ツール・ド・北海道

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ツール・ド・北海道国際大会
概要
開催時期 9月中旬
開催地域 日本の旗 日本北海道
英語名 Tour de Hokkaido
地域名 ツール・ド・北海道国際大会
愛称 ツール・ド・北海道
分野 ロードレース
カテゴリー UCIアジアツアー2.2
形態 ステージレース
主催者 公益財団法人ツール・ド・北海道協会
日本自転車競技連盟
責任者 綿貫民輔
歴史
初回開催年 1987年
開催回数 24回(2010年)
初代優勝者 高橋松吉日本の旗 日本
最多優勝者 今中大介日本の旗 日本)(3回)
直近優勝者 マキシミリアーノ・リケーゼアルゼンチンの旗 アルゼンチン
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ツール・ド・北海道(ツール・ド・ほっかいどう、Tour de Hokkaido)は、毎年9月に北海道で行われる自転車ロードレース大会である。公益財団法人ツール・ド・北海道協会が主催する。

概要[編集]

ツール・ド・フランスにならい北海道を一周するステージレースを目標とする。1987年から毎年開催され、1997年からは「ツール・ド・北海道国際大会」となった。グレードはUCIアジアツアー2.2。かつては日本最大のステージレースであったが、近年は規模を縮小する傾向にあり、2012年現在はツアー・オブ・ジャパンツール・ド・熊野に次ぐ規模となっている。

レースは北海道内を「道北」「道南」「道東」の3地区に分け年ごとに順に開催される。このためコースは毎年変更される。

主催・運営[編集]

歴代タイトル獲得者[編集]

団体総合時間賞 個人総合時間賞 個人総合ポイント賞 個人総合山岳賞
1 1987 ブリヂストン 高橋松吉 鈴木光広 三谷寛志
2 1988 シマノ 橋詰一也 橋詰一也 高橋松吉
3 1989 ボスコ 大石一夫 山田隆博 -
4 1990 ボスコ 今中大介 大野直志 安藤康洋
5 1991 ボスコ 今中大介 大野直志 イアン・チィバース
6 1992 アイルランド スティーブン・スプラット スティーブン・スプラット -
7 1993 シマノ 今中大介 安藤康洋 ヘンリー・コナー
8 1994 日本鋪道 大野直志 大野直志 江原政光
9 1995 日本鋪道 アンドレア・グィドッティ 湯学忠 ローラン・ミュラー
10 1996 カナダ エリック・ウォルバーグ ルイス・デコーニング ウォーリー・ブィアステーデ
11 1997 アコムラバネロ ミケーレ・コレオーニ チェスラウ・ルカツウィックス ゴードン・マッコーリー
12 1998 日本鋪道 行成秀人 水谷壮宏 住田修
13 1999 アイルランド 橋川健 チャールズ・ディオンヌ 鈴木真理
14 2000 ブリヂストン・アンカー エリック・ウォルバーグ マーク・スキャンロン 新保光起
15 2001 アイルランド デヴィッド・マッキャン デヴィッド・マッキャン ポール・グリフィン
16 2002 日本鋪道 シモーネ・モーリ 岡崎和也 狩野智也
17 2003 日本鋪道 廣瀬敏 クラウディオ・ビッツォフェラート 福島晋一
18 2004 チームNIPPO ワン・カンポ 朴晟伯 ワン・カンポ
19 2005 チームNIPPO エディー・ラッティ マリウス・ヴィズィアック エディー・ラッティ
20 2006 スキル・シマノ 西谷泰治 マリウス・ヴィズィアック 土井雪広
21 2007 オーストラリア ヘンリ・ヴェルネル ヘンリ・ヴェルネル 土井雪広
22 2008 ヴァン・ヴリエ 宮澤崇史 宮澤崇史 ジュースト・ヴァンレイジェン
23 2009 シマノレーシング 宮澤崇史 宮澤崇史 清水都貴
24 2010 チームブリヂストンアンカー 清水都貴 パク・スンベク ジャン・キュング
25 2011 ダンジェロ&アンテヌッチィ-NIPPO ミゲール・アンジェロ・ルビアーノチャヴェス マキシミリアーノ・リケーゼ ミゲール・アンジェロ・ルビアーノチャヴェス
26 2012 宇都宮ブリッツェン マキシミリアーノ・リケーゼ マキシミリアーノ・リケーゼ ニック・ハミルトン
27 2013 チームNIPPO-デローザ トマ・ルバ トマ・レバ 阿部嵩之
28 2014 ヴィーニ ファンティーニ NIPPO ジョシュア・プリート 窪木一茂 アレッサン・マラグーティ

