ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

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ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか
Dungeon ni Deai o Motomeru no wa Machigatteiru Darō ka logo.png
ジャンル ファンタジー
小説
著者 大森藤ノ
イラスト ヤスダスズヒト
出版社 SBクリエイティブ
レーベル GA文庫
刊行期間 2013年1月15日 -
巻数 既刊15巻(2019年6月現在)
小説:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア
著者 大森藤ノ
イラスト ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
はいむらきよたか
出版社 SBクリエイティブ
レーベル GA文庫
刊行期間 2014年1月15日 -
巻数 既刊12巻(2019年7月現在)
小説:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか ファミリアクロニクル
著者 大森藤ノ
イラスト ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
ニリツ
出版社 SBクリエイティブ
レーベル GA文庫
刊行期間 2017年3月15日 -
巻数 既刊1巻(2017年3月現在)
漫画
漫画
原作・原案など 大森藤ノ(原作)
ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
作画 九二枝
矢町大成
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
ガンガンONLINE
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表号 2013年16号 -
巻数 既刊10巻(2018年6月現在)
漫画:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア
原作・原案など 大森藤ノ(原作)
はいむらきよたか・ヤスダスズヒト
(キャラクター原案)
作画 矢樹貴
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ガンガンJOKER
ガンガンONLINE
レーベル ガンガンコミックスJOKER
発表号 2014年6月号 -
巻数 既刊14巻(2019年7月現在)
漫画:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか ファミリアクロニクル
episodeリュー
原作・原案など 大森藤ノ(原作)
ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
作画 桃山ひなせ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載サイト ガンガンONLINE
レーベル ガンガンコミックスONLINE
発表期間 2017年2月23日 - 2018年10月25日
巻数 全6巻
話数 全21話
漫画:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか4コマ【神様の日常】
原作・原案など 大森藤ノ(原作)
ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
作画 タカムラマサヤ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載サイト ガンガンONLINE
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表期間 2014年8月14日 - 2015年5月14日
2016年5月19日 - 2017年5月18日
巻数 全2巻
漫画:ダンまち4コマ
そもそもダンジョンにもぐるのが間違いではないだろうか
原作・原案など 大森藤ノ(原作)
ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
作画 ちょぼらうにょぽみ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表号 2014年22号 - 2015年12号
2016年9号 - 2017年5号
巻数 全2巻
アニメ:ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか(第1期)
ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうかII(第2期)
原作 大森藤ノ
監督 山川吉樹(第1期)
橘秀樹(第2期)
シリーズ構成 白根秀樹
キャラクターデザイン 木本茂樹
音楽 井内啓二
アニメーション制作 J.C.STAFF
製作 ダンまち製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 第1期:2015年4月 - 6月
第2期:2019年7月 -
話数 第1期:全13話
アニメ:ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを
求めるのは間違っているだろうか外伝
原作 大森藤ノ
監督 鈴木洋平
シリーズ構成 白根秀樹
キャラクターデザイン 木本茂樹
音楽 井内啓二
アニメーション制作 J.C.STAFF
製作 ソード・オラトリア製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2017年4月 - 7月
話数 全12話
映画:劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは
間違っているだろうか -オリオンの矢-
原作 大森藤ノ
監督 桜美かつし
脚本 大森藤ノ
キャラクターデザイン 木本茂樹
音楽 井内啓二
制作 J.C.STAFF
製作 劇場版ダンまち製作委員会
配給 ワーナー・ブラザース映画
封切日 2019年2月15日
上映時間 82分
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(ダンジョンにであいをもとめるのはまちがっているだろうか)は、大森藤ノによる日本ライトノベル。イラストはヤスダスズヒトが担当。2013年1月からGA文庫SBクリエイティブ)より刊行されている。略称は『ダンまち』。

目次

概要[編集]

本作品は、大森のデビュー作であり、小説投稿サイト「Arcadia」に『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のタイトルで投稿されていた[注 1]。これを『ファミリア・ミィス』へ改題し、第4回GA文庫大賞へ投稿して大賞を受賞し[1]、タイトルを戻して2013年に書籍化された。さらに、アイズ・ヴァレンシュタインを主人公にした『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア』が2014年から連載され、リュー・リオンを主人公とした『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー』が2017年に刊行された。2019年においてシリーズの累計で1200万部が発行されており[2]、複数の賞を受賞している[3][4]

メディアミックスとして、2013年に本編、2014年に外伝『ソード・オラトリア』の漫画化が行われ、テレビアニメが2015年に本編、2017年に外伝『ソード・オラトリア』が放送されている。また、ファミリアクロニクル『episodeリュー』の漫画は文庫本と同時に2017年から連載されている。2018年には劇場版アニメと本編アニメ第2期の製作が発表され[5]、2019年2月に『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢-』が公開され、同年7月より『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』が放送中である[6]

あらすじ[編集]

本編[編集]

第一部[編集]

第1巻
ベル・クラネルは、英雄譚のような異性との運命の出会いに憧れ、広大な地下迷宮、通称ダンジョンを中心に栄える迷宮都市オラリオで女神ヘスティアファミリアに入団した駆け出しの冒険者である。
ファミリアで唯一の団員であるベルは、単独でダンジョンに臨み、我流でモンスターと戦っていた。いつものようにダンジョン上層で戦っていたベルは、不運なことに中層級の強さをもつミノタウロスに襲われる。なすすべもなく追いつめられたベルは、間一髪のところでロキ・ファミリアの女性冒険者アイズ・ヴァレンシュタインに助けられたが、ベルは礼も言わずにその場から逃げ去ってしまう。あまりの衝撃的な出会いにより、アイズに一目惚れしてしまったベルは、彼女に釣り合うような立派な冒険者となろうと心に誓う。これが切っ掛けとなりスキル憧憬一途が発現し、規格外の急成長を遂げてゆく。
ベルは酒場「豊饒の女主人」のシル・フローヴァと偶然知り合いになっており、シルから酒場に招かれて「豊饒の女主人」で食事をとっていた。そこで、ロキ・ファミリアの宴会と重なり、自分の醜態を嘲笑するロキ・ファミリアの団員の話を耳にしてしまう。憧れの人であるアイズの前で嘲笑されされたことに耐えきれず、ベルは酒場から逃げ出してしまう。自分の弱さを思い知らされたベルは憧れの人に追いつくために強くなりたいと願うようになる。
また、魂の純粋さに目を付けた美の女神フレイヤからベルは見初められる。ベルを見定めるためにフレイヤが暗躍し、ガネーシャ・ファミリアが主催する怪物祭からモンスターが逃げ出す。モンスターは執拗にヘスティアを狙い、ベルはヘスティアを守るためにモンスターと戦い、ヘスティアの計らいで手に入れた神のナイフの力も借りて、モンスターの打倒に成功する。
第2巻
ベルを担当するギルド職員エイナ・チュールは、駆け出しのベルの不用意な行動を懸念していたが、ベルの異常な成長を確認した後、成長したベルに相応しい防具を準備するために、ヘファイストス・ファミリアの店にベルを誘う。この中で、ベルはヴェルフ・クロッゾ製の軽装防具を気に入り、有り金を叩いて購入している。
その帰り道、ベルは冒険者に追われていたリリルカ・アーデと出会い、リリルカはベルが持っていた神のナイフに目を付ける。リリルカはベルを騙すために魔法で外見を変えてベルに近づき、サポーターとしてベルとパーティーを組むようになる。
ベルの成長を促すフレイヤの企みにより、魔導書が「豊饒の女主人」へ届けられ、シルがこれをベルに貸し与えたことで、ベルに魔法ファイアボルトが発現する。ベルは喜びのあまり魔法を使いまくり、初めて精神疲弊を起こしてダンジョン内で意識を失う。この時、偶然に通りがかったアイズが気絶したベルを介抱していたが、意識を取り戻したベルは状況を把握できず、再び逃げ出してしまう。
エイナはリリルカの所属するソーマ・ファミリア団員の尋常でない振る舞いをギルドで目にしており、リリルカとパーティーを組んだベルが心配でソーマ・ファミリアを調査し始めた。面識のあったロキ・ファミリアの副団長による仲介で酒に造詣が深い女神ロキと面談し、男神ソーマの作る神酒の異常性とソーマ・ファミリアの団員の尋常でない行動との関係を察し、リリルカに対する懸念をヘスティアへ知らせる。
リリルカは、一度、ベルから神のナイフを盗み出したが、「豊饒の女主人」のリュー・リオンが取り返し、神のナイフはベルの元に戻る。そこで、もう一度、ベルの命を顧みない入念な作戦を立て、神のナイフを盗み出すことに成功したが、今度は、ソーマ・ファミリア団員の罠に嵌って自身が命の危機に晒される。しかし、ベルが間一髪で駆けつけ、リリルカは九死に一生を得る。リリルカは、これまで騙し続けてきたベルに助けられたことに困惑したが、ベルの純粋な優しさに心を打たれ、本当の意味でベルのサポーターになることを決意する。
第3巻
ヘスティアはリリに対して懐疑的だったが、リリの言葉とベルの判断を信用してリリを受け入れ、ベルはリリとのパーティーを続けることにする。
エイナの計らいによりアイズと対面したベルは、これまでの礼をアイズにしっかり伝え、アイズからの提案で戦い方を教えてもらえることになる。口下手なアイズは、言葉でベルを導くことはせず、実戦形式の訓練を通じて、戦闘の技と駆け引きの基礎をベルに授けている。
フレイヤは魔法を得て輝きが増したベルの更なる成長を望んでおり、ファミリアの団長オッタルとの会話から、ベルの成長を妨げている原因がミノタウロスのトラウマにあると考える。そこで、フレイヤは、ベルがトラウマを克服するための舞台を準備するにようにとオッタルへ命じ、オッタルはダンジョン上層で片角のミノタウロスを鍛え上げ、これをベルに直接ぶつけることで彼の成長を促すことにする。
フレイヤたちの企みを知らないベルは、リリと共にダンジョンに潜り、オッタルに調教された片角のミノタウロスと対峙する。恐怖で怯えるベルだったが、リリだけは何とか逃がし、戦いながら自身も逃げる算段をしていたところにアイズが駆けつける。ベルを助けようとするアイズに対して、ベルは憧れの人に再び助けられることを拒み、自身で決着をつけるべく格上のミノタウロスと真正面から戦う決意をする。
ベルは、アイズから教わった技と駆け引き、魔法、神のナイフなど、自身の全てを賭して片角のミノタウロスと戦い、最後は、立ったまま精神疲弊で意識を失ったが、片角のミノタウロスに勝利した。その戦う姿は、目撃したロキ・ファミリア幹部たちに衝撃を与え、自分たちが冒険者であることを再認識させ、深く印象に残るものとなる。

第二部[編集]

第4巻
中層級のミノタウロスを単独で倒したことで、ベルは僅か1か月半という前代未聞の最短記録でLv.2にランクアップし、世界最速兎(レコードホルダー)としてオラリオで一躍注目の的となり、神々からの疑惑と多数の冒険者からのやっかみも買うことになる。ランクアップにより、ベルには新たなスキル英雄願望が発現し、神々から二つ名「未完の少年(リトル・ルーキー)」を授けられる。
ベルは、ミノタウロスとの死闘で傷んでしまった防具を新調するために、ヘファイストス・ファミリアの店を訪れ、元の防具の製作者である鍛冶師ヴェルフと出会う。ヴェルフから専属契約とパーティーの打診を受けたベルは、リューからパーティーを増やすことを勧められていたこともあり、ヴェルフの提案を快諾する。エイナと相談の上、装備を調えて、ベル、リリ、ヴェルフのパーティーで中層13階層を目指すことになる。
クエスト×クエスト
本編4巻に同時掲載された短編。時系列としては本編第3巻2章と3章の間である[7]
ある日ベルは、懇意にしているミアハ・ファミリアナァーザ・エリスイスに冒険者依頼(クエスト)を依頼され、後に合流したリリと共にクエストを実行に移す。無事ドロップアイテムの採取に成功するが、ナァーザからの報酬がクエストに見合わないものであることをリリに見抜かれてしまう。ミアハ・ファミリアの主神ミアハはナァーザを咎めた。
かつて冒険者だったナァーザはモンスターに右手を食われ、ファミリアには、義手を作製した ディアンケヒト・ファミリアからの莫大な借金があり、ナァーザはそんな今のファミリアを何とかしたいがゆえに報酬をごまかしていたことを吐露している。
女神へのカンパネラ
本編4巻に同時掲載された短編。時系列としては本編1巻の開始前である[7]
結成したばかりのヘスティア・ファミリア。日々の生活の中、ベルとヘスティアはファミリアとしてお互いの理解を深めてゆく。そんなある日、ベルが武器屋の店先で剣を、ヘスティアが商店の店先で髪留めを、物欲しそうに眺めているところをお互いが目撃する。
第5巻
ベルたちのパーティーは順調に13階層を踏破していたが、タケミカヅチ・ファミリアのパーティーから怪物進呈され、15層へ落とされてしまう。ダンジョン中層で遭難したベルたちは、場所と被害状況を考慮したリリの提案により、上層へ戻るよりもより深い階層の安全地帯である18階層へ逃げ込む決断をする。一方、ベルたちの危機を察したヘスティアと、男神ヘルメスヘルメス・ファミリアの団長アスフィ・アンドロメダ、そして助っ人としてリューがベルたちの救助に向かう。
ベルたちのパーティーは命辛々18階層に到着し、遠征からの帰還の途にあるロキ・ファミリアに救われる。救助に向かっていたヘスティアたちとも合流し、ベルたちはロキ・ファミリアの団員やヘルメスらと交流し、しばし穏やかな時を過ごす。ロキ・ファミリアが上層へ出発した後、一部の冒険者の嫉妬と悪意を利用したヘルメスの策略によりヘスティアが攫われてしまう。ヘスティアは神威を開放することで冒険者たちから解放されたが、神威を感じとったダンジョンが変異種の階層主漆黒のゴライアスを生み出してしまう。
漆黒のゴライアスの誕生により上層への通路が塞がれたため、ベルたちとリヴィラの街の百人を越す冒険者たちは力を合わせて漆黒のゴライアスに立ち向かうことになる。漆黒のゴライアスの異常な再生能力に苦戦したが、ステイタスの高いリューやアスフィが主力となって戦い、最終的にベルの英雄願望により漆黒のゴライアスは打倒される。
第6巻
18階層からの帰還後、ベルは恋多き男神アポロンに目を付けられてしまう。アポロンは、ベルを我が物にするために様々な策略を巡らし、ベルを孤立させるためにリリをソーマ・ファミリアに捕えさせて、その上であからさまにベルを追い回し、ついにはファミリア同士の総力戦である戦争遊戯を実現する。オラリオ以外の冒険者1人の助っ人が認められたが、戦争遊戯の内容が攻城戦となったことで団員1人のヘスティア・ファミリアの勝利は絶望的となる。
ベルは、再びアイズに特訓をつけてもらうためにロキ・ファミリアへ向かい、アイズと対人戦を想定した1週間の猛特訓を行う。この間、ヘスティアはリリを救出すべくソーマ・ファミリアの本拠に殴り込みをかける。ソーマは神酒の誘惑を乗り越えたリリを認め、ヘスティアは神のナイフを脱退金の担保にすることで、リリの身柄を確保する。タケミカヅチ・ファミリアのヤマト・命は13階層での怪物進呈を悔やんでおり、タケミカヅチに自ら申し出て1年間限定でヘスティア・ファミリアに改宗する。リリとヘファイストスの許しを得たヴェルフもヘスティア・ファミリアに改宗し、助っ人としてリューが参戦することになり、ヘスティア・ファミリアは5人で戦争遊戯に挑むことになる。
戦争遊戯では、リリが変身魔法を駆使して予め城内を攪乱し、リューがクロッゾの魔剣を用いてアポロンの団員の半数を城外に引きつけ、命が残った城内の半数を重力魔法により動きを封じ、ベルとヴェルフが僅かに残った団員たちとの個人戦に持ち込むことで、ヘスティア・ファミリアは速効で圧倒的な数の不利をひっくり返す。シルから貰ったアミュレットの助けもあり、ベルはレベルの差を物ともせずアポロン・ファミリア団長ヒュアキントス・クリオを一騎打ちで討ち取り、戦争遊戯はヘスティア・ファミリアの勝利で終わる。
第7巻
戦争遊戯に勝利したベルは僅か1ヶ月でLv.3にランクアップを果たす。ヘスティア・ファミリアは、元アポロン・ファミリアから没収した財産や新たな本拠「竈火の館」を手に入れる。
女神イシュタルが支配する歓楽街に、命の幼なじみサンジョウノ・春姫と同じ狐人が捕らわれているとの噂を聞きつけ、真相を確かめるため、ベルたちは歓楽街に向かう。歓楽街で迷ってしまったベルは、戦闘娼婦アイシャ・ベルカに絡まれ、イシュタル・ファミリアの団長フリュネ・ジャミールから追い回される。ベルは彼女から必死で逃げ、とある娼館の部屋に身を隠し、そこに現れた娼婦である春姫と出会う。
イシュタルはフレイヤの打倒が悲願であり、殺生石の儀式を進めていた。殺生石を持ち込んだヘルメスからベルに対するフレイヤの執心を聞きつけ、イシュタルはベルを我が物にするための一計を案じる。
ベルたちは春姫を身請けするために高額な冒険者依頼を受けるが、これはイシュタルたちの罠であり、ベルと命は歓楽街に捕えられてしまう。春姫は隙を見てベルと命の逃亡を手助けするが、自身の逃亡は拒否する。これから行われる殺生石の儀式では春姫の犠牲が前提であり、春姫には逃亡防止の魔道具が仕掛けられていたからである。
万策尽きたベルと命は、二人でイシュタルたちと戦って春姫を奪還する決意をする。ベルが囮となり、命が春姫を救う作戦で臨む。ベルはフリュネたちに追い詰められ、イシュタルがベルの魅了を試みるが効果がなく、イシュタルが驚愕した隙に逃げ出す。命は春姫の下にたどり着くが、春姫は娼婦である自分はベルたちから救われる価値がないとの想いを吐露し、救出を拒む。諦めないベルと命は殺生石の儀式に乱入し、殺生石の破壊には成功するが、春姫を救出できなかった。
一方、イシュタルの動きを内偵していたフレイヤは、イシュタルとの全面戦争を決断する。フレイヤたちの一気果敢な攻勢により歓楽街は大混乱となり、イシュタルの団員たちは悉く打ち倒され、最後に残ったフリュネはオッタルに徹底的に痛めつけられる。混乱の中、アイシャは春姫を連れ去るベルの覚悟を見極めるために、春姫の側でベルを待っていた。
ベルと対峙したアイシャは、イシュタルの魅了によりイシュタルの命令に逆らえず、見逃すことはできないとベルに告げ、一騎打ちをベルに仕掛ける。ベルは真っ向勝負でアイシャを撃破し、あなたを助けにきましたと春姫に告げる。崩壊した歓楽街の中で、フレイヤはイシュタルを崖の下に突き落として決着をつける。イシュタルは天界に送還され、イシュタル・ファミリアは壊滅する。
第8巻
ラキア王国の男神アレスが三万の眷属を率いて、オラリオに出兵してきた。ギルドはオラリオの最大派閥ロキとフレイヤのファミリアに防衛に当たらせる。眷属のレベルの違いから戦力差は圧倒的であり、オラリオの住人はそれぞれの日常を過ごしていた。
春姫はヘスティア・ファミリアへ改宗し、ベルたちは春姫の妖術と5人となったパーティーの実力を試すために、ダンジョン中層へ向かう。ベルたちは難なく18階層に到達し、下層を目指せる十分な力に自信をもつ。18階層から帰還後、ヘスティアはベルの異常な成長についてベル以外の団員たちから問われ、ベルのアイズへの憧れとスキル憧憬一途の秘密を打ち明ける。
ベルは、「豊穣の女主人」からの帰り道で、店に不在だったシルを見かけ、後をつける。シルはダイダロス通りの孤児院に通っており、ベルは孤児たちから地下調査を依頼される。ベルはシルたちと共に地下に降り、血塗れのモンスターに出会い、モンスターの雰囲気に違和感を抱きつつ、討伐を試みるが苦戦する。シルを護衛していたフレイヤの団員が見るに見かねてモンスターを討伐する。
ヴェルフは戦争の混乱に紛れてオラリオに侵入したラキア王国の父と再会し、父からクロッゾの魔剣の作製を頼まれる。魔剣を受け取るためにヴェルフを呼び出したアレスの眷属たちは、ロキ・ファミリア団長フィン・ディムナの指示でヴェルフを見張っていたヘファイストスの団員に一網打尽にされる。ヴェルフの説得に失敗したアレスは、今度はヘスティアの誘拐を企てるが有効な手はなかった。ところが、バイト先からの頼まれ事でヘスティアがオラリオから外出してしまい、アレスたちは都合良くヘスティアを捕えることに成功する。
ヘスティアの拉致を知ったロキとヘルメスは、アスフィに空から逃走先を特定し、アイズに追跡するよう指示する。ベルはこれに強引に同行し、ベオル山地でアレスたちに追いつき乱戦となる。その混乱でヘスティアは崖下の川へ落ちてしまう。ベルとアイズはヘスティアを助け出し、たどり着いたエダスの村でヘスティアを看病しつつ休息をとる。エダスの村では、かつて神の眷属であった村の長老が天に召され、これを看取ったヘスティアは、悠久を生きる自分を必要以上に恐れずに、自分と向き合って欲しいとベルに告げる。
ヘスティアの拉致に失敗したアレスは、ロキたちに捕縛される。アレスはオラリオの捕虜になった数万もの自身の眷属たちのステイタスを封印した上で眷属たちと共にオラリオから追い返され、ラキア王国との戦争は終結する。

第三部[編集]

第9巻
19階層の冒険者依頼に借り出されたベルは、傷ついて怯えた竜女と出会う。竜女にはモンスター特有の恐怖感がなく、ベルが傷を癒すために近づくと、竜女は人語を話し始める。驚愕したベルは竜女を追う冒険者たちから、咄嗟に竜女を外套で隠し、「竈火の館」へ連れ帰る。ベルたちは竜女にウィーネと名付けて保護し、当初リリたちはウィーネを警戒していたが、会話や食事、風呂を共にして次第に打ち解け、ウィーネはベルと春姫を筆頭にリリたちに懐いてゆく。
ベルたちは情報を得るためにウィーネがいた19階層へ赴き、冒険者を装った人語を話すモンスターと再び遭遇する。帰還後、リリはこの問題のきな臭さを直感し、保護を止めるべきだと主張する。これを盗聞いたウィーネは館から飛び出してしまう。街をさ迷っていたウィーネは竜女の羽を広げて子供を助けるが、正体がばれて周囲は騒然となる。ベルたちが直ぐに駆けつけ、変身したリリがウィーネを連れ去り、大事には至らずに済む。
ギルドはヘスティア・ファミリアへ強制任務を発令し、ベルたちは指示に従ってウィーネと共に20階層へ向かい、指定された広間の壁を壊した先の未開拓領域へ進む。そこで、ベルたちは蜥蜴人に襲われ、ベルを吹き飛ばした蜥蜴人はウィーネを狙う。しかし、春姫とリリが必死にウィーネを庇う姿を見て、蜥蜴人は人語で笑い出す。蜥蜴人は自らをリドと名乗り、ベルたちを試していたと謝罪してベルに握手を求める。戸惑いながらベルがこれに応えると周囲から歓声が沸き、リドは自分たちを異端児と名乗り、ベルたちを歓迎する。異端児との交流後、ベルは別れを惜しみつつウィーネをリドたちへ託す。この時、ベルは異端児を狙う狩猟者の存在を初めて知る。
一方、ヘスティアは、フェルズの案内でギルドの主神ウラノスと秘密裏に対面し、異端児の存在を知らされる。ウラノスは、異端児を保護という名で支援しており、フェルズの他にガネーシャとヘルメスが協力者であると伝え、最終的に異端児と人の共生を目指しており、強制任務は共生に向けた僅かな期待であると告げる。
ウィーネを追っていた冒険者たちはイケロス・ファミリアであり、団長ディックス・ペルディクスは取り逃がした「上物」の狩猟を諦めていなかった。ディックスは、街での騒動や男神イケロスの情報から、ウィーネとヘスティア・ファミリアとの関係を確信し、地上から20階層へ向かうベルたちを監視して追跡していたが、ヘルメスたちの二重尾行に気付き、拠点へ撤退する。
第10巻
下層の異端児の「隠れ里」へ向かっていたウィーネたちのパーティーは24階層で傷だらけの仲間を発見する。これは罠であり、ディックスたちは異端児たちを惨殺し、ウィーネを攫うことに成功する。一方、眼晶を通じてこの惨劇を見ていた異端児は激怒し、復讐とウィーネの救出のために、殺された仲間の臭いを辿り、18階層のリヴィラの街を襲う。地上では、武装したモンスターによるリヴィラの街の襲撃がギルドからオラリオ中に伝えられ、ベルは異端児たちの騒動を知る。ウラノスは、名目上、討伐隊としてベルを加えたガネーシャ・ファミリアを18階層へ向かわせる。
異端児たちは狩猟者を拷問してウィーネの行き先を聞き出し、18階層東端へ向かう途中で到着した討伐隊と衝突する。異端児の一部が討伐隊を足止めし、リドたちは目的地へ向かう。ディックスは隠された扉を開放して「地下迷宮クノッソス」にリドたちを誘い込む。遅れて到着したベルとフェルズも偶然手に入れたによりクノッソスへ侵入する。
待ち構えていたディックスの呪詛により、リドたちは正気を失い、同士討ちを始める。さらにディックスは磔にされたウィーネの額から紅石を剥ぎ取り、見上げるほどの怪物となったウィーネがベルを襲う。それでもウィーネを助けようとするベルにディックスは偽善者と罵るが、ベルは助けを求める者に人もモンスターも無いと叫ぶ。この叫びにより正気を取り戻したリドたちはベルと共闘してディックスを追い詰める。しかし、ディックスはウィーネに呪詛をかけて地上へ誘導し、リドたちとベルは暴走したウィーネの後を追う。
一方、18階層では、討伐隊が異端児をほぼ制圧していたが、そこに現れた異端児のアステリオスが討伐隊を難なく撃破し、状況をひっくり返してしまう。さらにクノッソスに侵攻したアステリオスは、イケロスの団員を次々と始末し、ディックスを一撃で両断する。
地上は大混乱であり、暴走したウィーネを討伐するためにロキ・ファミリアが現れる。ベルは衆目の前で彼らと対峙することでウィーネを逃がすが、フィンはベルを無視し、リドたちとウィーネの討伐に動く。そこに現れたアステリオスが単独でロキの第一級冒険者たちと戦い、この隙にリドたちは散り散りに逃亡する。ベルは冒険者たちに攻撃を仕掛けながらウィーネを追走するが、魔法の一斉砲撃が放たれ、長槍がウィーネを貫く。崩壊した地面の下にベルはウィーネと共に落ち、最後の時を迎えるウィーネを抱きしめる。その胸の中から大量の灰がこぼれ落ちた瞬間、フェルズのみに許された蘇生魔法が捧げられ、奇跡が起こる。
イケロス・ファミリアは壊滅し、イケロスがオラリオから追放され、ひとまず事件は収束したが、ロキ・ファミリアから逃れた異端児は未だ地上に取り残されていた。
第11巻
オラリオでは、ベルに対する失望が蔓延していた。放たれたモンスターによる脅威に対し、イケロスから情報を得ていたフィンは、ダイダロス通りをいち早く封鎖し、ベルの監視を指示する。
ヘスティア・ファミリアは異端児たちへの協力を決意し、フェルズの魔道具を入手してフェルズと共に身を隠したリドたちと眼晶で連絡を取る。ベルとリドたちは、ヘルメスが入手した「ダイダロスの手記」を元にクノッソスの出入り口からダンジョンへの帰還を目指すことにする。
ナァーザが協力してダイダロス通りを混乱させ、リューが見張りについたアイズの足止めに協力し、ベルは囮として動き回る。ヘスティアと春姫は眼晶を使ってリドたちをダイダロス通りへ誘導し、リリはフィンに変身してロキ・ファミリアの陣営を切り崩す。リドたちはその隙にクノッソスの出入り口に向けて走り出すが、ロキ・ファミリアの幹部が立ち塞がる。ヴェルフと命、ヘファイストス・ファミリアの団長椿・コルブランドがフェルズの魔道具と魔剣でこれに対処するが、この混乱でウィーネがはぐれてしまい、ベルと春姫がウィーネを助けに向かう。子供を助けたウィーネをティオナが見逃し、追いついた春姫とアイシャがベートを足止めするが、ベルとウィーネはアイズと対峙する。ベルはアイズを説得するが、アイズは頑なに受け入れず、ベルと戦闘になる。しかし、ウィーネの必死の訴えを聞いたアイズは、自分の過去とウィーネを重ね、見逃してしまう。
ベルとウィーネは散り散りになっていた異端児たちと合流する。ベルが孤児院の地下の出来事を思い出し、ウィーネたちはアステリオスから譲り受けた鍵を使ってリドたちと別ルートでダンジョンへ帰還する。一方、ロキ・ファミリアから逃れたリドたちは「ダイダロスの手記」が示す場所に向かうが、そこに出入り口はなく、ヘルメスが待ち構えていた。「ダイダロスの手記」は偽物であり、ヘルメスはベルの名誉回復のためにリドたちへ犠牲を求める。
石竜が地上で暴れてベルに討たれようとするが、ベルはこれを受け入れず、そこにアステリオスが現れる。アステリオスはベルが倒した片角のミノタウロスが生まれ変わった存在であり、ベルに対して真摯に再戦を熱望する。ロキ・ファミリアをフレイヤ・ファミリアが抑え、オラリオの衆目の前でベルとアステリオスの一対一の激闘が進められ、異端児たちはこの隙にダンジョンへの帰還を果たす。アステリオスはベルに勝利し、ベルに次の戦いを誓ってダンジョンへ去るが、ベルとアステリオスの戦いはオラリオの冒険者や街の人々にヘルメスの思惑を越えた強い印象を残すことになる。

