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チャーリー・パットン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャーリー・パットン
チャーリー・パットン(1929年)
基本情報
原語名 Charley Patton
生誕 1891年(1887年、1894年説もあり)年4月
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミシシッピ州ハインズ郡エドワーズ英語版
死没
ジャンル

デルタ・ブルース フォーク・ブルース

カントリー・ブルース
担当楽器 ギターボーカル
活動期間 1916年 - 1934年
共同作業者

チャーリー・パットンCharley (Charlie) Patton, 1891年4月 - 1934年4月28日)は、戦前に活動したギタリストシンガー。「デルタ・ブルースの父」の愛称でも知られ、多くのブルース・ミュージシャンに影響を及ぼしたと言われる。音楽学者のロバート・パーマーは彼について、20世紀のアメリカのミュージシャンの最重要人物の一人と称している[1]

来歴

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"ハイ・ウォーター・エヴリウェア” で歌われた、1927年におけるミシシッピ河の氾濫

1891年(1881年、1885年、1887年など諸説あり)、ミシシッピ州ハインズ郡エドワーズ英語版近郊に十二人兄弟の一人として産まれる[2]。家族は当時ジャクソンヴィックスバーグの間にある農場で農園労働者、物納小作人(en)として働いていた。

1897年、家族は100マイル北のドッカリープランテーションへと移住。綿花の摘み取り等の仕事に従事した。チャーリー・パットンは、厳格な父の目を盗んではパーティーや盛り場へ出かけ、チャットマン一家(ミシシッピ・シークス)と共に演奏を繰り広げたり、その地に住んでいたギタリスト、ヘンリー・スローン(1918年、シカゴに移住)にギターを学んだりしながら、腕を上げていった。頻繁に演奏を共にしたミュージシャンとしてウィリー・ブラウン、トミー・ジョンソン、ジョー・マーティン、のちにサン・ハウスやハウリン・ウルフロバート・ジョンソン、ヘンリー"サン"シムズらがいる。

1929年6月14日、彼はインディアナ州リッチモンドに位置するジェネット・レコードのスタジオで初のレコーディングを行い、14曲を録音、その中の「ポニー・ブルース(en)」が「バンティー・ルースター・ブルース」とカップリングされてパラマウント・レコードより発売され、これは彼の代表曲の一つとなった。パラマウントではその後、グラフトンのスタジオにて二度のレコーディングが行われている。1929年冬のセッションではフィドラーのヘンリー・シムズが、1930年においてはウィリー・ブラウンが四曲中二曲で参加している[3]

それ以降、極度の飲酒煙草、不規則な生活のため、ひどい体調不良へと陥っていく中、1934年1月、彼はニューヨークにて内縁の妻バーサ・リーと共に、生涯最後となるレコーディングに臨んだ。その中には有名な「34ブルース」や「オー・デス」等が含まれている。約一ヶ月後、彼はニューヨークから自宅のあったミシシッピ州ホリー・リッジ(en)へと帰り、それからしばらく経った4月28日、同州サンフラワー郡インディアノラ近くのプランテーションにて、心臓発作を起こして死去。死亡証明書によると死因は「僧帽弁障害[3]」。死に至るまでの数日を、彼は説教を行って過ごしたという。

1960年代には、ローリング・ストーンズクリームのおかげで、ロバート・ジョンソンが有名になったが、ジョンソンは戦前には無名で、実際には黒人の間で人気があったのはチャーリー・パットンだったという[4]。体格の大きい父と比べ、小柄で細身だったが、彼の声はアンプなしで遠くまで届くと言われた。放蕩である一面、そうした自分の生活に思い悩み、何度か説教師になろうと志したことがある。 B.B.キングはブルースのロバート・ジョンソンについて、インタビューで訊ねられる事が多いが、ジョンソンについて敬意を払いつつも、自分のアイドルはチャーリー・パットンであると答えている。

脚注

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  1. ^ Charley Patton”. NTS. 2025年6月3日閲覧。
  2. ^ Charley Patton Birthplace, Mississippi Blues Foundation. 2023年3月2日閲覧
  3. ^ a b 「ディープ・ブルーズ」 ロバート・パーマー(en)著、五十嵐正シンコー・ミュージック ISBN 4-401-61648-0
  4. ^ 「ブラック・ミュージック」 p.178。学研

参考文献

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外部リンク

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  • トレイル・オブ・ザ・ヘルハウンド - チャーリー・パットンのページ - ウェイバックマシン(2007年8月31日アーカイブ分) (英語)
  • チャーリー・パットン、フォークシンガー (イライジャ・ウォルド著) (英語)
  • R. クラムによるコミック (英語)
  • “チャーリー・パットン”. Find a Grave. 2010年8月28日閲覧. (英語)
  • ジャック・ホワイトのレーベルによるパットン作品全集の紹介サイト(英語)