テオレーマ
| テオレーマ | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
 2022年フェブラリーS | ||||||||||||
| 欧字表記 | Teorema | |||||||||||
| 品種 | サラブレッド | |||||||||||
| 性別 | 牝 | |||||||||||
| 毛色 | 鹿毛 | |||||||||||
| 生誕 | 2016年2月2日（8歳） | |||||||||||
| 抹消日 | 2022年3月2日[1] | |||||||||||
| 父 | ジャスタウェイ | |||||||||||
| 母 | スターズアラインド | |||||||||||
| 母の父 | Sea The Stars | |||||||||||
| 生国 |
 日本（北海道浦河町） | |||||||||||
| 生産者 | 笠松牧場 | |||||||||||
| 馬主 | 水上行雄 | |||||||||||
| 調教師 |
石坂正（栗東） →石坂公一（栗東） | |||||||||||
| 競走成績 | ||||||||||||
| 生涯成績 |
23戦7勝 中央:18戦4勝 地方:5戦3勝 | |||||||||||
| 獲得賞金 |
1億7400万7000円 中央:7515万7000円 地方:9885万円 | |||||||||||
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テオレーマ（欧字名:Teorema、2016年2月2日 - ）[2]は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2021年のJBCレディスクラシック、マリーンカップ、2022年のTCK女王盃。
馬名の意味は、スペイン語で定理。
戦績[編集]
3歳（2019年）[編集]
栗東の石坂正厩舎に入厩し、1月20日の3歳新馬戦（京都芝1600m）でデビュー。初戦は11着に敗れる。2戦目からダートを使われ、未勝利戦で上がり最速に脚で2着に入る。続く未勝利戦を牝馬限定ではあるものの、先手を取ると後続に7馬身差をつけ逃げ切り、初勝利を挙げる。昇級初戦、3歳500万下で1番人気に推されるが、勝ち馬から3.0秒差離された11着と惨敗に終わる。古馬との初対戦となった3歳以上1勝クラスは5着と盛り返し、4か月ぶりとなった3歳以上1勝クラスで3着、次走は6着と着順を落とすが、続く3歳以上1勝クラスは勝ち馬に半馬身差で敗れて2着となった。
4歳（2020年）[編集]
4歳初戦、4歳以上1勝クラスは2番手から最後交わされ1馬身3/4差の2着。5頭立てという小頭数のなか1.4倍と断然人気となった4歳以上1勝クラスは先に抜け出したリーピングリーズンをアタマ差捕らえて1着、2勝目を飾った。昇級戦となった尾瀬特別は4着、続く麒麟山特別は11着に敗れる。昇級3戦目、天草特別で3着に入ると、次走の3歳以上2勝クラスでいったんは先頭に立ったが、ダンツエリーゼの追い込みにクビ差交わされ2着と惜敗。続く西湖特別は後方から唯一上り36秒台の決め手で追い込み、4馬身差の完勝。3勝目を挙げた。次走、フォーチュンカップは昇級戦で1番人気となったがスズカフロンティアにハナ差の2着に敗れた。
5歳（2021年）[編集]
年が明け、5歳初戦豊前ステークスは不良馬場のなか、上り35.6の末脚で差し切り、2着ミステリオーソに3/4差をつけて1着、オープン昇級を果たした。2月28日、石坂調教師の定年により、息子の石坂公一厩舎に転厩となった。転厩初戦、初重賞挑戦が初ナイターとなったマリーンカップは7頭立てと小頭数となり、後方2番手から直線では外から一気の差し切りで2着のマドラスチェックに2馬身の差をつけ優勝、重賞初制覇を飾った[3]。石坂厩舎にとっても開業4年目で初の重賞制覇となった。重賞連勝を狙ったスパーキングレディーカップは後方から伸びずに6着に敗れた。敗因に暑さによる熱中症を挙げた。3か月後、レディスプレリュードは1番人気となり、中団から追撃するもレーヌブランシュに2馬身半及ばず2着に敗れた[4]。次走、金沢競馬場で行われたJBCレディスクラシックは1番人気に応え、道中中団の位置から徐々に進出し、直線では大外から前を行くマドラスチェック、リネンファッションを差し切って2馬身半差をつけて快勝。JpnI初制覇を飾った[5]。
6歳（2022年）[編集]
6歳初戦となったTCK女王盃は中団後方からレースを進め、直線で外から各馬を差し切り、ショウナンナデシコにクビ差をつけて優勝、重賞3勝目を挙げた。その後、フェブラリーステークスに進んだが14着と大敗した。3月2日付けで競走馬登録を抹消され、現役を引退した。引退後は北海道浦河町の笠松牧場で繁殖牝馬となる予定[6]。
競走成績[編集]
以下の内容は、netkeiba.com[7]に基づく。
| 競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離（馬場） | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ （人気） |
