ダ・ヴィンチ・恐山

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ダ・ヴィンチ・おそれざん
ダ・ヴィンチ・恐山
生誕 (1993-05-10) 1993年5月10日
別名 品田遊、有実泊
職業 小説家、漫画家、漫画原作者、ライター、編集者
活動期間 2009年 -

ダ・ヴィンチ・恐山(ダ・ヴィンチ・おそれざん、1993年[1]5月10日[2] - )は、日本小説家漫画家漫画原作者ライター編集者。東京都出身。別名は品田遊(しなだゆう)、有実泊(ありみとまる)。

経歴[編集]

2009年12月にツイッターのアカウントを取りネット上での活動をはじめる。それ以前のネットでの表現活動はなかったという[3]。「ダ・ヴィンチ・恐山」のペンネームは小学生のころに使っていたもの[3]。一つのツイート内でひとつ面白いことを述べるネタツイートで人気を集め、素性をいっさい明かさないまま1年ほどでフォロワー8000人超、ふぁぼ(いいね)数8万を超える有名アカウント(所謂アルファツイッタラー)となる[4](フォロワー数は2019年10月現在約9万人)。

2011年3月、「後輩女性」、通称「輝き女子」に関する一連の人気ツイートがまんがくらぶにて4コマ漫画化される(嘘空まこと作画。2013年に単行本刊行)[5]。同年10月、月刊ビッグガンガン創刊号より、3Dモデルを利用したマンガ制作ソフトコミPo!で制作したギャグマンガ『くーろんず』の連載を開始(2015年まで連載)。

2013年から、友人・にぅまとともにustreamにネットラジオ『オールナイト虚無』を隔週で配信(2016年以降は、『恐山・にぅまのデガラシハリウッド大学』とタイトルを一新し、不定期配信)。同ラジオはネット上でカルトな人気を博し、常連投稿者の中には、のちに歌人としてデビューした木下龍也がいる。またウェブサイト「ダ・ヴィンチニュース」に「オールナイト虚無 出稼ぎ編」と称した、テキスト出張版が連載されていた。

各誌でのコラム執筆など活動の幅を広げ、2015年には「品田遊」名義で小説『止まりだしたら走らない』を出版し、小説家としてデビューを果たす[6]。同書は中央線を舞台にした短編小説集で、表紙・挿絵をツイッターの活動でも知られるerror403が担当している。2016年、ネットコンテンツを制作・運営するバーグハンバーグバーグに入社[7]。同社の運営するウェブサイト「オモコロ」で編集・記事執筆を行っている。

2016年よりバーグハンバーグバーグの同僚であるARuFaとともにネットラジオ『匿名ラジオ』をYouTubeに毎週木曜日に配信している。

人物・エピソード[編集]

  • 素顔を公開しておらず、インターネットやイベントなどで表に出る際は、仮面をつけて活動している。愛用の仮面には、デビュー作『止まりだしたら走らない』の表紙デザインがあしらわれており、2019年からは、従来よりサイズの小さなものにリニューアルした。また、小説家としてのデビュー以前は、市販の仮面にアルミホイルを貼りつけたものなどを使用していた[8]
  • ネタ系ツイッタラーとして認知が広まるにつれて、各地のトークイベントや大喜利イベントに招かれるようになる。2011年8月、おおひなたごうが主催するイベント「第4回ギャグ漫画家大喜利バトル!!」では、おおひなたごう、しりあがり寿西原理恵子島本和彦東村アキコ和田ラヂヲカラスヤサトシといったプロのギャグ漫画家に交じって参加し、優勝を果たした[9]
  • 高校時代は演劇部の部長を務め、脚本で賞を取ったことがある[10]。当時書いた劇は、以降も他校の演劇部で演じられることがあり、ときおり上演許可依頼が届くという[11]
  • 大学時代、落語研究会に入ったが、一か月で退部した。経緯については不明だが、「大学生全員を心の底から憎むようになってしまった」[12]からだという。
  • 哲学に造詣が深い。哲学を題材にした記事やインタビュー、漫画原作などを手掛けることも多く、オモコロで発表したウェブ漫画「下校時刻の哲学的ゾンビ」[13]などが代表的。同作は、難解な思考実験である「哲学的ゾンビ」を、わかりやすく表現したものとしてネット上で話題を呼び、研究者である永野潤の著書『イラストで読む キーワード哲学入門』でも引用された。
  • ツイッターを始めたきっかけは、error403の活動に触発されたため[14]。それ以前は、小説や4コマ漫画、架空の生き物をまとめたノートなどを、誰に見せるでもなく書き続けていた[15]
  • アイドルマスターシリーズのファン。2018年、会社の業務の一環で、『アイドルマスター ステラステージ』のゲーム実況をしたことをきっかけに、急速にのめり込んでいった。翌年12月には、アイドルマスターを題材にした自身初の同人誌『アイドル目撃情報』を上梓した。
  • 好物は角煮[16]で、自作もする。嫌いなものは野菜[17]
  • 『オールナイト虚無』『デカラシハリウッド大学』にはマスコットキャラクターの「ウロ」「ムー」がおり(デザイン・作画はにぅまが担当)、ダ・ヴィンチ・恐山名義でキャラクターグッズ類およびLINEスタンプが販売されている[18]

作品リスト[編集]

連載漫画[編集]

漫画原作[編集]

  • 輝きジョシ子さん。(作画:嘘空まこと、『まんがくらぶ』、竹書房)※ツイートを原案に漫画化したもの。
  • 哲学ゾンビの語りえない滞納(漫画:とりうみいたち、『月刊ビッグガンガン』、スクウェア・エニックス)

