チャンピオンレスラー

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チャンピオンレスラー
CHAMPION WRESTLER
ジャンル プロレスゲーム
対応機種 アーケード
開発元 タイトー大阪研究所
発売元 タイトー
ディレクター 村田武司
デザイナー 海道賢仁
前川浩之
プログラマー 村田武司
TSUI KATO
CREAMY TETSU
堀本隆久
音楽 大縫一行
きたむらひでひと
美術 海道賢仁
いしのみのり
藤田允
山田たかし
河本憲孝
はざまけんじ
川岸誠治
伏屋一勝
もりもとみなこ
シリーズ チャンピオンレスラーシリーズ
人数 1 - 2人(協力、対戦プレイ)
メディア 業務用基板(2.06メガバイト
稼働時期
  • INT 1989年8月 (1989-08)
デバイス 8方向レバー
2ボタン
システム基板 タイトーLシステム
CPU Z80 (@ 6 Mhz)×2
サウンド Z80 (@ 4 Mhz)
YM2203 (@ 3 Mhz)
MSM5205
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
320×224ピクセル
60.00Hz
パレット256色
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チャンピオンレスラー』 (Champion Wrestler) は、タイトー1989年8月に稼動開始したアーケードゲーム。プロレスを題材としたプロレスゲームである。続編に『チャンピオンレスラー 実況ライブ』(1996年)がある。

概要[編集]

それまでのプロレスゲーム主流のリング全体を見下ろした形のゲームだが、ダイビングヘッドバットやスピニング・トーホールドのような珍しい技、スモールパッケージホールドやパワーボムからのピンフォールなど当時としては多彩な技を出すことが出来た。

ザ・サムライとコブラ・ブラッディー・ジョーのみマネージャーが味方についており、試合中はリング外をうろうろしている。また味方レスラーが劣勢になるとリング内に凶器を投げ入れたり、敵レスラーがリング外に転落すると凶器攻撃を行う。

ゲーム内容[編集]

ゲームシステム[編集]

8方向レバー、2ボタンで操作を行う。レバーは移動に使用し、レバーを同じ方向に2回連続して入れるとダッシュ、コーナーポストに登ることも可能。ボタンは共に攻撃ボタンで相手との状況により異なる技が出る用になっており、同時押しで出す技もある。組み技は相手の近くへ行くと自動的に組むのでその後攻撃ボタンとレバー方向で組み技を繰り出す。 3カウントのピンフォールを奪う、ギブアップをとる、相手がリングアウト(20カウント)で勝利となる。全7ステージ+1(タイトル防衛戦)で2周目はない。またステージ7以降はコンティニューが出来ない。 プレイヤー同士の対戦プレイおよびタッグマッチとして2人同時プレイも可能となっている。

スコア[編集]

勝敗に関係なく、1試合終了後にはファイトマネーが入る。これはスコアに当たるものであり、後半のステージほど多くなっている。勝つとプレイヤーがファイトマネーで優雅な生活を送る姿が、負けたCOMがゴミ箱を漁る、骨折で松葉杖を突く、ホットドッグ屋台でバイトをする姿を見ることができる。なお負けた場合は当然そこでゲームオーバーである。

ステージ構成[編集]

ステージ3と6はケージマッチの戦いになる。ケージマッチでは場外乱闘とロープの反動を利用した技は使用できない。ただし相手をロープに振りケージにぶつけるとダメージを与えることが出来る。 ステージ7はタイトルマッチであり、ステージ8では防衛戦としてもう一度同じキャラと戦う。これに勝利するとエンディングが見られる。

登場レスラー[編集]

プレイヤーは以下の8人のレスラーから選択しプレイを行う。ゲーム中、敵キャラとして対戦するのはプレイヤーが選択しなかった残り7人のレスラーとなりアーケード版ではCPU専用のキャラは登場せず、また同キャラ対戦もない。レスラーは時の有名レスラーをモチーフにしたキャラクターがほとんどだが、同じタイトーのゲームであるラスタンサーガの主人公・ミラクル・ラスタンも時空を越え登場する。勝ち続けていくと6試合目からカード紹介時のビジュアルが豪華な入場コスチュームを纏った姿に変更される。

