テオドール・バリュー

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テオドール・バリュー(Theodore Ballu、1817年6月8日 - 1885年5月22日)は、フランス建築家。19世紀半ばの折衷主義全盛の中で、最も折衷的といわれる建築作品を残した。

エコール・デ・ボザール出身で、1840年にローマ大賞を受賞する。パリの規模が拡大する第二帝政期、国家が教会を庇護していた時代に、新しい教会が次々と建設される中で、財政の逼迫とともに建築分野で経済性の問題が重視され、1866年経済的な教会の建設方法をめぐって詰問される中、数多くの宗教建築を手がけている。あらゆる時代の詳細部を自由に用いた建築をつくりあげている。ひたすら詳細部の組み合わせに力を入れた作風は、すでに古典主義的理念から大いにはずれている。らしさの建築とも称される。

作品[編集]

  • サンジェルマン・オーセロワ教会、ゴシックの鐘楼 パリ 1860年
  • トリニテ教会 ルネサンス系 パリ 1861年から1867年
  • サンタンブロワーズ教会 ロマネスクとゴシック パリ 1863年から1869年
  • パリ市庁舎 1874年から1882年
  • サン・ジョセフ教会 パリ 1874年
  • サンテスブリ新教教会 パリ 1862年

参考文献[編集]

  • The Beaux-arts and Nineteen Century French Architecture, London, 1982