チャーリー・モートン (投手)

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チャーリー・モートン
Charlie Morton
ヒューストン・アストロズ #50
Charlie Morton on July 30, 2014.jpg
ピッツバーグ・パイレーツ時代
(2014年7月30日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニュージャージー州ハンタードン郡フレミントン英語版
生年月日 (1983-11-12) 1983年11月12日(34歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
235 lb =約106.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2002年 ドラフト3巡目(全体95位)でアトランタ・ブレーブスから指名
初出場 2008年6月14日
年俸 $7,000,000(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

チャーリー・モートンCharlie Morton、本名:チャールズ・アルフレッド・モートンCharles Alfred Morton, 1983年11月12日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ハンタードン郡フレミントン英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBヒューストン・アストロズに所属。愛称はグラウンド・チャック[2]

経歴[編集]

プロ入りとブレーブス時代[編集]

2002年MLBドラフト3巡目(全体95位)でアトランタ・ブレーブスから指名され[3]、プロ入り。

2007年11月20日に初めて40人枠入りした[4]

2008年6月14日ロサンゼルス・エンゼルス戦で先発してメジャーデビューし、6回3失点で初登板・初勝利をあげた[5][6]

パイレーツ時代[編集]

2009年6月3日ネイト・マクラウスとのトレードで、ゴーキース・ヘルナンデスジェフ・ロックと共にピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[7]6月10日の古巣・ブレーブス戦に先発し、移籍後初登板を果たす。7月3日フロリダ・マーリンズ戦に先発し、6回1安打無失点と好投し、移籍後初勝利を挙げた。9月30日のシカゴ・カブス戦で9回を投げ4安打8奪三振に抑え、メジャー初完封をあげた。

2010年は開幕ローテーションに入った。シーズン初登板となる4月9日アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で3回1/3を投げ8失点と炎上するなど、4月は5試合に投げ、0勝5敗・防御率12.57という散々な成績だった。5月5日のカブス戦でシーズン初勝利を挙げた。しかし、その後も黒星を重ね、最終的に2勝12敗を大きく負け越した。

2011年ロイ・ハラデイを参考に投球フォームを修正し、初の二桁勝利となる10勝を挙げた[8]。10月に腰の関節唇修復手術を受けた。完治まで4ヶ月から6ヶ月の見込みで、モートンは開幕戦までには復帰できるだろうと話した[9]

2012年のシーズンの開幕を故障者リストで迎えると、戦列復帰は開幕後の4月12日となった。さらに、6月14日にはトミー・ジョン手術を受けたため、残りシーズンを全休した[10]

2013年の開幕も前年の手術の影響で故障者リストで過ごすも、6月13日サンフランシスコ・ジャイアンツ戦でシーズン初登板を果たす。復帰2戦目となる6月18日シンシナティ・レッズ戦でシーズン初勝利をあげた。最終的に20試合に登板し7勝4敗と初めてシーズン勝ち越しを決めた。12月11日、パイレーツと3年契約を結んだ。2017年は球団側がオプションの権利を持つ[11]

フィリーズ時代[編集]

2015年12月12日デビッド・ホワイトヘッドとのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍。

2016年4月23日ミルウォーキー・ブルワーズ戦で、走塁中に左ハムストリングを負傷して手術を余儀なくされた。戦列復帰まで約8ヶ月で残りシーズン全休となった[12]。球団は2017年のオプションを行使せず、11月3日にFAとなった[13][14]

アストロズ時代[編集]

2016年11月16日に2年1400万ドルでヒューストン・アストロズと契約した[15]。迎えた2017年のシーズンは開幕から先発ローテーションに定着。5月に故障離脱した[16]が、25試合登板で14勝7敗、防御率3.62と6年ぶりに二桁勝利を達成した。また、規定投球回未達ながらWHIP(1.19)および奪三振率(10.0)は共に自己最高を記録した。

投球スタイル[編集]

スリークォーターから、平均球速95mph(153km/h)のシンカーと、決め球である平均81mph(130km/h)のカーブボールの2球種で投球の約8割を占め、その他に平均96mph(154km/h)のフォーシーム、平均88mph(142km/h)のスライダー、平均87mph(140km/h)のスプリッターを使用する[17][18][19]。フォーシームの最速球速は98.5mph(159km/h)[21]

2010年までは速球はフォーシーム主体であったが、2011年以降はシンカー主体となっている。また、PITCHf/x上では2010年までチェンジアップが分類されていたが、2011年以降はスプリッターに切り替わっている[22][23]
GB%がMLB通算55%と高く、シンカーなどでゴロを打たせて取るグラウンドボールピッチャー。2011年にはメジャー全体で1位のゴロ/フライ率を記録している[19]

トミージョン手術後の2013-2015年の速球の平均球速は91-93mph程度であったが、2017年は95-96mph程度となっている[19]

人物[編集]

