ダイヤモンドプリンセス (客船)

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ダイヤモンドプリンセス
D princess234.jpg
基本情報
船種 クルーズ客船
船籍 イギリスの旗 イギリス
所有者 カーニバル・コーポレーション
運用者 プリンセス・クルーズ
建造所 三菱重工業長崎造船所
姉妹船 サファイアプリンセス
建造費 5億米ドル
船級 LR
信号符字 2HFZ7
IMO番号 9228198
MMSI番号 235103359
経歴
竣工 2004年2月26日
就航 2004年3月
現況 就航中
要目
総トン数 115,875 トン
全長 290.00 m
全幅 41.50 m
高さ 54 m(水面上)
喫水 8.5 m
機関方式 統合電気推進
主機関 ディーゼル
バルチラ 9L46C(9,450 kW) 2基
バルチラ 8L46C(8,400 kW) 2基
ガスタービン
LM2500+ (25,000 kW) 1基
推進器 電動ポッド推進器(20,000 kW) 2基
航海速力 22.1ノット
旅客定員 2,674名
乗組員 1,238名
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ダイヤモンドプリンセス(Diamond Princess)は、イギリスの船舶会社のP&Oが所有・運航している外航クルーズ客船である。姉妹船サファイアプリンセスとともに主に太平洋で就役した。

概要[編集]

日本国内で建造された中ではアイーダ・プリマとアイーダ・ペルラに次いで、最大クラスの客船。 1337室のうち72%の960室はいわゆる「オーシャンビュー」とし、56%の748室には専用バルコニーを具備。バリアフリーに配慮した客室が29室。レストランは乗客の好みに応じるため7つ、24時間営業のものもある。

環境規制の厳しいアラスカ水域での運航に配慮した排気・排水対策のため、ガスタービンの採用や最新鋭の排水処理システムを完備。

2014年に日本マーケット向けに大規模なリノベーションを行い、展望浴場や寿司バーなどが新設された。
また、船籍をバミューダから英国(ロンドン)へと変更した。
2017年にドライドックを経て、船体前方部にプリンセスのロゴマークであるシーウィッチが追加塗装された。

なお、運航者のプリンセス・クルーズカーニバルグループに帰属。

2014年4月~10月は日本に配船され、20本の横浜発着クルーズを行った。
2015年も日本に配船され、その内3本はクラブツーリズムクルーズプラネットなどの旅行会社によるチャーターで運航。名古屋港清水港徳島小松島港などに寄港。
2016年4月~10月も引き続き日本発着クルーズを行った。
2017年は4月~11月まで延長して日本発着クルーズを行い、2017年11月~2018年4月にかけては主にオーストラリア方面で運航。
2018年は4月~12月まで延長しての日本発着クルーズが決定し、2018年12月~2019年2月にかけては主にシンガポール方面で運航。
2019年は2月から日本発着クルーズを予定。


デッキプラン[編集]

デッキ名 設備
1 - 3 - 非公開
4 ガラ・デッキ 医務室
5 プラザ・デッキ ギャラリー、図書館、ツアーデスク、リピーターデスク、アトリウム、クルーズデスク、カフェ、バー、ダイニング
6 フィエスタ・デッキ 劇場(1F)、バー、ウエディングチャペル、カジノ、フロント、ショップ、ダイニング
7 プロムナード・デッキ 劇場(2F)、バー、ショップ、ラウンジ、フォトギャラリー、有料レストラン
8 エメラルド・デッキ 客室
9 ドルフィン・デッキ 客室
10 カリブ・デッキ 客室
11 バハ・デッキ 客室
12 アロハ・デッキ 客室、プール(屋外)
14 リド・デッキ 操舵室、バー、プール(屋内・屋外)、ジャグジー(屋内・屋外)、ブッフェレストラン、有料レストラン
15 サン・デッキ フィットネス、エアロビクススタジオ、スパ、プール、美容室、サウナ、バー、映画用スクリーン(屋外)、卓球、子供用設備、有料大浴場
16 スポーツ・デッキ サンクチュアリ、船内TV局、ミニゴルフ、バー、ジャグジー
17/18 スカイ・デッキ スポーツコート(バスケットボール)、ナイトクラブ、バー

※デッキ13は欠番
※サンクチュアリは日本発着クルーズ時休業


火災事故[編集]

2002年10月1日、午後5時50分頃、長崎市飽の浦町の三菱重工業長崎造船所内にて造船所2180番船として艤装工事中のダイヤモンドプリンセスが火災を起こした。出火時に船内では約1000名の従業員が作業をしていたが全員すぐに避難して怪我人などは出なかった。稲佐消防署の発表では出火場所は船体中央部付近で全14デッキ(甲板)のうちの下から5番目のデッキ付近から出火したと見られている。施主であるP&Oに対する納入期限が2003年7月に迫っていたため、同時に建造していた2番船(造船所2181番船・サファイアプリンセス)を急遽ダイヤモンドプリンセスとして改修し、2004年2月に(「ダイヤモンドプリンセス」としては)7ヶ月遅れながらも納入にこぎつけた。なお炎上した造船所2180番船は造船所の香焼工場に移されて焼損部分を完全に撤去し、サファイアプリンセスとして改修され2004年5月にデビューを果たしている。


ギャラリー[編集]

参考文献[編集]

  • 三菱重工技報2004年11月号
  • 世界の艦船No.638 2005年2月号
  • 海事プレス社『クルーズシップ・コレクション2012-2013』4月臨時増刊

関連項目[編集]

外部リンク[編集]