ダニカ・パトリック

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ダニカ・スー・パトリックDanica Sue Patrick, 1982年3月25日 - )は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ベロイト出身の女性レーシングドライバーアリゾナ州フェニックス在住。

ダニカ・パトリック(2010年)
2006年インディ500
2008年インディジャパン300

経歴[編集]

10歳でカートレースにデビュー。1997年に世界カート協会グランド・ナショナル選手権HPVクラスチャンピオンとなる。2003年からチャンプカー・ワールド・シリーズの傘下であるトヨタ・アトランティック・シリーズに参戦、ランキング6位になる。2004年も同シリーズに参戦し、ポールポジション1回、ポートランドで2位に入賞するなど活躍し、ただ1人全戦完走を成し遂げ、ランキングは3位となる。

2005年レイホール・レターマン・レーシングからインディカー・シリーズにデビュー、女性として同シリーズとしてはサラ・フィッシャーに次ぐ2人目のフル参戦である。第5戦のインディ500では女性として初のラップリーダーとなり、インディ500史上女性最上位となる4位に入賞する。また、第8戦カンザスでの初ポールポジションを皮切りに、ルーキーとしては最多タイとなる3回のポールポジションを獲得することとなる。この年は雑誌の表紙を飾ったり、TVガイドやESPNでも取りあげられるなど、アメリカスポーツ界に一躍ダニカ旋風が巻き起こることとなった。同年11月、16歳年上の理学療法士の男性ポール・ホスペンタールと結婚した。

2006年は所々で良い走りをみせるものの、チーム共々不振に陥っていたが、2007年アンドレッティ・グリーン・レーシングへ移籍し、自己最高位となる2位に1回、3位に2回入賞するなどしてランキングは7位となった。

2008年も引き続きアンドレッティ・グリーン・レーシングから参戦し、ツインリンクもてぎで行われた第3戦インディジャパン300でついに初優勝を達成した。これはダニカ自身の初優勝であると同時に、インディカー史上初の女性ドライバーの優勝である。

2009年は、チーム力の低下とあいまって優勝はできなかったが、チーム内では最上位のランキング5位の成績を残した。

2010年は、インディカーに引き続き参戦するほか、NASCARの一部レースにスポット参戦した。インディカー・シリーズでは、テキサスマイアミで2位を獲得するが、ロードコースでの不調が尾を引きランキング10位にとどまった。

2012年は、NASCARネイションワイド・シリーズ 第1戦デイトナ・インターナショナル・スピードウェイに於いて、フル参戦初戦となる予選にてポールポジションを獲得した。同年11月20日に自身のフェイスブックで、理学療法士の夫と離婚していたことが明らかになった[1]

2013年シーズンはスチュワート=ハース・レーシングに移籍し、スプリントカップ・シリーズにフル参戦する。開幕戦デイトナ500ではポールポジションを獲得した[2]

2014年に発売予定のセガの『ソニック&オールスターレーシング トランスフォームド』にゲスト出演する[3]

2015年8月12日フォーブスは「世界で最も稼ぐ女性アスリートランキング」を発表し、パトリックは4位に選出された[4]

2017年9月12日、スチュワート=ハース・レーシングはパトリックが2017年シーズン限りで離脱することを発表した [5]

レース戦績[編集]

インディカー・シリーズ[編集]

チーム シャシー エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 順位 ポイント
2005年 レイホール・レターマン・レーシング パノス ホンダ HMS
15
PHX
15
STP
12
MOT
4
INDY
4
TXS
13
RIR
10
KAN
9
NSH
7
MIL
19
MIS
20
KTY
16
PPIR
8
SNM
20
CHI
6
WGL
16
FON
18
12位 325
2006年 HMS1
DNS
STP
6
MOT
8
INDY
8
WGL
8
SNM
8
9位 302
ダラーラ TXS
12
RIR
15
KAN
11
NSH
4
MIL
4
MIS
17
KTY
8
CHI
12
2007年 アンドレッティ・グリーン・レーシング HMS
14
STP
8
MOT
11
KAN
7
INDY
8
MIL
8
TXS
3
IOW
13
RIR
6
WGL
11
NSH
3
MDO
5
MIS
7
KTY
16
SNM
6
DET
2
CHI
11
7位 424
2008年 HMS
6
STP
10
MOT2
1
LBH2 KAN
19
INDY
22
MIL
9
TXS
10
IOW
6
RIR
6
WGL
14
NSH
5
MDO
12
EDM
18
KTY
11
SNM
5
DET
16
CHI
10
SRF3
18
6位 379
2009年 STP
19
LBH
4
KAN
5
INDY
3
MIL
5
TXS
6
IOW
9
RIR
5
WGL
11
TOR
6
EDM
11
KTY
8
MDO
19
SNM
16
CHI
12
MOT
6
HMS
19
5位 393
2010年 アンドレッティ・オートスポーツ SAO
15
STP
7
ALA
19
LBH
16
KAN
11
INDY
6
TXS
2
IOW
10
WGL
20
TOR
6
EDM
15
MDO
21
SNM
16
CHI
14
KTY
9
MOT
5
HMS
2
10位 367
2011年 STP
12
ALA
17
LBH
7
SAO
23
INDY
10
TXS1
16
TXS2
8
MIL
5
IOW
10
TOR
19
EDM
9
MDO
21
NHM
6
SNM
21
BAL
6
MOT
11
KTY
10
LVS4
C
10位 314

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ AUTO SPORTS WEB(ダニカ・パトリック、理学療法士と離婚・2012年11月21日)
  2. ^ 02/24/2013 race: Daytona 500 (Cup)”. Racing-Reference. USA Today Sports Media Group. 2017年10月4日閲覧。
  3. ^ ソニック&オールスターレーシング トランスフォームドの公式サイトの紹介ムービーより。
  4. ^ 世界で最も稼ぐ女性アスリート 1位はシャラポワ”. Forbes Japan. 2017年10月4日閲覧。
  5. ^ NASCAR:ダニカ・パトリック、今季限りでスチュワート・ハース離脱。2018年の活動は言及せず”. オートスポーツweb. 2017年10月4日閲覧。

外部リンク[編集]