ダブルキャスト (ゲーム)

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ダブルキャスト
ジャンル アドベンチャー
サスペンス
ホラー
対応機種 PlayStation(PS)
PlayStation Portable(PSP)
開発元 Production I.G
シュガーアンドロケッツ
ウィル(PSP)
発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
プロデューサー 石川光久
山元哲治
ディレクター 西久保瑞穂
デザイナー 東郷光宏
シナリオ 川崎逸朗
久保田雅史
音楽 梶浦由記
美術 後藤圭二
シリーズ やるドラ
人数 1人
メディア CD-ROM:2枚(PS)
UMD:1枚(PSP)
ダウンロード販売(PSP/DL)
発売日 1998年6月25日(PS)
2001年8月16日(PS/Best)
2005年7月28日(PSP)
2009年9月24日(PSP/DL)
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
コンテンツ
アイコン
恋愛、セクシャル、暴力
アスペクト比 4:3(PS)
16:9(PSP)
売上本数 312,939本(PS)[1]
その他 ファミ通クロスレビュー:31点(シルバー殿堂)[2]
テンプレートを表示

ダブルキャスト』 (Double Cast) は、1998年6月25日ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されたPlayStationアドベンチャーゲーム

やるドラ』シリーズの第1作目。企画・原作・アニメーション制作はProduction I.G

概要[編集]

ゲーム中の季節は「」。各種ホラー映画の要素を含んだストーリーや凄惨なバッドエンドなどが特徴であり、グロテスクな表現も見られる[注 1]

タイトルの『ダブルキャスト』とは「二人一役」という意味であり、解離性同一性障害(多重人格)を患っている赤坂志穂の2つの人格「記憶喪失の美月」と「姉の人格の美月」が同じ「赤坂美月」という人間を演じていることにちなむ。なお、仮題は『フォーシーズンズメモリー 夏 〜アクトレス〜』であった[注 2]

PlayStationで発売されたやるドラシリーズ(『季節を抱きしめて』『サンパギータ』『雪割りの花』)には本作の予告映像が収録されている。また、本作の番外編で各作品のヒロイン(麻由、マリア、花織)がゲスト出演して予告映像が流れるエンディングが存在する[注 3]

ストーリー[編集]

主人公は、大学の飲み会の帰りに赤坂美月という記憶喪失の女の子と出会う。住んでいる場所が思い出せない美月に対し、主人公は自分の家に住むことを提案する。美月は提案を受け入れ、主人公と美月は一緒に住むことになる。

大学の映画研究部に所属する主人公は、『かこひめの寝屋』という映画の主演女優に美月を推薦する。撮影の間、主人公や美月に対して嫌がらせが起き始める。また、主演男優の佐久間良樹が事故によって腕を骨折したので、主人公は主演男優を代理することになる。

撮影が終わった後、フィルムの編集をしていた主人公は、美月のカットのつなぎに違和感を覚える。その後、主人公は佐久間が落とした封筒を拾う。封筒には2枚の写真が入っている。1枚は美月がテニスラケットを右手で持っていて、もう1枚は美月らしき人物がラケットを左手で持っている写真だった。写真を眺めていた主人公は、フィルムのシーンによって美月の利き腕が変わることに気づく。

写真のことが気になった主人公は、封筒に記載している「南西総合病院」の精神科を訪れ、医師の森崎真奈美に美月のことを話す。森崎は次のことを主人公に説明する。

  1. 美月には妹の赤坂志穂がいる。
  2. 美月は自殺した。
  3. 志穂は姉である美月の人格が現れるようになる。
  4. 志穂は普段「美月」と名乗る仮の人格が現れる。
  5. 志穂は右利き、美月は左利きである。

主人公は志穂の人格を表に出すため、大学の屋上から美月と一緒に飛び降りることを計画する。それまでの選択肢によってこの後の展開が変化し、展開によっては飛び降りたことで美月の人格は現れなくなり、本来の志穂の人格に統合されるエンディングを迎える。

用語[編集]