テレビ放送[編集]

大きなイベントということで、道内民放テレビ局が後援者となり番組内でレース情報について取り上げられることがある。また1、2時間のダイジェスト番組も制作されることがあり、通常10月(J SPORTS:11月)に放送される。2009年からはBS朝日で放送されている。

2007年までは北海道文化放送、2008年からは北海道テレビ放送が担当している。

関連イベント[編集]

大会開催期間中の3日間にわたりツール・ド・北海道 市民レースも開催される。2007年度は市民レースがステージレース化された。

問題点[編集]

ロードレースの場合、左側車線の通行しか認められていない。これは、迂回路が少なく、コースの交通規制を長時間行えないためである。

1997年の大会ではこのことが問題となった。この大会の第3ステージ(9月17日開催)は当初豊富町から留萌市までのコースで予定していた。しかし、横風により右側車線にはみ出す選手が続出したために急遽中止になった。この大会では選手86人に罰金50スイスフランと20秒の罰則時間が科された。

各年度のコース[編集]

現在は前述のように、道北、道南、道東の順でローテーションで開催され、最終日は札幌で終える形式を採っている。近年は最終日にモエレ沼公園をゴールとする、または公園内を周回するコース設定が定着している。しかし、初期は現在とは違い札幌が終点にならないケースも見られた。

1987年[編集]

10月7日から11日まで開催。札幌市を起点とし、支笏湖畔、ニセコ、洞爺湖畔などを経由するコース

1988年[編集]

6月29日から7月3日まで開催。道東を走るコース。

1989年[編集]

10月3日から8日まで開催。道北を走るコース。

1990年[編集]

10月8日から13日まで開催。道南を走るコース。

1991年[編集]

9月30日から10月6日まで開催。道央を走るコース。

1992年[編集]

10月12日から17日まで開催。道東を走るコース。

1993年[編集]

10月2日から8日まで開催。道北を走るコース。

1994年[編集]

9月11日から16日まで開催。道南を走るコース。

1995年[編集]

9月11日から17日まで開催。道央を走るコース。4地区のローテーションで開催された最後の大会。

1996年[編集]

9月30日から10月6日まで開催。この年から最終日は札幌で競技を行うようになった。日程は以下の通り。

  • プロローグ
    9月30日午前10時より実施。釧路大規模運動公園内の1.5kmのコースで、個人タイムトライアルを行った。
  • 第4ステージ
    10月4日午前10時より実施。日高町から占冠村、穂別町、夕張市、栗山町、栗沢町、長沼町、南幌町、北広島市を経由して江別市まで移動するコース。全長140km。
  • 第5ステージ
    10月5日午後1時30分より実施。円山公園付近の3kmのコースを20周するクリテリウム。
  • 第6ステージ
    10月6日午前9時40分より実施。石狩湾新港周辺の5kmのコースを20周するクリテリウム。

1997年[編集]

9月14日から20日まで開催。以下のような日程をたどった。

  • プロローグ
    9月14日午後2時30分より実施。旭川市の金星橋左岸広場を発着点とする、往復2kmのコースでタイムトライアル。
  • 第1ステージ
    9月15日午前9時30分より実施。旭川市役所から国道40号、比布町、愛別町、於鬼頭峠、朝日町、上紋峠、滝上町を経て、紋別市オホーツク流氷センターまで至るコース。全長130km。
  • 第2ステージ
    9月16日午前9時より実施。雄武町民センターから国道238号道道豊富猿払線を経由し稚内ドームまで移動するコース。全長180km。
  • 第3ステージ
    9月17日午前9時10分より実施。当初、豊富町屋内多目的運動場から道道稚内天塩線国道232号を経由して留萌市高砂公園まで向かっていた。しかし、横風の影響もあり初山別村付近で大会を中止した。
  • 第4ステージ
    9月18日午前9時より実施。滝川市の北電公園周辺の3kmコースで個人タイムトライアル。
  • 第5ステージ
    9月18日午後1時30分より実施。個人タイムトライアルで使用した北電公園周辺のコースを20周した。
  • 第6ステージ
    9月19日午前9時30分より実施。富良野市役所から十勝岳を経由して、東神楽町の義経公園まで移動するコース。
  • 第7ステージ
    9月20日午後1時より実施。真駒内屋外競技場を発着点とし真駒内公園内の4kmのコースを25周した。

