タイラー・ザ・クリエイター

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Tyler, The Creator
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基本情報
出生名 Tyler Gregory Okonma
別名 Ace The Creator・DJ Stank Daddy・Tyler Haley・Wolf Haley
生誕 (1991-03-06) 1991年3月6日(28歳)
出身地 アメリカ合衆国, カリフォルニア州, ロサンゼルス ラデーラハイツ英語版
ジャンル ヒップホップ
オルタナティブ・ヒップホップ
職業 ラッパー, 音楽プロデューサー, 映像作家, デザイナー
活動期間 2007年-現在
レーベル Columbia, Odd Future, Sony, RED Music英語版, XL Recordings,
共同作業者 Odd Future, Earl Sweatshirt, Frank Ocean, A$AP Rocky, ジ・インターネット, カリ・ウチス,
公式サイト golfwang.com

タイラー・ザ・クリエイター(Tyler, The Creator)とは、カリフォルニア州ラデーラ・ハイツ出身のラッパー、プロデューサーである。彼はオルタナティブヒップホップグループ、OFWGKTA(Odd Future)のリーダーであり、リリースされたすべての作品でラップとプロデュースを担当している。リリースしたアルバム全てが全米チャート5位以内にランクインするなど高い人気を誇るアーティストでありながら、自身の洋服ブランドGolf Wangを立ち上げるなど音楽にとどまらないマルチな才能を発揮している。

幼少期 [編集]

7歳のころタイラーはアルバムのカバーを撮り、彼が想像したアルバムの曲目入りのカバーを作ったという。彼が曲を作れるようになる前の話である。タイラーは12年間の教育期間中に、サクラメントやロサンゼルスを含む12個もの学校に通った。

音楽キャリア [編集]

自身が創設者であるヒップホップ・グループOdd Futureとしてすでに活動していたタイラーは2009年12月25日ミックステープ『Bastard』をセルフリリースし、ソロアーティストとしても始動する。Pitchfork Mediaによる2010年のトップアルバムリストにおいて32位にランクインするなど注目を集めた。

その後、Odd Futureの活動と並行してタイラーは2011年、XL Recordingとアルバム一枚限りの契約を結ぶと1stスタジオアルバム『Goblin』をリリース。全米初登場5位を記録する[1]などヒット作となった。

Odd Futureとしての活動を一段落させたタイラーは2013年、自身のレーベルOdd Futureレコードから2作目のアルバムとなる『Wolf』をリリース。全米アルバムはチャート初登場3位を記録した[2]。5月にはアール・スウェットシャツと共にソロ名義では初来日公演を恵比寿Liquidroom横浜ベイホールで行った。[3]

2015年4月、3枚目のアルバム『Cherry Bomb』をリリース。全米4位を記録[4]。9月に日本では初となる完全な単独公演を恵比寿Liquidroomにて行った。[5]

2017年7月、4枚目のアルバム『Flower Boy』がリリース。自身最高位を更新する初登場2位を獲得[6]。Pitchforkが2017年のベストアルバムリストにおいて第8位に選出する[7]など彼のキャリア史上最も高い評価を得たアルバムにもなった。同10月には3度目となる来日公演が恵比寿Liquidroomで敢行されることが急遽決定。深夜という時間のライブではあったが即日完売するなど大盛況となった。[8]

ファッション[編集]

2011年、タイラーは自身のファッションブランドであるGOLF WANG[9]を設立。2018年現在のAutumn/Winter 2018を含め、計9シーズンを展開している。2017年にはこれまでGOLF WANGやODD FUTUREでのコラボシューズをリリースしていたヴァンズとの契約を終え、コンバースとのコラボレーションを始動させる。元々、GOLF Fashon Show 2016にてPeopleFootwearとのコラボシューズとして披露されたがデザインはほぼそのままにコンバースにてリリースされた。以来GOLF le FLEUR*[10]としてGOLF WANGの旗艦店はもちろん、コンバースのオンラインストア[11]、GOLF WANGの姉妹サイトであるgolflefleur.comなどでシューズを扱っている。さらに近年、そのファッションセンスの高さが多方面で注目され始め、度々ファッション雑誌などで取り上げられている[12][13][14]

批判 [編集]

タイラーは同性愛者への差別的な発言を批判されてきた。特にリリックやツイッターでよくfaggotという蔑称を使うことについて批判されている。彼はホモフォビアであるという非難を否定し、「俺はホモフォビアではない。faggotやgayはまぬけを表現する形容詞として使っているだけだ」「俺はホモフォビアというわけではなく、faggotは表現として有効だと思っているだけだ」などと述べている。2018年、エミネムは彼のアルバム『Kamikaze』の収録曲『Fall』の中で「タイラーは何もクリエイトしちゃいない。お前が自分のことをfaggotと呼ぶ理由が俺にはわかるぜ」とタイラーをディスしたが、後に彼のYouTubeチャンネルの動画の中で、「言い過ぎた」と認めている[15]