ロッキー・ガーナー
  • 髭を生やした肉厚な白人レスラーで二つ名は“カンサスの荒鷲”。ビジュアルのモチーフはスタン・ハンセンと思われ、得意技もウエスタン・ラリアット(ただし、英語表記のアトラクト画面では「WESTERN RIOT」と誤記)。またスピニングトーホールドも使用しアメリカ南部出身を想起させるキャラクターとなっている。
ミラクル・ラスタン
  • 褐色の肌と長身が特徴の美男子レスラー。上述の通り別のゲームの主人公が登場したキャラクターであり、ビジュアルにおいては特定の実在レスラーをモチーフにした感はない。二つ名は“伝説の戦士”で得意技はパワーボム、フライングニールキック、ギロチンドロップ。
マッターホーン・デッカー
  • ワンショルダータイツの巨人レスラーで、ビジュアルのモチーフがアンドレ・ザ・ジャイアントであるのは歴然。二つ名は“アルプスの大巨人”で得意技はネックハンギングツリー、マッターホーン・ヒップ・プレス(いわゆるセントーン)、ベアハッグ。
ザ・サムライ
  • 比較的小柄、黒の長髪で袴姿というビジュアルの日本人(もしくは日本系)レスラー。ビジュアル面、使用技から特定のモデルレスラーは想起されないが、海外でファイトする日本人レスラーならいかにもこうだろうという要素を凝縮させたキャラクターと言える。二つ名は“ジャパニーズ・ミステリー”で得意技は背負い投げ、サンセットドロップ、正拳落とし(フィストドロップ)。リング下にはスキンヘッドに和装、片手には竹刀を持っている武道師範風のマネージャーが控えており、サムライがピンチに陥ると竹刀を飛び道具として対戦相手に投げつけることもある。投げられた竹刀は凶器として使用することができる(相手が奪えば相手も使用可能)。
ニトロ・パンクス
  • 頭髪はモヒカン、顔面にはペイントを施している白人レスラーでザ・ロード・ウォリアーズを否応にも想起させるキャラクター。二つ名は“狂った重戦車”で、得意技はフロントスープレックス、ボストンクラブ、ラリアット。PC-ENGINE版ではマニュアル記載されてない技でボディスラムがある。
ブラック・マシーン
  • 豹のマスクをかぶった黒人レスラーで二つ名は“密林の黒豹”。ビジュアルにおいて特定のモデルとなる実在レスラーはいないが得意技がダイビングヘッドハット、雪崩式ブレーンバスターであり、ダイナマイトキッドかスーパー・ストロング・マシンを連想させるキャラクターとなっている。ダウンしてる相手の頭方向からの倒れ込みヘッドバットが出来る唯一のキャラ。
ジミー・カーボン
  • カーリーヘアに褐色の肌、黄色系のショートタイツとジミー・スヌーカを思わせるビジュアルのレスラー。ゲーム内では最も小柄に設定されており、移動スピードは最速で、技も多彩な空中殺法を駆使することができる。二つ名は“軽業師”。得意技はムーンサルトプレス、ジャーマンスープレックスホールド、サマーソルトキック、走りこんでのローリングクラッチホールド、スペースフライングタイガードロップ。
コブラ・ブラッディー・ジョー
  • 二つ名は“アマゾンの毒蛇”。髭を生やしたショートタイツ姿の黒人レスラーで、顔および頭髪、髭のニュアンスはタイガー・ジェット・シンを思わせる。得意技は火炎攻撃、コブラクロー、噛み付き攻撃で典型的な悪役のイメージを凝縮したキャラクター。リング下にはスーツ姿の黒人マネージャーが控えており、コブラがピンチに陥るとステッキを飛び道具として対戦相手に投げつけることもある。投げられたステッキは凶器として使用することができる(相手が奪えば相手も使用可能)。
グレート・ブル
  • PCエンジン版でシングルマッチの最終戦で出てくるCOM専門キャラ。モデルはブルーザー・ブロディである。

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 チャンピオンレスラー
日本の旗1990年12月14日 PCエンジン タイトー タイトー 3メガビットHuCARD[1] TP02014 -
2 タイトーメモリーズII 上巻
日本の旗2007年1月25日 PlayStation 2 タイトー タイトー DVD-ROM SLPM-66649 -
3 チャンピオンレスラー
日本の旗2009年1月20日 Wii
バーチャルコンソール
タイトー タイトー ダウンロード - -
PCエンジン版の移植
PCエンジン版
PlayStation 2版

スタッフ[編集]

アーケード版
  • ディレクター:村田武司
  • プログラマー:村田武司、TSUI KATO、CREAMY TETSU、堀本隆久
  • ゲーム・デザイナー:海道賢仁、前川浩之
  • キャラクター・デザイナー:海道賢仁、いしのみのり、藤田允、ウーロン山田(山田たかし)、河本憲孝、はざまけんじ、川岸誠治、伏屋一勝、もりもとみなこ
  • サウンド:POCHI(大縫一行)、きたむらひでひと
  • ハードウェア・デザイナー:かねおかかつみ
  • デザイナー:いわおかあつし
  • サンクス:鎗田準次、河野敏男、くしろただし、おくだしんや
PCエンジン版
  • ディレクター:波多野幹夫
  • プログラマー:猪狩賢一郎、N.MIKAMI、桃井俊彦
  • サウンド:小倉久佳、TARCHIN1990
  • ゲーム・デザイナー:なかだしんじ、M.SUZUKI
  • キャラクター:TARCHIN1990、奥沢信応
  • サンクス:かさいいさお、もりやまかつし、たぬまけんいち、吉岡たかを、小林学

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 21/40点 (PCE)[2]
月刊PCエンジン 74/100点 (PCE)
マル勝PCエンジン 28/40点 (PCE)
PC Engine FAN 21.09/30点 (PCE)[1]
(総合243位)
受賞
媒体 受賞
第3回ゲーメスト大賞 年間ヒットゲーム46位 (AC)[3]
アーケード版

月刊誌「ゲーメスト」(新声社)誌上で行われていた「第3回ゲーメスト大賞」(1989年度)において、年間ヒットゲームで46位を獲得した[3]

PCエンジン版

ゲーム誌「ファミコン通信」のクロスレビューでは合計で21点(満40点)[2]、「月刊PCエンジン」では70・70・75・80・75の平均74点、「マル勝PCエンジン」では7・7・7・7の合計28点(満40点)、「PC Engine FAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.09点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で243位(485本中、1993年時点)となっている[1]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.46 3.31 3.14 4.08 3.39 3.72 21.09

続編[編集]

チャンピオンレスラー 実況ライブ
  • 1996年2月16日PlayStation用ソフトとして発売。ゲームシステムおよび登場レスラーなどは一新されており、正統の移植とは言えず名称のみ引き継いだ形。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」、『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店1993年10月1日、 105頁。
  2. ^ a b 大旋風 [PCエンジン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年8月10日閲覧。
  3. ^ a b 「ゲーメスト大賞11年史」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 20 - 21頁、 ISBN 9784881994290

外部リンク[編集]