第四部[編集]

第12巻
ベルは、アステリオスに敗北したが、街の人々から軽蔑や非難の目を向けられることもなくなり、Lv.3から2ヶ月でLv.4へランクアップを果たし、新しい二つ名「白兎の脚(ラビット・フット)」を得る。
ヘスティア・ファミリアは、ギルドから遠征の強制任務を与えられ、特訓や準備を進めていた。これまで懇意にしてきたミアハの派閥からダフネカサンドラが、タケミカヅチの派閥から桜花千草が参加し、個人参加のアイシャを含めた派閥連合でベルたちは遠征へ出発する。
パーティーは24階層までを難なく踏破する。ベルは異端児の事件を経て、強くなる覚悟、偽善者となる覚悟を決め、頼もしさと安心感が格段に増していた。パーティーは、目標の25階層へ侵攻し、巨蒼の滝に感嘆しつつ、強制任務の要求アイテムや迷宮のお宝を順調に入手する。24階層へ引き返そうとしたベルたちは、右手を失ったエルフの冒険者を襲うモンスターと遭遇する。ベルは冒険者を救うが、千草がモンスターの種子に寄生され、これを確認したモンスターは撤退する。このモンスターは狡賢く多くの冒険者たちを襲撃してきた強化種であり、ベルたちは、襲われた冒険者の仲間と千草を救うべく、強化種の打倒を決意する。
パーティーは冒険者が仲間と離れた場所に向かうが、強化種の罠に嵌り、強化種に捕まったベルは水中に引き込まれ、パーティから分断される。水中戦に不慣れなベルは強化種から逃れられず、巨蒼の滝から落下する。瀕死のベルは、滝壺で人魚である異端児のマリィと出会い、マーメイドの血により全回復した後、マリィの案内でリリたちの下へ向かう。
瀕死の冒険者の仲間を確保したリリたちは、ベルの無事を信じて24階層まで撤退を図り、その道中で同じ強化種に襲われたドワーフの冒険者たちと遭遇し、彼らも同行する。強化種による怪物進呈と怪物の宴が重なり、リリたちは危機に陥るが、春姫の新たな魔法により戦況は持ち直す。しかし、リリたちが撤退の道中で倒したモンスターの魔石を大量に喰らい、能力が向上した強化種はアイシャを襲い、リリたちを追い詰める。そこに、間一髪でベルが間に合い、英雄願望を付した魔法で強化種とモンスター共を吹き飛ばす。ベルは強化種と一騎打ちを行い、ベルが自らの力で考案した、魔法と斬撃の同時蓄力による新技である聖炎の英斬により、強化種を打ち倒す。
ベルたちはリヴィラの街へ戻る。冒険者の右腕は元に戻らなかったが回復を済ませ、ベルたちに多大な感謝の気持ちを示す。そこに、疾風による殺人事件の報が伝えられ、ベルは衝撃を受ける。
第13巻
リューの潔白を信じるベルたちは、冤罪を晴らすために派閥連合で疾風の討伐隊に参加する。カサンドラは、パーティーが破滅する予知夢を見て、ベルたちを救うために自身も討伐隊への同伴を決意する。
24階層に到着した討伐隊は、27階層からの爆発音と振動に遭遇する。ベルは27階層へ向かう選抜隊に同行し、リリたちは、リューの犯行を証言した冒険者(ターク)を監視するために、24階層で待機する。
選抜隊は27階層まで踏破し、再び爆発音が響き渡る。ベルは単独でその場へ急行し、殺気と共に冒険者(ジュラ)を踏みつけるリューを発見する。リューはベルに関わるなと告げ、駆け付けた選抜隊を攪乱、分断し、ジュラを孤立させる。ベルはリューの犯人ではないとの言葉と、ジュラの古傷を確認した後、事件がリューに恨みを持つジュラの自作自演であると確信する。企みがばれたジュラは、調教した深層のモンスターであるラムトンを呼び出す。一方、24階層では、動き出したタークのパーティーをリリたちが追跡する。25階層でタークたちは正体を晒し、ジュラから託されたラムトンを操り、リリたちによる追跡から逃れる。
25階層では、春姫の魔法で強化されたヴェルフと桜花が盾となり、ラムトンの眼を潰して動きを封じ、最期にアイシャがとどめを刺し、ラムトンの討伐に成功する。27階層では、ベルとリューの連携によりラムトンを倒し、ジュラの捕縛を試みる。この時、タークたちが大量の火炎石を爆発させ、25階層が大規模に破壊される。ジュラの思惑の通り、ダンジョンが哭き、ジャガー・ノートが産み出さる。ジャガー・ノートは次々と冒険者たちを殺害し、水の迷都はその血で赤く染まり、カサンドラが予知した厄災が始まる。
リューはトラウマが原因で十全でなく、ベルはジャガー・ノートと一騎打ちとなるが、その爪に右腕を切断され、水流へ落とされる。戦いを見守っていたマリィがマーメイドの血でベルの腕を繋ぎ、ベルは全回復する。地上に戻ったベルは、足を折られたリューを間一髪で救う。カサンドラの勧めで装備していた防具のみがジャガー・ノートの爪に対抗でき、これを盾にベルは超近接戦を仕掛け、ついに聖火の英斬でジャガー・ノートに深傷を負わせる。その隙に、タークは傷付いたジャガー・ノートの調教を試み、リューの殺害を命ずるが、逆にジャガー・ノートに瞬殺される。
瀕死のリューとベルは、ジュラの最期の命令に従ったラムトンにより、37階層へ落とされる。一方、25階層では、次産時期を無視して誕生した階層主アンフィス・バエナが、ベルの救助に向かおうとしていたリリたちに襲い掛かろうとしていた。
第14巻
リリからの手紙でリューの危機を知ったヘスティアとミアハ・ファミリアからの依頼で、ヘファイストス・ファミリアの団長である椿・コルブランドと豊穣の女主人のアーニャたちはヘスティア・ファミリアとリューの救出のためにダンジョンに向かった。一方で、ウラノスとフェルズもジャガーノートという異常事態に襲われているヘスティア・ファミリアを救出するために、クノッソス攻略作戦の作戦中ながらも異端児の部隊の半分をヘスティア・ファミリアの救出に向かわせる。アンフィス・バエナと対峙したアイシャたちはヴェルフの言葉で戦意を漲らせ、ベル抜きの階層主討伐に挑む。そして、ベルとリューは僅かな希望を胸に37階層脱出を試みるが、深層のモンスターたちが次々と襲い掛かる。ジャガーノートもベルたちを追跡する中でリューは、かつて所属していたアストレア・ファミリアでの過去の情景を回想する。
第15巻
ダンジョンから無事に地上に帰還したベルたち。数々のイレギュラーに見舞われて遠征は失敗という形になったが、多くの試練を乗り越えたことで確かな成果を得ることが出来た。自身の成長に喜びを感じる中、彼ら彼女らは未熟な過去から成長した現在に至るまでの道のりを思い浮かべるのであった。

外伝[編集]

第一部[編集]

第1巻(時間軸は本編1巻に相当)
ロキ・ファミリアは、これまで未踏破であったダンジョン59階層へ挑戦していた。部隊は50階層の安全地帯に到着し、冒険者依頼を果たすために、フィンたち幹部を中心とした小部隊が51階層を探索していた。
そこで、フィンたちは未知の極彩色のモンスター巨蟲)と遭遇する。大量の巨蟲が強力な腐食液を用いてフィンたちの武器を次々と破壊したため、フィンたちは物量に押されて為す術がなくなり、50階層へ撤退する。そこに、下半身が巨蟲で上半身が女性の人体である未知のモンスターに襲われ、部隊は窮地に陥る。
フィンは部隊の地上への撤退を決断し、腐食液に対処可能なアイズだけを未知のモンスターと対峙させ、その間に部隊を安全に撤退させる作戦を指示する。アイズは、これに応え、部隊の撤退を確認した後、未知のモンスターを撃破し、遠征部隊は難を逃れる。その後、部隊の撤退中にアイズは偶然ミノタウロスに襲われたベルを助けたが、ベルは脱兎の如く逃げ出してしまう。
地上に戻ったアイズは何故か元気が無く、それを心配したティオナたちが遊びに誘い出し、少し調子を取り戻す。その後、アイズはロキにも強引に怪物祭へ連れ出されるが、突如、地上に現れた極彩色のモンスター(食人花)と対峙する。この戦闘に、怪物祭の見学に来ていたティオネとティオナも参戦するが丸腰だっため苦戦し、レフィーヤは致命傷を負う。食人花はアイズたちを追い詰めるが、レフィーヤが執念で起ち上がり、召喚魔法により食人花を氷結し、アイズたちがとどめを刺すことで、事無きを得た。
第2巻(時間軸は本編2巻開始前から前半に相当)
アイズは怪物祭の騒動で破壊した代剣を弁償するためにダンジョンで資金稼ぎをするつもりだったが、これにフィン、リヴェリア、ティオネ、ティオナ、レフィーヤが付き合い、パーティーでダンジョンに向かうことになる。
一方、ロキは、地上に残されたベートを連れ、怪物祭の騒動で地上に現れた食人花の出現ルートを調べていた。旧式の地下水路で食人花を発見し、これをベートが退治する。地上に戻ったところ、ディオニュソスフィルヴィスと遭遇し、ディオニュソスは極彩色のモンスターの件でロキに協力関係を打診する。
18階層へ到着したアイズたちは、リヴィラの街で殺された冒険者の犯人捜しに協力することになり、アイズとレフィーヤは挙動不審な冒険者(ルルネ)を追い詰めるが、ルルネは殺された冒険者から託された荷物のただの運び屋だった。アイズたちがルルネの荷物を開封し、その中身が胎児が封入された得体の知れない緑色の宝玉であることを確認した瞬間、18階層に食人花の群れが大量発生する。アイズたちがフィンの下へ戻ろうとしたところ、謎の女性(レヴィス)から襲われる。
レヴィスはレフィーヤの支援を受けたアイズを圧倒し、アイズは対人戦で封じていた魔法を発動させる。それを見たレヴィスはアイズに対して「アリア」と呟き、宝玉の胎児がアイズへ跳びかかる。アイズはこれを避け、胎児は食人花に寄生し、多くの食人花を巻き込んで精霊の分身となる。窮地のアイズの下へフィンとリヴェリアが駆けつけてレヴィスを追い返し、レフィーヤが魔法で食人花の群れを殲滅し、ティオナとティオネにより精霊の分身は打倒され、ひとまず18階層の騒動は沈静化する。
その後、アイズたちは下層まで探索し、十分な成果が得られたために地上へ帰還するが、アイズは残り、単身でウダイオスに挑戦して討伐に成功する。その帰還の途、アイズは精神疲弊したベルと遭遇し、ベルを介抱するが、気がついたベルは再び逃げ出し、アイズは呆然とする。
第3巻(時間軸は本編2巻後半から本編3巻冒頭に相当)
アイズはLv.6へランクアップしたが、心はどこか曇っていた。エイナからの依頼でアイズは単身10階層へ向かい、ベルの戦闘に助力し、焦るベルはアイズに気付かずに上層へ向かう。そこで、アイズはフェルズと遭遇し、24階層の食料庫における騒動の調査と鎮圧を目的とした冒険者依頼を受ける。
フィンは極彩色のモンスターやレヴィスについてロキと情報交換し、59階層への再遠征に向け、ヘファイストス・ファミリアに遠征の同行と不壊属性の武器作製を依頼していた。ロキはディオニュソスから24階層の騒動について相談され、そこにアイズからの連絡が届く。ロキはベートとレフィーヤを24階層へ派遣し、ディオニュソスはロキの信頼を得るためにフィルヴィスの同行を提案する。24階層へ向かう道中、フィルヴィスは頑なだったが、レフィーヤが強引に距離を縮め、二人は親しくなってゆく。
アイズはヘルメス・ファミリアのアスフィたちとパーティーを組み、24階層の食料庫へ向かう。その道中で、アイズは、アスフィたちから分断され、単身でレヴィスと対峙し、「アリア」について問い質すが、レヴィスは何も答えなかった。アスフィたちは緑肉で覆われ変わり果てた通路を進み、目的地の食料庫に到達し、そこで6年前の27階層の悪夢で死亡したはずのオリヴァス、仮面を被ったエイン、闇派閥の残党、食人花の群れと対峙し、その場にレフィーヤたちのパーティーも到着し、乱戦となる。レフィーヤに支援されたベートの攻撃で追い詰められたオリヴァスは、自身が生まれ変わった怪人であることを明らかにし、自分たちの目的がオラリオの破壊であると宣言する。
ランクアップしたアイズはレヴィスを圧倒し、食料庫へレヴィスを追い詰める。追い詰められたレヴィスは、衰弱したオリヴァスの魔石を喰らい、自身の能力強化を実現する。乱戦の中、レヴィスは、食料庫の大柱に取り付いていた宝玉を「エニュオ」に渡せとエインに告げ、アイズの剣を叩き落としてアイズを追い詰める。しかし、ベートとレフィーヤによる援護により、剣を取り戻したアイズはレヴィスに深傷を与える。レヴィスは、巨人花を暴走させ、アイズに59階層へ向かうように挑発し、撤退する。
地上に帰還したアイズは、エイナの助けで漸くベルと対面することができ、お互いに伝えたい言葉を交わし合い、ベルの一言が切っ掛けで、アイズはベルに師事されることになる。
第4巻(時間軸は本編3巻に相当)
アイズはベルの成長の秘密に興味があり、59階層への再遠征までの間、ベルに戦い方を教えることになり、朝早くから訓練の場へ出かける。その姿を偶然見かけたレフィーヤはアイズの後を追い、その道中でベルと出会う。その後、拠点に戻ったアイズは、レフィーヤからの思わぬ圧力で、ベルとの訓練を打ち明けてしまい、半ば強引にレフィーヤにも師事されることになる。
アイズに持たせた眼晶から、24階層の争乱を観察していたフェルズはエニュオが事件の重要神物であると考えるが、ウラノスはエニュオという名の神は知らず、神の言葉では都市の破壊者という意味の単語であると語る。
59階層へ出発したロキ・ファミリアの部隊は、その道中の9階層でベルの冒険に立ち会い、衝撃を受ける。ベルに当てられたベートたちは、深層へ向かう道中で熱が入り過ぎるが、部隊は予定通り50階層に到着し、ファミリアの幹部とヘファイストス・ファミリアの椿やレフィーヤ等を加えた選抜隊のみで59階層へ侵攻する。59階層への道中で、58階層の砲竜による階層無視の砲撃を受け、選抜隊は二隊に分断される。砲撃の穴に落下したレフィーヤは、フィルヴィスやアイズとの訓練でものにした並行詠唱を早速実践し、深層のモンスターを一掃してティオネたちと共に58階層に降り立つ。さらに遅れて降り立ったガレスが砲竜の群れを一人で始末し、階層無視の砲撃の元を絶つ。フィンたちは正規ルートで急ぎ59階層へ向かうが、53階層でエインが率いる巨蟲の群れに遭遇する。フィンたちは事前の準備が功を奏して巨蟲を難なく打倒し、椿がエインの片腕を切断し、追い返す。
58階層でガレスたちと合流したフィンたちは未知の59階層へ侵入し、巨蟲と食人花の魔石を大量に喰らった精霊の分身と対峙する。精霊の分身は、アイズをアリアと呼び、アイズに照準を定める。精霊の分身の強力な魔法にフィンたちは苦戦し、パーティは壊滅に近い状態となるが、フィンはベルを出しにしてパーティに奮起を促す。レフィーヤを含む幹部たちの突撃により、精霊の分身に肉薄したアイズがとどめを刺し、59階層の踏破に初めて成功する。
フィンは、怪人の企みを、宝玉の地上への持ち出しと地上での精霊の分身の召還と推測し、当面の問題として、これに対処する必要があると考える。一方、地上では、極彩色のモンスターや怪人による同じ被害者として、ロキとディオニュソスとヘルメスで対談し、ダンジョンのもう一つの出入り口を明らかにするために、三者間で同盟を結ぶ。

第二部[編集]

第5巻(時間軸は本編4巻後半から本編5巻に相当)
ロキ・ファミリアの部隊は59階層からの帰還の途中、毒妖蛆の異常発生にかちあい、部隊の多くが行動不能となり、18階層での休息を余儀なくされる。そこに、中層で遭難した瀕死のベルたちのパーティーが到達し、フィンはベルたちを受け入れ、治療を施す。その後、ベルたちを助けにきたヘスティアとヘルメス、その護衛であるアスフィとリューが到着する。
ティオナたちは、英雄譚に詳しいベルに精霊「アリア」について問うが、核心について何も得られなかった。その後、ティオナたちのアイズへの心配に配慮したリヴェリアは、アイズには精霊の血が流れていることを明らかにする。
ヘルメスの男の浪漫に付き合わされたベルはレフィーヤの怒りを買い、18階層の森の中で追い回され、二人で迷子になってしまう。怒りが多少収まったレフィーヤはベルとキャンプ地へ戻る算段を立てる。その道中でレフィーヤは闇派閥と考えられる怪しい人物たちを見つけ、ベルと共に尾行するが、落とし穴のような罠に嵌ってしまう。溶解液で満たされた穴そのものが極彩色のモンスター(巨靫蔓)であった。レフィーヤはベルへの蟠りを捨て、自身の砲撃魔法とベルの英雄願望の協奏で罠から抜け出すことに成功する。
瀕死のレフィーヤとベルは闇派閥が操る食人花から追撃されるが、そこにリューが現れて食人花を打倒する。リューはベルとレフィーヤを治療し、騒ぎを察知したアイズたちが到着したので、その場を後にした。ベルとレフィーヤはアイズと共にキャンプ地に戻り、フィンたちはその場を調査したが、闇派閥に関する証拠は何も見つからなかった。フィンはこの場をあらためて調査することにし、毒の特効薬が地上から届き、団員の治療が済んだので、地上へ部隊を撤退することにした。
リューは食人花を解き放った闇派閥を捕らえて尋問していたが、エインにより闇派閥の団員は魔剣で消し炭にされ、口封じされてしまう。リューはその跡地で「D」の文字が刻まれた謎の魔道具を手に入れる。
第6巻(時間軸は本編6巻の開始前から冒頭までに相当)
遠征から戻ったロキ・ファミリアでは、ベート、ティオネ、ティオナがLv.6へランクアップし、レフィーヤも魔力のアビリティが成長するまで保留したが、ランクアップ可能となる。団員たちは遠征の後始末でそれぞれ忙しい日々を過ごしていた。
ロキはディオニュソスと話し合い、ダンジョンへのもう一つの出入り口を見つけ出すために、ディオニュソスは都市を調査し、ロキはメレンを調査することになる。ロキ・ファミリアは女性団員だけでメレンへ向かい、かつてダンジョン下層と繋がっていたロログ湖の出入り口を調査したが、封印は健在だった。しかし、ロログ湖に食人花を確認し、この地に地上とダンジョンを繋ぐ経路の存在が示唆され、ロキは男神ニョルズ、ギルド支部、メレンの長に調査への協力を求める。
ロキたちは、かつてティオネとティオナが所属していたテルキュラスの女神カーリーと出会う。カーリーは、フレイヤを打倒するためにイシュタルが呼び寄せた戦力だったが、ティオネとアルガナ、ティオナとバーチェとの闘争の儀式を望み、報酬の代わりにロキ・ファミリアの足止めをイシュタルに要望する。イシュタルは食人花をメレンの街で暴れさせ、フリュネがアイズを足止めし、カーリーはレフィーヤを攫って人質にして、ティオネとティオナを儀式に引きずり出すことに成功する。
ロキは、罠を張り、ニョルズ、ギルド支部、メレンの長の共犯関係を暴き出す。ニョルズたちは海のモンスターを退治させるために、モンスターを襲う食人花を海に解き放っていた。ロキは、ニョルズからカーリーによる儀式の場所を聞き出し、男性団員をメレンに呼び寄せ、全力でカーリーの企みを潰しにかかる。
ベートがフリュネを叩きのめし、ガレスがレフィーヤ、アイズがティオナ、フィンがティオネを救出してメレンの騒動は収束した。その後、ニョルズは、前髪で片目を隠した陰湿そうなヒューマンから食人花の提供を受け、その運び屋としてイシュタル・ファミリアと関係し、その代わりに陰湿そうなヒューマンの金儲けのための密輸に協力していたと打ち明ける。カーリーは、イシュタルからメレンに招かれた理由は明かさなかったが、イシュタルには他にも「隠し玉」があるのだろうと示唆する。
本巻では、ロキ・ファミリア入団前のティオネとティオナの過去が描かれている。
第7巻(時間軸は本編7巻に相当)
これまでの調査結果から、ロキ、ヘルメス、ディオニュソスは、ダンジョンのもう一つの出入り口がダイダロス通りにあると確信する。ヘルメスはダイダロス通り近くに歓楽街を構えるイシュタルを、ロキはダイダロス通りの調査を開始する。
レヴィスはエインからの連絡でロキ・ファミリアによるクノッソスへの侵攻が近いことを男神タナトスに伝える。タナトスはバルカに命じて、ヴァレッタとフィン、レヴィスと「アリア」の決着の場を設け、他は始末するように罠を巡らせる。
フィンたちが、ダイダロス通りの旧式の地下水路を探索したところ、これまでの調査では見つからなかった通路が開放されており、その先に最硬精製金属の扉を発見する。扉前に部隊が集結したところで扉が開放され、フィンは罠の可能性を認識しつつ、扉内部への侵入を決意、フィルヴィスもレフィーヤの護衛のために同行する。
フィンたちは、二つの部隊に分けて侵攻するが、地下通路に張り巡らされた罠により、それぞれ数人規模の集団に分断される。アイズは孤立し、フィンの集団はレヴィスの急襲によりフィンが呪道具で深傷を負わされる。ティオネの集団は暗殺者による弱体化攻撃、ティオナの集団は毒妖蛆に襲われ、ガレスの集団は闇派閥による自爆攻撃、ベートの集団はディックスの呪詛に苦しめられる。レフィーヤとフィルヴィスは二人だけとなり、退路を探索する途中、六天使と竜の壁画が飾られた広間でタナトスと出会い、タナトスと闇派閥の真意を知る。ヴァレッタはフィンを執拗に狙うが、フィンを囮にしたラウルアキたちによる眼黽の怪物進呈により、フィンを取り逃がす。レヴィスはアイズと対峙し、強化された能力でアイズを圧倒するが、アイズは地下空間全体に及ぶ風を巻き起こして仲間の集結を促す。
集結したロキ・ファミリアがレヴィスと対峙した場に、イシュタルとタナトスの気まぐれにより、精霊の分身が現れる。アイズの風に興奮した精霊の分身はレヴィスの指示が届かず、レヴィスは他の精霊の分身の様子を探るために撤退する。ガレスとティオネとティオナが殿として精霊の分身に対応し、フィンたちはレフィーヤが見つけた退路から撤退する。精霊の分身は、ティオネの魔法とガレスとティオナの力業で絞首され、最期はガレスにより息の根を止められる。
フィンたちは無事に地上に帰還したが、複数の犠牲者を出すことになった。怒りに燃えるロキが次なる戦いを決意した時、フレイヤ・ファミリアがイシュタル・ファミリアを壊滅させる。
第8巻(時間軸は本編7巻後から本編8巻前に相当)
フィンたちは、地下迷宮のの情報を収集するために、全団員による人海戦術で破壊された歓楽街での鍵の捜索と元イシュタルの眷属たちへの接触を開始する。一方、地下迷宮への侵攻で殺されたリーネにかけた言葉が原因で、ベートはファミリア内で孤立し、フィンは混乱を避けるために、ベートに暇を出す。
酒場でやらかし、アイズにまで突き放されたベートが街を彷徨っているところ、元イシュタルの眷属であるレナに絡まれる。レナはメレンで自身を打ち倒したベートに惚れており、ベートが幾ら貶しても、積極的にアピールしてきた。ベートは鍵を探すために、不承不承ながらレナと共にイシュタルの元歓楽街に向かうが、そこでヴァレッタが率いる暗殺者から襲われる。
ヴァレッタは、鍵の流失を防ぐために、バルカの呪道具を装備した暗殺者を使い、元イシュタルの眷属たちを襲撃していた。バルカの呪道具による傷は、アミッドの魔法でしか治療ができず、治療が間に合わない者もいた。
レナは自分が狙われていることに気付き、ベートから離れて暗殺者たちを引きつける。ヴァレッタは、ベートを足止めし、リーネたちの殺害ついて挑発的に暴露し、ベートの怒りが許容範囲を超えたことを察し、一時撤退する。ベートがレナの下に辿り着いた時にはレナは力尽きており、ベートは精神疲弊寸前のアミッドから治療を受けた後、咆哮を上げ、一人街に出て行く。フィンはヴァレッタの件をベートに一任し、ヴァレッタたちの退路を断つために、ファミリアで扉に繋がる地下通路を封鎖する。
ベートは、暗殺者たちを次々と始末し、誘いに導かれて地下の広間でヴァレッタと対峙する。事前に施されていたヴァレッタの結界魔法により、ベートはLv.4程度まで弱体化させられる。魔剣の集中攻撃を浴びつつ、ベートは自らの弱さを象徴するかのような詠唱を行い、魔法を発動する。ベートは、魔法による吸収効果と爆発的な威力により周囲のものを全て破壊し、命乞いするヴァレッタを容赦なく消し炭に変える。
その後、ロキの一芝居もあって、ベートの罵詈雑言は弱者への叱咤激励であることがファミリアに直接伝わり、ベートの孤立は解消し、逆に下位団員から付きまとわれる。また、アミッドによる秘薬の開発がぎりぎりで間に合い、命を繋ぎ止めたレナからも付きまとわれ、ベートには顔を真っ赤にして怒鳴り散らすことしかできなかった。
本巻では、ロキ・ファミリア入団前のベートの過去が描かれている。
第9巻(時間軸は本編8巻に相当)
ラキア王国の侵攻に対して、ロキ・ファミリアは前線で防衛していた。その中で、レフィーヤは移動砲台となって広域魔法を放ち、ラキア王国の眷属たちから恐れられていた。
ラキア王国は徒に戦線を長期化しており、フィンはその狙いがオラリオ内部にあると確信し、オラリオへの帰還、団員の休息と鍵と扉の探索を指示する。ガレスは、オラリオ郊外を探索し、闇派閥が密輸に使う洞窟を見つけ出して破壊する。ベートたちはレナの情報から、イシュタルや元副団長のタンムズの部屋を捜索するが、鍵を発見できなかった。アイズとレフィーヤは18階層の東端の森を再調査し、扉を発見する。
ロキは、フレイヤに鍵とタンムズの行方について鎌をかける。フレイヤは、イシュタルとの抗争で、タンムズを魅了し、その身柄と鍵を確保しており、闇派閥、クノッソス、精霊の分身等についても既に把握していたが、神の勘に基づき、ロキには情報を伏せることにした。ロキは、ヘルメスを呼び出し、鍵の入手を依頼する。ロキは、ヘルメスを完全には信用しておらず、鍵の入手と引き替えに全ての情報を開示すると告げる。ヘルメスはウラノスと異端児の件で協力関係にあり、板挟みになっていた。
ラキアとの戦争では、ヘスティアがアレスにより攫われ、追走したアイズは、ヘスティアの体調が回復するまで、ベルと共にベオル山地のエダスの村で休息を余儀なくされていた。アイズは、村の人々との交流により良い村だと考えていたが、黒竜の鱗がモンスター除けに奉られていることを知ると、アイズは自身の闘争心が抑えらず、ベルや村人との距離が一気に広がったと感じる。村の祭りでヘスティアやベル、村人の楽しそうな様子を見て、アイズはさらに孤独を感じていたが、ヘスティアがアイズの悩みを見抜いて相談にのることで悩みが和らぎ、さらに、ヘスティアと一緒に踊ることで、微かな笑みを浮かべるようになる。
本巻では、ロキ・ファミリア入団直後の幼少期のアイズが描かれている。幼少期のアイズは、今以上に戦うことにしか興味がなく、教育係となったリヴェリアを始め、フィンやガレスに我が儘し放題だった。復讐心に駆られるアイズは、タナトスに目を付けられ、闇派閥に勧誘されたが、断っている。タナトスは、アイズを始末するために、ダンジョン12階層で神威を開放し、黒い翼竜をダンジョンに産ませたが、アイズは初めて魔法エアリエルを唱え、これを打倒する。

第三部[編集]

