ツァイト

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株式会社ツァイト(Zeit)は、かつて存在した日本のソフトウェアメーカー。本社は東京都渋谷区初台にあった。主なソフトは、パソコン用グラフィックソフトウェア『Z's STAFF』シリーズ、ワープロソフト『Z's WORD JG』、アドベンチャーゲームねじ式』などがある。創業者は、山中潤

沿革[編集]

  • 1984年マジカルズーで出会ったつげ義春ファン3人でソフトハウス『ツァイト』を創立、山中潤が代表取締役に就任する。日本のグラフィックソフトの先駆けとなるZ'sSTAFFシリーズを開発、販売した。Z'sSTAFFは当時のPC-9800シリーズの標準的なグラフィックソフトのひとつであった。
  • 1989年つげ義春の『ねじ式』をゲーム化。
  • 1990年、『月刊漫画ガロ』の版元である青林堂を子会社化、様々な企画を立ち上げサブカルチャー誌の色を強めるなど、低迷していたガロを一時的に持ち直すことに成功した。

しかし、Windowsへの移行が上手く行かず、一方のガロはインターネットの融合を進めようとした「デジタルガロ」が赤字に終わる。この時期、山中の体調不良もあって、青林堂の内紛と分裂を招き、1997年7月31日に2度目の不渡り手形を出して事業停止し、事実上倒産した。[1]

Z's(ずぃーず)シリーズが主力製品だったが、このグラフィックツールは、『ねじ式』ゲーム化のために自製したものが元で、最初から会社もゲームを作るつもりで作ったものであった。最初の、アスキーを発売元としたグラフィックツールFunnyでは、開発時のサンプルデータとして『ねじ式』の絵が入っていたが、発売の際に諸事情の調整がつかなかったか、外されたものということである[1]

主なソフト[編集]

脚注・文献[編集]

  1. ^ 「近代プログラマの夕」Act. 24,(月刊アスキー1988年12月号、単行本 pp. 185~191)

関連項目[編集]