以前、ウィキペディアに家族がモートンズ・ザ・ステーキハウス英語版のオーナーであるとの記述があったが、この件はパイレーツ時代にウィキペディアの編集が好きなチームメイトによる悪戯だとして否定している[24]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2008 ATL 16 15 0 0 0 4 8 0 0 .333 345 74.2 80 9 41 2 2 48 2 0 56 51 6.15 1.62
2009 PIT 18 18 1 1 0 5 9 0 0 .357 416 97.0 102 7 40 0 5 62 4 0 49 49 4.55 1.46
2010 17 17 0 0 0 2 12 0 0 .143 382 79.2 112 15 26 3 7 59 2 1 79 67 7.57 1.73
2011 29 29 2 1 0 10 10 0 0 .500 769 171.2 186 6 77 5 13 110 9 1 82 73 3.83 1.53
2012 9 9 0 0 0 2 6 0 0 .250 223 50.1 62 5 11 1 2 25 4 0 30 26 4.65 1.45
2013 20 20 0 0 0 7 4 0 0 .636 493 116.0 113 6 36 1 16 85 5 0 51 42 3.26 1.28
2014 26 26 0 0 0 6 12 0 0 .333 666 157.1 143 9 57 2 19 126 8 0 76 65 3.72 1.27
2015 23 23 0 0 0 9 9 0 0 .500 563 129.0 137 13 41 6 12 96 2 1 77 69 4.81 1.38
2016 PHI 4 4 0 0 0 1 1 0 0 .500 71 17.1 15 1 8 0 0 19 1 1 8 8 4.15 1.33
2017 HOU 25 25 0 0 0 14 7 0 0 .667 617 146.2 125 14 50 1 13 163 4 0 65 59 3.62 1.19
通算:10年 187 186 3 2 0 60 78 0 0 .435 4545 1039.2 1075 85 387 21 89 793 44 4 573 509 4.41 1.41
  • 2017年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

  • 50(2008年、2010年 - 2015年、2017年 - )
  • 37(2009年)
  • 47(2016年)

脚注[編集]

  1. ^ Charlie Morton Contract, Salary Cap Details & Breakdowns” (英語). Spotrac. 2016年11月17日閲覧。
  2. ^ Astros Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月2日閲覧
  3. ^ 2002 Draft Selections MLB.com (英語) 2017年10月22日閲覧
  4. ^ “Braves add three players to 40-man roster” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Atlanta Braves), (2007年11月20日), http://atlanta.braves.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20071120&content_id=2304844&vkey=pr_atl&fext=.jsp&c_id=atl 2016年2月4日閲覧。 
  5. ^ Mark Bowman (2008年6月14日). “Morton set for Major League debut” (英語). MLB.com. 2016年2月4日閲覧。
  6. ^ Mark Bowman (2008年6月15日). “Rookies Morton, Jones help beat Halos” (英語). MLB.com. 2016年2月4日閲覧。
  7. ^ “Braves Acquire Outfielder Nate McLouth from Pittsburgh” (英語) (プレスリリース), MLB.com (Atlanta Braves), (2009年6月3日), http://atlanta.braves.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20090603&content_id=5127838&vkey=pr_atl&fext=.jsp&c_id=atl 2016年2月4日閲覧。 
  8. ^ 「ピッツバーグ・パイレーツ」『2012MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 104頁
  9. ^ Jenifer Langosch (2011年10月11日). “Charlie Morton undergoes successful hip surgery” (英語). MLB.com. 2016年2月4日閲覧。
  10. ^ “Charlie Morton has elbow surgery” (英語). Associated Press. ESPN. (2012年6月14日). http://espn.go.com/mlb/story/_/id/8053956/charlie-morton-pittsburgh-pirates-season-ending-elbow-surgery 2016年2月4日閲覧。 
  11. ^ Pirates (2013年12月12日). "#Pirates today signed RHP Charlie Morton to a three-year contract with a club option for 2017" (ツイート) (英語). 2016年2月4日閲覧Twitterより. 
  12. ^ “フィリーズ、32歳の先発右腕が左太もも故障で今季絶望”. iSM. Yahoo!JAPAN. (2016年4月28日). オリジナル2016年5月2日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160502090825/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160428-00000210-ism-base 2016年4月30日閲覧。 
  13. ^ Connor Byrne (2016年11月3日). “Phillies Decline 2017 Options For Ryan Howard, Charlie Morton” (英語). MLB Trade Rumors. 2016年11月17日閲覧。
  14. ^ MLB公式プロフィール参照。2016年11月17日閲覧。
  15. ^ Brian McTaggart (2016年11月16日). “Astros sign free-agent Morton to 2-year deal” (英語). MLB.com. 2016年11月17日閲覧。
  16. ^ Christian Boutwell (2017年5月28日). “Astros place Morton on DL with lat strain” (英語). MLB.com. 2016年10月7日閲覧。
  17. ^ 平均球速や球種配分は2017年シーズンに基づく。(2017年5月18日現在)
  18. ^ Player Card: Charlie Morton” (英語). BrooksBaseball.net. 2017年5月17日閲覧。
  19. ^ a b c Charlie Morton ≫ Statistics ≫ Pitching” (英語). FanGraphs.com. 2017年5月17日閲覧。
  20. ^ Travis Sawchik (2017年5月17日). “Charlie Morton’s Electric Stuff Has Never Been More Electric”. FanGraphs.com. 2017年5月18日閲覧。
  21. ^ 2017年5月14日計測。[20]
  22. ^ Charlie Morton Statistics and History” (英語). Baseball Reference.com. 2016年11月20日閲覧。
  23. ^ Charlie Morton Pitch Data” (英語). The Baseball Cube. 2016年11月20日閲覧。
  24. ^ Charlie Morton would like to clarify that he is not, in fact, the owner of Morton's Steakhouse MLB.com Cut4 (英語) (2017年10月16日) 2017年10月22日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]