第10巻(時間軸は本編9巻から本編11巻に相当)
ギルドから、武装したモンスターの襲撃によるリヴィラの街の壊滅とダンジョンへの進入禁止がオラリオ全域に通達される。その後、地上に竜女と武装したモンスターが出現し、ベルはフィンたちと対峙する。しかし、漆黒のミノタウロスの出現とフェルズの魔道具により、フィンたちはモンスターを取り逃がしてしまう。
フィンは、ベルと一人で会い、それをヘルメルが邪魔をした状況等から、ベルとウラノスとヘルメスがモンスターを囲い、そのモンスターに理知があると見抜き、全てを捨てる覚悟で竜女を庇ったベルの愚直な行動を尊いと感じてしまう。フィンは、自身の推測をリヴェリアとガレスにだけは打ち明けるが、自身の成り立ちと感情から、モンスターとは結託できないと告げる。アイズも忌むべきモンスターに対して竜女を庇ったベルの行動と武装したモンスターたちの互いに庇い合う姿に悩み苦しんでいた。
イケロスからクノッソスの情報を得て、扉の位置を把握したフィンは、鍵の入手を目的とした、モンスターの確保とそれを囮にした闇派閥を釣り出すための二面作戦を立案し、ダイダロス通りの地上と扉へファミリアを布陣する。その中で、ラウルの布陣が崩され、そこにモンスターたちが出現する。フィンは布陣の綻びがリリの仕業だと見破り、作戦を変更する。フィンの指示でアキがリリの身柄を確保し、変身魔法を利用して闇派閥を釣り出し、鍵を入手することに成功する。扉に陣取るリヴェリアの部隊は鍵を託され、クノッソスを速効で蹂躙し、リヴェリアとレフィーヤの二重氷結魔法によりレヴィスを追い払う。さらに、闇派閥から新たな鍵を入手し、幼少期のアイズの事件から12階層の深さに向い、ダンジョンへの扉も発見する。
地上では、取り逃がした石竜が再び現れ、衆目の前でベルと対峙する。フィンは状況の出来過ぎさから、ヘルメスによる茶番と気付くが、ベルの石竜への信頼とそれに応える石竜の行動から、その愚しいほど眩しいベルの行動の意味を正確に把握し、再び衝撃を受ける。その場に、漆黒のミノタウロスが出現し、ベルとの闘争が始まる。フィンは、ベルに毒され、感化されたことを自覚の上で、これまでの自分を捨て、神意さえ越える英雄になる決意をする。
ヘルメスは、扉に陣取るクルスと交渉し、フレイヤから譲り受けた鍵を渡す代わりに、扉から部隊を撤退させ、フェルズと異端児たちをクノッソスへ導く。異端児の侵入を知ったタナトスは、リヴェリアの部隊とかち合うようにクノッソスの扉を操作する。武装したモンスターたちと遭遇したリヴェリアはフェルズから共闘を持ちかけられるが、フィンに成り代わり交渉を拒否する。その場に闇派閥と食人花が現れて乱戦となり、レヴィスの呪道具の剣から、歌人鳥が身を挺してアリシアを庇い、友愛を語る。レヴィスは追撃を仕掛けるが、そこにフィンとガレスが駆け付けてレヴィスを抑え込み、部隊は撤退する。フィンはフェルズと武装したモンスターたちの同行を促し、歌人鳥に治療を施し、さらに、フェルズと武装したモンスターに向かって共闘を呼びかける。フィンをよく知るリヴェリアを含めたロキ・ファミリアやフェルズですら驚愕する。
リューを振り切ったアイズは、竜女を守るベルと対峙していた。ベルはアイズを説得するが、アイズは竜女を殺すと告げる。竜女はベルを守るために自身の爪や翼を折り、自身の想いをアイズに告げる。アイズはその行動とその言葉に自身の過去を投影し、竜女を見逃してしまう。アイズは、自身の誓いを初めて破ったことに衝撃を受け、雨に打たれながら立ち尽くす。
第11巻(時間軸は本編12巻前から本編14巻に相当)
フィンは、異端児の存在を認め、結託することをファミリアに提案する。ウラノスとの協力関係を得て、フィンは、クノッソスへの本格的な侵攻作戦を計る。ウラノスやフェルズはフィンの作戦を了解し、ヘルメスは、この件からベルを遠ざけるために、ヘスティア・ファミリアへの強制任務をウラノスに打診する。
アイズは、自身の誓いを破ったことに懊悩していたが、リヴェリア、レフィーヤ、ベルと話し合い、前に進む決心をし、強くなるために行動する。アイズは、フレイヤに個人的な借りを作るが、オッタルと訓練を行い、レヴィスに対して自身の全てを賭すことを決意する。ロキは、ディオニュソスから呼び出され、ディオニュソス自身とその眷属たちの同行を依頼され、同意する。この後、ロキはバイトに行く途中のヘスティアと偶然会い、天界でのディオニュソスの過去を知る。
フィンたちは地上からクノッソスへ侵攻、異端児たちはダンジョン18階層からの挟撃を開始する。フィンたちは二度の侵攻の経験から効率的かつ高速にクノッソスを攻略してゆく。アイズは、レヴィスに対する囮として12階層から侵攻し、想定通りレヴィスを釣るが、戦闘にはならなかった。レヴィスを確認後、フィンたちの侵攻はさらに激しくなり、バルカがクノッソスの一部を自壊させる仕組みで対処しようとするが、アスフィがこれを阻止し、「ダイダロスの手記」を手に入れる。これによりフィンたちはクノッソスの構造を完全に掌握し、タナトスと闇派閥の幹部たちは包囲される。
観念したバルカは自身に呪道具の探検を刺し、宝玉の胎児を自身に寄生させ、怪物となる。強力な呪詛にフィンたちは苦戦するが、アミッドの全癒魔法によりバルカだったものは絶命する。ロキはタナトスと対峙し、最期を言い渡す。タナトスは、エインからエニュオの神意を告げられ、エニュオに踊らされていた真実を知り、既に自棄になっていた。ロキは、ディオニュソスの不在に気付き、慌てて眼晶で呼びかけるが、前後不覚のディオニュソスがエニュオに殺害された様子が伝わり、神の強制送還の衝撃が届いた瞬間、クノッソス内部に全てを飲み込む緑肉が爆発的に発生する。主神の送還により常人となったフィルヴィスは、レフィーヤの目前でエインに首を折られ、緑肉に飲み込まれる。異端児やロキ・ファミリアの部隊は、急遽、撤退するが、常人に戻ったディオニュソスの眷属は逃げ遅れ、全員死亡する。タナトスは最期にエニュオへの腹癒せに自刃し、神の送還で穿たれた穴からロキに逃げろと告げる。ロキたちは慌てて撤退し、フィンが遅れたところをレイが間一髪で助け出す。
クノソッスからの撤退後、ロキはヘルメスと会い、互いにディオニュソスがエニュオだと推理していたと語る。ヘルメスは悔しさを滲ませ、元凶探しに走る。ロキは感傷的になっていたが、そこにソーマが突然現れる。ソーマはロキから神酒の匂いを察知し、酒は葡萄酒だと言う。ロキは、思い当たることがあり、ディオニュソス・ファミリアの本拠に向かい、神でさえ酔わすことができる神酒を発見し、とある神を思い浮かべる。
第12巻(時間軸は本編14巻後から本編15巻前に相当)
フィルヴィスの死に直面したレフィーヤは心を閉ざす。ティオナたちはレフィーヤがクノッソスで見た六天使と竜の壁画を調査し、その道中で会ったベルからニーズホッグの物語を知る。ウラノスは異端児と信頼するファミリアに緑肉の除去を進めさせ、フィンはフェルズ、シャクティ、椿などの各派閥の代表者と作戦会議を行い、敵の狙いは六体の精霊の分身による精霊の六円環の発動によるオラリオの破壊であり、異端児も含めた六方面から精霊の分身が陣取るクノッソス10階層に同時侵攻する作戦を伝える。
ロキはヘルメスと会い、エニュオについての推理を説明し、それを受けてヘルメスはデメテルを追跡する。ロキは拠点に戻り、エインについての推理をレフィーヤに伝え、レフィーヤはロキに叫き散らすが、真実を確かめるために再起する。
オラリオと異端児の部隊はクノッソスに侵入し、それぞれ精霊の分身と対峙する。その道中、アイズはレヴィスと対峙し、スキル復讐姫と魔法エアリエルを結合した黒き力でレヴィスを12階層まで落とし、ベートとレフィーヤもエインにより落とし穴で12階層まで落とされる。レフィーヤはエインにロキの推理を語る。エインは正体を明かし、分身魔法を解除して真の姿を晒す。
ヘルメスはデオル山地の隠し小屋でデメテルを見つけ、貴女はエニュオではないと告げる。一方、ロキはクノッソスの隠し通路の先で、ついにエニュオと対峙し、自身の推理を語る。エニュオは正体を明かし、自身の目的は子供たちがモンスターにより狂い叫ぶ時代の復活であり、そのために怪人や闇派閥と手を結んで、この動乱を15年前から進めていたことを暴露する。
フィンたちは精霊の分身の防御機構を潰す事に専念し、フェルズがクノッソス内部の防御機構への魔力の供給を遮断したところで、フレイヤやカーリーの眷属が参戦し、アステリオスが異端児の部隊に合流する。また、ヘスティアの眷属も参戦し、これらの援軍により、精霊の分身を追い込んでゆく。また、アスフィとリュー、アイシャと春姫は、ベートとレフィーヤの下へ駆け付け、エインと対峙する。
追い詰められたはずのエニュオは切り札を隠しており、七体目の精霊の分身(ニーズホッグ)による冒険者たちの殲滅こそが本命だと笑い出す。ニーズホッグを発見したラウルから連絡を受けたフィンには既に打つ手が無かったが、神の思惑に対抗するための「未知」を閃き、ベルをニーズホッグの下に運ぶようにレイに命令する。ベルは英雄願望の蓄力を始め、クノッソスに大鐘楼の音が響き渡る。
レヴィスとアイズの戦いは、消耗戦の様相となる。アイズはさらに自身の黒き復讐心に頼ろうとするが、そこにベルの鐘の音が響き渡る。アイズは復讐心に飲み込まれる直前で踏み止まり、白き一撃でレヴィスにとどめを刺す。エインと対峙して深傷を負っていたベートたちは、ベルの鐘の音が切っ掛けで起ち上がる。春姫の魔法によりLv.7の力を得たベートはエインに挑むが、決定打に欠け、最後の手段として魔法を詠唱する。詠唱の間、レフィーヤたちがエインの攻撃を受け止める。ベートは完成した魔法を付与した渾身の拳を叩きつけ、そこにレフィーヤが追撃する。ついに、エインは力尽き、レフィーヤに魔石を砕かれる。
ベルが最大蓄力の英雄願望によりニーズホッグを消滅させ、エニュオの切り札は打ち砕かれる。ロキはエニュオを淡々と叩きのめし、そこに灰化が進むエインの片割れが駆け付ける。エインの片割れは、エニュオから歪んだ愛を語られ、満足して逝く。エニュオは、最期にダンジョンはもう限界だと言い残し、自刃して天界に送還される。アイズはベルの下に向かい、精神疲弊したベルに感謝の言葉を告げ、その隣で休息を取る。レフィーヤは灰化するもう一方のエインの片割れと、最期の言葉を交わす。そして、レフィーヤの慟哭がクノッソスに轟き、エニュオによる動乱は幕を閉じる。

ファミリアクロニクル[編集]

episodeリュー

主な登場人物[編集]

主要人物[編集]

ベル・クラネル
- 松岡禎丞
本作の主人公。ヘスティア・ファミリア団長。紅眼白髪の14歳の少年でヒューマン。その容姿から兎呼ばわりされることが多い。物語開始時のステイタスはLv.1の駆け出しだったが[8]、本編15巻現在はLv.4までランクアップしている[9]
田舎で祖父と2人で暮らしていたが、祖父の死後、異性との出会いを求めて冒険者となるべくオラリオにやって来るが[10]、どのファミリアからも門前払いをくらい途方に暮れていた時、同じく入団者を見つけられずにいた女神ヘスティアと出会い、彼女の最初の眷属となる[11]
性格は、基本的に善良かつ奥手だが、祖父の影響で異性に抱く憧れが強く、年上の女性を意識する面がある[12]。育ての祖父が、かつてオラリオ最強と謳われたゼウス・ファミリアを率いた男神ゼウスであり[13]、祖父から英雄譚(原典)を聞いて育ったために人一倍英雄譚に詳しく[14]、年甲斐もなく英雄になりたいという想いを秘めている[15]。ベルを見初め、ベルの成長を望むフレイヤの企みや、ベルを英雄に押し上げようとするヘルメスのお節介により、度々騒動に巻き込まれる。
冒険者として駆け出しの頃にアイズから戦い方の指導を受けて[16]ミノタウロスを倒すに至り[17]、それ以降も幾度となくアイズの指導を受け[18]、スキル憧憬一途による急速なランクアップ[19]、戦争遊戯での勝利[20]、異端児の一件やアステリオスとの死闘を乗り越えて新たなる目標と好敵手を得て[21]、オラリオの冒険者に一目置かれるようになる。
主にナイフなどの刃渡りの短い刀剣や軽装の鎧を装備し、自身の速度を生かした戦い方を行う。ヘファイストス製の持ち主と共に成長するという特性を持つ神(ヘスティア)のナイフを装備しており、ヴェルフと知り合って以降は、彼の製作する武器・防具を主に使用する。また、他の攻撃魔法と比べると単発火力は低いが、連射可能で無詠唱の魔法ファイアボルトを使用する。
アイズへの憧憬から発現した、アビリティの成長速度を促進するレアスキル憧憬一途(リアリス・フレーゼ)を会得し、異常な成長速度から疑惑の目を向けられるほどのアビリティの急成長を遂げており、アビリティの限界突破を成し遂げている他、副次効果で魅了(チャーム)が効かない[22]。また、9階層でのミノタウロスとの死闘で「英雄になりたい」という願いから発現した[23]、蓄力(チャージ)により攻撃や魔法などの能動的な行動の威力を増幅する、英雄の一撃を放つスキル英雄願望(アルゴノゥト)を得ている。
最初の二つ名は未完の少年(リトル・ルーキー)。Lv.4にランクアップした際には、白兎の脚(ラビット・フット)という新たな二つ名を獲得する。
ヘスティア
声 - 水瀬いのり
本作のメインヒロイン。一人称は「ボク」。黒髪ツインテールで子供のように幼く、特徴的な外見の[注 2]「炉の女神」であり[24]、ベルの所属するヘスティア・ファミリアの主神。身長は140C(セルチ)[注 3]。他の神からは「ロリ巨乳」や「ロリ神」と呼ばれ、バイト先では客から頭を撫でられるなどしている[25]
下界に来た当初は友人であるヘファイストスの下に身を寄せていたが、怠惰な生活を改めなかったため、ついには追い出された[26]折に、路頭に迷っていたベル・クラネルと出会い、彼を眷属にして、ファミリアを構えた[11]
ファミリアを構えた後は態度を改め、ファミリアの運営と生活のために幾つものバイトを掛け持ちして、ファミリアの運営に取り組んでいる。ベルのために丸一日かけてヘファイストスに土下座までして頼み込んで神(ヘスティア)のナイフを打ってもらい[27]、その代償として2億ヴァリス[注 4]の借金を抱え、ヘファイストス・ファミリア店舗でタダ働きをしている[32]
神と人の違いを乗り越えていつかベルと相思相愛になることを夢見ており、彼が想いを寄せているアイズや彼に想いを寄せる女性を警戒している[33]
同じく零細のファミリアを運営しているミアハタケミカヅチと親交がある一方、フレイヤには苦手意識を持っており[34]ロキとは取っ組み合いの喧嘩をするほど仲が悪い[35]。下界に降り立った神々の中でも根っからの善神であり、天界に居た頃から誰に対しても差別せず平等に接する人物としても知られ、彼女自身の神格の高さもあり神々からは一目置かれている[36]
アイズ・ヴァレンシュタイン
声 - 大西沙織
本作のもう一人のメインヒロインで、外伝『ソード・オラトリア』の主人公[37]ロキ・ファミリアの中核を担う金髪金眼[注 5]の冒険者で16歳のヒューマン。ステイタスは単身で階層主ウダイオスを討伐[38]し、Lv.6へランクアップ。
ベルが冒険者の駆け出しの頃に、ミノタウロスに襲われていたベルを間一髪で救い、ベルと出会う[39]。ベルの目標であり憧れの人で、駆け出しのベルに戦い方を初めて教えたことから[16]、ベルにとって戦闘の師匠でもある。物語が進むにつれベルとの関わりが深まっている。
物静かで感情をあまり表に出さず、その美貌も相まって神秘的な印象を持たれがちであるが、酒を飲むと記憶が無くなり鬼神と化す[40]。オラリオの有名人の一人で[41]、ファミリアの中でも尊敬と人気を集めている[42]が、精神的には幼く、対人関係も苦手であり、天然な行動が多い他、強くなることが何よりも最優先でそれ以外の事柄には関心が薄いため、暇さえあればダンジョンへ潜っている。
戦闘では強力な剣士であり、パーティーでは主に前衛を務め、自身に風を纏わせる付与魔法エアリエルにより攻撃力と防御力を高める戦闘スタイル。必殺技は武器に風を纏いながら突撃する刺突技リル・ラファーガ、モンスターに対する攻撃力の高域強化と竜種に対する攻撃力を超域強化するスキル復讐姫(アヴェンジャー)を発現しており、憎悪の丈によってその効果が向上する。
ロキ・ファミリアへの入団は7歳で[43]、その動機は私怨、幼少期から「怪物は必ず殺す」と自らに誓いを立てるなどモンスターに対して並々ならぬ憎悪があり、神の恩恵を刻まれた当初からスキル復讐姫を発現し、自身や武器を顧みずに、人形のように無表情でモンスターを狩る姿から人形姫[44]、モンスターに対する容赦ない戦いぶりから戦姫とも呼ばれるようになり[45]、またモンスターを殺すこと、強くなること以外に全く興味がなかったため、特に教育係であるリヴェリアを困らせていた。
作中では、自分の前には英雄は現れないという絶望と、自身が強くなる必要があるという必死の想いが過去の回想やベルと絡めて幾度も描かれる[46]。母の名がアリア[47]、彼女の中に精霊の血が流れていること[48]、黒竜に対する憎悪[49]、迷宮神聖譚の大英雄アルバート(二つ名は傭兵王ヴァルトシュテイン)との関連が示唆されている[50]。ただし、彼女の秘密はロキとファミリア首脳陣の限られた人しか知らない。
二つ名は剣姫(けんき)

ヘスティア・ファミリア[編集]

女神ヘスティアが運営する新参の探索系ファミリア。ファミリア結成直後の本拠は教会の隠し部屋だったが、戦争遊戯後にアポロン・ファミリアの本拠だった豪邸に移転した。新たな本拠は「竈火の館(かまどのやかた)」。エンブレムは重なりあった鐘と炎。当初は団員がベルしかいない零細ファミリアだったが、ベルのレベルアップとヴェルフ、リリルカ、命、春姫が入団し、ランクはD級となる。戦争遊戯の活躍により入団希望者が殺到するが、ヘスティアの莫大な借金が露呈した結果、入団希望者が皆無の状態に戻っている[51]

ヘスティア
ベル・クラネル
リリルカ・アーデ
声 - 内田真礼
本作のヒロインの1人。15歳の小人族の少女。元ソーマ・ファミリアで、ヘスティア・ファミリアに改宗。愛称はリリ。ステイタスは、派閥連合での遠征を経て、Lv.2にランクアップする[52]。作者は、リリを本作における才能のないキャラクター代表として位置付け、レベルアップさせないつもりであったが、編集長からの助言から、これまでの修羅場を考えると成長しないのはおかしいと考えての結果だという[53]
ベルにとって最初のパーティーメンバーである。初めはベルを騙すことが目的で近づいたが、ベルに命を助けられ、自分を許してくれたベルに好意を抱き、ベルを支えてゆくことを決意している。戦争遊戯において、正式にヘスティアの眷属となる[54]
基本的に誰に対しても敬語で、敬称をつけて話すが、親しくなった者には皮肉や毒を吐くことがある。オラリオの様々な知識や世故に通じており、世間に疎い純朴なヘスティア・ファミリアの団員の中では世慣れしている。お金にはがめつく、ファミリアの会計係も務める[55]。ロキ・ファミリアの団長フィンから求婚されるが、ベルを支えたいという気持ちから求婚を断っている[56]
戦闘力が低いので、直接的な戦闘は苦手でありサポーターを務めるが、ボウガンやアイテムなどを駆使したモンスターへの立ち回りには精通している[57]。また、モンスターも含め、自分に似た体格の対象に姿を変え、自身の能力の範囲内で相手の身体能力もコピーできる魔法シンダー・エラを使用する。初期の頃からパーティーの参謀的な役割も果しており[58]、指揮官としての役割を身に付けつつある。
両親ともソーマの眷属であり、少なくとも三歳の時点で既にソーマの眷属だった。この頃から、両親の求めにより物乞いをしていたが、六歳の時点でソーマの神酒の魔力に取り憑かれ、神酒欲しさに金儲けに目の色を変えるようになる。戦闘力の弱さから、やむなくサポーターになったが、ソーマ・ファミリアを含む冒険者たちに虐げられ、搾取され続けていた。神酒の魔力が低下したころから冒険者を憎むようになり、ファミリアを脱退するための資金を得るために、冒険者を騙して盗賊まがいの真似までしていた[59]
ヴェルフ・クロッゾ
声 - 細谷佳正
ヒューマンの青年で、17歳の鍛冶師。元ヘファイストス・ファミリアで、ヘスティア・ファミリアに改宗。ステイタスはLv.2。
自分の作品を探していたベルと出会い、ベルとパーティーを組んでダンジョンに臨んだ結果、ランクアップして念願の鍛冶アビリティを入手する[60]。戦争遊戯において、ベルたちを助けるためにヘスティアの眷属となる[61]
職人気質で気持ちのいい性格で、めんどう見もよく、ベルの兄貴分のような存在[62]。自身の作品に対して愛玩動物のような妙な名前を付けたがる[63]。自分の主神だったヘファイストスには尊敬や恩義以上の感情を抱いており、いつかヘファイストスに認められる武具を作ることができた時、自分と付き合って欲しいと宣言している[64]
「戦える鍛冶師」を自称しており、戦闘では主に太刀を装備して前衛を担う。魔法・魔力攻撃をしようとしている敵の魔力暴発を誘発させて自爆させる、超短文詠唱の対魔力魔法(アンチ・マジック・ファイア)のウィル・オ・ウィスプを使用する。
鍛冶師として、武器は使用者と最後まで寄り添うべきものであると考えており、使用者を残して壊れる魔剣や、さらに自身の鍛冶技術と関係なく血のみに由来して鍛錬できるクロッゾの魔剣を憎んでいる[65]。意地でもクロッゾの魔剣を鍛錬しなかったが、ヘファイストスの助言により意地を捨て[66]、ベルを助けるために魔剣を鍛錬するようになる[67]。派閥連合による初の遠征では、ダンジョン内での戦闘中に前代未聞の鍛冶を行い、始高・煌月(しこう・かづき)[注 6]の作成に成功し、遠征後、ヘファイストスから始高・煌月を評価され、魔剣に対して少しだけ前向きな考えを持てるようになっている。
ラキア王国の出身であり、10歳の頃にスキル魔剣血統(クロッゾ・ブラッド)が発現する。没落した鍛冶貴族であるクロッゾ一族の中で唯一クロッゾの魔剣を打つことができるが、そのことで家族から魔剣鍛錬を強要されたために嫌気がさして、ラキア王国から出奔している[68]
二つ名は不冷(イグニス)
ヤマト・命(ヤマト・みこと)
声 - 赤﨑千夏
長い黒髪を1つに結った、16歳の容姿端麗なヒューマンの少女。元タケミカヅチ・ファミリア所属で、ヘスティア・ファミリアに改宗。ステイタスはLv.2。
ベルとの出会いはタケミカヅチの眷属の時であり、ダンジョン中層で負傷した千草を救うために、襲ってくるモンスターたちをベルたちのパーティーに怪物進呈したことが始まりだった[69]。その後、ヘスティア・ファミリアと和解したが、ベルたちへの恩を返すため、戦争遊戯においてタケミカヅチに願い出て、1年間の期限でヘスティア・ファミリアに改宗している[70]
非常に生真面目で礼儀を重んじており、義理堅い性格。そのため、嘘をつくのが下手。大の風呂好きで[71]、料理が得意[72]。タケミカヅチを神として敬愛すると同時に異性としても慕っており[73]、彼が多くの異性と分け隔てなくスキンシップしていることを見かけてはヤキモチを妬いている[74]
戦闘では、あらゆる配置をこなすオールラウンダーで、モンスターや味方の位置を探る優秀な探索・探知スキルもあり、ダンジョン探索において重要な役割を担っている。また、彼女のもつ重圧魔法フツノミタマは、巨大なドーム状の重力結界を展開し、中にいる者を押し潰すもので、階層主級のモンスターの動きを一時的だが封じるほどの威力を誇る。派閥連合による初の遠征に臨む前、タケミカヅチとの稽古を経て円月蹴や絶華といった新技を会得し、遠征後はLv.2の中堅どころに迫るまでに基本アビリティが成長する[75]
極東の出身で孤児[76]。タケミカヅチ・ファミリアの桜花や千草、春姫とも幼なじみ。高貴な身分である春姫とは小さい頃に出会い[77]、春姫の恩に報いるために神の恩恵を授かり、「お姫様」である彼女を敬愛し、守ることを心に決めていた[78]
二つ名は絶†影
サンジョウノ・春姫(サンジョウノ・はるひめ)
声 - 千菅春香[6]
本作のヒロインの一人。翠の瞳で金髪の16歳の狐人[79]。元イシュタル・ファミリア所属で、ヘスティア・ファミリアに改宗。ステイタスはLv.1。
イシュタル・ファミリアでは、歓楽街に娼婦として捕らわれていた[80]。イシュタルの元から自分を救出するために奮闘するベルに物語の英雄を重ね[81]、ベルに好意を抱く。イシュタル・ファミリアの消滅後はヘスティア・ファミリアへ改宗する[82]
極東の貴族出身で、礼儀正しく気品がある[83]タケミカヅチ・ファミリアの面々とは旧知の仲[84]。温和で純朴、誰に対しても丁寧にしゃべる。小さい頃は何事につけ他人から決められたことに従順だった。外の世界を本でしか知ることができなかったため、お伽噺や童話が好きで各物語に対する造詣が深い[85]
11歳の頃に父に勘当され、紆余曲折を経てオラリオに売られ、妖術に目を付けたイシュタルの元で娼婦として囲われる[86]。歓楽街でも自主的には何もできず、この頃からアイシャに何かと世話をしてもらっていた[87]。男の裸をみると必ず気絶するほどに初心であり、娼婦としても役立たずだったために、本人も知らないが実際には生娘である。イシュタルが企む殺生石の儀式により自身が消滅することを理解していたが、諦めてイシュタルたちに従っていた[88]
ヘスティア・ファミリア入団後は独り立ちの意志を示し、ファミリア内の世話係を自主的に務めている[89]。異端児の一件では、匿っていたウィーネと母子または姉妹ともいえるような間柄となり[90]ベートと対峙した際には一歩も引かない強さを示している[91]
戦闘では、直接の戦闘力は皆無であり、専ら後衛を務め、ウチデノコヅチという対象者のレベルを一時的に1つランクアップさせる、規格外の階位昇華の魔法[92]を使う。また、遠征の前に会得したココノエという付与魔法により複数に同時発動することも可能となる。イシュタルの眷属の頃から幾度となく妖術を使用してきたため、高速詠唱だけは上級魔導士を凌駕している。派閥連合による遠征を経て、Lv.2にランクアップが可能となったが、アイシャの助言とヘスティアたちの判断により保留されている[93]

ロキ・ファミリア[編集]

女神ロキの運営する探索系ファミリア。本拠は「黄昏の館」。エンブレムは道化師(トリックスター)[94]。外伝『ソード・オラトリア』では、主役を担うファミリアである。高レベルな冒険者が多数在籍する最強ファミリアの一角。女好きのロキの方針ゆえに、女性冒険者の割合が高い。ロキとヘスティアの仲が悪いため表立っての付き合いはないが、幹部クラスの者はベルに注目している。到達階層は59階層。