1998年[編集]

9月15日から21日まで開催。道南をメインとしたコース。

1999年[編集]

9月15日から20日まで開催。道東をメインとしたコース。

2000年[編集]

9月14日から20日まで開催。以下のような日程をたどった。

  • 開会式
    9月14日実施。
  • 第3ステージ
    9月17日実施。滝川市の北電公園周辺の3kmコースで個人タイムトライアル。
  • 第4ステージ
    第3ステージに引き続いて実施。北電公園周辺の3kmコースを20周するクリテリウム。
  • 第6ステージ
    9月19日実施。富良野市役所から静内町文化センターまで移動するコース。全長194km
  • 第7ステージ
    9月20日実施。モエレ沼公園内の3kmコースを20周した。

2001年[編集]

9月12日から18日まで開催。道南をメインとしたコース。

2002年[編集]

9月11日から16日まで開催。道東をメインとしたコース。

2003年[編集]

9月10日から15日にかけて開催。以下のような日程をたどった

  • プロローグ
    9月10日実施。花咲大橋下流の河川敷特設コースで、往復2.3kmのタイムトライアルを行った。
  • 第2ステージ
    9月12日実施。美深町の美深町民体育館から稚内市北防波堤ドームまでの181kmのコース。中頓別町の中頓別駐車場近辺の11kmのコースは麓から頂上までの標高差が400mもある大会最大の難所となった。
  • 第4ステージ
    9月14日実施。滝川市の滝川市役所から、当別町石狩市厚田村などを経由してモエレ沼公園まで移動するコース。全長170km。
  • 第5ステージ
    9月15日実施。モエレ沼公園内部に設けられた2.65kmのコースを23周するコース。

2004年[編集]

9月15日から20日まで開催。以下のような日程をたどった。

  • プロローグ
    9月15日午後1時より実施。モエレ沼公園内に設けられた2.6kmのコース(反時計回り)でタイムトライアルを行った。
  • 第1ステージ
    9月16日午前9時より実施。札幌市大通西6丁目から小樽市、朝里峠、中山峠、北湯沢を経由して、だて歴史の杜まで移動した。全長185km。
  • 第3ステージ
    9月18日午前9時より実施。八雲町の函館開発建設部八雲道路総合事務所から今金町厚沢部町大野町を経由して上磯町運動公園まで移動した。全長187km。
  • 第4ステージ
    9月19日午前9時より実施。七飯町役場前から駒ケ岳山麓を経由し、函館市役所まで移動した。全長157km。
  • 第5ステージ
    9月20日午後1時30分より実施。上磯町運動公園付近の町道を使った4kmの特設コースを15周したクリテリウム。なお、このステージはトップから周回遅れになった時点で失格(ドロップアウト)になる形式をとっていた。

2005年[編集]

9月14日から19日まで開催。以下のような日程をたどった。

  • プロローグ
    14日実施。個人タイムトライアル。帯広市十勝川河川敷(十勝大橋周辺)に設定された4.6kmの周回コースを1分ごとに1人ずつスタートしてタイムを競った。
  • 第1ステージ
    15日実施。帯広市の中央公園から白樺峠(標高912m)、幌鹿峠(標高1081m)を経由して阿寒町の阿寒湖畔スキー場まで移動するコース。全長177km。
  • 第2ステージ
    16日実施。弟子屈町役場から双岳台を経由して本別町総合運動公園まで移動するコース。全長177km。
  • 第3ステージ
    17日実施。池田町の田園ホールから静内町の経済活性センターまで移動するコース。全長188km。なお、このステージで、道内最長のトンネルである野塚トンネルを通過した(野塚トンネルが大会で使用されたのはこれが初めて)。画像
  • 第4ステージ
    18日実施。門別町総合町民センターから穂別町を経由して、江別市の道立野幌総合運動公園まで移動するコース。全長185km。
  • 第5ステージ
    19日実施。モエレ沼公園内の2.65kmの周回コースを23周するクリテリウム。

2006年[編集]

9月13日から18日まで開催。道北をメインとしたコース。

2007年[編集]