かこひめの寝屋
作家の蔵夏樹が学生時代に書き下ろした映画用のシナリオ。後述の事件があったため、撮影されたラッシュフィルムは警察に押収されたまま行方不明になる。それから約10年後、ラストをハッピーエンドに変更することを条件に蔵からシナリオの使用許可をもらい、当時と異なるメンバーによって撮影が再開される。
飛び降り心中事件
『かこひめの寝屋』の撮影中、主演女優と監督兼カメラマンが大学の屋上から相次いで飛び降り、2人とも死亡するという事件が発生した。本件は警察によって自殺と断定されたが、主演女優が飛び降りたシーンを撮影したカメラにフィルムは入っていなかった。

舞台[編集]

主人公のマンション
主人公が住んでいるマンション。主人公と美月が一緒に住むことになるが、途中で遥によって美月はウィークリーマンションに引っ越すことになる。
墓地
飛び降り心中事件で亡くなった主演女優が眠る墓地。映画の撮影に使用されるが、途中で「赤坂美月」と彫られた墓石が発見される。
遥の別荘
遥の父親が所有している別荘。別荘に来る前に佐久間が左腕を骨折したため、主人公が主演男優代理を務めることになる。ルートによっては、美月が映研部員を殺戮することがある。
廃病院
大学の先にある潰れた病院。佐久間が美月の過去について話したいということで待ち合わせをするが、話を聞いて先回りした美月に主人公は襲われることになる。なお、遅刻した佐久間は外で待っていたが、主人公が血相を変えて追跡してくるのでバイクで逃亡してしまう。
南西総合病院
森崎が所属する病院。佐久間と主人公は、森崎から志穂と美月に関する真相を聞くことになる。
映画研究部部室
主人公が在籍している映画研究部の部室。映画のラッシュ上映と偽り、美月に関する真相解明が行われる。
大学の屋上
主人公が在籍している大学の屋上。過去に飛び降り心中事件が発生した。ルートによっては、主人公と美月が飛び降りることがある。

登場人物[編集]

