チェコ語アルファベット

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チェコ語アルファベットは、チェコ語を書き表すために使われる字母で、ラテンアルファベットを基本とする42文字からなる。補助記号を用いた文字が15種類ある。なお、Q q , W w は外来語にしか用いない。

歴史[編集]

ラテン文字でのチェコ語表記が始まったのは13世紀頃と見られている。はじめはひとつの文字を何通りにも読んだりしていたが、分かりにくいため14世紀頃から付属記号が使われ始め、15世紀に宗教改革を行ったヤン・フスがこれを推し進めた。さらに16世紀、宗教団体チェコ同胞兄弟団がこれに改良を加え現在に至る。

文字と読み[編集]

大文字 小文字 文字の名前 発音 (IPA)
A a á [a]
Á á dlouhé á [aː]
B b [b]
C c [ʦ]
Č č čé [ʧ]
D d [d]
Ď ď ďé [ɟ]
E e é [ɛ]
É é dlouhé é [ɛː]
Ě ě ije, é s háčkem [ɛ, jɛ]
F f ef [f]
G g [g]
H h [ɦ]
Ch ch chá [x]
I i í, měkké í [ɪ]
Í í dlouhé í [iː]
J j [j]
K k [k]
L l el [l]
M m em [m]
N n en [n]
大文字 小文字 文字の名前 発音 (IPA)
Ň ň [ɲ]
O o o [o]
Ó ó dlouhé ó [oː]
P p pe [p]
Q q kvé [kv]
R r er [r]
Ř ř [r̝]
S s es [s]
Š š [ʃ]
T t [t]
Ť ť ťé [c]
U u ú [u]
Ú ú dlouhé ú [uː]
Ů ů ů s kroužkem [uː]
V v [v]
W w dvojité vé [v]
X x iks [ks, gz]
Y y ypsilon, tvrdé ý [ɪ]
Ý ý dlouhé ypsilon [iː]
Z z zet [z]
Ž ž žet [ʒ]

母音[編集]

  • Eは、口を横に拡げて発音する。
  • IYは、ほぼ同じ発音。
  • ÚŮは、同じ発音。

子音[編集]

  • Chは、hをのどの奥から発音するイメージ([x])。
  • Řは、巻き舌のrを発音しながら指で両顎を押さえつけるような発音([r][dʒ]の調音)。日本人には難しい。世界一難しい発音との評判もある。
  • 子音は無声(p、f、t、s、kなど)と有声(b、v、d、z、gなど)が存在するが、有声子音と無声子音が並んだ場合、後ろの子音に同化して前の子音が有声化もしくは無声化される。但し、後ろにvがある場合は適用されない。また、Řはその前に無声子音が並んでも無声化される。
  • 語末にある有声子音は無声化される。

ダイアクリティカルマーク[編集]

ハーチェク[編集]

ハーチェク (ˇ) は子音につける。ただしD,T,Nに付くと軟音化をあらわす。例外的に、t,d,nのあとでは母音eにも付く。

Č č , Ď ď , Ň ň , Ř ř , Š š , Ť ť , Ž ž

チャールカ[編集]

チャールカ (´) は長母音を表す。

Á á , É é , Í í , Ó ó , Ú ú