9月13日から17日まで開催。以下のような日程をたどった。

  • 第2ステージ
    9月13日実施。岩内町運動公園内の1.3kmのコースで行われた、個人タイムトライアル。
  • 第3ステージ
    9月14日実施。共和町役場前から新見峠を経由して今金町総合体育館移動するコース。前述の新見峠は大会最大の山場となった。全長174km。
  • 第6ステージ
    9月17日実施。モエレ沼公園内の2.75kmのコースを22周した。

2008年[編集]

9月11日から15日まで開催。以下のような日程をたどった。

  • 第1ステージ
  • 9月11日実施。帯広市の中央公園から十勝大橋を経由したパレードの後、阿寒湖畔を経由し、標茶町の多和平展望台まで移動した。全長215kmで大会史上最長のコース。
  • 第3ステージ
    9月13日実施。帯広市の十勝川河川敷で行われた個人タイムトライアル。全長1.6km。
  • 第6ステージ
    9月15日実施。モエレ沼公園内の2.75kmのコースを22周した。

2009年[編集]

9月9日から13日まで開催。以下のような日程をたどった

  • 第1ステージ
    9月9日午前9時より実施。石狩川河川敷の1.1kmコースで個人タイムトライアルを行った。
  • 第2ステージ
    9月9日午後1時より実施。金星橋から道道旭川幌加内線、剣淵町、士別峠を経由して、士別市のふどう公園まで移動した。全長97km。
  • 第3ステージ
    9月10日午前9時30分より実施。名寄市役所から名母トンネル、美深峠、美深高校前、音威子府村役場前、咲花トンネル、道道119号256号交点、天塩町役場前、道道106号444号交点を経由して、豊富町スポーツセンターまで移動するコース。全長183km。
  • 第4ステージ
    9月11日午前9時30分より実施。豊富町役場前から下川町にぎわいの広場まで移動するコース。全長182km。
  • 第5ステージ
    9月12日午前9時より実施。旭川市の大雪アリーナからいわみざわ公園まで移動した。
  • 第6ステージ
    9月13日午前9時より実施。札幌市モエレ沼公園内2.75kmのコースを22周した。

道北をメインとしたコース。

2010年[編集]

9月16日から20日まで開催。以下のような日程をたどった。

  • プロローグ
    9月16日午後2時30分から実施。函館市の市営函館競輪場を会場に、バンクを2周する800mのタイムトライアル。国内開催のステージレースで競輪場が使われるのはこれが初めて。
  • 第1ステージ
    9月17日午前9時30分から午後3時12分にかけて実施。北斗市の総合体育館前から渡島中山峠国道229号を経由して寿都町の風太公園まで移動した。全長218kmで本大会最長。
  • 第2ステージ
    9月18日午前9時30分から午後2時38分にかけて実施。倶知安町グラン・ヒラフ前から共和町蘭越町ニセコ町・蘭越町・豊浦町洞爺湖町真狩村留寿都村・真狩村・ニセコ町を経由し、起点に戻るコース。全長186km。
  • 第3ステージ
    9月19日午前9時30分から午後1時45分にかけて実施。室蘭市の入江運動公園から、オロフレ峠・伊達市大滝地区・美笛峠・北海道道117号恵庭岳公園線を経由し、恵庭市の陸上自衛隊南恵庭駐屯地へと至るコース。全長169km。
  • 第4ステージ
    9月20日午前9時から10時40分にかけて実施。モエレ沼公園内の1周4.17kmコースを15周した。

2011年[編集]

9月16日から19日まで開催。

  • 第1ステージ
    帯広市の中央公園から標茶町の多和平展望台までの198km。
  • 第2ステージ
    弟子屈町の川湯園地から鹿追町経済観光交流館前までの210km。
  • 第3ステージ
    占冠村の占冠中学校前から江別市の野幌総合運動公園までの188km。
  • 第4ステージ
    モエレ沼公園での2.75kmタイムトライアル。

2012年[編集]

9月15日から17日まで開催。

  • 第1ステージ
    旭川市の春光台公園から当麻町役場までの159km。
  • 第2ステージ
    当麻町役場から美瑛町の丸山公園までの159km。
  • 第3ステージ
    丸山公園からモエレ沼公園までの198km。

2013年[編集]

2014年[編集]

関連項目[編集]

  • 北海道マラソン - ツール・ド・北海道と同じく1987年より開催されている北海道の大型スポーツイベント
  • 北海道の関与団体の一覧 - 財団法人ツール・ド・北海道協会は北海道の「関与団体」として指定されている。

外部リンク[編集]