ロキ
声 - 久保ユリカ
ロキ・ファミリアの主神で、朱色の髪の女性。エセ関西弁で喋る。無類の酒好き。
胸がコンプレックスであり、無乳と称されるほど絶壁。天界にいた頃は退屈凌ぎに他の神々を扇動して殺し合いをさせようとする物騒な神で[95]トリックスターとも言われていたが、下界に来てから丸くなった[96]
フレイヤのベルに対する興味に気づいており、怪物際の騒動や片角のミノタウルの騒動がフレイヤの企みであることに当たりをつけているが、フレイヤとはベルへの行動に干渉しない取引をしている[97]。ベルには関心がなかったが、異端児を救ったベルを「本物の馬鹿な子」と評し、初めて興味を示す[98]ヘスティアとは天界にいた頃から喧嘩をしており、下界に降りて来てからも続いている[35]。その一方で、ヘスティアの善性は信頼している[36]
フィンの一番の応援者を自認しており、ウラノスには、異端児の件で、フィンの弱みに付け込もうとしたり、強請ろうとしたら即座にヘルメス諸共殲滅しに行くと告げる一方、フィンの歩む道を守るのならば、異端児のことを他言しないとウラノスと契約を交わしている[99]
外伝『ソード・オラトリア』では、極彩色のモンスターの調査[注 7]、24階層の食料庫の調査[注 8]ヘルメスディオニュソスの2人と同盟を組んでいる[103]精霊の分身の宝玉を地上に運び出すためのダンジョンのもう一つの出入り口を探るためにメレンを調査[注 9]、結果ダンジョンへのもう一つの出入り口がダイダロス通りにあると確信した[105]。ファミリアとしてダイダロス通りからクノッソスに都合4度の侵攻を行い[注 10][注 11][注 12][注 13]、オラリオの破壊を企むエニュオと対峙する。
アイズ・ヴァレンシュタイン
フィン・ディムナ
声 - 田村睦心
ロキ・ファミリア団長。ロキ・ファミリアの最古参で、首脳陣の1人。金髪青眼の幼い少年のような外見の小人族。年齢は40代。ステイタスはLv.6。
リヴェリアやガレスと共に、ロキ・ファミリアの初期メンバー。外見に反して泰然とした穏やかな物腰であり、カッコよくて可愛いと評される[109]。そのため、オラリオの女性冒険者の間で人気である[110]
ベルとの出会いは、上層でのベルと片角のミノタウロス戦であり、その後も18階層で休息中のロキ・ファミリアに負傷したベルたちを受け入れたりしている。冒険者としてベルに好感をもっているが、異端児の件では、敵対的な関係となった。
戦闘では、主にパーティーの指揮官を担う。非常に頭が切れ、指揮官として計算された戦略や戦術を得意としている一方、現場では、親指の疼きを信じた直感に基づく判断も行っている。指揮官として自身が先頭に立って味方を鼓舞することで、仲間の士気を高める天才でもある[111]。個人としては、小柄な体格を活かした素早い身のこなしと、長槍を組み合わせた戦法を用いる。まともな判断能力を失う代償に、戦闘意欲が引き出され、全能力が超高強化される魔法ヘル・フィネガスにより、指揮官ではなく一人の戦士として戦う場合もある。
衰退している小人族の再興が野望であり、小人族の架空の女神フィアナを崇拝しており、自身がフィアナと同等の名声を得て、小人族の象徴となることで野望の実現を目指していた[112]。自身の後継者となる子孫も考慮しており、密かに小人族の嫁を探している[113]。自身の二つ名も神々の発案でなく、ロキに掛け合って強引に得た称号であり[114]、そのために自身を「人工の英雄」と称していた[115]
外伝『ソード・オラトリア』では、ベルと片角のミノタウロスとの戦いを目撃した際に、冒険者としての心を刺激され[116]、異端児による騒動で、周囲の評価を無視して異端児を救うベルの行動と自身の考察に動揺し[117]、石竜のグロスやアステリオスとの戦いを目にすることで再び心を揺さぶられる心理が描かれている。ベルとの出会いを経て、「本物の英雄」を目指すためにフィアナを超えた存在になること、「最善」ではなく「最高」を追い求めることを自分自身に課している[118]
二つ名は勇者(ブレイバー)
リヴェリア・リヨス・アールヴ
声 - 種田梨沙(本編)、 川澄綾子(外伝『ソード・オラトリア』[119]
ロキ・ファミリア副団長。ロキ・ファミリアの最古参で、首脳陣の1人。深緑の長い髪の落ち着いた雰囲気のハイエルフの女性。ステイタスはLv.6。
フィンやガレスと並ぶロキ・ファミリアの初期メンバーであり、アイズを幼少期から世話してきた[120]。洞察力に優れており、相手の反応の機微から物事を察知することに長けている。エルフの王族出身であり堅物ではあるが、自分に対する過剰に慇懃な態度は苦手である[121]
戦闘では、自他共に認めるオラリオ最強の魔法使いであり、攻撃・防御・回復の3種類の魔法に加え、それぞれ3段階の階位を含めた魔法を詠唱連結によって計9つの魔法を使いこなすことができ、二つ名の由来となっている[122]。リヴェリアにしか発現していないだろうレアスキル妖精王印(アールヴ・レギナ)により、自分の魔法円の中にいるエルフと自身の魔法効果を増大させ、周囲に拡散する魔素を回収して精神力も回復させることができる。このスキルにより、リヴェリアを中心としたエルフ専用の部隊である妖精部隊(フェアリー・フォース)が作られる[123]。また、レヴィス相手には、フィンやガレスと連携した直接戦闘の技術も見せている[124]
未だ見ぬ外の世界を見たい一心から里を飛び出し、強引にロキの眷属にされたが、いつかはファミリアを脱退して世界を旅することを決めている[125]。種族同士の対立から、かつてはガレスと犬猿の仲であり、仲裁を試みたフィンに対しても高望みばかりする小人と侮蔑していたが、現在では大切な仲間となっており、ファミリアも大事に思っている。
神聖文字を読み書きできるので、片角のミノタウロスとの死闘で精神疲弊したベルの恩恵を読みとり、彼女にしては珍しく声を大にして笑っている[126]。アイズに加えて、ベルがアビリティの限界を超えたことを知る数少ない人物の1人である。
二つ名は九魔姫(ナイン・ヘル)
ガレス・ランドロック
声 - 乃村健次
ロキ・ファミリアの最古参で、首脳陣の1人。豪胆な性格の髭を蓄えたドワーフの老兵冒険者。ステイタスはLv.6。
フィンやリヴェリアと並ぶ、ロキ・ファミリアの初期メンバーである。オラリオにおいて1、2を争う力と耐久の持ち主であり、ドワーフ特有の頑強な肉体そのものが最大の武器である。力のみであれば、Lv.7のオッタルとすら互角とされ、巨大船を一人で持ち上げた逸話があり、深層遠征時の58階層では砲竜を投げ飛ばした[127]
ダンジョンの探索では攻略の要である魔導士たちを守る前衛や、撤退時の殿を担う。若い団員の成長を見守る立場にあるため、後進を育てるためにパーティーでは防御に回ることも多く、自身が中々成長できない立場にある。しかし、ひとたび前に出ると豪快な戦いぶりで敵を圧倒する。
種族同士の対立からかつてはリヴェリアと犬猿の仲であり、仲裁を試みたフィンに対しても打算で動く小人と侮蔑していたが、現在では大切な仲間となっている。
ベルと片角のミノタウロスとの戦いを目撃していないがフィンたちから話を聞いており[116]、18階層で対面したときには激励を送っている。
二つ名は重傑(エルガルム)
ティオネ・ヒリュテ
声 - 高橋未奈美
ロキ・ファミリアの中核メンバー。ティオナの双子の姉で、長い黒髪のアマゾネス。ステイタスは59階層への遠征を経てLv.6にランクアップ[128]
普段は冷静沈着に振る舞っているが、本来は粗暴な性格。フィンに惚れており、フィンに好かれるために髪を伸ばし、口調や立ち振舞いを矯正しているが[129]、激昂すると口調が戻ってしまう。フィンへのアプローチには遠慮がなく、常に彼のために献身的かつ積極的である。
戦闘では、主にパーティーの中衛を担っている。武器や体術を駆使して戦い、ダメージを負う度に攻撃力が上昇し、怒りの丈によって効果が向上するスキル憤化招乱(バーサーク)と、瀕死の状態の時に力のアビリティに超高補正がかかるスキル大反攻(バックドラフト)による激しい戦闘スタイルが特長である。魔法は得意ではないが、魔力で具現した光の鞭で対象を捕らえる束縛魔法リスト・イオルムを発現している。
生まれ故郷であるテルスキュラでは、カーリーの眷属であり、風習に従って闘技場で同族であるアマゾネスたちとの命懸けの闘いの日々を送っていた。ある日闘って殺したアマゾネスが同じ石部屋で姉のように慕っていたセルダスであったことに絶望し[130]、現在でもセルダスを殺したことを後悔している。ティオナと共にテルスキュラを出たが、今でもカーリーやティオネに師として付いたアルガナらを嫌悪している[131]
二つ名は怒蛇(ヨルムガンド)
ティオナ・ヒリュテ
声 - 村川梨衣
ロキ・ファミリアの中核メンバー。ティオネの双子の妹で、短髪黒髪のアマゾネス。ステイタスは59階層への遠征を経てLv.6にランクアップ[128]
天真爛漫な性格で、誰とでも臆することなく接するので、誰とでも直ぐ仲良くなる[132]。英雄潭が好きであり各物語に詳しく、ベルと話が合う[133]。肉付きの薄いスレンダーな体型で胸が無いことを気にしており、ロキやティオネ、カーリーから弄られている[134]
ベルと片角のミノタウロスとの戦いを目撃し、幼少期に読んだ童話に準えて、ベルを「アルゴノゥト君」と呼んで、気に入っている[135]。戦争遊戯が開始されるまでの1週間、アイズに特訓をつけてもらいに来たベルに協力しており、率先して食料や武器の調達などを行っている。ティオナ自身も特訓に加わり、2人がかりでベルを鍛え上げている[18]
戦闘では、主にパーティーの前衛を担っている。大型武器である大双刃(ウルガ)を駆使した豪快な戦い方を好み、ダメージを負う度に攻撃力が上昇するスキル狂化招乱(バーサーク)と、瀕死の状態の時に全アビリティ能力に高補正がかかるスキル大熱闘(インテンスヒート)による激しい戦闘スタイルが特長である。
生まれ故郷であるテルスキュラでは、カーリーの眷属であり、風習に従って闘技場で同族であるアマゾネスたちとの命懸けの闘いの日々を送っていた。唯一の肉親であるティオネと殺し合いたくなかったため、カーリーに「国を出たい」と申し出ており[136]、カーリーの許可を得てティオネと共にテルスキュラを出ることができた。バーチェから闘い方を叩き込まれており、鍛練の途中に道端に捨てられていた英雄潭をバーチェに読んでもらい、物語の面白さを知ってからは、それまで以上によく笑うようになっている[137]
二つ名は大切断(アマゾン)
ベート・ローガ
声 - 岡本信彦
ロキ・ファミリアの中核メンバー。180C(セルチ)を越える長身。灰色の毛並みの狼人の男性で、左の頬に入れ墨を入れている[138]。ステイタスは59階層への遠征を経てLv.6にランクアップ[128]
普段から誰に対しても容赦なく罵詈雑言を吐き、常に攻撃的な悪漢のように振る舞っている。特に、弱者に対して容赦がなく、周囲から煙たがられている。同じファミリの団員にも罵詈雑言を吐くので、首脳陣と好意を寄せていたリーネ以外の団員からは人望が無かった。一方で、貪欲に強さを求めるアイズの姿勢と実力を認めており[139]、自らの理想を重ねて好意を抱いている。
豊饒の女主人で、本人がいるとは知らずに酔った勢いで駆け出しのベルをネタに弱者として口汚く罵るが、これがアイズとベルの間柄を深める切っ掛けともなる。ベルと片角のミノタウロスとの一騎打ちを目撃してからは、ベルに対する評価を変えている。
戦闘では、ファミリアでトップの速度を有し、主にパーティーの中衛を担っている。接近戦で強力な膂力を叩きつける戦闘スタイルを好んでおり、魔法効果を吸収できる武器フロスヴィルトによる強力な蹴技も特長である。月の光を浴びることで獣化することができる。また、発動すると両手両足に紅蓮の炎を纏う付与魔法ハティを有し、魔力吸収(マジックドレイン)と損傷吸収(ダメージドレイン)の属性があり、魔力を見境無く吸収し、傷を負うほどに攻撃力が際限なく高めることができる。自らの弱さを象徴するかのような詠唱が気に入らず、原則、使用を禁じているが、作中ではヴァレッタ戦と怪人となったフィルヴィス戦で使用している。
平原を放浪する獣人部族の出身。12歳の頃から、自身の不在時に自身の大切な人を奪われる経験を何度もしており、その経験から、弱者の犠牲を許せず、弱者が戦う場に参加することを嫌うようになる。そして、戦う者には弱者であることを許さず、弱者を鼓舞するための罵詈雑言を吐くようになっている。
二つ名は凶狼(ヴァナルガンド)。最初の二つ名は灰狼(フェンリス)
レフィーヤ・ウィリディス
声 - 木村珠莉
ロキ・ファミリアに所属する、山吹色の髪をしたエルフの少女。15歳。ステイタスは最後のクノッソス攻略戦[注 13]の前にLv.4となる。
魔力に秀でたエルフの里であるウィーシェの森の出身であり[140]、学区からロキ・ファミリアに入団している。心優しい性格で、ファミリアではアイズを特に慕っている。また、アイズが気に掛けているベルに対して、一方的にライバル意識を持っており、ベルのランクアップの情報を知ると焦りを見せる[141]。ベルと偶然に出会い[142]、ベルに嫉妬や敵意を向けることも多いが[143]、18階層での共闘を通じ[144]、彼の人柄は理解しており、ベルとアステリオスの戦いでは思わず声援を送り、ベルの冒険に感化された一人となる。
戦闘では、アイズやヒリュテ姉妹を越える攻撃力を持つ魔法を放つことができる。魔法特化型であり、ロキからは「馬鹿魔力」と評されている。エルフの魔法に限って、詠唱とその効果を完全把握していれば、他者の魔法を使用できる召還魔法エルフ・リングを有し、二つ名の由来となっている。エルフ・リングにより、リヴェリアの魔法を全て使用でき、将来、ファミリアを離れるリヴェリアの後釜として、彼女から日々指導を受けている。Lv.4へのランクアップにより、先行して詠唱した魔法を保持しながら次の魔法を詠唱でき、詠唱中の魔法を放棄することなく保持中の魔法を任意に発動できるレアスキル二重追奏(ダブル・カノン)を発現している。
派閥同盟を組んだディオニュソス・ファミリアフィルヴィスとは、24階層の調査[注 8]で出会い、その後、平行詠唱の指導を受けたり、フィルヴィスの魔法を託されたりして[145]、個人的にも親交を深めている。クノッソスで、エインによりフィルヴィスが目の前で惨殺され[146]、心が壊れてしまった人形のような状態になる。その後、ロキからエインに対するある仮説を聞かされ、真実を確かめるために再起する。そこで、仮面の怪人エインの正体がフィルヴィスである事実と直面し、深い悲しみを抱きながらもベートたちの援護を得てフィルヴィスの魔石を砕いて、フィルヴィスを倒している[147]
二つ名は千の妖精(サウザンド・エルフ)
ラウル・ノールド
声 - 石谷春貴
ヒューマンの男性。21歳。ステイタスはLv.4。
ロキ・ファミリアの第二級冒険者で構成される第二軍の中核メンバーで、第二軍の纏め役。
生まれは農家の三男であり、極々普通の青年。性格は真面目だが、貧乏籤を引かされてしまい、気苦労が絶えない。ファミリアの幹部の取りこぼしで現在のレベルに至っているとの認識から、自分に自信が持てずにいるが、ファミリアの首脳陣からも信頼され、第二級冒険者たちからは親しみやすさも含めて信頼を集めている[148]
クノッソスで深手を負ったフィンの代わりに、分断されたパーティの指揮をフィンから任された時には、フィンを囮にした大胆な作戦で窮地を逃れ、その際に、フィンからは十分に冒険者であると告げられる。
二つ名は超凡夫(ハイ・ノービス)
アナキティ・オータム
声 - 小原好美
猫人の女性冒険者。ステイタスはLv.4。
ロキ・ファミリアの主に第二級冒険者で構成される第二軍の中核メンバーで、黒い髪と尻尾が特徴の女性。身内からは「アキ」と呼ばれている。ロキ・ファミリアへの入団は、ラウルと同時期。フィンから、優秀で公平な人物と評価されており、ファリア内の信頼も厚く、分隊のリーダに指名されることが多い。
二つ名は貴猫(アルシャー)
アリシア・フォレストライト
金髪のエルフの女性で、温厚な性格の年長者。ステイタスはLv.4。
第一級冒険者たち主力パーティを支える、第二軍の中核メンバーである。
異端児に対して当初は嫌悪感を抱いていたが、レヴィスが放った呪道具の長剣から異端児のレイが身を挺して自分を救い、動揺する。異端児との結託に動揺したファミリアの眷属に向けて、自身の経験を語り、レイの行動とその友愛を途惑いならがも説明する。その後、悩みながらもレイに信頼を見せるまでになる[149]
リーネ・アルシェ
声 - 日岡なつみ
長髪をおさげにしている、ヒューマンの少女。サポーター兼治療師。ステイタスはLv.2。
第一級冒険者たち主力パーティを支える、第二軍の中核メンバーである。ベートに好意を抱いていたが[150]、最初のクノッソス攻略戦[注 10]で、脱出時にヴァレッタに襲われて致命傷を負い、ベートや仲間に看取られながら息を引き取った。

ヘファイストス・ファミリア[編集]

女神ヘファイストスの運営する鍛冶師(スミス)系ファミリア。エンブレムは、交差する2本の槌に火山。迷宮都市オラリオにとどまらず、世界クラスの高級ブランドで、短刀で800万ヴァリス[注 4]、紅の剣で3000万ヴァリス[151]。武具販売の収益が絶大で、オラリオ内で唯一ダンジョンからの収入による運営がなされていない[152]。ファミリアのブランド名のロゴである「Hφαιστοs」は、Lv.2以上の「鍛冶」アビリティを習得した鍛冶師でヘファイストスと幹部たちが認めた武具のみが入れることが認められる。

ヘファイストス
- 寺崎裕香
ヘファイストス・ファミリア主神。赤髪で男装の麗神。右目に眼帯をつけている。
鍛冶の神としては他の追随を許さないほどの技術を持っており、それに裏打ちされたヘファイストス・ブランドは冒険者の間で最も信頼が厚い。
ヘスティアの神友で、彼女が下界に降りた時からヘスティア・ファミリアにホームとなる廃教会を与えたり、バイトを紹介したりと何かと彼女の世話をしている[26]。また、懇願するヘスティアのために、ヘスティアにも手伝わせて約一日かけてベルの武器となる神のナイフを鍛錬する[27]。異端児の件では、ヘスティアから内密に相談もされている[153]
自分の元眷族であるヴェルフに目を掛けており[154]、魔剣に意地を張っている彼を諭している[155]。その後、ヴェルフから自分に認められる武具を作れたら付き合ってほしいと告げられる[64]。右眼を理由に断ろうとしたが、右眼を見ても毅然とした態度を見せた彼に好意を抱き、椿を呼び寄せては惚気話をして彼女をうんざりさせる。後に、神々に惚気話が伝わり、ヴェルフにひどい二つ名が付けられる[156]
ヘスティア・ファミリアらの派閥連合による遠征において、ヴェルフが鍛錬した始高・煌月を鑑定し、一定の評価を認める。そして、付き合ってもいいとヴェルフに告げようとしたところ、ヴェルフが勘違いして立ち去ったことで、珍しく地団駄を踏んで少女のような表情を見せる[157]
椿・コルブランド(つばき・コルブランド)
声 - 生天目仁美
ヘファイストス・ファミリア団長。極東出身のヒューマンとドワーフの間に生まれた、ハーフドワーフの女性[158]。ステイタスはLv.5。
黒髪赤眼で、左眼に眼帯を装着している。豊満な胸をはじめ美しい肢体で、鍛冶師として常に熱気に晒されるため、基本的にさらしを巻いた姿が多い[159]。愉快で快活な性格であり、なによりも鍛冶が優先で、見た目と違って色気が薄い。
オラリオ最高の鍛冶師であり、ダンジョンで自らの武器を試し斬りし続けたことで強くなり、鍛冶師でありながら第一級冒険者級の戦闘力を誇る[158]。ヴェルフを「ヴェル吉」と呼んでからかっており、ヴェルフは苦手にしている[159]。至高の武器を目指す鍛冶師にとって、魔剣に対するヴェルフの意地を無意味なこだわりと非難している[160]
異端児の件では、主神の指示でヘスティア・ファミリア側の支援にまわり、ガレスに魔剣を撃ちまくっている[161]。また、ヘスティア・ファミリアらの派閥連合の遠征では、ベルたちの救出のためにアーニャたちと共にダンジョンに向う。ヴェルフたちと合流した27階層においてヴェルフが作り上げた始高・煌月を一目見ただけで何が成し遂げられたのかを理解して歓喜し、ヴェルフを自分と同じ領域に到達した同族だと歓迎した。
ロキ・ファミリアとは繋がりが深く、ガレスとは直接契約を結んでおり、ベートの武器フロスヴェルトは彼女の作品である。幼少期のアイズとも出会っており、武器の作製を依頼されるが、アイズ自身を剣と評し、断っている[162]。ロキ・ファミリアの59階層への遠征に不壊属性の武器を提供して自らも同行し、深層への最終メンバーに選ばれてフィンたちと共闘している。クノッソスの最終戦では、ガレス率いる部隊に加入し、精霊の分身と対峙している。
二つ名は単眼の巨師(キュクロプス
ヴェルフ・クロッゾ

フレイヤ・ファミリア[編集]

美の神フレイヤの運営するファミリア。本拠は「戦いの野(フォールクヴァング)」。エンブレムは戦乙女の側面像(プロフィール)。ロキ・ファミリアをも凌駕するオラリオ随一の戦力を誇る。都市最高のLv.7の冒険者オッタルが在籍する。イシュタル・ファミリアとの抗争で迷宮都市の歓楽街に大損害を与え、ギルドから莫大なペナルティを課せられたが、フレイヤは一向に気にしていない。

フレイヤ
- 日笠陽子
フレイヤ・ファミリア主神で、神々の中でも随一の美貌をもつ美の女神。その美しさをもって魅了した団員を数多く抱える。その魅了の効果は絶大で、モンスターや神ですら虜にすることができる。
魂の本質を見抜く洞察眼を持ち、天界にいた頃から英雄と謳われる戦死者をコレクションしており、下界でもその趣味は変わっていない[163]
かつて見たことが無いほど透き通った綺麗な魂の色をもつベルを偶然目撃して彼を気に入り、これまでと趣向を変えて今回は影ながらベルが成長する姿を見て楽しんでいる[164]。最終的に自分のモノとして相応しい能力を身に付けさせるため、彼に様々な形で試練を与えたり密かに手助けをして成長を促している。ベルとの直接的な出会いはアポロンが主催した宴の場である[165]
ベルに対する執着は尋常でなく、たとえベルが死んだとしても今の地位を捨て天界に戻って追い掛け、彼の魂を捕まえると言い切るほどである。また、ヘルメスやイシュタルなどの一部の神には堂々とベルを自分のモノと宣言している[166]。ベルが自分以外の女性と親しくする度に嫉妬心を露わにしている[167]
詳細は不明だが、シルのことを娘と呼んでいる。
オッタル
声 - 小柳良寛
フレイヤ・ファミリア団長。32歳。猪人で身長210C(セルチ)の大男。ステイタスはオラリオにおいて唯一のLv.7。
常に冷静沈着で表情を表に出すことはあまり無いが、実直で武人肌な性格。フレイヤの側仕えのような存在で、彼女を侮辱する者には普段の姿から一転して激しく激昂するなど、一貫してフレイヤに尽くす。
都市最強と謳われ、頂天と渾名される。ロキ・ファミリア首脳陣全員が全力で挑むことで、ようやく互角の戦いとなるほどの実力者である。アステリオスをして、一目見ただけで敵わない相手と覚悟を決めざるをえないほどの圧倒的な存在感をもつ[168]。たった一人で戦略も戦術も覆せる、数少ない存在である。
アレンたちとは違い、ベルに対して嫉妬することも無く、フレイヤの寵愛を受けた洗礼として乗り越えるようにと心の中で激励を述べ、ベルが戦った片角のミノタウロスを鍛え上げている。敵味方問わず、行動の美醜に彼なりのこだわりがある。イシュタル・ファミリアでの抗争では、自分を犠牲にしてでも仲間を守ろうとした命の行動には美しさを感じ、瀕死の命を万能薬で救う。
異端児の一件では、フレイヤの命令でベルとアステリオスの戦いを邪魔させないためにフィンを足止めしている。アイズからの願いで、酷烈な実戦形式の訓練を行い、未だ異端児の一件で迷いを抱えるアイズの心の内を見抜き、アイズに決意を抱かせる助言を行っている[169]。クノッソスの最終戦では、ベートたちと分断されたアナキティたちの部隊に加入し、精霊の分身をほぼ一人で討ち取っている。
二つ名は猛者(おうじゃ)
アレン・フローメル
声 - 八代拓
フレイヤ・ファミリア副団長。猫人の男性で、実力派冒険者。ステイタスはLv.6。
小柄で口が悪いが、フレイヤを心の底から敬愛しており、他の女性には触れられることすら穢れると拒絶する。豊饒の女主人アーニャとは実の兄妹だが、絶縁状態にある[170]。都市最速の称号を持っており、全冒険者の中で最も脚が速い。
フレイヤの命令でLv.1だった頃のベルの腕試しと彼が師事をしているアイズに警告するために、闇討ちを仕掛けている[171]。ベルが孤児院の地下でモンスターに襲われた際には、シルの護衛のためモンスターを瞬殺している。異端児の一件では、フレイヤの命令でベルとアステリオスの戦いを邪魔させないためにティオネを足止めした。クノッソスの最終戦では、フィンが率いる部隊に加入し、精霊の分身相手に共闘して討ち取っている。
二つ名は女神の戦車(ヴァナ・フレイア)
ミア・グランド

ミアハ・ファミリア[編集]

回復薬を扱う道具店を営むファミリア。本拠は「青の薬舗」。エンブレムは、五体満足の人の体。当初は団員がナァーザだけという零細ファミリア。かつては名の知られた中堅ファミリアとして順風満帆だった。ヘスティア・ファミリアと親交があり、ヘスティア・ファミリアが強制任務で遠征に向かう際には派閥連合を結成する。

ミアハ
声 - 古川慎
ミアハ・ファミリア主神である男神。借金のためにファミリアは没落したが、彼は気にしていない。借金を抱えているにもかかわらず、ベルを含める多くの知人にタダ同然でポーションをばら撒いたりしているため[172]、ファミリアの経営は常に火の車である。
タケミカヅチ同様に、天然ジゴロで無自覚に女性をたらし込んでいる[173]。オラリオの女性には人気があるが、その神格から、あまり反感をもたれていない。
ヘスティアとは親交があり、ヘスティアから内密で異端児の件を相談されたり[153]、ヘスティアがフェルズと秘密裏に初めて会う際には、護衛を頼まれている。
ナァーザ・エリスイス
声 - 葉山いくみ
ミアハ・ファミリア団長。犬人の女性。18歳。ステイタスはLv.2。
かつては冒険者だったが瀕死の重傷を負い、現在は心的外傷によりダンジョンに潜ることができないため、冒険者を廃業して薬師に専念している。
右腕は義手であり、本物の腕と変わらず自在に動かせる高度な魔道具銀の腕である。ミアハが自分を救うために莫大な借金をして得た高価な義手であり、ファミリア没落の原因となる。ファミリアの全財産を投げ打って自分を救ってくれたミアハに好意を持っている。ミアハの女性からの人気に嫉妬しているが、ミアハの性格と行動を理解しているため、怒るに怒れない心境に至っている。
火の車となったファミリアの経営に危機感を持っており、駆け出しの頃のベルには、ぼったくり価格でアイテムを売りつけている[174]。一方、一瞬の判断ミスで全てを失う冒険者の宿命についてはよく理解しており、ベルを騙していた時期でさえもこの教訓についてはベルにしっかり教えていた。その後、ぼったくりがミアハにばれて本人も反省し、ベルを含めたヘスティア・ファミリアの団員と友好的な関係を築いており、ベルを助けるためにヒュアキントスへ矢を放ったり、異端児の件ではフェルズの魔道具を使って、ダイダロス通りの冒険者たちを幻覚にかけたりしている。
二つ名は医神の忠犬(ミーヤル・ハウンド)[175]
ダフネ・ラウロス
声 - 小若和郁那[6]
アポロン・ファミリアで、戦争遊戯後、ミアハ・ファミリアに所属。18歳のヒューマンで、短髪吊り目の美少女。ステイタスはヘスティア・ファミリアとの派閥連合による遠征後にLv.3へランクアップ[176]
外見から強気そうな印象を持たれがちだが、冷静で落ち着きのある人物[177]。一人称は「ウチ」。
過去に無理やり迫られて眷属にされた経緯があるため、アポロンに対して複雑な感情を持っており、戦争遊戯前は、同じ境遇のベルに対しても多少同情的だった[178]。戦争遊戯後はカサンドラとともにヘスティア・ファミリアに入団を志望するが、ヘスティアの莫大な借金を知るとカサンドラを連れて、すぐにその場を去る[51]。その後、紆余曲折を経てミアハ・ファミリアに改宗している[179]
戦闘では、アポロン・ファミリア時代に致し方なく指揮官の役割を担っており、その経験から、ヘスティア・ファミリアとの派閥連合による遠征において、リリにパーティーの指揮について指導している。耐久と敏捷に補正のかかるスキルと魔法を有し、パーティーでは主に中衛役であるが[180]アンフィス・バエナとの戦闘では、戦力不足のために前衛として活躍する。アンフィス・バエナとの戦闘後、カサンドラの予知夢による発言をいつものように受け入れようとしなかったが、カサンドラ自身を信じてパーティーを26階層へ向かわせたことが派閥連合を救うことになった。
二つ名は月桂の遁走者(ラウルス・フーガ)[175]
カサンドラ・イリオン
声 - 真野あゆみ[6]
本作のヒロインの一人。元アポロン・ファミリアで、戦争遊戯後、ミアハ・ファミリアに所属。18歳のヒューマンで、長髪垂れ目の美少女。ステイタスはヘスティア・ファミリアとの派閥連合による遠征後にLv.3へランクアップ[176]
外見や雰囲気からあどけいない印象である[177]。戦闘では、範囲回復魔法と解害・解呪魔法によりパーティーを支える後衛役を担う[180]
スキルの名前でさえも神聖文字で表示されない解読不可能なスキル、謳え悲劇世界の王女(ファイブ・ディメンション・トロイア)により、予知夢を見る能力があり、かつ予知夢は誰にも信用されない呪縛がある。ミアハやタケミカヅチらの検証では、神々でさえ把握できない謎の力であり、神の領域にすら匹敵するものとされているが、詳細は不明である。
アポロン・ファミリアでは予知夢を全く信用してもらえず、元々裕福な家の生まれらしいため、予知夢云々はその育ちの弊害である妄想癖だとダフネらには思われていた。戦争遊戯の当初から、ベルを追い詰めることでファミリアに危機が訪れることを予知しており[181]、警告を発していたが、全く相手にされず[182]、アポロン・ファミリアは戦争遊戯で大敗北を喫してしまう。戦争遊戯後、自分の予知夢を元に愛用の枕を探すためにヘスティア・ファミリアの新しい拠点を訪れ[183]、その際に予知夢を信じてくれたベルに感激し、その嬉しさからヘスティア・ファミリアに入団を希望する。しかし、ヘスティアの借金を知ったダフネに無理矢理連れ戻され、断念した[51]。その後、紆余曲折を経てミアハ・ファミリアに改宗している[179]
異端児の一件では、予知夢に従い、白い一角兎のアルルと黒犬のヘルガを嫌々ながら匿っている[184]。ヘスティア・ファミリアとの派閥連合による遠征では、パーティーが全滅する最悪の予知夢を見ており[185]、その悲劇を回避するためにヴェルフにゴライアスのマフラーを作ってもらい、これをベルに渡したことがジャガーノートとの戦いでベルの命を繋ぐことになる[186]。アンフィス・バエナとの戦闘では予知の回避にばかり気を取られていたが、ダフネの喝により戦闘に貢献し、アンフィス・バエナの打倒後に予知夢の解釈に成功してパーティーに退路を提示している。その後、アルルとヘルガが自分の匂いを辿り、広いダンジョンの中から自分の場所を特定し、これが瀕死のパーティーを救うことに繋がっている[187]。派閥連合の遠征後、ベルに想いを寄せる様子を見せている[176]
二つ名は悲観者(ミラビリス)[175]