主人公
:なし[注 4]
映研の新人部員。
一人称は「僕」。劇中で名前が呼ばれることはない[注 5]。愛称は「新人くん」。
容姿や性格は至って平凡だが、女性にはやや奥手(キスシーンの撮影中に興奮し、鼻血を噴水のように噴き上げながら倒れてしまう)。
映研の飲み会で酔い潰れてしまい、ゴミ捨て場で寝ていたところを美月に介抱される。お礼にコーヒーをご馳走するが、雑談しているうちに美月の境遇を知り、彼女を居候させることになる(なお、主人公自身は叔父の家に居候の身である)。
赤坂 美月(あかさか みつき) / 赤坂 志穂(あかさか しほ)
声:平松晶子
身長:160cm、体重:44kg、スリーサイズ:87/58/82、生年月日:9月30日、星座:てんびん座血液型:O型、出身地:東京(育ちは長野)、趣味:テニス、好きなもの:スポーツ全般・掃除・洗濯、嫌いなもの:ゴキブリ、好きな食べもの:麺類(特におソバ)、嫌いな食べもの:(海の)カキ[3]
本作のヒロイン。髪色は赤。
酔いつぶれた主人公を介抱したことが縁で知り合い、彼の家へ転がり込むことになる。その後、『かこひめの寝屋』の主演女優に抜擢される。「赤坂 美月」という名前以外の記憶が一切失せており、素性なども謎に包まれているが、普段は至って明るく振る舞っている。
実は多重人格者であり、ストーリー後半で本名が「赤坂 志穂」であったことが明かされる。
赤坂 美月(記憶喪失)
志穂の人格の一つ。主人公が最初に出会い、劇中で最も登場している人格。後述する本来の志穂の人格でも姉の美月の人格でもなく、社会生活を営むために作り上げられた仮の赤坂美月である。主人公に出会う前までの記憶は無く、他の人格の記憶も一切引き継いでいない(別人格に入れ替わった際の記憶は忘れてしまう)。
一人称は「ボク[注 6]。右利き[注 7]
周りにはボーイッシュに振る舞っているが、主人公との同居を経て徐々に女性らしさも見せるようになっていく。食欲旺盛かつ才色兼備であり、主人公との同居中の家事全般もそつ無くこなせるが、色気については本人の自覚以上にあるため、主人公をたびたび嬉しがらせつつも困らせることになる。
エンディングによっては、志穂本来の人格を取り戻さないまま、姉の人格は出てこなくなったものの、この人格をベースにそのまま「志穂」として主人公と過ごすことになる(劇中で主人公は「きっと美月と志穂はお互いを受け入れて、姉妹一緒に生きることを望んだ」と推測している)。この場合も、辛い過去の姉妹の記憶のみを封印しそれまでのように過ごすケース[注 8]と、出会った当初のように再び記憶を失ってしまいボーイッシュな性格に戻るケース[注 9]がある。
赤坂 美月(姉の人格)
志穂の人格の一つ。志穂の双子[注 10]の姉である本物の美月(後述)をベースにした凶暴な人格。
一人称は「あたし」または「私」。左利き[注 11]
精神が不安定な時に夕陽などの赤系統の色を見てしまうとトラウマが蘇り、姉である美月の人格が出やすくなる。記憶喪失の美月の記憶はそのまま引き継いでおり、それを利用して人格が変わった際も違和感の無いよう「美月」として振る舞っている。
主人公に対してたびたび嫌がらせを行っていた人格でもある。森崎はこの人格について、「嫉妬深くてとても危険。志穂を溺愛していて、彼女が心を許した男性を襲う可能性がある」と説明している。
ジェノサイド編ではこの人格が完全に顕在化し、美月の手によって映研部員が皆殺しにされるエンディングに突入する[注 12]。一方、志穂本来の人格を取り戻さないまま、姉の人格が出続けることになるエンディングも存在する[注 13]
赤坂 志穂
志穂の主人格であり、彼女本来の人格。つまり、志穂の中には「志穂」「美月(姉の人格)」「美月(記憶喪失)」の3つの人格が存在しているが、同時に主人格であるはずの本来の志穂は眠った状態でずっと表に現れていなかった。
一人称は「あたし」[注 14]。右利き[注 11]
本来は女性らしい性格であり、姉の美月とは仲の良い姉妹だったが、とあることがきっかけとなって虐待されたうえに彼女の自殺現場を目の当たりにしたため、その凶暴な美月の人格を宿す解離性同一性障害を発症してしまう。そういった経緯から、南西総合病院で森崎のカウンセリングを受けていた。
エンディングによっては、トラウマを乗り越えて彼女本来の志穂としての人格に統合され、すべての記憶を完全に取り戻すことになる[注 15][注 16]
なお、佐久間とは同級生であったことから、主人公よりも年上である。
赤坂 美月(本物)
声:なし
本物の美月であり、赤坂志穂の双子[注 10]の姉。故人。
一人称は不明。左利き[注 11]
幼少時に両親を事故で亡くし、志穂と2人で暮らしていた。悪い男性に捕まったことが原因で、男性不信になってしまった結果、志穂に過剰な愛情を注ぐようになる一方、志穂が男性に近寄った場合は彼女に暴力を振るうこともいとわなくなる(美月は志穂を愛していた反面、内心では彼女が男性にモテることに嫉妬もしていた)。
南西総合病院で森崎のカウンセリングを受けていたが、結局は自殺して志穂に重大なトラウマを残している。
赤坂 美月(番外編)
声:平松晶子
番外編に登場する赤坂美月。姉ではなく志穂の姿だが、本編とは設定が異なり、記憶喪失や多重人格ではなく個人として存在しており、アパートで一人暮らしをしている。
一人称は「私」。利き腕は不明。
交際していた男性と破局し、やけ酒を飲んで深夜のファーストフード店で居眠りしていたところ、主人公と出会って意気投合し、そのまま流れで主演女優に抜擢される。明るく陽気に見えるが、実は相手の男性とは二村のことであり、映研で気まずい再会を果たした二村と一緒に映画を撮らなければならないことに関して深く悩む面も持つ。
篠原 遥(しのはら はるか)
声:水谷優子
身長:162cm、体重:46kg、スリーサイズ:86/60/81、生年月日:8月4日、星座:しし座、血液型:A型、出身地:東京、趣味:ドライブ、好きなもの:車、嫌いなもの:怖い話・クモ、好きな食べもの:中華料理(特に点心が好き)、嫌いな食べもの:梅干し[6]
