チョン

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チョンちょん

  • 踊り字(「」)。「丁髷・ちょんまげ」は髷が「ゝ」の形に似ている事が語源という。(『広辞苑』第4版)
  • (1).拍子木の打音。また芝居の幕切れに拍子木を打つ事から、物事の終了の意。「チョンの間」(芝居で拍子木を打って転換する幕間、またそのような短い時間、遊里での短時間の遊興)。(2).(1)と関連して、ちょっとしたもの、程度の軽いもの、少し、簡単、無造作などの意。「チョンと押す」(少し押す)、「ちょん切る」(無造作に切る)など。(『広辞苑』第4版) 関連:「チョン掛け」(釣り用語)、「ちょん掛け」(相撲の決まり手)。
  • チョン (蔑称):上記から転じて、まともでは無いもの、間の抜けたものや頭の悪い人物を嘲る言葉。1870年代明治3年頃)に書かれた『西洋道中膝栗毛』に「ばかだの、ちよんだの、野呂間だの」とある(『広辞苑』第4版) 。更に転じて韓国人の蔑称。
  • 韓国人の。「전(Jeon)」、「정(Jung)」、「천(Chun)」など。
  • ()大韓民国および北朝鮮補助通貨で、100分の1ウォンに当る。日本のに相当する。詳しくはウォンを参照。韓国では現在チョン硬貨は発行されておらず、日本の銭と同様、計算上のみの存在となっており、使用は金融分野に限られている。
  • チヂミに似た韓国料理。ジョン (料理)
  • 中国語の姓。「」「仲」など。
  • 広東語の姓。「」「」など。
  • チョン (バンド) - アメリカ音楽バンド

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