チドメグサ属

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チドメグサ属
Hydrocotyle ranunculoides.jpg
ブラジルチドメグサ
Hydrocotyle ranunculoides
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : キキョウ類 campanulids
: セリ目 Apiales
: ウコギ科 Araliaceae
: チドメグサ属 Hydrocotyle
学名
Hydrocotyle L. (1753) [1]
タイプ種
Hydrocotyle vulgaris L. (1753) [1]
和名
チドメグサ属
英名
water pennyworts,[2] navelwort,[1] pennywort[1]

本文参照

チドメグサ属(チドメグサぞく、Hydrocotyle)はAPG体系ではウコギ科に属する(伝統的な体系であるエングラークロンキストではセリ科[3])多年草で、水中(水草)、湿地、または水分の多い土地に生える。世界の熱帯から温帯にかけて広く分布する。匍匐茎で広がり繁殖力旺盛なものが多く、防除の困難な雑草や外来性のものには外来生物として問題になっているものもあるが、一方では在来種のものは緑化の観点から山野の土地の乾燥化を防ぐグランドカバープランツでもある。葉は円く、葉柄に楯状につくものもある。花は微細で頭状花序となる。

日本では特にチドメグサ (H. sibthorpioides) が雑草として至る所に見られ、芝生などに生えると防除しにくい。収斂作用による止血成分があり、古く民間で血止めに使ったためこの名がある。血止め薬の使用法としては葉と茎の地上部をほかの薬草同様泥や雑菌・寄生虫などの病原体を落とすためによく洗い、揉む、磨り潰すなどして外傷部(擦過傷切創などの出血性外傷)に塗布する。あるいは洗ったあと乾燥して生薬のように用いる。その他にオオチドメヒメチドメなど6種が自生する。

水草のブラジルチドメグサ (H. ranunculoides) は、日本などに観賞用に持ち込まれたが、逸出し一部の河川などで大繁殖して他の水草を駆逐している。このため日本では、外来生物法に基づいて特定外来生物に指定され、許可のない栽培・輸入などが禁止された。またこのほか北米原産のH. umbellataや南米原産のH. bonariensisなども未判定外来生物とされ、チドメグサ属全種の輸入に対して種類名証明書が要求されている。

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チドメグサ属に分類される植物は75-100種とされている[4]。ここでは主な種を挙げる。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d Missouri Botanical Garden. “Hydrocotyle L.”. Tropicos. 2012年8月5日閲覧。
  2. ^ "Hydrocotyle" in NCBI
  3. ^ 米倉浩司 『高等植物分類表』 北隆館、2009年
  4. ^ Flora of China. “1. Hydrocotyle Linnaeus”. 2010年5月5日閲覧。

外部リンク[編集]