ダージリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ダージリン
दार्जीलिङ्ग
Darjeeling
ハッピーバレー茶園からのダージリンの眺め
ハッピーバレー茶園からのダージリンの眺め
位置
の位置図
座標 : 北緯27度3分 東経88度16分 / 北緯27.050度 東経88.267度 / 27.050; 88.267
行政
 インド
  西ベンガル州
 県 ダージリン県
 市 ダージリン
地理
面積  
  市域 10.57 km2
人口
人口 (2001年現在)
  市域 107,530人
その他
夏時間 なし
Pincode

ダージリンネパール語: दार्जीलिङ्ग英語: Darjeeling中国語: 大吉嶺)は、インド西ベンガル州ダージリン地方英語版の中心都市である。人口は107,530人(2001年)。ヒマラヤ山脈低部のシワリク丘陵に位置し、平均標高は約 2,134 m である。北方に標高世界第3位の高峰カンチェンジュンガが遠望できる。

ダージリンはインドの平野部に比べて冷涼な気候であり、夏は過ごしやすい。イギリス領の時代には、インドに住むイギリス人のための避暑地として栄えた。ダージリンの元の名称は『ドルジェ・リン』(雷の地、rdo rje gling)である(チベット語)。19世紀初頭まではシッキム王国が支配していたが[1]ネパールゴルカ王国が、度重なる侵攻により、19世紀初頭には、ティースタ川までシッキムを駆逐し、テライを併合していた。1814-1816年のグルカ戦争の結果として、ゴルカ王国によりイギリス東インド会社に割譲された[2]。イギリスの植民地時代にイギリス人が呼びやすい呼称にしたのがダージリンである。

ダージリンはダージリン・ティーの栽培で国際的に有名である。ダージリンでの紅茶の栽培は19世紀中頃のイギリスによる開発、ロバート・フォーチュンによるチャノキ中国からの移入に遡る。この地域特有の栽培品種と発酵技術から生産された茶葉をブレンドした紅茶は、世界で最高級の紅茶とされる[3]

ダージリンと平野部のニュー・ジャルパイグリを繋ぐダージリン・ヒマラヤ鉄道は、インドに残る蒸気機関車が走る数少ない路線の一つであり、1999年ユネスコ世界遺産に登録された。


脚注[編集]

  1. ^ Dasgupta, Atis (1999). "Ethnic Problems and Movements for Autonomy in Darjeeling". Social Scientist. 27 (11–12): 47–68. JSTOR 3518047. doi:10.2307/3518047.
  2. ^ http://www.darjeeling.gov.in/darj-hist.html
  3. ^ “Champagne among teas”. Deccan Herald (The Printers (Mysore) Private Ltd.). (2005年6月17日). http://www.deccanherald.com/deccanherald/jun172005/living1150492005616.asp 2006年7月18日閲覧。 

外部リンク[編集]

ダージリンから見たカンチェンジュンガ
ダージリンの聖アンドリュー教会。1843年に創建、1873年に再建された