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ダーマトグラフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダーマトグラフ、dermato-とは「皮膚の」の意味

ダーマトグラフDermatograph、デルマトグラフとも[注 1])は筆記用具の一つである。なお、「ダーマトグラフ」は三菱鉛筆の登録商標で、一般には紙巻鉛筆グリースペンシルとも呼ばれる。

概要

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芯にワックスを多く含んだ色鉛筆。特徴として、

  • ガラス陶器など通常の筆記用具では書くことが困難なものにも使用することができる
  • 芯が柔らかいので傷つきやすいものに筆記しても痛めない
  • 表面がつるつるしたものへの筆記は布等で拭き取れば容易に抹消が可能

などがあげられる。

元々は手術の際に皮膚に直接書き込むために用いられたので、この名称がある。他にも、写真フィルムに傷を付けづらいため、フィルムスリーブやコンタクトシートなどへ書き込む際に用いられている。また、アナログ音声が記録されたオープンリールテープが一般的だった頃は、手切り編集する際に、テープへ切断位置の目印を記入するために使用されていて、放送業界では業界用語で「デルマ」と呼ばれている。

軸先のを、のようにめくることで新しい芯先を出す構造となっているのが一般的である。木軸を使わない理由は、芯にワックスが多く含まれているため、温度変化などにより芯が縮むことがあり、軸から芯が抜け落ちることを防ぐ意味合いもある。

芯径:4.4 mm、軸形状:丸紙巻、軸径:90 mm、全長:198 mm、重量:10.5 g

グリースペンシルはアメリカ合衆国において、20世紀半ばには航空機管制センター、陸上の軍事レーダー防衛システム、特に空母で広く使用されていました。レーダーや無線通信士から情報が入ってくると、技術者は航空機の位置、進路、兵器や燃料の状態などの詳細情報を、大きな透明なガラス板に逆さまに書き込みました。この情報は、板の向こう側にいる士官から読み取れました。

日本における他社製品

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  • トンボ鉛筆 -「マーキンググラフ No.2285」
  • コーリン鉛筆 -「コーリン ダーマトグラフ No.1818」※生産終了
    • 現在は、コーリン鉛筆タイランド社が「ソフトマーカー」として製造販売している。
  • キリン鉛筆 -「キリン ダーマトグラフ No.6200」※生産終了

脚注

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注釈

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  1. 梅棹忠夫は著書で、松田道雄が読書の際の下線を引くのに「デルマトグラフ」の赤を使っていることを紹介し、本人は2Bの黒鉛筆を使っていると述べている[1]

出典

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  1. 梅棹忠夫『知的生産の技術』岩波新書〈岩波新書 青版 722〉、1969年7月21日、[要ページ番号]頁。ISBN 4-00-415093-0

外部リンク

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