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チュクチ語派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

チュクチ語派(チュクチごは、Chukotkan languages)はチュクチ・カムチャッカ語族の一部をなす方言群である。ロシアの極東北端に位置する二つの自治地域で話されており、東は太平洋、北は北極に接している。


1930年代にチュクチ語を指すために用いられた「Luorawetlan(Luoravetlan)」という呼称は、実際にはチュクチとコリャーク両民族の民族名に基づいている。

下位言語

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伝統的には、チュクチ語派はチュクチ語とコリャーク語の二言語と考えられてきた。これは、チュクチ民族とコリャーク民族の間に明確な民族的区分があったためである。しかし、チュクチやコリャークの民族が話すケレク語やアリュートル語の方言は、チュクチ語やコリャーク語からの差異と同程度に互いにも異なっている。そのため、現在チュクチ語派は一般的に四言語として分類されるが、方言差が大きい一つの言語と考えることも可能である。

Bibliography

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  • Comrie, Bernard. 1981, The Languages of the Soviet Union. Cambridge University Press.
  • Fortescue, Michael. 1998. Language Relations Across Bering Strait. London: Cassell & Co.
  • Fortescue, Michael. 2005. Comparative Chukotko–Kamchatkan Dictionary. Trends in Linguistics 23. Berlin: Mouton de Gruyter.