タイコウチ

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タイコウチ
Laccotrephes japonensis Kyoto aquarium.jpg
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: カメムシ目(半翅目) Hemiptera
亜目 : カメムシ亜目(異翅亜目) Heteroptera
下目 : タイコウチ下目 Nepomorpha
上科 : タイコウチ上科 Nepoidea
: タイコウチ科 Nepidae
: タイコウチ属 Laccotrephes
: タイコウチ L. japonensis
学名
Laccotrephes japonensis
Scott, 1874
和名
タイコウチ(太鼓打)
英名
Water scorpion

タイコウチ Laccotrephes japonensis(太鼓打、: water scorpion、ウォータースコーピオン)は、カメムシ目タイコウチ科に属する水生昆虫の一種。

名称[編集]

英名の "water scorpion" であるが[1]、これはこの種にかぎった名ではなく、じつはタイコウチ科(Nepidae)の総称である[2]

よってミズカマキリ属(Ranatra) も 、ヒメタイコウチ(Nepa hoffmanni)も"water scorpion"と称される[2][1][注 1]

分布[編集]

北海道を除く日本全国に分布。水田等の浅い水域に生息している。

形態・生態[編集]

成虫の体長30-35mm。体色は褐色。尻に長い呼吸管を具え、その先端を水面に出し水中で獲物を待ち伏せする。肉食性で、鎌状の鋭い前肢で魚類、他の水生昆虫、オタマジャクシ等を捕らえ、口針から消化液を送り込み溶けた体組織を吸入する体外消化を行う。

11月頃に陸上及び水中で越冬する。寿命は2-3年ほど。 手でつかむと、脚を縮めて擬死をする。

繁殖[編集]

産卵期は5-8月。雌は水辺の土、苔に10本程度の呼吸糸を持つ卵を数個~10個程度ずつまとめて産む。孵化した幼虫は約2か月で5回の脱皮を経て成虫となる。

飼育[編集]

水底から呼吸管が水面に出るほどの水深となるように調整する。それ以上の深さでは足場となる水草や木の枝を投入する。小魚の他、陸生の昆虫も餌となる。飛翔するため容器に蓋をする必要がある。

タガメ等と違って調達に手間やコストのかかる水生小動物は必須でなく、適当な小昆虫を水面に落としてやれば、それを捕らえて幼虫は育ち、成虫も問題なく生存する。水質の悪化にも比較的強く、水生昆虫飼育の入門に向いている。

近縁種[編集]

日本に生息するタイコウチ属 LaccotrephesはタイコウチL. japonensisを含め3種。

  • タイワンタイコウチ Laccotrephes grossus
  • エサキタイコウチ Laccotrephes maculatus

日本に生息するタイコウチ科ヒメタイコウチ属は、以下の1種。

関連項目[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 複合語として"waterscorpion"とも表記される[2]

出典[編集]

脚注
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  1. ^ a b Iwasaki, Keiji (1999), “Water scorpions, Laccotrephes japonensis, at river margins: Their distribution and life cycle in the Yamato-gawa water system, Nara, Japan”, 陸水学雑誌 Japanese Journal of Limnology 60 (4): 559–568, https://books.google.com/books?id=D0wHAQAAIAAJ 
  2. ^ a b c Keffer, Steven L. (2000), “23: Waterscorpions (Nepidae)”, in Schaefer, Carl W.; Panizzi, Antonio Ricardo, Heteroptera of Economic Importance, CRC Press, p. 583, ISBN 9781420041859, https://books.google.com/books?id=00jRBQAAQBAJ&pg=PA583 
参考文献

外部リンク[編集]