タケミカヅチ・ファミリア[編集]

武神タケミカヅチを主神とするファミリア。本拠は「仮住居の長屋(タウンハウス)」。エンブレムは地面に突き立った剣。極東出身者6人のヒューマンだけで構成され、あらゆる武術や武具の取り扱いに長ける。ヘスティア・ファミリアとも親交があり、ヘスティア・ファミリアが強制任務で遠征に向かう際には派閥連合を結成する。

タケミカヅチ
声 - 間島淳司
タケミカヅチ・ファミリア主神。角髪の男神で、普段は街でバイトをしてファミリアの運営の足しにしている。
下界では、まだ新参者である。ヘルメスからはおもちゃにされるので、苦手にしている[188]。他の男神いわく天然ジゴロで、オラリオ中の女性や子供から好意を寄せられている[189]。ヘスティア・ファミリアに改宗した命へ、娘への贈り物として、雌雄対の短刀の片振りを手渡し、命が戻ってきたらもう一振りを渡すと約束している[190]。これを見ていたナァーザから、このようなことを普通にするから鈍感であるとも言われる[191]
神の恩恵とは関係のない、戦う技術に精通しており、団員たちに稽古をつけている。
ヘスティアとは神友(親友)であり、彼女に土下座を教えていたり、ヘスティアの本拠の留守番をしたり[192]、内密で異端児の件を相談されたりしている[153]
カシマ・桜花(カシマ・おうか)
声 - 興津和幸
タケミカヅチ・ファミリア団長。大柄な体格のヒューマンの青年。ステイタスはLv.2。
ダンジョンの中層で千草が怪我を負って撤退を余儀なくされた際、偶然居合わせたベルたちのパーティーに怪物進呈して囮にする[69]。その後、ヘスティアたちと共にベルたちの救出に18階層へ向かい、その時の判断は誤っていないと考えているが、彼らに土下座で誠心誠意の謝罪をしており[193]、その後、ベルたちとの関係は改善している。
ヴェルフからは大男と呼ばれるが、18階層での謝罪後、ヴェルフと行動を共にすることが多くなり、互いに戦友と呼べる関係になりつつある。ヘスティア・ファミリアとの派閥連合による遠征に参加するために、ヴェルフに依頼して戦斧「皇剛」を作ってもらっている。
戦闘では、盾役もこなす前衛である。18階層に出現した漆黒のゴライアスとの戦いでは、体を張ってベルを守っており[194]、派閥連合による遠征では、アンフィス・バエナとの戦いで、命のフツノミタマの助けを借りて必殺技である虎喰(こくう)でアンフィス・バエナの片方の首を斬り落とし、勝利に貢献している。
二つ名は武神男児(マスラタケオ)[195]
ヤマト・命(ヤマト・みこと)
ヒタチ・千草(ヒタチ・ちぐさ)
声 - 井口裕香
タカミカヅチ・ファミリア構成員。ヒューマンの女性冒険者で16歳。ステイタスはLv.2。
ファミリアの中では、命と桜花の二人に次ぐ力量をもつ。気弱な性格。桜花とは幼馴染で、彼に好意を持っている。人見知りであり、命とだけは自然に話せる。イシュタル・ファミリアとの抗争を経て、Lv.2にランクアップした。
ヘスティア・ファミリアとの派閥連合による遠征では、モス・ヒュージの強化種に宿り木を植え付けられてしまうが、ベルが打倒したことで、宿り木から解放された。弓が命よりも上手であり、ラムトンとの戦いではラムトンの感知器官を弓で打ち抜いている。
二つ名は比翼少女

ヘルメス・ファミリア[編集]

ヘルメスを主神とするファミリア。本拠は「旅人の宿」。探索系ファミリアだが、儲け話ならどんなことにでも手を出すと評判。主神がほぼ不在なので、団長のアスフィがまとめている。他のファミリアと違って眷属のランクアップをギルドに申請せず、敢えて下位に留まっている。立場上、物語で起きている多くの事件に関わっており、団員全員が異端児や闇派閥や怪人といった情報に精通している。

ヘルメス
声 - 斉藤壮馬
ヘルメス・ファミリア主神である男神。普段は情報収集のために旅をしており、滅多にオラリオにはいない。おどけた言動が多いがその大半は演技であり、勘も鋭く、掴みどころのない性格。フレイヤがベルに執着していることにも、いち早く気付いている[196]。団員のレベル上昇をギルドへ申告せずに秘匿していたりと[197]、全般的に食えない人物。
イシュタルがフレイヤを追い落とすために進めていた殺生石の儀式のために、狐人の犠牲を知りながら殺生石をイシュタルへ持ち込んだ張本人であり[198]、ベルたちには殺生石のみの情報を伝え、フレイヤにはイシュタルのベルへの関心だけを伝え、フレイヤともベルたちとも全面的に敵対することなく情報を操作し、イシュタル・ファミリアの騒動を煽っている[199]
異端児の一件では、異端児を保護するウラノスの協力者にも拘わらず[200]、地に堕ちたベルの名声を回復するために、異端児を皆の前でベルが倒す状況を意図的に作り出すための策謀を進めている[201]。アステリオスによって自らの計画が台無しになるが、神意を越えて輝く未知に打ち震えている[202]。その後、ベルには自身の策謀を打ち明けて謝罪し、ベルの応援者としてこれからもベルにお節介をしてゆくと伝えている[203]
ゼウスの使い走りをしていた経緯で、もともとベルに興味を抱いており、最初はベルを探るために騒動の火種を蒔く[204]。そこで英雄の器としてのベルを認め、ベルと周囲の英雄候補たちが織りなす神々が予想もできない物語を神託し[205]、ベルを最後の英雄に押し上げると決意している[206]
外伝『ソード・オラトリア』では、極彩色のモンスターの件でロキディオニュソスとの3人で派閥同盟を組む[103]。当初、異端児の件で協力関係にあったウラノスと板挟みの状態だったが、ウラノスとロキの協力関係が成立した後は、堂々と黒幕を追い詰め、最後のクノッソス攻略戦[注 13]では各ファミリアに共闘の誘いの書状を送り、自身の切り札を切る。
アスフィ・アル・アンドロメダ
声 - 茅野愛衣
ヘルメス・ファミリア団長。眼鏡を掛けた理知的な雰囲気で、ヒューマンの女性冒険者。22歳。ステイタスはLv.4[207]
いつもヘルメスに振り回されている苦労人で、時折歳に似合わない蓄積された疲労感を醸し出すときがある[208]。ヘルメスの行動に嫌気が差しているが、渋々ながらも結局は命令に従って行動している。ヘルメスには立場を越えて小言や嫌みを言ったり、18階層で女性たちの水浴をのぞき見たヘルメスを折檻したりもしている[209]。立ち居振る舞いや仕草が非常に洗練されており、とある海国の姫であると噂されているが、真相は不明。
調合と彫金に加えて、レアアビリティ神秘を保有する稀代のアイテムメイカー。オラリオでは彼女が発明した幾つものアイテムが流通しており、名声が知れ渡っている[210]。アスフィ作の有名なアイテムの一つに筆記用具である血潮の筆があり、作中で度々登場する。また、フェルズが作製した眼晶に感化され、クノッソスのを自作し、アイテムメイカーとして離れ業を見せている[211]
パーティーの戦闘では中衛で指揮を担当し、パーティーの要である[207]。個人としては、自身で作製した魔道具を駆使して戦闘を行う。発現している魔法がしょぼいため、魔法の代わりに、空気に触れると爆発する液体を小瓶に入れた爆炸薬(バースト・オイル)を多用する。また、行動と魔法を凍結可能な凍炸薬(フリーズ・オイル)を新開発しており、フィルヴィス戦で使用している[212]
漆黒兜(ハデス・ヘッド)は、形状が帽子に近い小型の兜であり、被ると透明状態になることができるため、隠密行動や奇襲に活用しており、パーティーや同行者にも提供している。クノッソス攻略戦[注 12]では、ロキと異端児による侵攻の裏側でイケロスと「ダイダロスの手記」の探索するために、ファミリア全員で使用している。
飛翔靴(タラリア)は、ニ翼一対で左右合わせて4枚の翼を広げることで装備者に飛行能力を与える靴であり、アスフィの魔道具の中でも秘中の秘である。作中では、人間が空中を飛行するための唯一の手段であり、漆黒のゴライアス[213]、アレスに攫われたヘスティアの追跡、オリヴァス[214]、フィルヴィス戦等においてアスフィ自ら使用している。
二つ名は万能者(ペルセウス
ルルネ・ルーイ
声 - 赤尾ひかる
ヘルメス・ファミリアに所属する、犬人の女性冒険者[215]。ステイタスはLv.3。
役割が盗賊ゆえに[216]、マッピングが得意。裏で何かと画策するヘルメス・ファミリアにおいて、口が軽く、何事も少し脇が甘いので、アスフィを疲れさせる原因の一人となっている。
外伝『ソード・オラトリア』では、フェルズからの依頼で小金欲しさにダンジョンから地上まで精霊の分身の宝珠を運ぶ冒険者依頼を引き受ける。その後もフェルズにレベルの虚偽をギルドに報告すると脅迫され、24階層の調査[注 8]をヘルメス・ファミリア総出で泣く泣く引き受ける羽目に陥る[217]。これらの件を通じて、アイズとレフィーヤとは個人的に知り合いとなり、名前で呼び合っている。
二つ名は泥犬(マドル)
アイシャ・ベルカ
声 - 渡辺明乃[6]
イシュタル・ファミリア幹部で、現在はヘルメス・ファミリアに所属する容姿端麗なアマゾネス。21歳。ステイタスはヘルメス・ファミリアに入団後にLv.4へランクアップ。
性格は剛胆かつ色欲に忠実。二つ名にふさわしく、戦う様が美しいと評される。戦闘では、体術に加えて、並行詠唱の使い手であり、巨大な紅色の斬撃波を放つ攻撃魔法ヘル・カイオスを駆使する。
イシュタル・ファミリアでは、戦闘娼婦(バーベラ)たちを束ねていた。姉御肌でめんどう見がよく、多くのアマゾネスたちから慕われており、妹分として春姫の世話係もしている。
歓楽街で彷徨っているベルと偶然に出会い、一目見て気に入る[218]。イシュタル・ファミリアから春姫を救おうとするベルに対して、魅了の影響で見て見ぬ振りができないこともあり、何度もベルの前に立ち塞がり、ベルの覚悟を見定めている。イシュタル・ファミリア消滅後、春姫をヘスティア・ファミリアに任せ、自身は殺生石の流通を監視するために、情報通のヘルメス・ファミリアへ入団する。
ヘルメス・ファミリアに改宗後、アイシャとリューで強敵と共闘することが多いが、ベルに隙あらば迫ろうとしており、そのことでリューとは険悪になることも多い[219]。また、春姫の世話も継続しており、彼女の危機にはたびたび駆けつけて助けている。
ヘスティア・ファミリアの派閥合同による遠征では、情報をどこからか聞きつけ、遠征に参加することになる。この時、ヘルメス・ファミリアの倉庫から魔導書をちょろまかし、春姫に新たな魔法ココノエを発現させる。派閥合同による遠征では、ベルのいない戦力不足のパーティーで主戦力となってアンフィス・バエナと戦い、とどめを刺している。クノッソスの最終戦では、元イシュタル・ファミリアの戦闘娼婦たちを率いてクノッソスに突入し、アイシャやリューたちと共にエインと戦っている。
二つ名は麗傑(アンティアネイラ)

ギルド[編集]

オラリオの都市運営、冒険者および迷宮の管理、魔石の売買を司る機関。神ウラノスが長であるが、事実上の運営は職員たちが行っている。ダンジョンとファミリアに中立性を示すため、ウラノスはギルドの職員たちに恩恵を授けていない[220]。あくまでも迷宮が生み出す富を管理するための組織であり、冒険者やファミリア間のトラブルには、余程のことがない限り介入しない。 緊急の指令などは、個人またはファミリアを指名するのでギルドの傘下であるファミリアは、必ず従わなければならない決まりである。

ウラノス
声 - 大川透
ギルドの主神で、2M(メドル)[注 3]を超える巨大な老神であり、この地に神の恩恵をもたらした最初の神[220]。千年前に神々が降臨した際に当時のギルドを再編成し、今の形に作り直した。以降は「君臨すれども統治せず」を貫き、自身はギルドの地下で祈祷を捧げ続けている[220]
彼個人が動かすことができて信頼できる戦力はフェルズだけであり[221]、組織的な戦力に乏しく、異端児たちを庇護する代わりに、彼らにダンジョンの問題に当たらせていた。しかし、クノッソスの存在には気付けずに、クノッソスを根城とするイケロス・ファミリアが異端児に手を出す隙を与えることになる。その後の対応も、情報を隠匿しながら個別に神々の眷属たちを動かすことしかできないため、後手後手になっている。
ただし、異端児が暴走した際、ウラノスの判断によりウィーネと関わったベルをギルドからの依頼の形で調査隊に同行させたことが、後にウィーネたちを救う奇跡につながった。
かつてはゼウス・ファミリアヘラ・ファミリアから成る巨大な戦力を確保していたが、その一方で、ゼウスとヘラの表舞台からの退場にも関わっており、最初から三者で壮大な演出劇として計画していたことを示唆する行動が多い。ヘルメスの推察では何かしらの目的のためにウラノスがゼウスとヘラに代わってオラリオの中心となり、ゼウスとヘラも最初からオラリオを離れるため故意に失脚したことを指摘されているが、ウラノスは暗黙を保っている。
エイナ・チュール
声 - 戸松遥
本作のヒロインの1人。ギルドの受付嬢を務める、眼鏡を掛けたハーフエルフの美女。19歳。
ベルの担当アドバイザーであり、アドバイザーとして「冒険者は冒険してはいけない」が信条[222]。真面目で世話好き。ギルドの仕事でも有能。
ベルが冒険者の駆け出しの頃から、ダンジョンで生き抜くために必要な膨大な知識を勉強会と称して叩き込んでいる[223]。ベルの尋常ではない成長速度にはある意味で頭を悩ませており、自身の予想以上に危ない状況に陥るベルを警戒も含めて心配をしている。僅かながら神聖文字が読めるので何度かベルのステイタスを見る機会があったが[224]、ベルの成長の秘密まではわかっていない。
エイナの母は、リヴェリアと一緒にエルフの里を出奔した仲であり、リヴェリアとは個人的な親交がある[121]ソーマ・ファミリアの調査では、リヴェリアの仲介により、酒に詳しいロキと面談することができ、ソーマの神酒とソーマ・ファミリアの危うさについて情報を得ている[225]
恋愛などの浮いた話が全くないが、本人はあまり気にしていない。ギルドの同僚や冒険者たちには人気があるが[226]、ぐいぐい引っ張られるより少し頼り無くめんどうを見てあげられる男性が好み。自他共に認める世話好きな性格で、何かにつけてアタフタしているベルを弟のように思いながら公私でめんどうを見ていたが、ベルがアステリオスと激戦の上に敗北して悔し涙を流す姿を見て以降、ベルに対して恋心を抱いていることを自覚するようになる[227]
ギルドに就職した頃から担当する冒険者との死に別れを経験しているが、同僚から勧められる冒険者との距離感についての助言に従わずに、冒険者に積極的に深入りしている[228]。そのため、ベルだけに限らず、アドバイザーとしての教えはスパルタである。
フェルズ
声 - 小松未可子
ウラノスに仕える魔術師(メイガス)。ステイタスはLv.4。
全身を黒衣に包み、容姿どころか性別も判断できない。800年前に神秘のアビリティを極めて永遠の命を生み出す賢者の石を作り出した賢者であり、今は愚者(フェルズ)と名乗っている。かつて主神に賢者の石の生成を報告にいき、それを目の前で破壊された後に不死の秘法を編み出すが、結果として肉が腐り落ち骸骨の姿になってしまう[229]。その後、紆余曲折を経てオラリオに流れ着き、ウラノスの右腕として仕えており、異端児との連絡役や裏の仕事を引き受けている。その容姿から幽霊(ゴースト)という名で噂されている[230]
異端児の一件でベルと出会い、偽善者と罵られて悩むベルに、偽善者こそ英雄になる資格があり、愚者であれと告げる[231]。異端児たちを無事に送り届けた後は、異端児たちの未来についてベルに全てを賭けると決意している[232]
神秘のアビリティで数々の魔道具を生み出しており、全身を包む黒衣は呪詛を防ぐことができ[233]、魔力を弾にして衝撃波を放つ攻撃用の魔咆手(マジック・イータ)[234]を装備している。異端児の事件では、超硬金属製の人形兵[235]、目眩まし用のアイテム[236]、登録した人物の位置を一瞬で把握できるアイテム[237]、透明状態になるマントや幻覚をみせる花[238]が登場している。その中で、眼晶は、遠隔地間の交信を実現する貴重な魔道具であり[239]、異端児とヘスティア・ファミリアとの連絡に使用されている。また、ウラノスとの協力関係を得た後のクノッソスの攻略戦ではロキ・ファミリアへ眼晶が提供されており、作戦の要として活用されている。通常、ダンジョンにいる異端児とウラノスとの連絡も眼晶を通じて行われていた。
魔導のアビリティも発現しており魔法も一流である。全癒魔法ディア・パナケイアは、相手がどれだけ疲労や負傷をしていても全快にまで回復でき、ディックスとの死闘で負傷したベルを完治し[240]、アイズに切り落とされたアステリオスの右腕を元通りに接合した[241]。蘇生魔法ディア・オルフェウスは、死んだ者を蘇らせる奇跡の魔法。しかし、一度も成功したことがなかったために、フェルズは魔法スロットを埋めるだけの無駄な魔法と嘆いていたが、この魔法によるウィーネの蘇生に初めて成功している[242]

豊饒の女主人[編集]

西のメインストリートに面し、元冒険者のミア・グランドが切り盛りする酒場。従業員は全員女性で、ヒューマンやエルフ、獣人などさまざまな種族が働いている。従業員はLv.2の冒険者を簡単に倒すなど腕っ節が強く、大体の荒事はミアの一喝で収まる[243]。ベルやロキ・ファミリアが常連になっているなど、人気は高い。

ミア・グランド
声 - 慶長佑香
豊饒の女主人亭の女主人。フレイヤの眷属。ステイタスはLv.6。
ドワーフではあるが、ベルを上回る身長と数倍する横幅を誇る。物怖じしない肝っ玉母さんで、神に対してすら遠慮がない[244]
オラリオの治安が悪い時代にファミリアを脱退し、誰でも笑って酒が飲めるように、一代で店を起ち上げる[245]。リューのような訳ありの娘を何人も雇っており、「母さん」と呼ばれている[246]。駆け出しのベルに冒険者の心構えを解き、ベルの生きる方針を決意させる[247]
フレイヤ・ファミリアの元団長で、半脱退の状態ながらも現在でも籍を置いている。現役だった頃はオッタルと並ぶ実力者であり、ファミリアの二枚看板であった。また、ガレスとは腐れ縁かつ喧嘩仲間だった[245]
二つ名は小巨人(デミ・ユミル
シル・フローヴァ
声 - 石上静香
本作のヒロインの1人。18歳のヒューマンの少女。作中のメインキャラの中では、唯一の一般市民。
酒場「豊饒の女主人」の店員。ちゃっかりしているものの、基本的にドジッ子体質。知らない人と触れ合う事が趣味で、人を見ることが好きであり[246]、人の心の機微に聡い。駆け出しの頃のベルと偶然に出会い、店にベルを招待する[248]。ベルに対して好意を抱いており、ちょくちょくベルに弁当を渡したりしている[249]
神のナイフを盗んだリリに厳しく釘を刺すなど、ベルのためなら普段とは違う顔を見せることがある。また、冒険者という危険な立場のベルを心配しているが[250]、ミノタウロスを倒してLv.2にランクアップした際は心から喜んでいた。フレイヤの置いていった魔導書[251]、客から貰ったアミュレットをベルに貸し与えたりすることがあり、それらがベルの窮地を脱することに役立っている。
貧民街育ちで、両親を知らない。ダイダロス通りで偶然マリアの孤児院を見掛けてからは、たまに店を休んで孤児院の子供たちの世話に赴いている。
リュー・リオン
声 - 早見沙織
本作のヒロインの1人で、外伝『ファミリアクロニクル』episodeリューの主人公[252]。アストレアの眷属。薄緑の髪のエルフの女性。21歳。ステイタスはLv.4。
豊饒の女主人に住み込みで働いているウェイトレスであり、同僚であるシルとの縁で駆け出しの頃のベルと出会い[253]、元冒険者の経験を踏まえてベルにアドバイスをしている[254]。また、シルのベルへの想いを応援しているため[249]、この頃は自分よりシルを優先するようにと常にベルに言い聞かせている。
謹厳で実直な性格であり、口調も厳しめだが、気を許した相手には若干柔らかい態度になる。料理の腕は、からっきし駄目である。エルフの性癖の通り、基本的に他者との肌の接触を極端に嫌うが、これまでベルとシルとアリーゼの三人だけは触れることができている[255]
戦闘では、すでに冒険者を引退しているとはいえ、Lv.4の腕前は未だ健在であり、疾走系スキル疾風奮迅エアロ・マナを活かした直接戦闘と風の広域攻撃魔法ルミノス・ウィンドを洗練された平行詠唱で駆使し、回復魔法ノア・ヒールも有するオールラウンダーである。そのため、ヘスティア・ファミリアやヘルメス・ファミリアの助っ人して、何度もかり出されている。
かつてアストレア・ファミリアの団員だったが、本編開始の5年前にルドラ・ファミリアにダンジョンで罠に嵌められてしまい、彼女を除く全団員がジャガーノートにより殺され、その復讐心から多くの闇派閥を血祭りにした結果、冒険者の地位は剥奪、ギルドのブラックリストに載ることになった。
復讐に力尽き倒れ伏していたところをシルに拾われ、豊饒の女主人で働くことになる[256]。シルとの出会いにより、盲目的でやり場のない復讐心からは解放されるが、後悔と憎しみ自体は続いており、全滅した仲間たちの装備などを墓石の代わりとして、18階層に墓を作り、定期的に墓参りに行っている[257]
ギルドが協力したクノッソス攻略戦[注 12]に参加するヘルメス・ファミリアに同行するが、ルドラ・ファミリアの生き残りであるジュラの罠に嵌り、ベルと二人で瀕死の状態で深層に落とされてしまい、深層からの脱出の過程で、自身の死を覚悟してベルだけを逃がしたのだが、それに逆らってベルが自分を救いに戻り、間一髪で二人とも難を逃れることが出来た。その後、ベルと協力してジャガーノートと再戦し、トラウマを乗り越え、アストレア・ファミリアの仲間を想いながら因縁のジャガーノートにとどめを刺し、死を賭した深層からの脱出後、ベルの顔をまともに直視できないほどに彼を意識するようになる[258]。また、ギルドから疾風は死亡したとの公式発表が行われ、事実上ブラックリストから解除されている。
二つ名は疾風
ルノア・ファウスト
声 - 芳野由奈
豊饒の女主人亭のヒューマンのウェイトレスで、シルやリューの同僚。17歳。ステイタスはLv.4。
アーニャとクロエとは互いに小馬鹿にし合っているが、仲は良い。
オラリオから遠く離れたとある帝国領の出身で、戦争によって両親を失い、ストリートチルドレンとなって喧嘩の日々を送っていた後、あるファミリアに入って神の恩恵を手に入れ、そのファミリアが消滅した後は、依頼達成率ほぼ十割を誇る賞金稼ぎとなった[259]。発展アビリティに拳打、破砕、拳士を発現しており、素手での直接戦闘が得意。
心身共に疲れ果て、本編の5年前に最後の仕事として大物賞金首であり豊饒の女主人の店員となったリューを狙うが結果的に失敗(この時、クロエと仕事が被る)し、さらに店を滅茶苦茶にされたことで激怒したミアに拳骨一発で叩きのめされ、借金返済の名目で豊饒の女主人の店員となった[259]
本編14巻では、ヘスティアからの頼みで椿やアーニャたちと共にリューの救援隊としてダンジョンへ向かった。
現在はデメテルの眷属だが、ファミリアの団員ではない。
当時の通り名は黒拳
アーニャ・フローメル
声 - 西明日香
豊饒の女主人亭の猫人のウェイトレスで、シルやリューの同僚[260]。ステイタスはLv.4。
少しお馬鹿な猫娘で、思慮の足りない行動が目立つ。フレイヤ・ファミリアアレンとは実の兄妹で、店員になる前は兄のアレンと同じように冒険者をしていた。
本編14巻では、ヘスティアからの頼みで椿やルノアたちと共にリューの救援隊として久しぶりにダンジョンへ向かった。
二つ名は戦車の片割れ(ヴァナ・アルフィ)
クロエ・ロロ
声 - 洲崎綾
豊饒の女主人亭の猫人のウェイトレスで、シルやリューの同僚。16歳。ステイタスはLv.4。
ショタコンの気があり、ベルのお尻を気に入り興奮を覚えている[261]。腹黒な面があり、賭博などを行って同僚から白い目で見られることもある。
大陸で密かに囁かれている犯罪組織系ファミリアの構成員の娘として生まれ、母親(クロエには最後まで素性を明かさず、クロエは姉貴分だと思っていた)の死を切っ掛けに退団した過去があり、その後、自分と同じ姿の実態の無い幻影体を生み出す幻影魔法フェレス・クルスにより、依頼達成率ほぼ十割を誇る暗殺者となった[259]
心身共に疲れ果て、本編の5年前に最後の仕事として大物賞金首であり、豊饒の女主人の店員となったリューを狙うが、機を同じくしてリューの首を狙っていたルノアと共に計画は失敗、ルノアと同様に借金返済のため、豊穣の女主人で働くことになる[259]
本編14巻では、ヘスティアからの頼みで椿やアーニャたちと共にリューの救援隊としてダンジョンへ向かった。
現在はニョルズの眷属だが、ファミリアの団員ではない。
当時の通り名は黒猫

異端児(ゼノス)[編集]

理知を備えたモンスター。人間の言葉を理解し話す者もおり、高い知性や心を持っているが、通常のモンスターからも敵として認識されるので、生き残っている者は40体ほど[262]。ウラノスによって保護され、その代わりにダンジョン内の問題を秘密裏に解決している[263]。 ダンジョン内の安全な「隠れ里」を拠点として、ダンジョンを巡回しつつ同胞を探している。アステリオスを除く全員に共通して地上や人類に対する強烈な憧憬を持っており、いつか地上に出ることを夢見ている[264]