着順 | タイム （上がり3F） |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬（2着馬） | 馬体重 [kg] |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2019.1.20 | 京都 | 3歳新馬 | 芝1600m（稍） | 16 | 1 | 1 | 48.2（10人） | 11着 | 1:39.0（37.2） | 2.1 | 国分優作 | 54 | アンドラステ | 470 | |
| 2.9 | 京都 | 3歳未勝利 | ダ1800m（稍） | 10 | 1 | 1 | 23.8（6人） | 2着 | 1:54.4（37.1） | 0.4 | 浜中俊 | 54 | ヘイセイラスト | 464 | |
| 2.24 | 阪神 | 3歳未勝利 | ダ1800m（良） | 15 | 5 | 8 | 3.0（2人） | 1着 | 1:54.8（37.7） | -1.2 | 浜中俊 | 54 | （ブロードハースト） | 464 | |
| 5.4 | 京都 | 3歳500万下 | ダ1800m（稍） | 16 | 6 | 11 | 3.6（1人） | 11着 | 1:56.1（42.4） | 3.0 | 浜中俊 | 54 | アッシェンプッテル | 472 | |
| 6.8 | 阪神 | 3歳上1勝クラス | ダ1800m（重） | 14 | 5 | 8 | 3.2（1人） | 5着 | 1:52.9（37.2） | 1.1 | 和田竜二 | 52 | キコクイーン | 466 | |
| 10.12 | 京都 | 3歳上1勝クラス | ダ1800m（不） | 9 | 5 | 5 | 8.3（4人） | 3着 | 1:52.0（38.3） | 0.3 | 北村友一 | 53 | ププッピドゥ | 486 | |
| 11.10 | 京都 | 3歳上1勝クラス | ダ1800m（良） | 12 | 5 | 5 | 5.7（3人） | 6着 | 1:52.8（38.3） | 1.1 | 北村友一 | 53 | アドマイヤビーナス | 472 | |
| 11.30 | 中京 | 3歳上1勝クラス | ダ1800m（良） | 11 | 3 | 3 | 4.3（3人） | 2着 | 1:56.5（37.1） | 0.1 | 西村淳也 | 52 | サツキサンダー | 472 | |
| 2020.2.29 | 中京 | 4歳上1勝クラス | ダ1800m（良） | 9 | 7 | 7 | 2.8（2人） | 2着 | 1:54.7（36.4） | 0.3 | 北村友一 | 54 | コスタネラ | 472 | |
| 3.20 | 阪神 | 4歳上1勝クラス | ダ1800m（良） | 5 | 4 | 4 | 1.4（1人） | 1着 | 1:54.8（37.0） | -0.0 | 川田将雅 | 55 | （リーピングリーズン） | 470 | |
| 4.25 | 福島 | 尾瀬特別 | 2勝 | ダ1700m（良） | 15 | 7 | 12 | 12.0（4人） | 4着 | 1:48.2（38.7） | 0.4 | 斎藤新 | 55 | スマートランウェイ | 464 |
| 8.1 | 新潟 | 麒麟山特別 | 2勝 | ダ1800m（稍） | 15 | 3 | 5 | 14.8（5人） | 11着 | 1:53.5（38.9） | 2.2 | 北村友一 | 55 | ウインネプチューン | 488 |
| 9.5 | 小倉 | 天草特別 | 2勝 | ダ1700m（良） | 13 | 5 | 6 | 37.2（9人） | 3着 | 1:45.8（35.7） | 0.3 | 北村友一 | 55 | アルコレーヌ | 482 |
| 9.26 | 中山 | 3歳上2勝クラス | ダ1800m（重） | 16 | 6 | 11 | 8.7（4人） | 2着 | 1:51.7（37.6） | 0.0 | 田辺裕信 | 55 | ダンツエリーゼ | 480 | |
| 11.21 | 東京 | 西湖特別 | 2勝 | ダ1600m（良） | 16 | 1 | 1 | 5.2（3人） | 1着 | 1:36.9（36.5） | -0.7 | 田辺裕信 | 55 | （シホノレジーナ） | 472 |
| 12.27 | 阪神 | フォーチュンC | 3勝 | ダ1800m（良） | 16 | 3 | 6 | 4.0（1人） | 2着 | 1:52.8（37.5） | 0.0 | 吉田隼人 | 52 | スズカフロンティア | 472 |
| 2021.1.24 | 小倉 | 豊前S | 3勝 | ダ1700m（不） | 16 | 7 | 14 | 6.2（4人） | 1着 | 1:42.3（35.6） | -0.1 | 斎藤新 | 53 | （ミステリオーソ） | 468 |
| 4.7 | 船橋 | マリーンC | JpnIII | ダ1600m（稍） | 7 | 3 | 3 | 3.0（2人） | 1着 | 1:38.4（36.6） | -0.4 | 川田将雅 | 55 | （マドラスチェック） | 479 |
| 7.8 | 川崎 | スパーキングレディーC | JpnIII | ダ1600m（重） | 9 | 5 | 5 | 2.0（1人） | 6着 | 1:41.4（39.6） | 2.4 | 川田将雅 | 56 | サルサディオーネ | 488 |
