チャイルド・イン・タイム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
チャイルド・イン・タイム
ディープ・パープルシングル
初出アルバム『ディープ・パープル・イン・ロック
リリース
録音 1969-1970年
IBCスタジオロンドン
ジャンル
時間
レーベル イギリスの旗ハーヴェスト
アメリカ合衆国の旗ワーナー
作詞・作曲
プロデュース ディープ・パープル
ミュージックビデオ
「Child in Time」 - YouTube
テンプレートを表示

チャイルド・イン・タイム」(Child in Time)とは、英国ロックバンドのディープ・パープルが発表した楽曲。冷戦に若干触発されたこの曲は、1970年のアルバム『ディープ・パープル・イン・ロック』に初収録されており、10分を超える演奏時間である。

歴史と特徴[編集]

イアン・ギランが語ったところによると、「チャイルド・イン・タイム」はイッツ・ア・ビューティフルデイ英語版サイケデリックな楽曲「ボンベイ・コーリング(Bombay Calling)」を下敷きにしている[1]。 ビューティフルデイはこの仕返しに、パープルの「Wring That Neck[注釈 1]」を拝借して、彼らのセカンドアルバムMarrying Maiden(1970)で楽曲「Don and Dewey」へと改変した(要は、1曲パクられたのでパクり返した)。

2002年のインタビューでイアン・ギランはこう説明している。「歌には2つの側面、音楽の面と歌詞の面があります。音楽面では、イッツ・ア・ビューティフルデイというバンドによる楽曲「ボンベイ・コーリング」が以前よりありました [注釈 2]。 ある日ジョンがそれを自分のキーボードで演奏していた時、それは新鮮でオリジナルでした。素敵に聞こえたので、私たちは(その音フレーズ)周辺で遊んで、それを少し変えて、ベースとして活かしつつ何か新しいことをやろうと考えました。でも当時、私はオリジナルの「ボンベイ・コーリング」を聞いたことがありませんでした。だから、自分たちは冷戦をテーマにこの楽曲を作って、文章"Sweet child in time, you'll see the line."を書きました。それこそ、歌詞の側面が入ってきたのです。その後、ジョンがキーボードのパートを準備し、リッチーはギターパートを準備しました。その歌はまさに当時の雰囲気を基本的に反映していて、それが非常に人気が出た理由なのです。[1]

「チャイルド・イン・タイム」は、リッチー・ブラックモアがギブソン・ES-335、これはフェンダー・ストラトキャスターに切り替える以前のディープ・パープル初期における彼の主力のエレキ楽器、を使って自分のパートを録音した最後のトラックの1つである。この楽曲はまた、イアン・ギランのトレードマークである高音スクリームを含んだ幅広い声域が反映されたものとなっている。

戦争と非人道主義をテーマにしたこの楽曲はヘヴィメタルアンセムであり[2]アート・ロックの例である[3]

ディープ・パープルの1970年-73年における主なライブ・コンサート、そして1985年と1987-88年での初期の再結成ツアーの後、1995年以降はこの楽曲がコンサートで常時演奏されなくなった。2002年のヨーロッパツアーのセットリストにそれは再追加され、同年3月にハリコフのオペラ劇場で行われたディープ・パープルのライブセットが最後の演奏となった[4]

ライブ・バージョンでは1972年のライブアルバム『メイド・イン・ジャパン』が最後の演奏。別のライブバージョンは1970年9月に収録された『Scandinavian Nights』/ 『Live in Stockholm』のライブアルバムでも見つけることができる。ギランはまた、ライブジャズの影響を受けたバージョンの楽曲を、1970年代後半の自身のイアン・ギラン・バンドプロジェクトで披露した。

栄誉[編集]

「チャイルド・イン・タイム」は1989年、ラジオ・ヴェロニカ英語版の「スーパー・アワー・タイム・リスト」で1位にランクされた [5]。この楽曲は、ギタリスト(雑誌)英語版読者投票による1998年の歴代ギター・ソロのトップ100では、16位に入った[6]。英国のディスクジョッキー、ジョン・ピールの1976年Festive Fiftyのリストでは25位となった[7]

大衆文化でのカバーおよび引用[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 日本やアメリカでは「ハード・ロード (Hard Road) 」という題名。パープル2枚目のアルバム『詩人タリエシンの世界』に収録。
  2. ^ ビューティフルデイの「ボンベイ・コーリング」を含む1stアルバム『It's a Beautiful Day』は、1968-69年にかけて録音され、1969年6月にリリースされている。詳細はen:It's a Beautiful Day (album)を参照。

脚注[編集]

  1. ^ a b Kusnur, Narendra (2002-05-03). "Ian Gillan, Mumbai, India. 3 May 2002". Mid-Day Newspaper. Retrieved 2006-12-30.
  2. ^ Jacqueline Edmondson Ph.D. (3 October 2013). Music in American Life: An Encyclopedia of the Songs, Styles, Stars, and Stories That Shaped Our Culture. ABC-CLIO. p. 38. ISBN 978-0-313-39348-8.
  3. ^ Pete Prown; HP Newquist (1997). Legends of Rock Guitar: The Essential Reference of Rock's Greatest Guitarists. Hal Leonard Corporation. p. 78. ISBN 978-0-7935-4042-6.
  4. ^ Deep Purple Setlist at Opera House, Kharkiv, Ukraine,setlist.fm.
  5. ^ Super All-Time List - From 1989
  6. ^ Top 100 Guitar Solos of All-Time
  7. ^ John Peel's Festive Fifty 1976
  8. ^ documentary "The Secret Life of the Motorway",BBC.
  9. ^ Metal from Finland: TARJA TURUNEN covers Deep Purple's "Child In Time" Archived 14 January 2010 at the Wayback Machine.
  10. ^ "Chori se Chori se...when copied songs are as good as the original". Daily News and Analysis. Retrieved 14 September 2016.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]