ウィーネ
本作のヒロインの一人。竜女(ヴィーヴル)の異端児。青銀の髪に琥珀色の瞳をもち、蛇のような下半身をしている通常の竜女とは違って、人と同じように足が生えた姿をしている[265]。ステイタスは推定Lv.2以上。
産まれ落ちたダンジョンで彷徨っていたところをベルと出会い[266]、「竈火の館」に保護される[267]。この間、生活を共にすることで、ベルや春姫を始めとしてファミリア全員に心を許している[268]ディックスの企みにより額の宝石を抜かれて暴走、全てを失う覚悟で自分を救おうとしたベルに感謝と好意を伝えて命を失うが、フェルズの魔法により奇跡的に蘇り[242]、さらに、これらのウィーネに関わるベルの決意と行動が、異端児たちの心に大きな影響を与えるきっかけとなった。
その後、不安で寂しかった自分を何度も救ってくれたベルの優しさと強さに感化され、怖がられることを覚悟で子供を助けたり、ベルを助けるために自らアイズと対峙したりする程の強さを身につけ[269]、ベルが深層に落とされた時には、リドたちの救助隊に同行し、春姫たちヘスティア・ファミリアと再会した。クノッソス攻略戦[注 12]にも、地上への恩返しのために自ら参加し、五感の鋭さを活かした違和感の察知が重宝されている[270]
リド
蜥蜴人(リザードマン)の異端児。赤緋色の鱗と雄黄の瞳が特徴。異端児の最初期からのメンバーであり、古株の木竜のグリューが巨体で気軽に動けない代わりに彼が異端児たちを率いている。冒険者が落とした武器を装備しており、第1級冒険者に匹敵する実力を持っているが、最近加わったアステリオスにその実力を越えられたことを悔しく思っている[271]
ウラノスから話を持ちかけられ、20階層の異端児の「隠れ里」でベルたちを歓迎[272]、気さくな性格でベルのことを「ベルっち」と呼んでおり、人とモンスターが共生するための希望として期待している[273]
ディックスたちによる同胞の惨殺により異端児たちが暴走した際には、最後まで暴走を止めようとしたが、怒りを抑えきれず、討伐隊に紛れて会いに来たベルを巻き込まないように追い返そうとし[274]、クノッソスに誘い込まれた後、ディックスの呪詛に苦しめられるものの、ベルの言葉に感動して自力で呪詛の効果を打ち破り[275]、異端児の事件を通じて、ベルに対して多大なる感謝の気持ちを有した。
ベルが深層に落とされた時には、フェルズからベルたちの危機を知って、異端児の半数と共にベルたちの救助に向かい、37階層でベルとリューを救助した。クノッソス攻略戦[注 12]に参加し、眼黽の簡易苗花を潰し、クノッソス内部のモンスターの供給を絶つ[270]
レイ
金色の翼の歌人鳥(セイレーン)の異端児。異端児の最初期からのメンバー[271]。毛先が青みがかったくすんだ金髪と青い瞳が特徴で、美しい相貌をしている。人の言葉は喋ることができるが、一部は片言。
19階層でベルとヴェルフの前に現れて人とモンスターの共生ができるかを問い、自らの願いを伝えた上で2人に何かを感じたのか「期待している」と言い残してその場を去った[276]
美しいその歌声は一部の冒険者たちの間で噂になっており、その歌声の出所を突き止めるために冒険者依頼が発注されるほど[277]。夢は日の光を浴びて空を羽ばたくことと、両腕が翼であるため、抱きしめることのできない翼の代わりに愛する人に抱きしめられることであり、その思いをベルたちに語っている。
クノッソス攻略戦[注 12]に参加し、反響定位でクノッソス内部の複雑な構造を把握することで高速侵攻の要となり[270]精霊の分身の緑肉に飲み込まれそうになったフィンを危機一髪で助けた[278]後、ロキ・ファミリアの本拠に匿われることとなり、ティオネから誠心誠意、感謝される[149]。ロキやアリシアとも交流を果たし、最後のクノッソス攻略戦[注 13]では、フィンの指示でベルをニーズホッグのいる場所に届けて、勝利に貢献した。
アステリオス
黒い猛牛(ミノタウロス[注 14]の異端児。異端児の新参者であり、作中では異端児の中で最強と描かれており[271]、オラリオを代表する冒険者たちを悉く払いのけ、その実力はLv.7に匹敵する[注 15]
作者の大森は本作の着想からしてミノタウロスに特別な位置付けを与えており[282]、ベルの好敵手を設定するにあたってはミノタウロスしかないと考え、彼を第三部の猛牛(ヒロイン)と位置付けている[283]
実はベルが駆け出しの頃に戦って討ち取った片角のミノタウロスの記憶を持っており、ベルとの再戦が夢であり、憧憬である[284]。地上に残った異端児たちの帰還戦においてベルとの再会を果たし、自身の想いを伝えて再戦を申し込み、フレイヤ・ファミリアがロキ・ファミリアを含めた冒険者たちの介入を抑えた事で、ベルとの戦闘に全霊を捧げることができ、瀕死で隻腕の状態ながら、ベルの英雄願望による一撃を粉砕してベルに勝利[285]、ベルに次回の闘争を告げ、フェルズに右腕を元通りに治療してもらった後、修行のためにダンジョン深層へ向う[241]。ベルとの戦いの後、ギルドから脅威度をLv.7と認定され、第一級の賞金首(バウンティ・モンスター)に指定された。
最後のクノッソス攻略[注 13]では、フェルズの指示で深層から迎えに来たグロスと共に参戦し、ベルの英雄願望による大鐘楼の音が鳴り響いた際には興奮して咆哮するが、リドたちの必死の説得により、ベルの下へ向かうのを思い留まり、精霊の分身を討ち取った。
名前の由来は、前世の最期に見たベルのファイアボルト(雷光)[286]
マリィ
人魚(マーメイド)の異端児。下半身が魚であるため、水の迷都から離れられず留守番をしている。普段からリドたちが出かけている間は一人なため、初対面にもかかわらず優しく接してくれたベルには好感を抱いている。生まれ落ちたばかりでもないのに言動が幼く、リドたちと異なり好奇心旺盛で、ベルはマリィから精霊のような印象を受ける[287]
異端児ではない人魚と同様に歌などを使ってモンスターを魅了することもできるが[288]、最大の強みはユニコーンの角と並ぶ類稀な回復能力であり[287]、たとえ体の一部が切断された場合でさえもマリィの生き血により元通りに接続して再生する。水の中であれば他のモンスターに追随を許さない速度を誇るが、人魚という種族自体の戦闘スタイルやマリィ自身の性格もあり、基本的に戦闘は苦手[289]。また、水の中であっても強力なモンスターの存在は察知できるらしく、ジャガーノートをはじめとしたモンスターの誕生などもいち早く気付いている。

ガネーシャ・ファミリア[編集]

逞しい青年神ガネーシャの運営する大手のファミリア。本拠は「アイアム・ガネーシャ」。エンブレムは象の顔。上級冒険者をオラリオでもっとも多く抱えており、戦力はロキ・ファミリアやフレイヤ・ファミリアにも劣らない。腕の良いモンスター調教師を多数抱え、年に1度観客の前でモンスターを調教するギルド公認の祭典である怪物祭(モンスターフィリア)を主催・運営している。以前から、消滅したアストレア・ファミリアと共に都市の治安維持活動に務めている。

ガネーシャ
声 - 土田大
ガネーシャ・ファミリア主神で群衆の主(ガネーシャ)を標榜しており、その名の通り神々の中でも特に人間たちへの愛が深く、怪物祭では闘技場のモンスターが街へ逃亡した際に、即座に他のファミリアへ支援を要請するよう命じ、自身の面子よりも民衆を守ることを優先している。
常に顔の上半分を覆う象の仮面を装着している。大抵の場合、会話の一言目は「俺がガネーシャだ!」である。また、ファミリアの蓄えを大量に使った本拠の建物はあぐらをかいた巨大な自分の像(しかも入り口は股間)であり[290]、とにかく変神として有名である。一方、好漢としても神や人の間で有名であり、ファミリアの勢力も他を圧倒しているため、ウラノス本人だけでなくギルドからも協力体制の構築を要請され、オラリオの治安維持を担っている。
ウラノスから直接に異端児たちの存在を知らされている数少ない人物で、異端児について全面的に協力体制にあり、怪物祭も異端児たちとの将来の融和を想定して実施している[200]。ただし、全ての団員が異端児に対して歩み寄れないとも理解しており、現状では首脳陣にのみ異端児の存在を明かしている。人々と異端児が理解し合える時代を目指しており、そのような時代にはネオ・ガネーシャとなることも決意している[291]
シャクティ・ヴァルマ
声 - 大地葉(『メモリア・フレーゼ』)
ガネーシャ・ファミリア団長。ヒューマンで藍色の髪の麗人。調教師。ステイタスはLv.5。
ガネーシャから、異端児たちの存在を聞かされている。18階層で異端児が暴走した際には、アステリオスと対峙してしまい、一瞬で倒されてしまう。周囲からは秒殺されたと判断されるほどの重傷であったが、命に別状はなく地上へ帰還することができた。その後は血気盛んとなる団員たちを鎮めるため、団長自ら療養という形式をとり、団員たちが勝手にダンジョンへ赴くのを防いだ。最後のクノッソス攻略戦[注 13]では、フィンの部隊に参加し、精霊の分身を相手に奮闘する。
二つ名は象神の杖(アンクーシャ)

ディオニュソス・ファミリア[編集]

酒神ディオニュソスのファミリア。規模は中堅クラス。神酒で酩酊させられている間にペニアの眷属に改宗させられた上、穢れた精霊や怪人たちの事件によりファミリアの団員は全て死亡、完全に消滅した。

ディオニュソス
声 - 松風雅也
ディオニュソス・ファミリア主神である男神。
貴公子然とした様相で上品さと優雅さを兼ね備えた男神であり、オラリオの住民に敬われており、特に女性には人気がある[292]。しかし、天界にいた頃は、ロキ同様に他の神々に殺し合いをけしかけるなど物騒な一面を持っていた[36]
極彩色のモンスターに数人の眷族を殺されたことから、怪物祭で起きた事件を契機としてロキと、その後ヘルメスとの三者で派閥同盟を組み[103]、穢れた精霊の事件に関わってゆく。
24階層の調査[注 8]では、ロキの信頼を得るために、フィルヴィスをレフィーヤとベートのパーティに同行させ、その後、レフィーヤの魔法訓練の力になるようにフィルヴィスへ指示している[293]。クノッソス攻略戦では、ファミリア全員の同行をロキに頼み込み、自身もクノッソス内部に同行する。しかし、フィルヴィスの護衛下にあると思い込んでいたディオニュソスが、エニュオと思われる神物に襲われ、天界に強制送還された様子が眼晶を通じてロキへ伝えられる[294]。また、フィルヴィスも含めた作戦に参加した団員は、ステイタスが封印されたため、精霊の分身の緑肉から逃げ切れず、全員が死亡している[295]
ディオニュソスの死後、ロキの調査により、ディオニュソスはエニュオにより神酒を飲まされ、操り人形にされていたことが示唆されている[296]。しかし、エニュオの正体がディオニュソスであり、ディオニュソスの死はペニアの死による偽装であった。
フィルヴィス・シャリア
声 - 金元寿子
ディオニュソス・ファミリア団長。ディオニュソスを慕うエルフの少女。赤緋の瞳に白い肌、濡れ羽色の長髪[297]。ステイタスはLv.3。
上級中衛職である魔法剣士。攻撃と防御の超短文魔法を有しており、並行詠唱を得意としている。6年前の27階層の悪夢での生き残りであり、それ以降、参加したパーティが四度とも彼女を除いて全滅したために死妖精バンシー)と呼ばれている[298]。入団当初から、潔癖性であり、他者に対して気を許さず、排他的な振る舞いや言動が多かった[293]
ディオニュソスの命令で同盟を組むロキ・ファミリアと関わり、24階層の調査[注 8]レフィーヤと出会い、強引に親交を深めようとするレフィーヤに対し、次第に心を開くようになる[299]。深層の遠征に赴くレフィーヤに並行詠唱を指導して[300]、自身の障壁魔法を授け[301]、レフィーヤとの絆が深まっていった。ロキ・ファミリアがクノッソスに初めて侵攻した際には、レフィーヤを守るために同行し、パーティから分断されレフィーヤと二人だけとなるが、エインを尾行することで、クノッソスからの退路を探し出している。その後、クノッソス内部で、仮面のエインに統率された食人花の群れからレフィーヤを助けるが[302]エインに首をへし折られ、食人花に肉体を食われて死亡する[146]
しかし、この惨劇は、レフィーヤの心を壊してでも死から遠ざけたいフィルヴィスの想いから生じた自演自作であり、死亡したフィルヴィスの正体は魔法エインセルで分身したエインの片割れだった。
二つ名は白巫女(マイナデス
アウラ・モーリエル
ディオニュソス・ファミリア副団長。エルフの少女。ステイタスはLv.2。
6年前の27階層の悪夢の際にはパーティから外れていた模様で、当時の団長を含めた先輩たちが死亡した中で一人だけ生き残ったフィルヴィスに対して確執がある[303]が、クノッソス攻略戦の間は私怨を忘れると宣言した。
実はディオニュソスが作ったワインの神酒によってペニアと共に操られており、団員たちは神酒で酩酊させられている間にペニアの眷属に改宗させられていることが判明した。ギルドが協力したクノッソス攻略戦[注 12]でペニアがディオニュソスによって送還されたことによりステイタスが封印、クノッソス全域を埋め尽くす緑肉に飲み込まれてしまい、自分達がペニアの眷属に改宗されていたことに気付くことなく、団員共々死亡した。
二つ名は葡萄の杯(クラーテル)

ソーマ・ファミリア[編集]

主神ソーマが趣味である神酒ソーマを造ることだけを目的として作ったファミリア[304]。エンブレムは三日月に杯で、Lv.3以上の冒険者はいない。神酒に魅せられて多数の冒険者が集まったため団員数が非常に多く、ギルドの窓口での魔石の換金による揉めことが多かったが、横暴を重ねていた元団長ザニスが投獄され、主神ソーマの変化と新団長チャンドラの就任により、少しずつファミリアの状況が改善されている[305]

ソーマ
声 - 内山昂輝
ソーマ・ファミリア主神。長い前髪で眼が隠れた少年の姿をした男神。
人以下の力でありながら、飲んだ者を魅了する神酒ソーマを作ることができるが、神酒造りにしか興味がなく、他の神々との親交も全くなく[306]、ファミリアの運営にも全く興味がなかった[304]
酒造りの資金のためにファミリアを設立したが、所属団員たちは我先に報償の神酒を得るために他者を蹴落とす荒くれ者と化している。
エイナの告発によりギルドから警告を受けて、唯一の生き甲斐である酒造りを禁止され、一時は自室の隅で膝を抱え、完全な無気力状態に陥ってしまう。戦争遊戯の騒動の際、リリルカに「神酒を飲んでも溺れなければ耳を貸す」と試練を与え、これまで神酒に溺れてしまう自らの眷族たちに失望していたが、神酒の誘惑に打ち勝ったリリルカに心を動かされ、脱退金を支払ったリリルカが拠点を去る時には謝罪と労りの言葉をかけており、棚に飾ってあった酒瓶を木箱に積め、ファミリアの状況を少しずつだが改善していく意志を示した。
外伝『ソード・オラトリア』では、ロキに付着していた神酒の僅かな香りを嗅ぎ付け、ロキに同行してディオニュソス・ファミリアの本拠へ赴き、その匂いで神酒が貯蔵されたワインセラーを突き止め、自身が作る神酒よりも極まっており、この神酒なら神さえも完全に酔わせられると語る[296]
リリルカ・アーデ

ディアンケヒト・ファミリア[編集]

大手の医療系ファミリア。主神のディアンケヒトは腕は確かだが性格が悪く、足元を見た依頼を発注するなど意地が悪いことで有名で、同じ医療系ファミリアであるミアハとは犬猿の仲。ポーション販売、原材料の買取りなど、ロキ・ファミリアをはじめ、多くの冒険者と取引がある。

アミッド・テアサナーレ
声 - 加隈亜衣
ディアンケヒト・ファミリアの構成員。ヒューマンの女性治療師。19歳。ステイタスはLv.2。
白銀の長髪の少女。頭が良く、優しい気性。常に沈着冷静で、人形の様な美少女と評されるが、ひとたび怒らせると、ベル曰く「竜の炎の息吹と同等」というほど恐ろしい[307]。高位治癒魔法の使い手で、オラリオ最高の治療師(ヒーラー)と評されており、リヴェリアでさえ治癒能力では太刀打ちできず、支援ではなく攻勢に作用する希有な治療師[308]
発展アビリティ神秘を有しており、バルカの強力な呪詛に対抗するための秘薬を作り出している。全癒魔法ディア・フラーテルは、発動すると菱形の魔法円が出現し、その中にいる者の傷の治癒、体力回復、状態異常と呪詛の解除など、ありとあらゆる傷や異常を全て完全に回復するオラリオ最強の回復魔法。その全癒効果はエリクサーをも超える。
深層へ落とされ、地上に戻った瀕死のベルを治療し、ほぼ壊滅したベルの左腕を作り直している。アイズティオナとは顔なじみであり、遠征に向かう彼女らに高価なポーションをプレゼントするなど、関係は良好である。
アミッドだけがバルカの呪道具(カースウェポン)で付けられた傷を治療できるため、ヴァレッタが指揮した元イシュタル・ファミリアのアマゾネス狩りでは、傷ついたアマゾネスたちの治療に獅子奮闘の活躍をしている。また、フィンからの要請で参加したクノッソスへの攻略に2度参加し、バルカの怪物戦では、強力な呪詛に対して、フィンたちは対抗手段が無く手詰まりになりかけたが、渾身の全癒魔法ディア・フラーテルにより彼の呪縛の全てを解放し、生きる意味を失ったバルカの怪物を打倒している[309]
二つ名は戦場の聖女(デア・セイント)

アポロン・ファミリア[編集]

アポロンを主神とするファミリア。エンブレムは太陽に弓矢。アポロンが見初めた者たちが数多く所属しており、美男美女が多い。ヘスティア・ファミリアとの戦争遊戯で敗北し、解体された。

アポロン
声 - 逢坂良太[6]
アポロン・ファミリア主神。
月桂樹の冠を被った金髪の美男子。1度見初めた相手は絶対に手に入れようとする執念深い性格だが、自身の愛を受けた者には紳士な態度で接する一面をもつ。
見初めた相手は女性よりも男性の方が多い。天界にいた頃にはヘスティアにも求愛しており、彼女からは苦手意識を持たれている[310]。恋多き神であるため、他の神からは悲恋(ファルス)と渾名を付けられて笑いものにされている[311]
最短でランクアップを果たしたベルを見初め、ベルを手に入れる口実を作るための命令をヒュアキントスに下し[312]、さらにソーマ・ファミリアと極秘に手を結び[313]、卑劣な手段を用いてベルとヘスティアを追い詰めて戦争遊戯の開催に持ち込ませた[314]。戦争遊戯の勝負形式が攻城戦となり自分たちの圧倒的有利を確信していたが[315]、侮っていたヘスティアたちの策略に嵌りまさかの大敗北、勝つことを疑っていなかったことから、負けた場合に「何でも要求を呑む」ことを明言していたため[316]、ヘスティアに許しを請うも今までの行いに怒り狂う彼女に聞き入れられず、本拠を含めた全財産を没収され、団員のステイタスを改宗可能な状態にしてファミリアは解散、自身はオラリオから永久追放された[317]
ヒュアキントス・クリオ
声 - KENN[6]
アポロン・ファミリア団長。ヒューマンの男性冒険者で、茶髪で色白な長身の美青年。22歳。ステイタスはLv.3。金のイヤリングなどの装飾品を身に付けている[318]
紳士的に振る舞っているが、プライドが高く冷酷な性格でアポロンに深く心酔しており、彼に見初められたベルを妬み敵視している。
アポロンの命を受け、格下のベルを完膚なきまでに叩きのめしていたが[319]、戦争遊戯では圧倒的戦力差にもかかわらずベルたちの策略に翻弄され無傷のベルと一騎討ちになり、最初は歯牙にもかけず倒したベルが、打ち負かしてから1週間しか経っていないにもかかわらず急成長を遂げて自分と互角に渡り合うことに危機感を覚え[320]、太陽のフランベルジュを折られてしまってからは魔法によって不利な状況を打開しようとするが、一瞬の油断の隙を突かれてベルから渾身の拳を頬に受けて敗北[321]、アポロン・ファミリアが解散した後は、オラリオを追放処分となったアポロンを追い、ギルドの戦力流出禁止令を無視して同じ志の者たちと共にオラリオを去った。
二つ名は太陽の光寵童(ポエブス・アポロ)
ダフネ・ラウロス
カサンドラ・イリオン

イシュタル・ファミリア[編集]

性愛の女神イシュタルが運営する、歓楽街を牛耳る娼館ファミリア。等級はA。本拠は「女主の神娼殿(ベーレト・バビリ)」。エンブレムは娼婦。構成員の大半を、戦闘娼婦(バーベラ)のアマゾネスたちが占めている。 フレイヤの打倒を目論んでいたが、ベルに手を出したことがフレイヤの逆鱗に触れ、逆に主神もろとも殲滅されて消滅した。

イシュタル
声 - 本田貴子[322]
イシュタル・ファミリア主神。
黒髪を編み込んだ褐色の肌の女神[323]。オラリオの南にある歓楽街を牛耳っており、日々莫大な利益を上げている[324]
自身と同じ美の神であるフレイヤを憎んでいる。これまでちょっかい程度の襲撃をフレイヤ・ファミリアに仕掛けていたが、本格的にフレイヤを打倒するために、春姫と殺生石を使った団員の強化のための儀式や、テルスキュラ闇派閥と手を結び精霊の分身の準備も進めていた[325]
ヘルメスを尋問してフレイヤがベルに執心していると知ると、彼女より先にベルを我が物にしてしまおうと思いつき[326]、捉えたベルを魅了しようと試みるが、スキル憧憬一途によって魅了が無効化され、戦慄と屈辱を抱き[327]、さらにベルに手を出したことがフレイヤの逆鱗に触れ、フレイヤ・ファミリアにファミリアと歓楽街を壊滅させられた上、フレイヤに美しさという自分の矜持を砕かれ、天界へ強制送還された[328]
フリュネ・ジャミール
声 - 斉藤貴美子[322]
イシュタル・ファミリア団長。35歳のアマゾネス。ステイタスはLv.5。
おかっぱ頭の2メートルを超える巨女の戦闘娼婦。大きな目と裂けた口、短い手足の割りに顔と胴体がずんぐりと太った人間離れな体格をしている。笑い方は「ゲゲゲッ」[329]
同じ派閥の団員たちから「ヒキガエル」と蔑まれたりしているが、自身が絶世の美女と信じて疑わず、自身は自分に嫉妬しているゆえの言葉としか思っていない。自らの欲望に忠実で、自分の主神であるイシュタルさえも見下している。色欲も他のアマゾネスよりも旺盛で、気に入った男は自分しか場所を知らない地下室に連れ込んでいる[330]
メレンにおいて、テルスキュラの依頼によるロキ・ファミリアの足止めのために、春姫の魔法でランクアップした状態でアイズと戦ったが、エアリエルを使わないアイズに敵わず、さらに月光の下で獣化したベートにロログ湖まで蹴り飛ばされた[331]
アイシャが本拠へ連れてきたベルを次の獲物として目を付けてベルを執拗に追跡し、フレイヤを侮辱したことでオッタルたちの怒りを買い、再起不能になるほどの恐怖を叩き込まれる。
二つ名は男殺し(アンドロクトノス)
アイシャ・ベルカ
サンジョウノ・春姫

イケロス・ファミリア[編集]

イケロスを主神とするファミリア。エンブレムは翼の旅行帽と靴(サンダル)。異端児たちを捕まえては貴族たちに売り飛ばす密輸に手を染めている無法者の狩猟者集団である。 ウィーネを攫い、さらにその場に居合わせた異端児たちを遊び半分で虐殺したことで他の異端児たちの怒りを買い、彼らによって眷族は皆殺しにされ、唯一生き残ったイケロスもこれまでの悪行をギルドに咎められてオラリオを永久追放処分となり、ファミリアは壊滅した。

イケロス
黒い噂が絶えないイケロス・ファミリア主神の男神。
紺色の髪と瞳、褐色肌に黒を基調とした衣装を纏い、卑屈そうな眼差しに軽薄そうな笑みを浮かべている。
自身のファミリアが犯罪者集団と化し、本人は眷属たちに犯罪を指示していなかったが、眷属達の悪行は把握しており、面白ければ何でも良いため止める気もなく、またディックスから顎でこき使われているが[332]、ディックスの狂気を獣の夢として面白がりそれで良しとしていた。
異端児の一件では、ディックスの指示によりベルと接触するが、ヘルメスに邪魔され[333]、異端児によるオラリオの動乱の際は鑑賞するために身を隠していたが、ヘルメスに見つかり全てを語った[334]後、ガレスに見つかったフェルズを逃がすためにヘルメスの取引材料となり、地上で暴れる異端児たちの騒動が自分の眷属たちであることをガレスに告げ、フェルズを見逃す代わりにガレスにギルドへ連行された[335]
ロキ・ファミリアに確保された際、自派閥と闇派閥との協力関係を自白し経緯はただの成り行きだと述べるが、イシュタル・ファミリアはエニュオによるオラリオ崩壊計画に関与していないことが明らかとなった[注 16]
オラリオから追放される際、見送り人であるガネーシャとの別れの会話でも全く後悔を見せておらず、異端児やクノッソスを巡って今後のオラリオが大きく揺れ動くであろうことに喜びを隠さなかった[336]
ディックス・ペルディクス
イケロス・ファミリア団長。煙水晶のゴーグルを掛けた、左の瞳が赤い屈強なヒューマンの男性冒険者。バルカの弟。ステイタスはLv.5。
ダイダロス通りの名前の由来となった奇人ダイダロスの子孫。女性をさらってきては子供を産ませて一族の血筋を保ってきた先祖たちの狂気にも失笑を隠さず、自分の先祖らしい所業と嘯いているなどダイダロス一族の呪縛を自覚しているが、異端児を痛めつけることに一族の狂気を越える欲望を見出し、生き甲斐としている。異端児を捕らえては拷問し、オラリオの外に持ち出して怪物趣味の貴族たちに密輸して、クノッソス完成のための資金集めと自身の生き甲斐を両立していた[337]
超短文詠唱でかつ広範囲に高威力で対象者に幻惑と錯乱をもたらす呪詛フォベートール・ダイダロス[338]を有しており初見ではほぼ回避できない。ロキ・ファミリアによる最初のクノッソス侵攻[注 10]ではベートと対峙するが、呪詛で混乱する団員を叩き潰す荒技で呪詛を封じたベートに滅多打ちにされた[339]
19階層でウィーネを見つけてから執拗に確保に動き、24階層で多数の異端児を惨殺してウィーネを連れ去った[340]ことにより、異端児たちが暴走し、地上を巻き込んだ異端児たちの動乱に発展した。最期は、クノッソスでアステリオスの一撃を喰らって死亡した[341]
二つ名は暴蛮者(ヘイザー)

ラキア王国 / アレス・ファミリア[編集]

大陸西部に位置する闘神アレスを一柱の神として信仰している、国家系ファミリアの王国。通称ラキア王国。君主制を敷いている。エンブレムは重厚な鎧に身を包んだ豪傑。緑豊かで肥沃な大地を有し、王都には巨大な王城と城下町が存在する豊かな国だが、主神の性格ゆえに非常に好戦的で、よく他国や他都市に戦争を仕掛けている軍事国家でもある。君主である王が団長を務め、60万を超える全ての兵士や軍人は神の恩恵を授かっている眷族兼戦闘員である。

かつては大量のクロッゾの魔剣を配備し、圧倒的な魔剣の力で連戦連勝をしていたが、精霊やエルフがいる森まで焼き払ったために精霊の怒りを買い[342]、戦争に使われていた魔剣は悉く破壊され、一気に連敗を喫する。これまでオラリオにも幾度となく侵攻していたが、全て惨敗している。

アレス
ラキア王国(国家系ファミリアであるアレス・ファミリア)主神。
獅子のような光り輝く金髪に、精悍で逞しい美丈夫の容貌をもつ男神。神の中でも非常に好戦的な性格で、建国前から幾度となく、ところかまわずに戦争を仕掛けていた。頭まで筋肉と称されるほど猪突猛進なため、配下の将軍や副官たちを振り回して苦労させている。
たびたびオラリオに侵略戦争を仕掛けては悉く惨敗しているがまったく懲りた様子がなく、6度目のオラリオ侵攻でもロキ・ファミリアフレイヤ・ファミリアに軽くあしらわれ、クロッゾの魔剣を作ることができるヴェルフを取り戻すためにヘスティアを誘拐する作戦を実行するが、救出に駆け付けたアイズに殲滅され、最終的にオラリオの援軍に自身が捕まり戦争が終結、捕虜になった眷属たちのステイタス放棄と多大な賠償をすることを条件に全員が解放され、ラキアに戻っていった。
マリウス・ウィクトリクス・ラキア
ラキア王国の第一王子。アレス・ファミリア副団長兼アレスを補佐する副官を務める。
いつもアレスに振り回されている苦労人で、ラキアを出てオラリオで冒険者になりたがっている。
アレスに盲信する現王の息子ゆえに軽んじられやすいが、的確な指示を出したり空を飛んでいたアスフィの手をミスリルの鎖を飛ばして捕らえるなど、それなりの実力を持っている。苦労人であることに同情されるのは、酷く嫌がる。

テルスキュラ / カーリー・ファミリア[編集]

