タビオ

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タビオ株式会社
Tabio Corporation
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種類 株式会社
市場情報
東証2部 2668
本社所在地 日本の旗 日本
556-0011
大阪市浪速区難波中二丁目10番70号
なんばパークスタワー16F
設立 1968年3月10日
業種 卸売業
法人番号 8120001020754
代表者 代表取締役会長 越智直正
代表取締役社長 越智勝寛
資本金 4億1478万9000円
売上高 単体137億59百万円
連結143億36百万円
(2010年2月期)
純資産 単体46億01百万円
連結50億21百万円
(2010年2月)
総資産 単体65億68百万円
連結76億94百万円
(2010年2月)
決算期 2月末
外部リンク www.tabio.com/
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タビオ株式会社(Tabio Corporation)は、大阪府大阪市浪速区に本社を置く、靴下の企画・製造・販売を主業とする企業。

概要[編集]

1968年3月10日に「ダンソックス」として起業。1977年に「株式会社ダン」に社名変更、2006年に「タビオ株式会社」に社名変更し現在に至る。

近年の靴下市場は、中国産の安い製品が市場を多く占めている。その中で、タビオは「日本製」にこだわり、工場での生産から店舗での販売・在庫管理までを一貫する「サプライチェーン・マネジメント(後述)」を行っている[1]。売上げの9割は女性向け商品である[1]。また、2002年にはイギリスの高級百貨店ハロッズに、2009年にはフランス パリマレ地区と海外出店に努めブランドイメージを発展させてきている。

しかし、経営は順風満帆だったわけではない。1970年代の資金繰り悪化による経営危機、2000年代の営業不振と危険な時期もあった。特に2000年の大証2部上場後は、利益のために店舗への投資を怠り、本部の意向を押しつけすぎた結果、店舗は荒れ、従業員の士気が低下。「本部は敵」とまで言わしめる惨状を呈し販売は低迷した[1]。だが本部は「いい靴下を作れば売れるはずだ。この靴下が売れないのは営業努力が足りないからだ。揚げ句、ウチの靴下を履かない客がバカなんだ」[1]プロダクトアウトの思考にはまり、生産と販売とがかみ合わない状況となっていた[1]。こうした状況の中で、越智勝寛(創業者 越智直正の息子。2008年より同社社長)が問題点を把握し、改革を実行。その結果、タビオは危機的状況を乗り越え、再び売上げを伸ばすようになった[1]

創業者は、越智直正(2008年より同社会長)。会社を興し一代で成長させ、「靴下の神様」の異名を持つ[1]

セレッソ大阪のオフィシャルスポンサーである。

ブランド・店舗業態[編集]

  • 靴下屋(くつしたや)*
  • Tabio(たびお)*
  • chaussettes (しょせっと)*
  • Tabio HOMME (たびお おむ)*
  • mightysoxer(まいてぃそくさー)*

沿革[編集]

  • 1968年 - ダンソックス創業。
  • 1977年 - 株式会社ダン設立。本社は大阪市平野区平野本町。
  • 1982年 - 直営1号店を神戸三宮にオープン。
  • 1983年 - 「靴下屋FC1号店の久留米店オープン。
  • 1986年 - 本社を平野区長吉長原西へ移転。
  • 1987年 - 「中央研究所」設立。
  • 1992年 - 「協同組合靴下屋共栄会」を仕入先5社と設立。
  • 1994年 - 「上海通暖紅針織有限公司」を丸紅と合弁で設立。
  • 2000年 - 大阪証券取引所市場第2部に上場。
  • 2001年 - 「S.V.R.技術開発センター」設立。英国法人「DUNSOX UK Co.,Ltd.」設立。
  • 2002年 - ロンドンに海外直営1号店「Tabio」オープン。
  • 2006年 - 商号をタビオ株式会社に変更。DUNSOX UKの商号をTabio Europe Limitedに変更。
  • 2007年 - 靴下屋共栄会を「タビオ奈良株式会社」に組織変更。
  • 2008年 - 仏国法人「Tabio France S.A.R.L.」設立。
  • 2009年 - パリ1号店オープン。
  • 2010年 - 本社を浪速区難波中にあるなんばパークスへ移転。
  • 2012年 - Tabio France の会社形態をS.A.Sへ変更。
  • 2013年 - 大阪証券取引所と東京証券取引所の現物株市場統合に伴い、東京証券取引所第2部に上場。

その他[編集]

サプライチェーン・マネジメント[編集]

1970年代に商品数を増やした際、工場とうまく連携がとれず納期が遅れ、資金繰りが悪化、借金が増加した。このときの反省を生かし、越智直正は取引を行っていた工場と共栄会という組織を作り、店舗の販売状況の把握、物流センターの建設、注文単位を10足単位のデカから1足単位に変更するなどの生産から販売までを管理するシステムを作り上げていった[1]

事件[編集]

2013年9月10日、タビオ神戸ハーバーランドumie店において男性客がズボンのファスナーを下げ商品の靴下をその中に入れた画像をTwitterに投稿した。これを受け同社は男性に画像の削除を呼びかけ、同店は陳列物の撤去、廃棄、什器の清掃消毒を行ったうえで法的措置を取ると発表した[2]。いわゆるバカッターの一つ。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 篠原匡「いまどき「国産」の「靴下」に賭けて増収増益! タビオがコモディティー商品で味わった栄光、挫折、そして復活」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2009年7月1日付配信
  2. ^ 靴下屋 神戸ハーバーランド umie店における不適切な画像について
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外部リンク[編集]