映研部部長。口元の小さなホクロがチャームポイントの美人。お高く止まらない江戸っ子で気立ても良い。良家の一人娘[6]
元々映画には興味があったわけでもないまま入部したところ、物語開始の前年に当時の部長がとある理由から失踪したため、人望の高さから部長の座を引き継ぐことになった[6]
目下、主人公のことが少々気になってきている。
撮影旅行を終えて主人公と志穂が家に帰ったところを訪れ、部長命令で志穂をウィークリーマンションに引っ越すように命じる。
二村 英樹(ふたむら ひでき)
声:森久保祥太郎
身長:158cm、体重:49kg、生年月日:4月16日、星座:おひつじ座、血液型:O型、出身地:東京、趣味:映画鑑賞、好きなもの:映画、嫌いなもの:蛾、好きな食べもの:お魚(焼いても煮てもなんでも)、嫌いな食べもの:ブロッコリー[7]
主人公と同期の新人部員。丸く黒いフレームの眼鏡が特徴。
思いやりのある好青年で、主人公とは仲の良い友人。
カメラを担当しているが、本当は演出を志望している[8]。映画の知識は「映研最高峰の人材」とも称されるほど[8]
実は遥のことが好きで狙っており、エンディングによっては良い雰囲気になることがある[注 15]
とあるエンディングでは、飛び降り心中事件の真相を知っており、飛び降りたシーンのフィルムを所持している[注 17]。また、『かこひめの寝屋』のシナリオを書き下ろした「蔵 夏樹」と偽り、シナリオの使用許可の手紙を出したと語っている[注 18]
番外編では美月と交際していた設定になっていることがある(上記の美月(番外編)を参照)。
佐久間 良樹(さくま よしき)
声:置鮎龍太郎
身長:177cm、体重:65kg、生年月日:6月2日、星座:ふたご座、血液型:O型、出身地:神奈川、趣味:読書、好きなもの:オートバイ、嫌いなもの:ミミズ、好きな食べもの:仙台名物『萩の月』、嫌いな食べもの:イカの塩辛[9]
映研作品に出演する男優。映研部員ではないが、その容姿を買われて主演男優に抜擢された。
周囲にはプレイボーイと噂されているが、実際はそうではなく、女性には常に真剣で、相手の方が変な期待をして近付いてくることの方が多い[9]
高校生時代に志穂と交際していたが、美月に邪魔されて別れることになる。映画の顔合わせで志穂と再会するが、彼女は美月と名乗ったので死んだ姉が現れたと勘違いする。その後、彼女が志穂であることが判明するが、彼女が佐久間のことを忘れていることが気になったので、志穂に関する調査を開始する。すると、「志穂は病院でカウンセリングを受けていたが、ある日から家に帰らなくなっていた。しかし、近所の人は入院していると思っていたので、捜索願いは出ていなかった」という情報を得る。調査結果を主人公に報告するため、電話をかけて廃病院で待ち合わせるが、話の内容を聞いて先回りした美月(姉の人格)が主人公と争っていたので、やむを得ずその場を後にする(その時、美月と志穂の写真が入った南西総合病院の封筒を落としてしまう)。
とあるエンディングでは、大学の屋上から飛び降りて自殺したことになっている[注 19]
楠木 翔子(くすのき しょうこ)
声:白鳥由里
身長:155cm、体重:45kg、スリーサイズ:84/58/80、生年月日:3月29日、星座:おひつじ座、血液型:B型、出身地:南埼玉、趣味:通販カタログを見る、好きなもの:犬・猫・うさぎなどの動物、嫌いなもの:タコ・イカ(食べるのは平気)、好きな食べもの:チーズ・ヨーグルトなどの乳製品、嫌いな食べもの:辛いもの[10]
主人公と同期の新人部員。メイク担当。四角く赤いフレームの眼鏡を掛けている。
素顔でも美月や遥に引けを取らない美人だが、本人はそれを自覚してはいない。
自分自身より、他人を美しくすることを第一に考えるタイプである[10]。本当は海外での本格的なメイクの勉強を希望していたが、親に反対されたため、普通の大学へ通いながら日々勉強に励んでいる[10]。奥手そうな外見とは裏腹に、恋愛経験については美月や遥より豊富という噂もある[10][注 20]
ジェノサイド編では、美月によって滅多刺しにされた死体が浴室で発見される[注 21]
番外編では主人公から告白され、交際する展開になることがある[注 22]
剛田 豪(ごうだ ごう)
声:立木文彦
身長:185cm、体重:91kg、生年月日:1月12日、星座:やぎ座、血液型:O型、出身地:北海道、趣味:ウェイトトレーニング、好きなもの:マンガ、嫌いなもの:蚊・蝿、好きな食べもの:イクラ、嫌いな食べもの:なし[12]
主人公の先輩の映研部員。
元はプロレス同好会に所属していたが、遥が撮ってくれたプロモーションビデオを気に入り、そのまま映研に所属する[12]
バッドエンドになった場合、元ライバルで現相方の花園と共に登場し、アドバイスを送ってくれる。
花園 雅美(はなぞの まさみ)
声:松本保典
身長:186cm、体重:95kg、生年月日:5月2日、星座:おうし座、血液型:A型、出身地:鹿児島、趣味:レスリング、好きなもの:夏、嫌いなもの:雪(寒いのが苦手)、好きな食べもの:ウナギの蒲焼き、嫌いな食べもの:なし[12]
主人公の先輩の映研部員。
剛田と同じく、元はプロレス同好会に所属していたが、映研に入り浸るようになった彼の後を追って映研に所属する[12]。手先の器用さを買われて機材管理担当者となった[13]
バッドエンドの際に行われる寸劇では、剛田のアドバイスに対して「うむ、その通り!」と合いの手を入れている。
森崎 真奈美(もりさき まなみ)
声:折笠愛
南西総合病院精神科の医師。
才色兼備と称えられるに相応しい美女であるうえ、精神科としての手腕も確かである。
過去に美月と志穂のカウンセリングを担当していた。
森崎の元を訪ねた佐久間と主人公に対し、美月と志穂に関する個人情報を話している(主人公は、森崎と主人公のやり取りを撮影したビデオテープを所持している)。また、佐久間には高校時代の美月と志穂がテニスをしている2枚の写真が入った封筒を、主人公には志穂の診療録を編集したビデオテープ(志穂が過去について語った映像)を提供している。