闘争と殺戮の女神カーリーが運営する、国家系ファミリア。通称テルスキュラ。オラリオの遠く南東に位置し、団員がアマゾネスのみで構成されており、ダンジョンでの経験値を得ずに高レベルに至った団員が多数存在する。人とモンスターを殺し合わせ、果ては人と人、どちらかが生き残るまで戦わせることを繰り返してきた[343]

カーリー
テルスキュラ主神。
赤い髪と褐色の肌で、背丈は小さい幼女神。骸骨を繋ぎ合わせた首飾りと、牙を生やした仮面を身に着けている[344]
イシュタルがフレイヤを打倒するために、秘密裏にカーリーとそのファミリアをオラリオへと呼び寄せ、メレンで顔合わせをした[325]。闘争と殺戮こそが子の真理であると考えており、イシュタルへの協力の代わりに、ヒリュテ姉妹とアルガナとバーチェを対決させるために、ロキ・ファミリアの足止めをイシュタルへ求める[345]
神意を隠すことができ、それによりレフィーヤを誘拐し、ヒリュテ姉妹がアルガナとバーチェとテルスキュラとの儀式に臨むように仕向けることに成功する。儀式では、バーチェとティオナとの対決を観戦するが、最後はロキに捕縛された[346]
その後もメレンに滞在していたが、クノッソス攻略の最終戦[注 13]ではヘルメスからの手紙でフレイヤ・ファミリアとの闘争に代わる新たな闘争として、カーリー・ファミリアを率いてオラリオに入り、アルガナたちをクノッソスに突入させた。
アルガナ・カリフ
カーリー・ファミリア団長。テルスキュラの頭領を務めるアマゾネスで、ステイタスはLv.6[347]
舌が長く、蛇のような印象を与える女性。共通語を理解できる[348]
テルスキュラの戦士の中でもカーリーに本質が近く、儀式の際には戦った相手の返り血を舐めとり、二つ名の習わしが無いにも拘わらず女神の分身(カーリマー)の異名を持っていた。かつてティオネに戦い方を教え、その教えは凄惨の一言につき、ティオネはアルガナに対して恐怖とそれ以上の怒りを持つようになる[349]
稀少な呪詛カーリマーを発現しており、血潮吸収(ブラッドドレイン)の属性を有し、神の恩恵を持った者の血を吸った分だけアビリティの値が上昇する。呪詛の代償は、耐久アビリティの激減[350]。テルスキュラの儀式で相手の血を啜る蛮行は、パフォーマンスではなく呪詛カーリマーの効果によって自身の戦闘力を上げるためであり、カーリーとバーチェしか知らなかった[350]
メレン沖でのティオネとの戦いは、フィンの介入によって対決は終了し、自身を一撃で倒したフィンに惚れる[351]。クノッソス攻略の最終戦[注 13]では、カーリーの命令でバーチェと共にクノッソスに突入し、ティオネの部隊に加入し、フィンの件で怒鳴り合いになりながらも精霊の分身を相手に共闘する。
バーチェ・カリフ
テルスキュラの頭領である姉アルガナと共に、カーリー・ファミリアの団長を務めるアマゾネスで、ステイタスはLv.6[347]
顔の下半分をヴェールによって隠している、砂色の髪の女性[352]
アルガナに対する恐怖から、ティオナに戦い方を教え、最強の戦士になるためにティオナを殺すと決めていた。昔、ティオナに共通語で書いてある英雄譚を読んで欲しいとせがまれた時には、内緒でカーリーにふりがなを打ってもらいに行っている[353]
付与魔法ヴェルグスにより、発動すると身体が黒と紫の光膜に包まれる。この光膜には猛毒の効果が含まれており、触れた相手が対異常の発展アビリティを持っていないと簡単に死に至るほどの毒性を有する。かつて右手にしか付与できなかったが、Lv.6になってからは全身に張り巡らせるようになった[354]
メレン沖でのティオナとの戦では、ティオナに倒される。その後、アルガナがフィンに発情して腑抜けになったため、最強の戦士になる意味を失う[351]。最後のクノッソス攻略戦[注 13]では、カーリーの指示でクノッソスに突入し、ティオナと共に精霊の分身を相手に笑顔を見せて共闘する。

タナトス・ファミリア[編集]

男神タナトスが主神であり、ファミリアの団員は、タナトスとの契約により死を全く恐れずに自爆覚悟で戦う[355]。ギルドとロキ・ファミリアが協力した3回目のクノッソス攻略戦[注 12]で主神が天界に返され、ファミリアは壊滅した。

タナトス
タナトス・ファミリア主神で、天界では死を司る神。下界に降りてから、多くの団員に対して、現世では不可能な願いを彼らの死後に叶えることを謳っており、団員の死を恐れない行動の原因となっている。内心では、ギルドが設立される前と比べて死の少ない現状に対して不満があり、人間は昔のように頻繁に死んだ方が良いと考えている[356]
幼少期のアイズがLv.1からランクアップできずに苦悩していた頃に、その瞳に宿る黒い炎を見抜き、ダンジョンの12階層で顔を隠してアイズを闇派閥に勧誘するが失敗、この時アイズが初めてエアリエルを使ったことが、穢れた精霊がアイズの存在に気付く切っ掛けとなった[357]
ギルドとロキ・ファミリアが協力した3回目のクノッソス攻略戦[注 12]において、ロキたちに追い詰められ、エインに精霊の分身を解き放つように頼むが、逆に自分たちがエニュオに道具として利用された末に生贄になるよう仕組まれていたのをエインから語られたことで感情を爆発させ[358]、さらにディオニュソスの死[注 17]を切っ掛けとして精霊の分身が緑肉化し、クノッソスを埋め尽くしたために逃げ場を失うが、エニュオへの意趣返しとして自らに短剣を突き刺し、タナトスは天界へ送還、それによる光柱が精霊の分身の緑肉に穴を穿ち、その穴からロキたちはクノッソスから間一髪で脱出することが出来た[359]
ヴァレッタ・グレーデ
闇派閥の主要幹部の1人で、ヒューマンの女性。ステイタスはLv.5。
27階層の悪夢で死んだとされていたが、ギルドから逃れるために白髪鬼を唆して、大量の犠牲者を隠れ蓑にして、死んだふりをしていた[360]
27階層の悪夢に絡んでフィンとは因縁があり、ロキ・ファミリアによる最初のクノッソス攻略戦[注 10]ではフィンを執拗に追い回すが、傷を負ったフィンにとどめを刺せず、その腹いせにクノッソスからの脱出が遅れていたリーネを含むロキ・ファミリアの団員を殺害した。
イシュタル・ファミリアに預けたクノッソスのを回収するために、闇派閥を使ったアマゾネス狩りを指揮、この際自身の結界魔法シャルドーを始めとする周到な準備をした上でベートをおびき出して殺そうとしたが、窮地に陥ったベートが解禁した魔法ハティにより部下は焼き尽くされ、ベートに命乞いをするも聞き入れられず、そのまま焼き尽くされ死亡した。
二つ名は殺帝(アラクニア)
バルカ・ペルディクス
タナトス・ファミリア所属の男性で、闇派閥の幹部。ステイタスはLv.4。
人造迷宮クノッソスの完成を目指しており、それ以外には一切の興味がない。ダイダロスの子孫であり、イケロス・ファミリアのディックスの兄にあたるがお互いに兄弟とは思っておらず、ただ同じ女の腹から生まれただけだと認識しており、ディックスから兄弟と呼ばれた時は嫌悪感を滲ませている。
レアアビリティ神秘を有する呪術師(ヘクサー)であり、彼が制作した呪道具(カースウェポン)の武器には傷が癒えないという不治の呪いがかけられており、ディックスや闇派閥の主力の武器として提供されている[注 18]
ギルドとロキ・ファミリアが協力した3回目のクノッソス攻略戦[注 12]により、次々とクノッソスの拠点が制圧されたことで、フィンたちを全滅させるためにディックスが設置したクノッソスの特定階層を崩壊させる装置を起動しようとするが、クノッソスを破壊することに一瞬躊躇ったために、アスフィの一撃で首を切り裂かれて阻止され、「ダイダロスの手記」も奪われ[361]追い詰められ、最期の足掻きとして自身が作った呪道具の短剣で自らを数回刺し、所持していた宝玉の胎児を自身に融合させて呪詛(カース)をまき散らす異形の怪物であるバルカの怪物へと変貌、専用の秘薬でも解呪不可能な超強力な呪詛を巻き散らし、アミッドの全癒魔法でもフィンたちを癒しきれないなど膠着状態となるが[362]、アミッドによる全癒魔法の解呪効果が自身に捧げられ、全ての呪縛から解放されたことで生きる意味を失い生命活動が停止して死亡した[309]

アストレア・ファミリア[編集]

かつて正義と秩序を司る女神アストレアが運営していた、迷宮探索系ファミリア。等級はBで、本拠は「星屑の庭」。エンブレムは正義の剣と翼。構成員は11人で、全員が第2級冒険者。到達階層は41階層、階層主を21回撃破していた。探索以外にもオラリオの秩序を乱す者を取り締まる憲兵的な役割を担っていたため、オラリオに住む市民から慕われていた。本編の5年前に、敵対していたルドラ・ファミリアの罠により、リュー以外の構成員が全滅して事実上消滅したが、主神アストレアは生き残ったリューの説得によりオラリオの外へ逃亡し、存命している。

アリーゼ・ローヴェル
アストレア・ファミリア団長。故人。自らを清く完璧と自賛する、快活な赤い髪のヒューマンの少女。ステイタスはLv.4。
オラリオにやってきたばかりのリューをファミリアへ誘って入団させた。リュー曰く「尊敬する人物」であり、美しく、いつでも前を向いて誰にも分け隔てなく接する優しさを持っている。
本編の5年前に、ルドラ・ファミリアの罠によって現れたジャガーノートによりファミリアはリューを残し全滅し、アリーゼは己の身と引換えにジャガーノートの装甲殻を破壊し、最期はリューの魔法によって消滅した。
二つ名は紅の正花(スカーレット・ハーネル)
ゴジョウノ・輝夜(ゴジョウノ・かぐや)
アストレア・ファミリア副団長。故人。美しい黒の長髪をした、極東出身のヒューマンの少女。ただし、口はとても悪い。ステイタスはLv.4。
極東ではとても高貴な身分らしく、極東の政争を見た経験からか、現実主義者で理想を嫌う。そのため、理想を信じていた当時のリューとは意見が合わないこともあった。
太刀の使い手で、居合などの太刀の技をリューに教えた。
本編の5年前、ジャガーノートからリューを逃がすために立ち向かい、死亡。死の直前、愛用していた小太刀 双葉をリューに譲った。
ライラ
アストレア・ファミリアに所属する、小人族(パルゥム)の少女。故人。桃色の髪をショートカットにしている。年齢はリューの二つ年上。ステイタスはLv.3。
不真面目に見えるが、率直で忌憚がない鋭い発言をするため、リューも彼女に相談することが多かった。
嘘の見抜き方や強請りに基づいた交渉術、ギャンブルの必勝法やイカサマなどの正義の派閥らしからぬ知識を数多くもつ。フィンとの玉の輿を狙っていたが、当のフィンには避けられていた模様。
本編の5年前、アリーゼや輝夜同様にジャガーノートからリューを逃がすため、目を潰された状態ながらも立ち向かって死亡。
リュー・リオン

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ペニア
ダイダロス通りに住まう老婆の女神。貧窮を司っている。
名実共にダイダロス通りの主として、「富は精神を腐らせる。豊かさは肉体から労働を奪う」と説いており、下界の者たちから持ち寄られた金品を頂戴している。その金品をダイダロス通りの貧しい者たちに恵んでいた。
実はディオニュソスが作った神酒で酔わされて操り人形にされており、フィルヴィスを除くディオニュソス・ファミリア団員たちの改宗先の神にさせられていた。ディオニュソスが同行したクノッソス攻略戦[注 12]で、拘束された状態でクノッソスに運び込まれており、ディオニュソスの死を偽装するために、拘束されたままディオニュソスの短剣により胸を刺され、天界に強制送還、これにより元ディオニュソス・ファミリア団員のステイタスが封印され、ディオニュソス・ファミリアは壊滅に至る。
しかし、最初にダイダロス通りを調査した際にディオニュソスの神酒のラベルが貼られた葡萄酒を持ち歩くペニアの姿をロキが見ており[363]、ロキに事件の黒幕がディオニュソスである推理を裏付けることになった。
エニュオ
外伝『ソード・オラトリア』において、オラリオの破壊を企む黒幕。エニュオとは神々の言葉で都市の破壊者という意味[364]
謎の神物としてアイズとヘルメス・ファミリアによる24階層の調査で初めて名前のみが登場している[365]。その正体は、ディオニュソスであり、自身が作った神酒を飲んだ直後にグラスに映った自身の瞳を通して自己暗示をかけて、自分を正義の神だと思い込ませていたため、同盟を組んでいたロキやヘルメスにもその偽りの姿を見抜けなかった[366]
その目的は、「狂乱(オルギア)」の復活であり、かつてモンスターに蹂躙された子供達の泣き叫ぶ姿に興奮していたが、ウラノスがモンスターをダンジョンに閉じ込めたため、その姿を楽しむことができなくなり、ウラノスを恨んでいた[367]。ゼウスとヘラがオラリオから出奔した15年前から計画を描き始めた頃[368]、穢れた精霊が6年前にアイズを求めて自身の分身を27階層に上らせ、フィルヴィスを怪人化したことで穢れた精霊の存在に唯一気付き、自身の計画を実現するために怪人や闇派閥と手を結び、その代償として、アイズを狙う穢れた精霊の要求に応えるために、ロキ・ファミリアに近づいた[366]。神酒を使ってペニアを利用、自身の隠れ蓑として自身の眷属をペニアの眷属へ改宗させ、クノッソスで自身の死を偽装するために、ペニアを殺害[369]、また、ディオニュソスの危うさに気がついたデメテルを黙らせるために、彼女の眷属をクノッソスへ誘拐し、数名の眷属たちを殺害してデメテルを脅迫して、自身の身代わりとして黒幕に仕立て上げたが[370]、ペニアの行方不明の情報などを得て、ヘスティアによるディオニュソスに対する恐いという印象を根拠に、ロキにエニュオの正体がディオニュソスであることを確信させてしまった[369]
綿密に計画を建てていたが、計画の最終段階で神の思惑を越える未完の英雄により阻止され[371]愕然となり、ロキを殺害して逃亡を図るも逆に叩きのめされ、最期は駆けつけたフィルヴィスの分身体であるエインの消滅と共に、自刃して天界に強制送還された[372][373]

怪人(クリーチャー)[編集]

モンスターと人間の混合種(ハイブリッド)。極彩色に輝く魔石を身体に持ち[374]、モンスターの魔石を喰らい力を高める強化種である[375]。強力な治癒能力を有し、どんな傷でも自己再生し[376]極彩色のモンスター精霊の分身に命令できる。オラリオを滅ぼすことを目的として[377]エニュオと呼ばれる神物、闇派閥の残党、暗殺者と利用し合う関係にあり、ロキ・ファミリアを初めとしたオラリオ全体と敵対してゆく。

レヴィス
声 - 大原さやか
赤い髪の女性。リヴィラの街でLv.4のハシャーナを油断していたとはいえ、抵抗もさせずに殺した犯人[378]。30階層からハシャーナが持ち去った緑の宝玉を18階層で探しており、宝珠をハシャナーから受け取ったルルネと共にいたアイズと出会った際、アイズを「アリア」と呼び[379]、これ以降、アイズに執着し、繰り返し対峙することになる。当初、素性が謎に包まれており、食人花を操っていたため、フィンは調教師だと考えていた[380]
18階層では、レフィーヤの援護を受けたLv.5のアイズを圧倒したが、フィンとリヴェリアの連携により撤退、24階層[注 8]では、アイズを孤立させて一対一で戦うが、Lv.6となったアイズに圧倒され、オリヴァスの魔石を喰らい能力が強化、純粋な身体能力だけはアイズを上回り[381]、乱戦の中、剣を落としたアイズを追い詰めるが、ベートとレフィーヤによる攻撃の隙に、剣を取り戻したアイズの渾身の袈裟斬りで深手を負わされた[382]
最初のクノッソス攻略戦[注 10]では、フィンに深手を負わせる[383]などさらに能力が強化され、宝玉の胎児を保存していた施設でアイズを待ち伏せ、フィンの状況を知って動揺したアイズを圧倒し、必殺の袈裟斬りを放し返した[384]
2回目のクノッソス攻略戦では[注 11]、リヴェリアの妖精部隊に立ち塞がるが、リヴェリアとレフィーヤによる氷結魔法で左腕を失い[385]、戦線から一時離脱、タナトスの企みで妖精部隊と異端児たちが対面し、乱戦となる中で、アリシアに剣を投擲するが、異端児のレイがアリシアの前で受け止めたことで失敗した[386]
3回目のクノッソス攻略戦では[注 12]、クノッソスから撤退するアイズに向かって精霊の分身は使い捨てで、精霊の分身にアイズを喰らわせるのは効率が悪いと発言、後に精霊の分身は秘術「精霊の六円環」のための生け贄であることが明らかになった。
最後のクノッソス攻略戦において[注 13]、アイズと最後の決闘を挑み、リヴェリア率いる第二部隊から離れて一対一で対峙、当初は圧倒的な優位が想定されたが、スキル復讐姫と魔法エアリエルを接続したアイズと互角の戦いとなり、最期には胸の極彩色の魔石を両断されて敗北し、灰となって消滅した。
オリヴァス・アクト
声 - 浜田賢二
かつて闇派閥に所属していた狂信者で、元Lv.3の冒険者。「27階層の悪夢」の首謀者[375]
所属していたファミリアの主神が天界に送還され、自身も追い詰められて死亡したと思われていたが、穢れた精霊の分身によって怪人として蘇っていた。24階層の調査[注 8]に向かったヘルメス・ファミリアとアイズたちと戦い、Lv.5のベートと互角の戦いを繰り広げる力を見せるも[387]、ベートとの戦闘によって消耗していたところをアイズによって倒されしまい、レヴィスに見限られて胸の魔石を奪われたことで、灰となり消滅した[388]
生前の二つ名は白髪鬼(ヴェンデッタ)
エイン
声 - 金元寿子
紫紺の外套に両手にメタルグローブを装着する仮面の怪人。
24階層の食料庫においおて、アイズを追ってきたレフィーヤたち、これに同行したフィルヴィスの眼前に、オリヴァスらと共に現れる[389]。その後も、謎の怪人として、度々登場し、53階層でフィンたちを襲撃したり[390]、18階層でリューに捕らえられた闇派閥の口封じをしたり[391]、クノッソスでエニュオの連絡役として闇派閥やレヴィスと絡んだりしている[392]
その正体は、27階層の悪夢において穢れた精霊の分身によって極彩色の魔石を埋め込まれ、怪人となったフィルヴィスであり[393]、分身魔法エインセルによって、ディオニュソスの眷属としてのフィルヴィス役と、仮面を被った怪人役のエインに分かれていた[394]
怪人となった当初、汚れた自分が許せず、何度も死のうとしたが、怪人の自己再生力によりそれも叶わず[394]、穢された自分を愛していると語るディオニュソスに救われ、ディオニュソスの願いを共にかなえることが生きる目的となった[395]。しかし、24階層の食料庫へ向かう道中で、レフィーヤから汚れておらず美しいと告げられ[396]、その直後に食料庫で仇敵であるオリヴァスと対峙[397]、オリヴァスの生存をディオニュソスから知らされていなかったために驚愕し、この時からレフィーヤだけは死なないで欲しいという願いと、ディオニュソスに対する忠誠との間で苦心することになり、心が引き裂かれてゆく[398]
レフィーヤを守るために、クノッソスでは、同行するフィルヴィスがレフィーヤを誘導し、エインが敢えて二人に見つかった振りをして、レフィーヤを安全に退路へ導いている[注 19]。また、精霊の分身による緑肉からレフィーヤを逃すために、食人花を率いてレフィーヤをクノッソスの門前へ誘導し[393]、さらに、レフィーヤの心を壊してでも、クノッソスからレフィーヤを遠ざけるため、自分に自分を殺させている[398]
再起したレフィーヤに正体を突き付けられ、全てを認めて自身の心境を語り、分身魔法を解除して真の怪人としてレフィーヤたちと対峙する。エインでありフィルヴィスである怪人は、レヴィスよりも強力な能力を有していたが[398]、ベートと途中から参戦したアスフィやアイシャ、リューたちと激戦の末、最期には、レフィーヤに胸の極彩色の魔石を砕かれて致命傷を負わされ、再び分身して、エインはディオニュソスの下へ向かい、フィルヴィスはレフィーヤに抱かれる[400]
エインは、ディオニュソスから役立たずと罵声を浴びせられるが、それでも心が壊れていく姿が愛おしかったと告げられて歓喜し、ディオニュソスに抱かれながら消滅した[401]。フィルヴィスは、最期にはレフィーヤに笑顔を浮かべ、消滅している[147]

その他[編集]

モルド・ラトロー
声 - 相馬康一
オグマ・ファミリアに属するヒューマンの平凡な上級冒険者。35歳。ステイタスはLv.2。
ベルとの出会いは最悪な形に近く、豊饒の女主人で駆け出しのベルにやっかんで絡むが、リューたちに叩きのめされて追い出された[243]。早々に18階層に到達したベルに焦りと嫉妬を抱いていたところを、ヘルメスに唆されてベルを痛めつける悪巧みを企て[402]、ヘルメスから受け取った漆黒兜によりヘスティアを人質に透明状態でベルを一方的にいたぶるが、直ぐに対応されて漆黒兜を破壊され、神威を解放したヘスティアに怖気づいて逃げ出した[403]。その後、18階層に出現した漆黒のゴライアスとの戦いで窮地をベルに助けられ[404]、階層主に果敢に立ち向かうベルたちの姿を見て考えを改め、周囲の冒険者たちを奮い立たせて共に立ち向かった[405]
階層主との戦いが終わった後もベルには好意的な印象を抱いており、ちょくちょく登場してはベルにとって不利な状況でもベルに味方する立ち位置にいる。
二つ名は噛犬(ルフィアン・ドッグ)
ジュラ・ハルマー
猫人の男性冒険者で怪物趣味の志向をもつ調教師。調教師の腕は優れているが、ガネーシャ・ファミリアの調教師ほどではなく、魔道具によって深層のモンスターでも従属させることができる。
アストレア・ファミリアを全滅させるための策がジャガーノートを誕生させてしまい、ファミリアが全滅した際にはなんとか生き延びるが、そのジャガーノートに魅せられてしまい、己の人生を全て捧げてもよいと思うほど陶酔してしまう。
その後、復讐のためにホームに襲撃してきたリューにより右腕を斬り落とされ、クノッソスに逃げ込み、自分を逃がすつもりのないリューへの恐怖に苛まれつつもジャガーノートを自分の所有物にするために計画を練り続けたが、本編13巻で再び誕生させたジャガーノートを制御できずに、ジャガーノートの尾に胴を両断されて殺された。
二つ名は奴隷猫(スレイバーキャット)
ターク・スレッド
狼人の男性。甘い汁を吸いたいためジュラに従っている小悪党で、ステイタスはLv.2を自称しているが、真相は不明。
本編13巻で、ジュラの計画に従いにリューに尋問された後で放置されていたジャンをタークが殺して疾風の仕業に見せかけた後、知人のジャンが疾風に殺されたとリヴィラの街で騒ぎ立てることで疾風の討伐隊が編成されるように仕向けるが、アイシャたちに怪しまれたことで本性を表し、ジュラの指示通りに下層の水の迷都に大規模な破壊を引き起こしてジャガーノートを再び誕生させてしまうが、自分たちが引き起こした大規模破壊に加えて、アンフィス・バエナとアイシャたちの死闘の影響で25階層が壊滅的な被害を受けたことで本格的な崩壊が起こり、水晶の雪崩に巻き込まれて死亡するという自業自得な最期を遂げた。
テッド
ドワーフの男性。本物のテリー・セルバンティスがオラリオへ来る前に事故死したのを利用、自分がテリー・セルバンティスであると素性を偽り、オラリオ最大のカジノ「エルドラド・リゾート」を取り仕切った。気に入った女性がいると、その女性の親近者に賭けことを持ちかけて多大な借金を背負わせた上で、脅しをかけて女性を奪う手口で何人もの女性を妻として囲っていた[406]が、アンナを助けにきたリューとシルに正体を暴かれ、シルから後ろ盾として囁かれたフレイヤ・ファミリアの名前を聞いて戦意喪失、ガネーシャ・ファミリアに拘束された。
アンナ・クレーズ
美しいヒューマンの街娘で、オラリオに滞在する男神たちから度々求婚されるほどの美貌の持ち主[407]。その美貌に目をつけたテッドの差し金で父のヒューイが多額の借金を背負わされ、担保として交易所に連れて行かれた末にテッドの愛人にさせられるが、エルドラド・リゾートに潜入したリューたちによって救出され、その際に男装していたリューに恋心を抱いてしまうも、別れ際にリューに告白しそうになったところで男装を解いたリューが女性であったことを知って衝撃を受け、呆然としたままリューが手配していた馬車に乗り、母のカレンの待つ場所へ送り届けられた。

用語[編集]

組織関連[編集]

ファミリア
「神の眷族」の意で、下界に降りた神が恩恵(ファルナ)と引き替えに、人々を集めて組織するもの[408]。ファミリアの主である神は主神と呼ばれ、主神の名を冠して呼ばれる。
探索(ダンジョン)系が最も多いが、商業系、製作系、医療系、果ては国家系なども存在する。規模や功績により、ギルドからIからSまで等級(ランク)付けされている。等級が高くなるほど、ギルドからの月間徴税額も上がり、探索系の場合はD等級以上には遠征の強制任務(ミッション)が課せられる。一部では眷族のレベルアップを報告せず、下位ランクに留まる違法ファミリアも存在している[409]
以下、個別のファミリアについて説明する。主要なファミリアについては、主な登場人物の各ファミリアを参照のこと。
ゼウス・ファミリア
神々が降臨した1,000年前から、つい15年前までオラリオ最強を誇った探索系ファミリアの一つ。本編の15年前、古代モンスター「陸の王者」「海の覇王」を倒したものの、「隻眼の黒竜」に敗れて主力団員が全滅し、ゼウスは当時対立していたロキとフレイヤに追打ちをかけられて、オラリオから追放されて姿を消した[13]
主神のゼウスは、ベルの回想で語られる祖父の正体であるが、ベル自身は育ての祖父がゼウスであることや、今も存命であることを知らない。現在もヘルメスと親交があり、ヘルメスがベルに興味を持つ切っ掛けとなる[205]
ヘラ・ファミリア
15年前までゼウス・ファミリアと双璧を成したオラリオ最強のファミリア。「隻眼の黒竜」に敗れ、ゼウス・ファミリアと共にオラリオから追放されている[13]
主神のヘラは、ヘルメスから「ヤンデレ」と評され[13]、ロキからは「最強最悪、超絶残虐破壊衝動女」と評されている[36]
ポセイドン・ファミリア
大海原で活躍している大派閥。海中で戦闘する機会が多いため、所属する団員のほとんどの者が発展アビリティ「潜水」を会得している。
かつては港町メレンを本拠地にしていたが[410]、「海の覇王」がゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアに倒され、海竜の封印(リヴァイアサン・シール)が施されたことでメレンに留まる必要がなくなり、メレンを去った[411]
闇派閥(イヴィルス)
かつて存在した邪神を名乗る神々の過激派ファミリアの総称[412]。本編の5年前にギルドと各ファミリアの連携により滅ぼされたかに思われたが、これによって関わったファミリアの団員には忘れることのできない闇や傷跡を残している。残党が未だクノッソスに潜伏していたが、クノッソス攻略戦[注 12]において、闇派閥最後の主神タナトスが天界に送還され、残った闇派閥残党の兵士たちも肥大化した精霊の分身の緑肉に飲み込まれて全滅し、闇派閥は壊滅した。
ルドラ・ファミリア
かつて闇派閥であったファミリア。男神ルドラが主神。本編の5年前に、敵対するアストレア・ファミリアを全滅させるために深層で罠を仕掛け、その大規模な破壊によってジャガーノートを誕生させ、リュージュラを除く両ファミリアの団員はジャガーノートに皆殺しにされる。その後、復讐のためにルドラ・ファミリアのホームを襲撃してきたリューにより完全に壊滅し、ルドラはギルドに捕縛されて天界に強制送還された。
セクメト・ファミリア
暗殺者を育成・派遣する犯罪組織。ヴァレッタたち闇派閥の残党に雇われ、クノッソスではロキ・ファミリアを、地上では元イシュタル・ファミリア所属のアマゾネスたちを襲撃している。
ゴブニュ・ファミリア
引き締まった体をしたドワーフを思わせる老神ゴブニュが主神を務める鍛冶系ファミリアで、同業のヘファイストス・ファミリアに規模では劣るものの、腕では伍する。アイズやティオナなどが利用している[413]。建築関連の依頼も請け負っている[414]
デメテル・ファミリア
オラリオ近郊で野菜などを作り、オラリオの食糧供給の一部を担う商業系(農業)ファミリア[415]。主神のデメテルは、巨乳の女神で、大らかな気性の持ち主。
ディオニュソスによる動乱では、ディオニュソスの企みに気付いて彼を探ったため、ディオニュソスに眷属たちを誘拐され、脅迫されていた。ロキから一時的に事件の黒幕であるエニュオと疑われ[369]、オラリオの郊外にあるベオル山地にある食料保管庫に身を隠していたが[416]、ディオニュソスの企みを見抜いたロキの依頼で動いたヘルメスに助けられる。人質にされていた団員たちは、クノッソスに傷だらけの状態で捕らえられていたが、ラウルの部隊とベルの援軍により無事に救出されている[417][418]
ニョルズ・ファミリア
漁を司る男神ニョルズが運営する商業系(漁業)ファミリア。所属する漁師全員は神の恩恵を受けており、海に出没するモンスターたちを自分たちで退治している。
主神のニョルズは、茶髪を束ねた長身のたくましい男神で、天界にいたときから、ロキとは面識がある。メレンでの漁業を大切に考えるあまり、闇派閥と取引をしていた。
モージ・ファミリア
エルフの男性冒険者ルヴィス・リーリックスが所属する、探索系ファミリア。ウラノスから信頼されているファミリアの一つである。他にもシャリオ、ラーナ、アレクという三名のエルフが所属しており、ステイタスは四人ともLv.3。ルヴィスはエイナを通じてベルと面識があり、その後、25階層で右腕を失うが、ベルたちの派閥連合に助けられる。
マグニ・ファミリア
ドワーフの男性冒険者ドルムル・ボルスタが所属する、探索系ファミリア。ウラノスから信頼されているファミリアの一つである。ドルムルのステイタスはLv.3。ドルムルはエイナを通じてベルと面識があり、その後、ドルムルを含む四名のドワーフは、25階層でベルたちの派閥連合に助けられる。

