テンプレートを表示

テルル鉛鉱またはアルタイ鉱(Altaite)は、テルル化鉛からなる鉱物であり、黄白色で、等方性結晶構造を持つ。方鉛鉱と多くの性質を共有し、方鉛鉱グループの1つである。非常に高い密度を持つ。テルル鉛鉱や他のテルル化鉱物は、ダナ分類では、硫化鉱物に分類される。

1845年にアルタイ山脈で発見された。他に、カザフスタンジリャノフスクウィスコンシン州プライス郡のリッチー・クリーク鉱床、カザフスタンのコチュブラク金鉱床、メキシコソノラ州モクテスマチリコキンボ、その他で発見されている。

出典

[編集]