ダーフィット・ラマ

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ダーフィット・ラマ
David Lama
David Lama
個人情報
国籍  オーストリア
生誕 (1990-08-04) 1990年8月4日(28歳)
 オーストリア
インスブルック
公式サイト www.david-lama.com
登頂歴
登頂方法 スポーツクライミング
ボルダリング
アルパイン・クライミング
最高記録
著名な実績 セロ・トーレ コンプレッサー・ルートのフリー化

ダーフィット・ラマ (David Lama, ネパール語-डेभिड लामा, 1990年8月4日 - ) はオーストリアクライマー登山家である。IFSCクライミング・ヨーロッパ選手権において、2006年にリード競技、2007年にはボルダリング競技で優勝した。パタゴニア セロ・トーレ南東稜のコンプレッサー・ルートのフリークライミングによる初登攀[1][2]でも知られる。Davidを英語式に発音して、デビッド・ラマと表記されることもある。

来歴[編集]

ネパールでガイドとして働いていた父親とオーストリアで看護師として働いていた母親の元に生まれた[3][4]。5歳のときに、ピーター・ハーベラーが主宰していたクライミングキャンプにおいて、ハーベラーにクライミングの才能を見出された。クライミング競技チームのメンバーとなり、15歳でワールドカップに出場し、そのシーズン中にリード競技、ボルダリング競技で勝利をあげた。2011年以降は競技会からは身を引き、アルパイン・クライミングに活動の場を移した。2009年からパタゴニア セロ・トーレ南東稜のコンプレッサー・ルートのフリー化に挑み、2012年に成功した。2013年、このフリー化に対して、ピオレドール賞の特別賞を受賞した[5][6]。また、ナショナル・ジオグラフィックの2013年アドベンチャーズ・オブ・ザ・イヤーのクライマー部門にも選出された[7]。しかし、2009年の最初のトライにおいて彼に同行したレッドブルの撮影クルーがルート上に約60本のボルトを新たに設置したことが強い批判を浴びた。

2018年11月、ヒマラヤ山脈ルナグリへの単独登頂に成功。この山への登頂は世界初とされる。ラマはこれまで3回ルナグリ登頂に挑んでおり、4回目での偉業達成となった[8]

競技会での主な成績[編集]

ユース選手権[編集]

  • 2004年 ヨーロッパ・ユース・カップ 優勝
  • 2004年 ユース世界選手権 優勝
  • 2005年 ヨーロッパ・ユース・カップ 優勝
  • 2005年 ユース世界選手権(ユースB) 優勝[9]

選手権[編集]

  • 2006年 ヨーロッパ選手権 リード競技 優勝
  • 2007年 ヨーロッパ選手権 ボルダリング競技 優勝
  • 2009年 IFSC 世界選手権 西寧市大会 リード競技 3位

ワールドカップ[編集]

総合[編集]

ボルダリング競技[編集]

いずれも1位

リード競技[編集]

いずれも1位

ロック・クライミング[編集]

アルパイン・クライミング[編集]

出演[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b David Lama frees the Compressor route… while Kruk & Kennedy's bolt chopping is hotly debated”. Planetmountain (2012年1月23日). 2016年11月21日閲覧。
  2. ^ David Lama (2012年2月1日). “Lama Reports on Free Compressor”. Alpinist. 2016年11月21日閲覧。
  3. ^ 伊藤 徳裕 (2014年8月16日). “記録映画「クライマー」の若きイケメン登山家、デビッド・ラマに迫る 独の鬼才監督作品を「あれは作り話」と“一刀両断””. 産経新聞社. 2016年11月21日閲覧。
  4. ^ スポーツクライマーがアルピニストになった瞬間 デビッド・ラマ”. onyourmark (2014年9月4日). 2016年11月21日閲覧。
  5. ^ Chris Stanton (2013年4月10日). “David Lama Honoured In 2013 Piolets D'Or Awards”. Redbull. 2016年11月21日閲覧。
  6. ^ Everyone Is a Winner at 2013 Piolets d'Or”. Climbing (2013年4月6日). 2016年11月21日閲覧。
  7. ^ Climber David Lama”. National Geographic (2012年10月31日). 2016年11月21日閲覧。
  8. ^ 前人未到の偉業!ルナグリ山6907m単独で登頂成功”. テレビ朝日 (2018年11月28日). 2018年11月30日閲覧。
  9. ^ Dougald MacDonald (2005年8月29日). “World Youth Championship”. Climbing. 2016年11月21日閲覧。
  10. ^ IFSC Climbing Worldcup 2008 MEN combined”. digitalrock.de. 2016年11月21日閲覧。
  11. ^ UIAA Climbing Worldcup (B) - Hall (AUT) 2006”. International Federation of Sport Climbing (2006年6月23日). 2016年11月21日閲覧。
  12. ^ IFSC Climbing Worldcup (B) - Reunion (FRA) 2008”. International Federation of Sport Climbing (2008年5月5日). 2016年11月21日閲覧。
  13. ^ IFSC Climbing Worldcup (B) - Fiera di Primiero (ITA) 2008”. International Federation of Sport Climbing (2008年6月15日). 2016年11月21日閲覧。
  14. ^ UIAA Climbing Worldcup (L+S) - Dresden (GER) 2006”. International Federation of Sport Climbing (2006年5月20日). 2016年11月21日閲覧。
  15. ^ UIAA Climbing Worldcup (L) - Penne (ITA) 2006”. International Federation of Sport Climbing (2006年11月12日). 2016年11月21日閲覧。
  16. ^ UIAA Worldcup (L) - Kranj (SLO) 2006”. International Federation of Sport Climbing (2006年11月19日). 2016年11月21日閲覧。
  17. ^ IFSC Climbing Worldcup (L) - Imst (AUT) 2007”. International Federation of Sport Climbing (2007年5月12日). 2016年11月21日閲覧。
  18. ^ IFSC Climbing Worldcup (L) - Imst (AUT) 2008”. International Federation of Sport Climbing (2008年9月20日). 2016年11月21日閲覧。
  19. ^ About me”. 2016年11月21日閲覧。
  20. ^ I just wanna climb!”. ClimbAndMore.com. 2016年11月21日閲覧。
  21. ^ 『ROCK & SNOW』number 071、山と溪谷社、2016年4月、 106-109頁、 ISBN 9784635924399
  22. ^ Meghan Ward (2010年7月14日). “Lama and Verhoeven Free 29-Pitch 5.13d”. Alpinist. 2016年11月21日閲覧。
  23. ^ Duncan Campbell. “MacLeod and Muskett Climb Paciencia, 8a, on the Eiger”. UKC. 2016年11月21日閲覧。
  24. ^ Trango Tower, Eternal Flame for Lama, Ortner and Rich”. Planetmountain (2012年7月31日). 2016年11月21日閲覧。
  25. ^ Simon Schreyer (2012年10月3日). “David Lama Interview: Trango and Chogolisa”. Redbull. 2016年11月21日閲覧。
  26. ^ Sagwand first winter ascent by Auer, Lama and Ortner”. Planetmountain (2013年3月20日). 2016年11月21日閲覧。

外部リンク[編集]