| 10.8 | 大井 | レディスプレリュード | JpnII | ダ1800m（良） | 10 | 3 | 3 | 2.8（1人） | 2着 | 1:53.1（36.2） | 0.5 | 川田将雅 | 55 | レーヌブランシュ | 486 |
| 11.3 | 金沢 | JBCレディスクラシック | JpnI | ダ1500m（良） | 12 | 5 | 6 | 2.9（1人） | 1着 | 1:32.1（36.1） | -0.5 | 川田将雅 | 55 | （マドラスチェック） | 476 |
| 2022.1.26 | 大井 | TCK女王盃 | JpnIII | ダ1800m（良） | 12 | 8 | 12 | 2.8（1人） | 1着 | 1:54.2（37.0） | -0.0 | 川田将雅 | 56 | （ショウナンナデシコ） | 472 |
| 2.20 | 東京 | フェブラリーS | GI | ダ1600m（重） | 16 | 1 | 1 | 26.8（10人） | 14着 | 1:35.6（35.3） | 1.8 | C.ルメール | 55 | カフェファラオ | 476 |
繁殖成績[編集]
| 馬名 | 生年 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 厩舎 | 戦績 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 初仔 | テオレーマの2023 | 2023年 | 牡 | 鹿毛 | コントレイル | （デビュー前） |
- 2024年2月12日現在
血統表[編集]
| テオレーマの血統 | （血統表の出典）[§ 1] | |||
| 父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 ジャスタウェイ 2009 鹿毛 |
父の父 ハーツクライ2001 鹿毛 |
*サンデーサイレンス Sunday Silence |
Halo | |
| Wishing Well | ||||
| アイリッシュダンス | *トニービン | |||
| *ビューパーダンス | ||||
父の母 シビル1999 鹿毛 |
Wild Again | Icecapade | ||
| Bushel-n-Pack | ||||
| *シャロン Charon |
Mo Exception | |||
| Double Wiggle | ||||
母 *スターズアラインド Stars Aligned 2011 鹿毛 |
Sea The Stars 2006 鹿毛 |
Cape Cross | Green Desert | |
| Park Appeal | ||||
| Urban Sea | Miswaki | |||
| Allegretta | ||||
母の母 Senora Galilei2003 鹿毛 |
Galileo | Sadler's Wells | ||
| Urban Sea | ||||
| Speirbhean | *デインヒル | |||
| Saviour | ||||
| 母系(F-No.) | スターズアラインド(IRE)系(FN:1-f) | [§ 3] | ||
| 5代内の近親交配 | Urban Sea 3 × 4（母内） = 18.75%、Danzig 5 × 5 = 6.25% | [§ 4] | ||
| 出典 | ||||
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “テオレーマが競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2022年3月2日). 2022年3月2日閲覧。
- ^ “テオレーマ｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2021年11月11日閲覧。
- ^ “【マリーンＣ】テオレーマが直線一気で重賞初挑戦Ｖ”. サンスポZBAT！競馬 (2021年4月7日). 2021年11月11日閲覧。
- ^ “【レディスプレリュード】１番人気テオレーマ２着 川田将雅騎手は連覇逃す”. スポーツ報知 (2021年10月7日). 2021年11月11日閲覧。
- ^ “【JBCレディスクラシック】テオレーマが豪快な差し切り！交流G1初制覇（競馬のおはなし）”. Yahoo!ニュース. 2021年11月11日閲覧。
- ^ “テオレーマ引退 ＪＢＣレディスクラシックなど統一重賞３勝 石坂師「よく頑張ってくれました」”. ヤフースポーツ (2022年3月1日). 2022年3月1日閲覧。
- ^ “テオレーマの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年11月11日閲覧。
- ^ a b c “テオレーマ 血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年11月24日閲覧。
- ^ “フィアーノロマーノの血統データ”. 競馬ラボ. 2021年11月24日閲覧。
外部リンク[編集]
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