小説[編集]

  • 止まりだしたら走らない(リトルモア
  • 名称未設定ファイル(キノブックス)

連載コラム[編集]

  • ダ・ヴィンチ・恐山の因果くらぶ(『まんがくらぶ』、竹書房)
  • 字デテレビ(『TVブロス』、東京ニュース通信社)
  • オールナイト虚無-出稼ぎ編- (『ダ・ヴィンチニュース』、KADOKAWA)※ネットラジオ「オールナイト虚無」のテキスト出張版

書籍[編集]

  • ダ・ヴィンチ・恐山「『アポロ13』借りてきたよ」『宇宙小説』we are 宇宙兄弟!、講談社講談社文庫〉、2012年3月15日。ISBN 9784062772341
  • ダ・ヴィンチ・恐山『空論基礎』Ⅰ、スクウェア・エニックス〈『くーろんず』シリーズ〉、2012年11月24日。ISBN 9784757538023
  • 原作 ダ・ヴィンチ・恐山、漫画 嘘空まこと『輝きジョシ子さん。』竹書房、2013年5月27日。ISBN 9784812481851
  • ダ・ヴィンチ・恐山『空論基礎』Ⅱ、スクウェア・エニックス〈『くーろんず』シリーズ〉、2013年12月25日。ISBN 9784757541900
  • 品田遊、error403=画『止まりだしたら走らない』リトルモア、2015年7月8日。ISBN 9784898154151
  • 品田遊『名称未設定ファイル』キノブックス、2017年6月30日。ISBN 9784908059704

同人誌[編集]

  • アイドル目撃情報(サークル「統覚制作委員会」)

コント脚本[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ @shinadayu (10 May 2018). "25になってしまった。" (ツイート). Twitterより2020年1月26日閲覧
  2. ^ @bhb_official (11 May 2016). "昨日5月10日は、この春入社した ダ・ヴィンチ・恐山 の誕生日でした。" (ツイート). Twitterより2020年2月13日閲覧
  3. ^ a b 加藤 (2013年3月14日). “【あのアカウントの裏側】大物ネタクラスタ「ダ・ヴィンチ・恐山」インタビュー・前編”. トゥギャッチ. 2017年9月22日閲覧。
  4. ^ 古田雄介 (2010年10月26日). “古田雄介の“顔の見えるインターネット” ― 第82回 ふぁぼられ方が半端じゃない! 謎の「ダ・ヴィンチ・恐山」”. ASCII.jp(KADOKAWA). 2017年9月22日閲覧。
  5. ^ たまごまご (2013年6月5日). “腐女子って言われると腹が立つ、輝き系女子と呼んでください”. エキレビ!(excite). 2017年9月22日閲覧。
  6. ^ 米光一成 (2015年7月24日). “小説デビューしたダ・ヴィンチ・恐山の恐ろしさ”. エキレビ! (excite). 2017年9月22日閲覧。
  7. ^ ダ・ヴィンチ・恐山 (2016年4月5日). “ダ・ヴィンチ・恐山が入社しました”. オモコロ(バーグハンバーグバーグ). 2017年9月22日閲覧。
  8. ^ ダ・ヴィンチ・恐山がつけている仮面の歴史 | オモコロブロス!” (日本語). omocoro.jp. 2020年3月21日閲覧。
  9. ^ ピョコタン (2011年8月26日). “西原理恵子、島本和彦、しりあがり寿、東村アキコ、浦沢直樹ら有名漫画家がガチバトル! その勝者は……?”. ガジェット通信 (excite). 2017年9月22日閲覧。
  10. ^ シモダテツヤと私(地獄のミサワ)020「ミサワが好きな男はミサワを好きなのか」 | オモコロ” (日本語). omocoro.jp. 2020年3月21日閲覧。
  11. ^ ダ・ダ・恐山 (2013年9月6日). “僕が高校生のときに書いた演劇が今もまだどっかの高校演劇部で演じられているらしく、上演許可依頼の手紙が年に一通くらい届く。嬉し恥ずかしい。” (日本語). @d_d_osorezan. 2020年3月21日閲覧。
  12. ^ 学生時代は部活に入っていましたか? | ask.fm/d_d_osorezan” (日本語). ASKfm. 2020年3月21日閲覧。
  13. ^ 【漫画】下校時刻の哲学的ゾンビ | オモコロ” (日本語). omocoro.jp. 2020年3月22日閲覧。
  14. ^ 【あのアカウントの裏側】大物ネタクラスタ「ダ・ヴィンチ・恐山」インタビュー・前編” (日本語). トゥギャッチ. 2020年3月22日閲覧。
  15. ^ 【あのアカウントの裏側】大物ネタクラスタ「ダ・ヴィンチ・恐山」インタビュー・後編” (日本語). トゥギャッチ. 2020年3月22日閲覧。
  16. ^ ダ・ヴィンチ・恐山が好きな食べ物まとめ”. NAVER まとめ. 2020年3月22日閲覧。
  17. ^ 野菜やだ | オモコロ” (日本語). omocoro.jp. 2020年3月21日閲覧。
  18. ^ 『オールナイト虚無』第5回から登場。名前はそれぞれ「虚」と「無」から。デザインのモチーフは、ゴヤの絵画『我が子を食らうサトゥルヌス』。
  19. ^ 【コント脚本】わんぱく3人組のドラゴン大冒険|品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)|note” (日本語). note(ノート). 2020年4月7日閲覧。
  20. ^ ミラクルパッションズ『我々は万博だ』” (日本語). 品田遊 公式ブログ. 2020年4月7日閲覧。

外部リンク[編集]