ダイヤモンドクロッシング

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築港線/東港線のダイヤモンドクロッシング
(名古屋市港区大江町)
シカゴ・Lループにあるダイヤモンドクロッシング

ダイヤモンドクロッシング(Diamond crossing、または Diamond junction)とは、鉄道平面交叉する箇所における軌道構造で、直交するものと、X字状の配置で特殊分岐器の一部となっているものがある。頭文字をとってDCと略称することもある。中央部の形状がダイヤモンド形(菱形)であるためこう呼ばれる。

X字で分岐器となっている場合は、4組の分岐器とともにシーサスクロッシングの一部を構成する。渡りの機能を持たず、直交するものと同様の単に線路を交叉させるだけのものもある。クロッシング部(レールが同一平面で交わる部分)のレールを切り欠いている固定式、クロッシング部のレール(ノーズ部分)が列車の方向により移動する可動式(可動K字クロッシングと呼ぶ)、傷みやすい可動部分を改良した弾性可動式等がある。

日本初の国産ダイヤモンドクロッシングは、梅鉢鉄工所(後の帝國車輛工業東急車輛製造総合車両製作所)製の大阪市電四ツ橋交差点用である。

日本における事例[編集]

高浜線(鉄道)と大手町線(軌道)が平面交差している(伊予鉄道、現存)
1979年頃の阪急西宮北口駅 - 今津線電車が神戸本線を横切る
1930年代の京阪四条駅 - 京都市電がびわこ号の通過を待っている
札幌市交通資料館で保存されているレール

現存するもの[編集]

直交
斜交

現存せず[編集]

普通鉄道同士[編集]

普通鉄道を含むもの[編集]

路面電車同士[編集]

※事業者につき3箇所を超える場合は交差箇所を個別に記載しない(該当事業者はこの字体)。また特記がない限りは同一事業者の路線同士。

脚注[編集]

  1. ^ 鉄道物語5.黒部鉄道石田港線 - 黒部市ウェブサイト(公共交通で行こう!)
  2. ^ a b c d e f g h i j k 「全国廃線鉄道地図(都道府県別)」
  3. ^ 『地図で歩く路面電車の街』pp.66 - 67、74
  4. ^ 当社高岡専用線休止に関するお知らせ」日本曹達、2004年3月3日。
  5. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.102
  6. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.80
  7. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.75
  8. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.117
  9. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.137、142
  10. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.18
  11. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.123
  12. ^ a b c d e 『京都市電が走った街 今昔』p.37
  13. ^ 奈良線の路盤を使って建設された奈良電気鉄道近鉄京都線は高架となったため、平面交差はなかった。
  14. ^ 『大阪市電が走った街 今昔』p.124
  15. ^ 『札幌市電が走った街 今昔』pp.45 - 46
  16. ^ 『都電が走った街今昔』見返しの「都電路線図」
  17. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』pp.18 - 19
  18. ^ 『京都市電が走った街 今昔』p.37、89

参考文献[編集]