エンディング[編集]

本作には全27種類のエンディングが存在する[14]

エンドNo. サブタイトル 内容
Good End 01 ダブルキャスト 大学の屋上から飛び降りた結果、すべての記憶を取り戻し、志穂本来の人格に統合される(このエンディングはバージョンが2つあり、最後に二村が部長に告白するかどうかが異なる)。
02 志穂 大学の屋上から飛び降りた結果、姉妹の記憶を失い、美月(記憶喪失)の人格が志穂の名前で過ごすようになる。
03 美月 大学の屋上から飛び降りた結果、以前の記憶をすべて失い、ボーイッシュな人格が志穂の名前で過ごすようになる。
04 とらわれた心 大学の屋上から飛び降りた結果、入院したまま美月(姉の人格)として過ごすことが多くなる。
Normal End 01 翔子 主人公から告白された翔子は喜びのあまり泣き出してしまう。
02 映研 美月が主演女優を降りると言い出すので、主人公が説得して映画の撮影がスタートする。
03 親友 二村がカメラマンを降りると言い出すので、遥が説得して映画の撮影がスタートする。
04 麻由 桜の根本で倒れている麻由を見かけ、『季節を抱きしめて』の予告映像が流れる。
05 マリア 路地裏でうずくまっているマリアを見かけ、『サンパギータ』の予告映像が流れる。
06 花織 立ち寄ったアパートで花織を見かけ、『雪割りの花』の予告映像が流れる。
Bad End 01 少女 初めて会った美月につれない言動を繰り返したため、美月が怒って主人公の元を去ってしまう。
02 夢のつづき 警察に行くことを嫌がる美月を主人公がしつこく警察に行くように勧めたため、美月は怒って去ってしまい、その後を追いかける途中で階段から転落して気絶する。そして、ゴミ袋の山で夢から覚めた主人公は、また美月と出会うことになる。
03 狂気(1) 遥の別荘で夜寝ている時に何者かによって主人公と二村が包丁で殺戮される。
04 狂気(2) 遥の別荘で放火によって主人公と映研部員が焼死し、そのニュースを佐久間がテレビで見ている。
05 狂気(3) 遥の別荘が爆発し、部長と主人公が脱出するが、炎の中から出てきた何者かによって殺戮される。
06 狂気(4) 遥の別荘が爆発し、部長と主人公が脱出するが、炎の中から出てきた何者かによって殺戮される(最後にチラッと炎に照らされた美月の異常な顔が映る)。
07 狂気(5) 遥の別荘が爆発し、部長と主人公が脱出するが、その時階段から落ちて足に怪我をして逃げきれずに殺戮される。
08 狂気(6) 遥の別荘が爆発し、部長と主人公が脱出する時に、主人公は部長と剛田を必死に守るが、結局は殺戮される。
09 かこひめの寝屋 二村が10年前の事件について話していたが、その時二村が言っていた「当時の友達」は二村のことであったため、二村は事件の真相を知っており、ラストシーンに使う飛び降り心中事件を撮影したフィルムを二村に見せられ、他のシーンの完成を強要される。
10 殺人鬼 佐久間に「美月のことで話がある」と廃病院に呼び出されるが、行った先の廃病院で暗がりに現れた何者かによって包丁で殺戮される。
11 真犯人(1) トリック自体が解明できてない上に推理を完全に間違っているので、真犯人にあっさり殺戮される。
12 真犯人(2) トリック自体が解明できてない上に推理を完全に間違っているので、真犯人にあっさり殺戮される(Bad End 11「真犯人(1)」との違いは、美月から殺されるために攻撃されて、主人公が「なぜ?」となっているシーンが付け足されている)。
13 とどかぬ想い トリックはきちんと解明しているが、最後の最後で美月に鉄パイプで殴り殺される。
14 姉妹 最後、大学の屋上から転落する美月の腕を主人公は捕まえて、説得できたと思ったが、美月は自分から主人公の手を振りほどいて転落死する。
15 終焉 大学の屋上から飛び降りた結果、二村と部長がマットの準備をしていなかったために、主人公と美月が死亡する。
16 記憶 大学の屋上から飛び降りた結果、うまくいったようだったけれど、病院で目覚めたあと、肝心な主人公が記憶を失ってしまっている(美月もどうなったかわからない)。
17 真実は… 映画は完成するが、犯人と思われる佐久間が自殺したので、事件は未解決のままである。

