チャプレン

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チャプレンあるいはチャップレン: chaplain)は、教会寺院に属さずに施設組織で働く聖職者牧師神父司祭僧侶など)。 語源的には、それらの施設に設置されたチャペル: chapel)で働く聖職者を意味するが、実際には必ずしもチャペルが存在するとは限らない。

アメリカ軍では、宗教にかかわらず、ラビイマーム僧侶など、従軍するあらゆる聖職者を意味する。(→従軍牧師の項目を参照)

チャプレンがいる主な施設・組織[ソースを編集]

医療機関[ソースを編集]

多くの病院、養護施設、介護施設、ホスピスにおいては、患者、家族、スタッフの精神的、宗教的、スピリチュアルなニーズを支援するチャプレンを雇用している。老人ホーム、介護付き住居などでもチャプレンが採用されている。チャプレンはどのような信仰を持つ人でもケアを提供する。

米国において医療チャプレンは、米国パストラルカウンセラー協会(American Association of Pastoral Counselors)[2]、 臨床パストラル教育協会(Association for Clinical Pastoral Education)[3] 医療チャプレンミニストリー協会( Healthcare Chaplains Ministry Association)[4] 臨床パストラル教育機構(The Institute for Clinical Pastoral Training)[5] パストラル看護・心理療法カレッジ(The College of Pastoral Supervision and Psychotherapy)[6]などから最低4単位の教育を受け、 米国パストラルカウンセラー協会,[2]、 職業チャプレン協会(The Association of Professional Chaplains)[7] 、 全国カトリックチャプレン協会(The National Association of Catholic Chaplains)[8] ユダヤ教チャプレン協会(Association of Jewish Chaplains)[9]、 認定キリスト教チャプレン協会( The Association of Certified Christian Chaplains)[5]、 パストラル看護・心理療法カレッジ.[6]などから認定を受けたものを指す。その認定においては、神学修士号相当、信仰グループの運営経験、信仰グループからの認証、臨床パストラル教育の4単位、これらを取得しなければならない[10]

カナダでは、医療チャプレンはカナダスピリチュアルケア協会(Canadian Association for Spiritual Care)により認証される。

イギリスでは、医療チャプレンはその地区のNHSトラスト、もしくはホスピス運営者によって雇用されている。その大部分はパートタイム雇用であり、地元の教会や別のチャプレン職場と兼業である。イングランドとウェールズでは、 医療チャプレンカレッジ英語版 が職能団体である。他ではスコットランド医療チャプレン協会(Scottish Association of Chaplains in Healthcare , SACH)、北アイルランド医療チャプレン協会(Northern Ireland Healthcare Chaplains Association)が存在する。加入は義務ではないが、労働組合に加盟できるなどの利点がある。

殉職者[ソースを編集]

チャプレンは状況の最前線に出ることもあることから、戦死・殉職する場合もある。アメリカ同時多発テロ事件においては、世界貿易センタービルに出場していたニューヨーク市消防局の消防神父であるフランシスコ会マイカル・ジャッジ師が殉職した[11]

脚注[ソースを編集]

  1. ^ 野尻学荘: チャプレンが同行するキャンプの例
  2. ^ a b American Association of Pastoral Counselors - Home”. 2017年4月1日閲覧。
  3. ^ http://www.acpe.edu acpe.edu
  4. ^ Home”. 2017年4月1日閲覧。
  5. ^ a b http://www.certifiedchaplains.org
  6. ^ a b CPSP Pastoral Report”. 2017年4月1日閲覧。
  7. ^ http://www.professionalchaplains.org professionalchaplains.org
  8. ^ Main Page”. 2017年4月1日閲覧。
  9. ^ Our Mission”. 2017年4月1日閲覧。
  10. ^ Website Disabled”. 2017年4月1日閲覧。
  11. ^ SAINT MYCHAL JUDGE

関係文献[ソースを編集]

関連項目[ソースを編集]