タチヤーナ・マーヴリナ

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タチヤーナ・アレクセーエヴナ・マーヴリナロシア語:Татья́на Алексе́евна Ма́врина、;ラテン文字転写:Tatyana Alekseevna Mavrina1900年12月20日 - 1996年8月19日)は、ロシア画家。姓はマブリナとも表記される。

概要[編集]

ニジニ・ノヴゴロド生まれ。1921年ヴフテマス(Vkhutemas、Bxyтeмac、国立高等美術工芸工房または国立高等芸術技術工房)に入って絵画を学ぶ。1929年ロシア・アヴァンギャルドのグループ“13”のメンバーとなる。1940年頃からロシアの民衆芸術、建築遺産への関心を強め、第二次世界大戦以降は風景画と昔話の挿絵の仕事が主になる。とくに魔法昔話や創作メルヘンの挿絵で評価されており、その作品はロシア美術館トレチャコフ美術館プーシキン美術館などに収蔵されている。プーシキン美術館の個人コレクションに収められているマーヴリナ・コレクションには、彼女自身の作品のほかに、夫のニコライ・クズミンとともに長年にかけて収集した古い民芸品やイコンが含まれており、彼女の創作の源をうかがうことができる。

ライプツィヒ国際図書デザイン展銀賞(1959)、ドイツ児童図書賞銀賞(1965)、 ソビエト連邦国家賞(1975)、国際アンデルセン賞(1976)などを受賞。

主な作品[編集]

参考文献[編集]

  • 『国立国会図書館国際子ども図書館展示会 ロシア児童文学の世界―昔話から現代の作品まで―』国立国会図書館国際子ども図書館編集、国立国会図書館国際子ども図書館

関連項目[編集]

外部リンク[編集]