チャールズ・G・フィニー

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曖昧さ回避 アメリカ合衆国のプロテスタントの伝道者については「チャールズ・フィニー」をご覧ください。
チャールズ・G・フィニー
Charles G. Finney
誕生 Charles Grandison Finney
(1905-12-01) 1905年12月1日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミズーリ州シデーリア（英語版）
死没 1984年4月16日(1984-04-16)（78歳）
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 アリゾナ州ピマ（英語版）
職業 作家
ジャンル 幻想文学
ウィキポータル 文学
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チャールズ・グランディソン・フィニー（Charles Grandison Finney、1905年12月1日 - 1984年4月16日）は、アメリカ合衆国の新聞編集者・幻想小説家である。同名のプロテスタント伝道者の曾孫である[1]。代表作は最初の作品でもある『ラーオ博士のサーカス（英語版）』で、1935年の第1回全米図書賞の「最も独創的な本」部門を受賞した[2][3]。

生涯[編集]

フィニーはミズーリ州シデーリア（英語版）で生まれた。1927年から1929年までアメリカ陸軍第15歩兵連隊の一員として中国で従軍した[4]。

彼の回想録には、『ラーオ博士のサーカス』は1929年に天津で着想を得たと書かれている。除隊後、彼は1930年から1970年までアリゾナ州ツーソンで『アリゾナ・ デイリー・スター（英語版）』紙の編集者として勤務した[5]。

フィニーの原稿や手紙、写真の一部は、アリゾナ大学メインライブラリー特別コレクションのコレクション番号:AZ 024"Papers of Charles G. Finney, 1959-1966"（チャールズ・G・フィニーの原稿、1959-1966年）として保存されている。

影響[編集]

フィニーの作品、特に『ラーオ博士のサーカス』は、その後の幻想文学作家に影響を与えてきた。レイ・ブラッドベリはこの小説を賞賛し、アンソロジーThe Circus of Dr. Lao and Other Improbable Stories（ラーオ博士のサーカスと他のありそうもない物語）を編集し、序文を執筆した。ブラッドベリの『何かが道をやってくる（英語版）』は、『ラーオ博士』と舞台を共有している。アーサー・カルダー・マーシャル（英語版）のThe Fair to Middling（1959年）、トム・リーミイの『沈黙の声（英語版）』（1978年）[6]、ピーター・S・ビーグルの『最後のユニコーン（英語版）』（1968年）[7]、ジョナサン・レセムのChronic City（2009年）[8]は、いずれもフィニーの作品の影響を受けた。

『ラーオ博士のサーカス』を原作として、映画『ラオ博士の7つの顔』が作られた。

著書[編集]

書籍[編集]

  • The Circus of Dr. Lao（ラーオ博士のサーカス（英語版）） (1935)
  • The Unholy City (1937)
  • Past the End of the Pavement (1939), collection
  • The Ghosts of Manacle (1964), collection
  • The Old China Hands (1961), memoirs
  • The Magician Out of Manchuria (1968)

短編[編集]

  • "The Iowan's Curse", Harper's Magazine, July 1958[9]
  • "The Life and Death of a Western Gladiator", Harper's Magazine, October 1958[9]
  • "The Gilashrikes", The Magazine of Fantasy & Science Fiction, October 1959
  • "The Night Crawler", The New Yorker, December 5, 1959
  • "An Anabasis in Minor Key", The New Yorker, March 26, 1960
  • "Private Prince", The New Yorker, June 24, 1961
  • "A Sermon at Casa Grande", Point West, September 1963
  • "Isabelle the Inscrutable", Harper's Magazine, 228:1367 (April 1964) pp. 51–58
  • "Murder with Feathers", Harper's Magazine 232:1391 (April 1966) pp. 112–13

戯曲[編集]

  • Project Number Six (1962)

脚注[編集]

  1. ^ https://www.librarything.com/author/finneycharlesgrandis
  2. ^ "Books and Authors". The New York Times. April 12, 1936 (p. BR12).
  3. ^ "Lewis is Scornful of Radio Culture: ...". The New York Times. May 12, 1936 (p. 25).
  4. ^ Charles Finney. The Old China Hands. Doubleday & Company, Inc., 1961 (p. 59).
  5. ^ UPI obituary. The New York Times. April 19, 1984.
  6. ^ "Finney, Charles G." in Brian Stableford, The A to Z of Fantasy Literature. Scarecrow Press, 2005 (p. 150).
  7. ^ Cathy Dunn MacRae. Presenting Young Adult Fantasy Fiction. Twayne Publishers, 1998 (p. 324).
  8. ^ Jeffrey Renaud. "Lethem Exits the Unknown with Omega". Comic Book Resources. July 18, 2008. Retrieved 2010-06-21.
  9. ^ a b "Charles G. (Charles Grandison) Finney". Harper's Magazine (harpers.org).

参考文献[編集]

  • "Charles G. Finney" in Contemporary Authors, published by Thomson Gale

外部リンク[編集]

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