主題歌[編集]

エンディングテーマ「door」
作詞:サエキけんぞう / 作曲・編曲:江見トモヒロ / 歌:小畑由香里

スタッフ[編集]

関連商品[編集]

書籍[編集]

タイトル 発売日 発売元 ISBN 内容
オフィシャル やるドラファンブック
ダブルキャスト CD-ROMスペシャルデータ集
1998年6月25日 ソニー・コンピュータエンタテインメント - 攻略本と達成率100%のデータが収録されたCD-ROMがセットになっている。
「やるドラ」攻略シリーズ ダブルキャスト 公式ガイド[15] 1998年7月12日 ソフトバンクパブリッシング ISBN 4-7973-0678-5 攻略本。
ダブルキャスト オフィシャルガイドブック 1998年7月31日 アスペクト ISBN 4-7572-0150-8 フローチャート表や独自の考察、製作者のインタビューなどが収録された攻略本。
やるドラシリーズ 公式ディレクターズガイド
ダブルキャスト&季節を抱きしめて
1998年9月1日 集英社 ISBN 4-08-108084-4 本作品と季節を抱きしめてをセットで達成率100%にできる攻略本。
ダブルキャスト アンソロジーコミック[16] 1999年5月28日 ソフトバンクパブリッシング ISBN 4-7973-0953-9 アンソロジーコミック

CD[編集]

タイトル 発売日 発売元 内容
door[17] 1998年7月18日 SMEビジュアルワークス エンディングテーマを収録したシングルCD
「ダブルキャスト」オリジナル・サウンドトラック[18] 1998年11月21日 SMEビジュアルワークス 本編のBGMにアレンジを加えて収録したアルバムCD
「ダブルキャスト」ザ・ドラマCD[19] 1999年1月21日 SMEビジュアルワークス 主人公と美月が出会う前から撮影旅行初日までを描いたドラマCD。美月を主軸に据えた構成となっており、美月の内面の心情などゲームでは描かれない部分を補完している。また、主人公の台詞にも新たに声が付いている(声:鈴村健一)。

その他の商品[編集]

