ダフニスとクロエ (ロンゴス)

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フランスの彫刻家ジャン=ピエール・コルトーの作品『ダフニスとクロエ』(ルーヴル美術館所蔵)
フランスの画家ラファエル・コランの作品『ダフニスとクロエ』

ダフニスとクロエ』(古代ギリシア語: Ποιμενικά κατά Δάφνιν και Χλόην、もしくは Δάφνις και Χλόη)は、2世紀末から3世紀初め頃の古代ギリシアで書かれた恋愛物語。ロンゴスΛόγγος ; ラテン語表記では Longus、生没年不詳)作と伝えられているが、作者に関することはほとんど何もわかっていない。

全4巻がほぼ完全な形で現存しており、エーゲ海に浮かぶレスボス島の牧歌的な情景を舞台に、少年と少女に芽生えた純真な恋とその成就が、恋敵との諍い・海賊の襲撃・都市国家間の戦争などの逸話を絡めて、抒情豊かに描かれている。

何度か映画化されているが、日本では、1963年ニコス・コンドゥロス監督によるギリシアの映画が『春のめざめ』の題で公開されている。

登場人物[編集]

  • ダフニス
  • クロエ
  • ラモン - 山羊飼い。 ダフニスの養父
  • ドリュアース - クロエの養父
  • ドルコン - 牛飼いの青年。ダフニスの恋敵
  • フィレータス - 老人
  • リュカイニオン - 年増女
  • ディオニュソファネス - ミュティレネの富豪。ダフニスらの住む村一帯の持ち主
  • クレアリステ - その妻
  • アステュロス - その息子
  • グナトーン - ディオニュソファネスの雇い人で男色家
  • ランピス - 牛飼い。クロエの求婚者
  • メガクレス - ミュティレネの富豪

 など

文献[編集]

注釈[編集]

  1. ^ この刊本ではロンゴスではなく、1807年にフィレンツェにあるラ・バディア図書館で、いわゆる「A写本」を発見して手写したクリエが著者として挙げられている[1]

出典[編集]

  1. ^ 川路.1949.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]