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

タイトル アルバム詳細 チャート最高位 認定
US
[16]
AUS
[17]
BEL
[18]
CAN
[19]
DEN
[20]
GER
[21]
IRL
[22]
UK
[23]
2011 Goblin 5 66 62 16 13 97 44 21
2013 Wolf
  • 発売日: 2013年4月2日
  • レーベル: Odd Future, RED
  • フォーマット: CD, LP, digital download
  • 全米売上: 10.7万枚[25]
3 19 48 2 10 46 17
2015 Cherry Bomb
  • 発売日: 2015年4月13日
  • レーベル: Odd Future, RED
  • フォーマット: CD, digital download
  • 全米売上: 8万枚[26]
4 13 83 5 37 38 16
2017 Flower Boy
  • 発売日: 2017年7月21日
  • レーベル: Columbia
  • フォーマット: CD, cassette, digital download
  • 全米売上: 10.6万枚[27]
2 8 29 2 11 66 7 9
2019 Igor
  • 発売日: 2019年5月17日
  • レーベル: Columbia
  • フォーマット: CD, digital download, cassette
1 3 5 2 4 29 4 4
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。

代表曲[編集]

  • "Yonkers" (全米最高124位)
  • "She" (全米最高116位)
  • "Who Dat Boy (ft. A$AP Rocky)" (全米最高87位)
  • "OKRA" (全米最高89位)
  • "EARFQUAKE" (全米最高13位)

脚注[編集]

  1. ^ https://www.billboard.com/music/tyler-the-creator/chart-history/billboard-200/song/696093
  2. ^ https://www.billboard.com/music/tyler-the-creator/chart-history/billboard-200/song/777674
  3. ^ https://rockinon.com/live/detail/83062
  4. ^ https://www.billboard.com/music/tyler-the-creator/chart-history/billboard-200/song/887142
  5. ^ http://bmr.jp/hotspot/144288
  6. ^ https://www.billboard.com/music/tyler-the-creator/chart-history/billboard-200/song/1036805
  7. ^ https://pitchfork.com/features/lists-and-guides/the-50-best-albums-of-2017/?page=5
  8. ^ https://rockinon.com/news/detail/168680
  9. ^ GOLF WANG”. www.golfwang.com. 2018年12月18日閲覧。
  10. ^ Golf Le Fleur” (英語). GOLF le FLEUR*. 2018年12月18日閲覧。
  11. ^ Converse Official Website” (英語). www.nike.com. 2018年12月18日閲覧。
  12. ^ タイラー・ザ・クリエーターが着る<コム デ ギャルソン・オム プリュス>” (日本語). GRIND (グラインド). 2018年12月18日閲覧。
  13. ^ Venot, Mark Anthony Green,Matthieu (2018年8月6日). “Sugar High: Tyler the Creator Talks Cookies, Clothes, and Crying to Kanye’s “Violent Crimes”” (英語). GQ. 2018年12月18日閲覧。
  14. ^ Magazine, Oyster (2018年8月31日). “Tyler, The Creator And King Krule Talk Ambition, Insecurities And Ice Cream for Oyster #114” (英語). Oyster Magazine. 2018年12月18日閲覧。
  15. ^ EminemMusic, Eminem x Sway - The Kamikaze Interview (Part 3), https://www.youtube.com/watch?v=8Yyr85VNNKU&feature=youtu.be&t=534 2018年12月18日閲覧。 
  16. ^ Tyler, the Creator – Chart History: Billboard 200”. Billboard. Prometheus Global Media. 2012年10月19日閲覧。
  17. ^ Discography Tyler The Creator”. 'australian-charts.com'. Hung Medien. 2013年4月12日閲覧。
  18. ^ Discografie Tyler The Creator” (Dutch). 'ultratop.be'. Hung Medien. 2012年10月19日閲覧。
  19. ^ Tyler, the Creator – Chart History: Canadian Albums”. Billboard. Prometheus Global Media. 2012年10月19日閲覧。
  20. ^ Discography Tyler The Creator”. 'danishcharts.com'. Hung Medien. 2012年10月19日閲覧。
  21. ^ Chartverfolgung / Tyler,The Creator / Longplay” (German). 'musicline.de'. Media Control Charts. 2012年10月19日閲覧。
  22. ^ Discography Tyler The Creator”. 'irish-charts.com'. Hung Medien. 2012年10月19日閲覧。
  23. ^ Tyler The Creator”. Official Charts Company. 2012年10月19日閲覧。
  24. ^ Wolf: Music. Amazon.com. Retrieved on 2013-08-18.
  25. ^ Hip Hop Album Sales: The Week Ending 4/14/2013”. HipHopDX. 2013年4月17日閲覧。
  26. ^ Caulfield, Keith (2015年4月22日). “Shawn Mendes' 'Handwritten' Debuts at No. 1 on Billboard 200 Chart”. Billboard. Prometheus Global Media. 2015年4月22日閲覧。
  27. ^ Caulfield, Keith (2017年8月2日). “Lana Del Rey Debuts at No. 1 on Billboard 200 Albums Chart, Tyler, The Creator and Meek Mill Bow at Nos. 2 & 3”. Billboard. 2017年8月2日閲覧。

外部リンク[編集]