タイトル 発売日 発売元 内容
ダブルキャスト 本線用台本 - - Good End 01「ダブルキャスト」ルートのアフレコ用台本。本製品の予約特典。
ダブルキャスト コレクターズディスク[20] 1999年4月29日 Production I.G Windows 95/98専用アクセサリー集。スクリーンセーバーや壁紙、脚本段階の初期シナリオなどが収録されている。
やるドラ公式設定BOX 1999年4月30日 マンガパック PlayStationで発売された4作品の設定資料集原画やキャラクター設定、美術設定などが掲載されている。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ パッケージの表紙や裏面に「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。」と表記されている。
  2. ^ 予約特典の『本線用台本』の表紙に仮題が掲載されている。
  3. ^ Normal End 04「麻由」、Normal End 05「マリア」、Normal End 06「花織」。
  4. ^ ドラマCD版では鈴村健一が担当。
  5. ^ アンソロジーコミックでは「柏原」という名字が付けられている。
  6. ^ ドラマCD版では心の声のみ「あたし」になっており、実際に喋る時の「ボク」と使い分けている。
  7. ^ 劇中で「ボク」と呼んでいる時、右手で箸を持ってラーメンを食べているシーンがある。
  8. ^ Good End 02「志穂」。
  9. ^ Good End 03「美月」。
  10. ^ a b 劇中で美月と志穂のことを「双子」と言っている場面は存在しない。ただ、志穂の診療録では、「私たちが5歳の時、両親が交通事故で無くなりました」「そのため私志穂と姉の美月は、中学を卒業するまで田舎の祖父母の家で育てられました」「中学を卒業した私たちは上京し、アパートを借りてそれぞれ別の高校に進学しました」と志穂が発言しているほか、丸筒に入れられた卒業証書と卒業アルバムを抱えている2人の姿が表示されている。
  11. ^ a b c 劇中で、森崎から「赤坂志穂は右利き、赤坂美月は左利き」と説明された、と主人公が述べている。
  12. ^ Bad End 03「狂気(1)」からBad End 08「狂気(6)」まで。ただし、美月の顔が映るのはBad End 06「狂気(4)」だけである。
  13. ^ Good End 04「とらわれた心」。
  14. ^ Good End 01「ダブルキャスト」のルートで映画が完成した後、画面下部のメッセージウィンドウに「志穂」と表示されている時、自分のことを「あたし」と呼んでいる。
  15. ^ a b Good End 01「ダブルキャスト」。
  16. ^ コミックマーケット54で後藤圭二が描き下ろした同人誌の短編漫画によれば、グッドエンド後は同居が同棲へ変わり、夜は「ちゃんとくっつく」関係となった模様[4][5]
  17. ^ Bad End 09「かこひめの寝屋」。
  18. ^ このエンディングで語られる過去の事件の真相が本当の出来事なのかは不明だが、ここでのみ出てくる二村の実家は定食屋を経営しているという設定は事実である[7]
  19. ^ Bad End 17「真実は…」。
  20. ^ ドラマCD版では悪女ぶりを披露する。
  21. ^ 『オフィシャルガイドブック』では「つかんだ腕の先には本来あるべきはずのものが……」と記載されている[11]
  22. ^ Normal End 01「翔子」。

出典[編集]

  1. ^ 「プレイステーションリプレイ」『週刊ファミ通』2004年12月17日号、エンターブレイン、 13頁。
  2. ^ やるドラ ダブルキャスト まとめ (PS)”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage. 2019年12月14日閲覧。
  3. ^ ザ・プレイステーション(編) 1998, p. 23.
  4. ^ 後藤圭二『ごきくら3 ゲーゴッキー』ごっきー倶楽部、1998年8月15日、29頁。
  5. ^ @gockyclub (19 May 2020). "既刊収録のダブルキャスト後日談ですけど…この1Pだけなんで… 1枚目はごきくら3『ゲーゴッキー』掲載時のスキャン。原稿オリジナルは現存しません。 2枚目はGOKIKURA42掲載用に描き直した物。 右下は好きに台詞入れて遊んでください #ダブルキャスト #赤坂美月 #赤坂志穂pic.twitter.com/Rvxdsyy5lE" (ツイート). Twitterより2021年1月11日閲覧
  6. ^ a b c ザ・プレイステーション(編) 1998, p. 24.
  7. ^ a b ザ・プレイステーション(編) 1998, p. 26.
  8. ^ a b ファミ通(編) 1998, p. 10.
  9. ^ a b ザ・プレイステーション(編) 1998, p. 27.
  10. ^ a b c d ザ・プレイステーション(編) 1998, p. 28.
  11. ^ ファミ通(編) 1998, p. 57.
  12. ^ a b c d ザ・プレイステーション(編) 1998, p. 25.
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参考文献[編集]

外部リンク[編集]