冒険者関連[編集]

冒険者
神の恩恵を得て戦う者たちの総称。おおむね、オラリオで迷宮に挑む者たちを指す。都市外に出た場合は、野良の冒険者と呼ばれる。
上級冒険者
Lv.2以上の冒険者。Lv.1は下級冒険者と呼ばれる。ステイタスの基礎値の向上や発展アビリティを発現するなど、Lvが1つ上がる毎に戦闘力に格段の差ができる。また、Lv.2以降は等級で呼ばれることもあり、Lv.5以上が第一級冒険者、Lv.3と4が第二級冒険者、Lv.2が第三級冒険者である。
二つ名
Lv.2以上の冒険者に神々が与える称号。「神会」における話し合いで多数決により決定されるが、神と人の命名センスには著しい開きがあり、神々がいわゆる中二病的な名前などを付けてこれを笑いものにし、一方の人はそのセンスを褒め称えて名誉に感じるというズレが生じている。Lvが上昇する毎に改名の機会となるが、現状維持の場合もある。
神と個人的に親しい場合や同じファミリア内の場合を除き、二つ名を持つ冒険者は、本名ではなく、二つ名で呼び表す慣習がある。
サポーター
冒険者と共に迷宮に潜る荷物持ち兼雑用係。冒険者の荷重の軽減だけでなく、予備武器やアイテムなども持つため戦力的に重要視される。駆け出しの冒険者が勉強のために同ファミリアの高レベル冒険者のサポーターを務める場合(第一級冒険者のサポートとして第二級冒険者が担当する)、フリーの専業として様々なパーティーに雇われる場合がある。後者は様々な理由でドロップアウトした冒険者がなることが多く、冒険者から目下に見られ、手ひどく扱われることがある。
三大冒険者依頼
「陸の王者(ベヒーモス)」・「海の覇王(リヴァイアサン)」・「隻眼の竜」の3体のモンスターを倒す、人類の目標[419]
ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアによって、「陸の王者」と「海の覇王」は倒されたが、「隻眼の竜」には敗北。残された「隻眼の竜」の打倒は全世界の悲願である[13]
神会(デナトゥス)
神々による3か月に1回開催される定期的な集会。雑談や情報交換が主だが、真面目な議題やランクアップした冒険者の二つ名の命名も話し合われる。
戦争遊戯(ウォーゲーム)
ファミリアの間でルールを定めて行われるファミリア同士の決闘。所属している眷族を駒に見立てたボードゲームの如く、神と神が己の神意を通すためぶつかり合う総力戦。
神会で事前に手続きや勝負形式、勝利後の要求などの取り決めを行い、戦争遊戯に敗北した神は勝利した神の要求を絶対応えなければならない。勝負形式は「一騎討ち」、「攻城戦」などさまざまある。
改宗(コンバージョン)
冒険者が所属しているファミリアから別のファミリアに移転する、再契約の儀式[54]。改宗を行うと、最低1年は改宗できない[70]

能力関連[編集]

神の恩恵(ファルナ)
神々から下界の住人に与えられる恩寵。様々な事象から経験値(エクセリア)を得て能力を引き上げ、新たなる能力を発現させることを可能とする。
ステイタス
神の恩恵を具体的に数値化したもの。基本アビリティ、発展アビリティ、魔法、スキル、そして総合的階位を示すレベルから構成される。
レベル
冒険者のランクを明白に示す数値。基本的に冒険者のステイタスは部外秘であるが、これのみは公開・申告が義務づけられている[420]。過半数の冒険者はLv.1に属している。現時点の最高峰はLv.7であり、フレイヤ・ファミリアに所属するオッタルと名前も登場していない人物の2人だけである[421]
モンスターを倒して経験値を積むだけではレベルアップ(ランクアップ)はできず、ランクアップするためには自分の限界を突破するような特別な経験(偉業)を積む必要がある。ランクアップは、心身の強化、器の進化と同義であり[254]、上位存在たる神に一歩近づくことを意味する[422]
基本アビリティ
力・耐久・器用・敏捷・魔力の5項目からなる基礎能力。一般的には0 - 999の数字と等級によって示される(0 - 99はI、900 - 999がSといった具合)。訓練や実戦によって上昇する(ランクアップのための経験値とは別物)。熟練度という呼び方もある。ランクアップした場合は、アビリティの全ての項目は一旦0に戻る。ただし、以前のレベルで獲得した数値は潜在値の形で残って反映される。通常、この上限を超えることは不可能とされるが、ベルはスキルの効果によってこれを突破している[423]
発展アビリティ
発展アビリティは、何かに特化した「特性」とでもいうべき能力であり、例えば、「耐異常」は毒などに対する耐性が向上する。「鍛冶」は、通常の鍛冶の技能とはまた別で、魔力を込めて武具を打つことができ、武具の性能を向上できる効果がある。「魔導」は魔法の威力や精神力の運用効率が向上する。
基礎アビリティと同じくI - Sの等級が存在するが、発展アビリティの等級を上げるのは非常に困難である。Lv.2以降のランクアップの際に発現する可能性があるが、ランクアップしても発現しなかったり、複数発現して選択が可能となる場合もある。ただし、複数発現したとしてもレベルアップの際に獲得できるのは1つのみである。また特定のレベルでしか発現しない発展アビリティもある[424]。また、発現するアビリティは、これまでの行動や経験と相関があり、例えば、アイテム作製の機会が多いと「調合」が発現し易い。
発現すること自体が珍しいレアアビリティもあり、「神秘」は貴重なアイテムを作製する能力が向上し、「精癒」は自然に精神力を回復する効果を持つ。アビリティの効果は経験的に知られたものであり、神の恩恵に説明はない。そのため、ベルに発現した「幸運」のように前例のないアビリティは効果が不明であり、ヘスティアは加護に近いと推測している[425]
魔法
精神力(マインド)というエネルギーを消費して超常現象を引き起こす力[426]。魔導のアビリティを獲得すれば、魔法効果や効率が向上し、魔法の発動時に魔法円(マジックサークル)が発動する。
個体の性質や種族に由来する先天性魔法と、神の恩恵に由来する後天性魔法がある。発動するには詠唱を必要とし、詠唱が長いほど効果が強力になる傾向がある。超短文詠唱型や無詠唱型の魔法も存在する。
通常は人によって1 - 3個のスロットを持っており、スロット1つにつき1個の魔法を発現することができるが、大多数の者は発現しないままその生涯を終える。スロットの個数は基本的に生来のままだが、強力な魔導書によって増えることが示唆されている。
並行詠唱
戦闘や機動を行いながら魔術を発動させる高等技術。使用者はさながら移動砲台と呼ばれている[427]
高速詠唱
文字通り高速で詠唱を行う技術。魔導士の基礎であり極意とされている。
魔力暴発(イグニス・ファトゥス)
魔法を行使する際に魔力を制御し切れずに暴走し、自爆する現象。起死回生のため、故意に引き起こす者もいる。
精神疲弊(マインド・ダウン)
魔法を行使するための精神力の消費が激しいと気絶する[426]
呪詛(カース)
通常の魔法とは異なる「呪い」に分類される力。魔法と同じく詠唱によって発動し、幻影・錯乱・金縛り・痛覚の付与など、肉体や精神に致命的なデメリットを引き起こす。防御と治療には専用の魔道具が必要であり、「耐異常」の発展アビリティでも防ぐことはできない[428]。強力な反面、術者に代償を伴い、この点が魔法との違い[429]
スキル
神の恩恵を得た者が発現させる固有の能力。発現者の特定の行動や基本アビリティ、魔法などを補正・強化する。スキルを発現すること自体稀であるが、中でも他にはない特殊な効果をもつスキルはレアスキルと呼ばれる。レベルアップ時以外でも発現するが、それ以外の発展アビリティとの明確な違いは説明されていない。

モンスター[編集]

迷宮が生み出す怪物。迷宮の壁や天井から生まれ、冒険者と戦う。人類の敵として存在しており、問答無用に襲いかかって来る。迷宮の階層やモンスターの種類により次産間隔(インターバル)があり、殲滅後一定時間はモンスターが産まれず、階層主など強力なモンスターほど次産間隔が長くなる。

神が降臨する以前には迷宮からモンスターが地上に出てくることもあり、そうしたモンスターは地上で繁殖して定着したり、数千年間生存していたりもする。地上に出て生き残ったものの子孫は迷宮のものとは比べ、力や魔石が弱体化している。ダンジョンとは違い、卵によって産まれてくる。

ミノタウロス
神話を代表する怪物の一体であり、原作者の大森も本作の最初の着想はミノタウロスと戦う主人公から始まったという[282]、本作において重要な役割をもつモンスター。
Lv.2にカテゴライズされるモンスターの内でも特に強力とされ、冒険者単独での撃破には実質Lv.3に届く力量が求められる。物語開始時に、主人公のベルが襲われ、ヒロインのアイズがベルを救う流れで両者は邂逅を果たす。ベルにとって宿敵であり、その後もベルの前に幾度も立ちはだかる。
9階層でベルと一騎打ちで戦った片角の個体(アステリオスの前世[注 20])は、原作では「ミノタウロス」とだけ表記されるが、ヴェルフがドロップ・アイテムの角が赤いことに疑問を示しており[430]、メディアミックス作品では通常の個体と異なり、体毛と角がより赤みがかかった色彩で描かれている。
大蛇の井戸(ワーム・ウェール)
深層域37階層に生息する巨大な蛇のモンスターで、希少種(レアモンスター)に分類されており、ギルドではLv.4に定められている。深層のモンスターでありながら、階層間を移動し上部の階層に出現するという習性があり、稀に下層に現れては多くの冒険者を全滅させてきたことで、冒険者の間では凶兆(ラムトン)という二つ名でも呼ばれている。
階層主
正式名称は「迷宮の孤王(モンスターレックス)」。特定の階層にのみ出現する強力な固有モンスターを指す。いわゆるボスモンスター。個人で倒せる者は少なく、ファミリアの総出や同盟を組んで討伐される。
ゴライアス[431]
ダンジョン17階層の階層主。全高7M(メドル)にも届く灰褐色の巨人のモンスター。推定能力値はLv.4相当で、次産間隔は2週間前後。出現場所が嘆きの大壁という18階層直前の大広間であるため、リヴィラの街へ行く妨げとなるという理由により街の冒険者たちによる定期的な討伐がなされている。
ドロップアイテムは「ゴライアスの硬皮」、「ゴライアスの歯牙」。
漆黒のゴライアス
ヘスティアの神威を感じ取ったダンジョンが、神抹殺のために18階層に直接出現させた、黒色の肌をしたゴライアスの亜種。動作が素早く防御力も通常のゴライアスをはるかに上回り、魔力を消費することで、受けたダメージを回復する治癒能力を備え、ベルが英雄願望で吹き飛ばした頭も再生した[432]。Lv.4のリューとアスフィとリヴィラの街にいた上級冒険者総出による攻撃でも苦戦を強いられたが、アイズの残したウダイオスの黒剣と英雄願望によりベルがとどめを刺した[433]
ドロップアイテムは「ゴライアスの硬皮」だが、こちらも通常のそれより耐久力と重量が桁違いに高い。
アンフィス・バエナ
ダンジョン27階層の階層主。大きさは20M(メドル)を超え、総身が白い鱗で覆われた双頭の竜のモンスター。25階層から27階層へ続いている巨蒼の滝(グレート・フォール)を昇ることで上階にも移動できる。次産間隔は約1か月。推定能力値はLv.5だが、水上の地形も合わさることでギルドからはLv.6相当と判断されている。自身の体内で生成された特殊な焼夷体液を混合した、水上でも燃え続ける超温度の焼夷蒼炎(ブルーナパーム)、魔法を拡散させ威力を落としてしまう紅霧(ミスト)という双頭それぞれ異なる息吹(ブレス)を有しており、特に紅霧(ミスト)により魔法での遠距離攻撃が不可能なので、接近戦を強いられるため、水上に無数の島が存在するルームでの攻略が前提とされている。
ドロップアイテムは「竜鱗」、「アンフィス・バエナの竜肝」。
ウダイオス[434]
ダンジョン37階層の階層主。全高10M(メドル)を有する巨大な骸骨型のモンスター。37階層の中心部に存在する玉座の間より出現する。皮膚や臓器と言った器官は有しておらず、中心部には魔石が露出している。推定能力値はLv.6で、次産間隔は約3か月。下半身が地中に埋まっているために旋回能力はないが、地面から無数の逆杭を放つ能力を有し、さらに同じく37階層に出現する骸骨型のモンスター、スパルトイ(Lv.4クラス)を産み出し、兵隊として使役することもできる。一対一の戦いの場合は奥の手として、地面から巨大な黒大剣を取り出し、とてつもない威力の衝撃波を放つ技をもつ。
ドロップアイテムは「ウダイオスの黒剣」。入手条件はウダイオスと一対一で戦うこと。アイズがウダイオスに単独で戦いを行ったことで、初めてドロップが確認された[435]
バロール[436]
ダンジョン49階層の階層主。
ジャガーノート
ダンジョンが修復が追い付かないほどに大きく破壊された時、免疫機構として産み出される厄災。鎧を纏った恐竜の化石のような姿をしている。
驚異的な敏捷性と破爪による圧倒的な破壊力をもつ大型級の怪物。殲滅力に特化しているために耐久は低いが、その殻には魔法反射の特性があり魔法は効かない。魔石がないために物理的に破壊し尽くすしか倒す手段がないが、逆に魔石がないために長期間存続することができない。
本編の5年前に闇派閥のルドラ・ファミリアアストレア・ファミリアに対して仕掛けた破壊工作でダンジョンが破壊されたことで姿を現し、両ファミリアを惨殺、壊滅に追い込んだ。
闇派閥の生き残りであるジュラの企みにより再び生み出され、疾風の討伐隊として編成されたリヴィラの街の冒険者たち数十人が相手でも全く相手にならず、ボールスを残して全員が犠牲になった。破爪による攻撃はほぼ防御不可能だが、漆黒のゴライアスを素材を使った防具であれば、衝撃は逃れられないが防御は可能であり、ベルとリューが生き延びた大きな理由である。
精霊の分身(デミ・スピリット)
緑色の宝玉に包まれた胎児がモンスターに寄生することで姿や能力が変化した穢れた精霊の分身。精霊ゆえに何種類もの強力な魔法を使役できる。宝玉の胎児はアイズの体調に異常を喚起し[437]、精霊の分身はアイズをアリアと呼んで執着する。60階層以下に穢れた精霊の本体がいるとフィンは推測している[438]
巨蟲に寄生
6M(メドル)の大きさで下半身は巨蟲の特徴を引き継ぎ、上半身は人の上体を模擬している[439]。50階層に出現し、アイズと戦うが、彼女が腐食液に対抗できる相手であったため、倒された。
食人花に寄生
吸収された食人花10本以上の足を持ち、半人半蛸のような形態[440]。18階層に出現し、フィンたちやリヴィラの街の冒険者たちと戦うが、レフィーヤの魔法を受けてかなりのダメージを負い逃走するも、リヴェリアの魔法で下半身を凍らされ、それでも下半身を砕いて逃げようとしたところを、ティオネとティオナに倒された。
タイタン・アルムに寄生
巨蟲の魔石を大量に喰らって強化された魔法特化型[441]。59階層に出現し、ロキ・ファミリアと対峙、強力な魔法でロキ・ファミリアを苦しめたが、ロキ・ファミリア幹部たちの突貫により、最期はアイズにとどめを刺された。
パワー・ブルに寄生
イシュタルがタナトスに発注した天の雄牛[442]で、馬力特化型となっている。イシュタルの要請を受けてタナトスが解き放ち、クノッソス内部に出現[443]しアイズを狙うが、残ったガレス、ティオネやティオナと対峙、自身の魔法やその巨体で既に満身創痍の3人を追い詰めるが、息を吹き替えされて形勢が逆転、最期はガレスにとどめを刺された。実はディオニュソス曰く、天の雄牛は粗悪品とのことで、ロキ・ファミリアにその存在を深く印象に刻み付けた結果、ロキ・ファミリアがクノッソスに潜む精霊の分身は、粗悪品である天の雄牛を含めて7体だと思い込むことになってしまった。
グラント・トレントに寄生
「精霊の六円環」の主体で、巨大な緑肉の柱。移動手段を持たない罠型のグラント・トレント3体を取り込んでいる。三つの顔と多数の触手を持つ三面多臂のような様相の祭壇の支柱(スピリット・オルター)に、柱の中部に精霊の分身の上半身が出現している[444]。クノッソス内部に出現。
ニーズホッグ
ダンジョン深層で、レヴィス達が捕らえた竜の幼児に宝珠の胎児を寄生させた7体目の精霊の分身で、三対六枚の翼に鱗に包まれた巨大過ぎる胴体や悪魔のような竜頭を持つ、おぞましい竜の姿をしている。クノッソス内部11層の大広間でラウルたちに発見された時には迷宮と一体化した状態で、既に「精霊の六円環」の術式による魔力を溜め込んだ厄災の爆弾となっており、クノッソス内部の全ての冒険者たちを葬ろうとしたが、レイに連れてこられたベルの最大蓄力した英雄願望の攻撃を受けて消滅した。
極彩色のモンスター
魔法や魔石に反応し、襲いかかってくるモンスター。黄緑の体をもつ。通常の魔石と違い、中央部分だけが極彩色[445]
巨蟲(ヴィルガ)
芋虫のような下半身で上半身は指のような形のモンスター。腐食液を出し、死ぬときには破裂して広範囲に腐食液を撒き散らす[446]。50階層付近から出没。
食人花(ヴィオラス)
極彩色の体をもつ巨大な花の姿をしたモンスター。打撃に強い皮膚を持ち、触手の打撃だけだとLv.5でも手こずるほど。18階層より上層、クノッソス内部や地上に出没。
巨大花(ヴィスクム)
24階層の食料庫における高さ30M(メドル)の大主柱に寄生しており、食人花を生産する[447]
眼黽(ヴァルグ)
6本足の虫の姿をしたモンスターで、魔石ではない紅い結晶を持つ小型種。専用の結晶を持つ事で同じモンスターと誤認させることができる[448]。クノッソス内部にある、専用の苗床で培養されている。

種族関連[編集]

ヒューマン
いわゆる普通の人間。他種族に比べて、劣っていると言われている。どの亜人の種族とも子供をもうけることができるが、アマゾネスを除き、子供はハーフとなる。
エルフ
容姿端麗で魔法に優れている種族。精霊に次ぐ魔法の使い手と言われている。一部の者は己の認めた者以外の肌の接触を嫌い、肌の露出の少ない服を好む。
ドワーフ
力に優れている種族。腕力などの身体能力に優れており、下級のモンスターなら恩恵なしで倒せると言われている。ドワーフは全員筋肉質な体格。
アマゾネス
褐色の肌の女性のみの種族。高い戦闘技術を持ち、強い男を好む。どの種族とも子供をもうけることができるが、生まれる子供は必ずアマゾネスになる。裸身を見られても恥ずかしがることはなく、露出の高い服を好む。
獣人
獣の特徴をもつ種族。鋭い五感と身体能力をもつ。狼人(ウェアウルフ)、犬人(シアンスロープ)、猫人(キャットピープル)、猪人(ボアズ)、狐人(ルナール)[注 21]などの様々な種族がいる。
小人族(パルゥム)
成人しても子供程度の姿をもつ種族。見た目だけでは実際の年齢が分かりづらい。
他種族よりも勇気に優れていると言われており、かつて数々の偉業をなした騎士団が擬神化したフィアナという架空の女神を信仰していたが、実際に神々が地上に来た際にフィアナが実在しないことを知り、一気に衰退していった。
千年前に天界より降り立った不変不滅の超越存在(デウスデア)。千年前から下界にいる神もいれば、ヘスティアのように最近下界へ降臨した神もいる。天界での退屈に耐えられず下界に降りた者も多く、自身の娯楽を最優先に行動する者がほとんどで、人格者な神は少ない。
外見はヒューマンと変わりないが、容姿端麗で整った顔立ちをしている。常に神威を発しているために一目見れば相手が神かどうか判別できる。本来は万能だが、下界ではごく一部を除いて神の力(アルカナム)の使用は禁じられている。下界の者の嘘を見抜く能力があるが、基本的に、ほぼ人間と同じ能力しか持たず、病気にもかかる。禁を破るか実際に死ぬと天界へ強制送還され、二度と下界へは降りてこられない取り決めがある。
下界の住人に神の恩恵を与えて強化できる。大規模なファミリアを擁する神は左うちわで生活できるが、ヘスティアやミアハやタケミカヅチなど零細なファミリアしか持たない神は自身で働いて生活費を稼いでいることもある。
作中では、神の人柄を指す言葉として、神物(人物)、神友(親友)、神格者(人格者)などと表現されている。
精霊
神の分身と言われる種族。かつて神々の代わりに人間の偉業に手を貸していた。神と同じく、一目見れば精霊かどうか判断できる。火精霊(サラマンダー)、水精霊(ウンティーネ)、土精霊(ノーム)などが存在する。
人間と子を成すことができないが例外として、クロッゾの一族のように何らかの事情で精霊の血をその身に宿している存在もいる。

アイテム関連[編集]

魔石
モンスターの胸部などの中心部に存在する生命力の核。砕かれると、モンスターは即死する。魔力が込められており、さまざまな道具に加工され魔石製品として用いられる。冒険者はモンスターを倒し、これをギルドで換金することで主な収入源とする。
ドロップアイテム
魔石とは別に、倒したモンスターが残すことがある身体の一部。様々な武具や道具の優れた素材になるため、高く取引される。
魔剣
魔法を放つ剣で、基本的に高レベルの鍛冶アビリティをもつ鍛冶師が作成できる。冒険者が扱う魔法より威力は弱い代わりに、誰でも速効で魔法が使用できるが一定回数使用すると砕け散る。。
クロッゾの魔剣
かつてクロッゾ一族がスキルの恩恵によって製作してきた魔剣[449]。その威力は絶大で、クロッゾの魔剣を駆使するラキア王国は完全無敵と謳われた。神が下界に降りてくる前の時代に、初代と言われるクロッゾの先祖が精霊を命懸けで守り、精霊から血を分け与えられたことで魔法や魔剣を作れるようになり、子孫にスキルとして受け継がれ、この魔剣をラキア王国に提供したことでクロッゾ一族は鍛冶貴族としての地位を獲得した[450]が、ラキアの過剰な侵攻によって棲み処を追われたエルフや精霊たちからの怒りを買ったことで一族は魔剣を作る力を失い、現在クロッゾの魔剣を製作できるのはヴェルフのみとなっている[451]
魔道具(マジックアイテム)
魔法的・超常的な効果をもたらす道具の総称。作成には、レアアビリティ「神秘」が必要になる。上級の武器や防具は鍛冶アビリティをもって作られるため、別枠扱いとなる。魔石を使った道具も同様。
魔導書(グリモア)
魔法を強制的に発現させる魔道具。一定確率で、魔法のスロット数を増やすこともできる。製作には高ランクの「魔導」と「神秘」のアビリティが必要で、値段は数千万ヴァリス[注 4]は軽く越える。
開錠薬(ステイタス・シープ)
眷属の隠されたステイタスを暴くことのできる魔道具。神血(イコル)を元に作製され、主に刺客や犯罪者の素性を洗い出すために使用される。使う場面が限定的で原材料からして非合法であり、そもそも作製可能な人物が少ないので絶対数そのものが少ない。一般には売られておらず、リヴィラの街のような裏市場で出回っている[452]
血潮の筆(ブラッド・フェザー)
アスフィが開発。少量の血をインク代わりにでき、水に濡れても字が滲むことがない。交信手段が乏しいオラリオで、手紙を書くための便利アイテムとして一般に流通している。
眼晶(オクルス)
フェルズが開発。片方の水晶が捉えた光景と音をもう片方の水晶に映し出すことのできる双子水晶の魔道具。水晶を持った者の間で映像と音声による交信ができる。作中で唯一存在する遠隔地間の即時交信を可能とする手段である。素材が揃わなければ、開発したフェルズでも作製が困難な貴重なアイテム[239]
殺生石[453]
狐人の妖術を第三者に与えるための禁忌の魔道具。満月の夜に最大の効果を発揮し、狐人の魔力、魂を石に封じ込める。砕いた石ではそれぞれが妖術を行使でき、詠唱も不要である。生け贄にされた狐人は抜け殻になるが、殺生石を肉体に注入すれば目を覚ます一方、砕いた場合は廃人か赤子のような状態でしか戻らない。原料の一つである鳥羽の石は、月光を浴びることで魔力も帯びる特殊な鉱石で、月光が届かないダンジョンでは効果がないため、オラリオでは流通していない。
ダイダロス・オーブ
クノッソスへ出入りするための鍵。クノッソスがダイダロスの子孫の左眼に反応して出入りできるようになっており、死後はその左目をくり抜かれて魔道具として加工され、クノッソスへ出入りする鍵となる。「D」の文字が刻まれている[454]
作中では、5つの鍵がオラリオと異端児側に流れており、地上に現れた異端児たちの帰還とロキたちによるクノッソス攻略において、文字通り鍵となる[注 22]

地名[編集]

迷宮(ダンジョン)
モンスターが産まれてくる地下迷宮。何層にも渡って下に広がっており、全てを知る者はいない。12階層までが上層、13階層から24階層までが中層、25階層から36階層までが下層、それ以下が深層と呼ばれ、下部階層に行くに従って広がる構造となっている。また、リヴィラの街のある18階層や50階層[436]のような、安全階層(セーフティポイント)と呼ばれる比較的モンスターの出現し難い階層もある。10階層から下の階層では、同一地帯で瞬間的にモンスターが大量に発生する怪物の宴(モンスターパーティー)と呼ばれる現象が確認されている[464]
ダンジョンは、破壊されても勝手に修復され、その壁からモンスターが生まれてくる。魔石のようなもので出来ており、内部は明るい。階層毎に生まれるモンスターは決まっており、下の階層であるほど要求されるレベルも高くなる[465]
リヴィラの街
ダンジョン第18階層に存在する冒険者たちが独自に作った街。アイテムの販売や戦利品が法外な価格で取引されているが、それでも持ちきれないアイテムの換金や非常事態に仕方なく立ち寄るなど利用者は多い。300回以上モンスターに破壊されては、その都度再建されている[466]。ギルドの目が届かないため、地上では御禁制の品なども普通に出回っている[467]。ボールス・エルダーという左目に眼帯をつけたヒューマンの男性が、街の顔役[468]
食料庫(パントリー)
ダンジョンに存在するモンスターの食料が染み出す場所。1、2階層を除く各階層の最奥部に複数存在する。
オラリオ
世界で唯一「迷宮」が存在する円形の都市であり、神々の降臨の前からモンスターの魔石からの富を得るために、またモンスターの進出を防ぐために多くの下界の住人が集っていた。都市は堅牢かつ巨大な市壁に囲まれており、外周ほど高層の建物が多く、中心ほど低層の建物が多い[469]
神々の多くがここに居を構え、神の恩恵により人が成長する絶好の場である迷宮が存在するため、世界中を見回しても他に類を見ないほど高みに到達する者が多く誕生する地となり、武力においても世界最高峰である。
バベル
迷宮の真上にそびえ立つ50階建ての摩天楼施設。元の高さは周囲の建物と大して変わらなかったが、下界に降りてきた最初の神々によってわざと破壊され、そのお詫びとして再建された結果、巨大な塔になった。迷宮からあふれ出るモンスターを抑える「蓋」としての側面ももつ[470]
迷宮の監視と管理を行うギルド保有の施設であり、地下1階は広大な空間の神殿造りであり、20階までは公共施設や換金所、各ファミリアの商業施設が軒を構え、30階の大広間が神会の会場となっている。20階の上からはオラリオでも有数のファミリアの神々が住み着いており、最上階にはフレイヤが住んでいる[471]
ダイダロス通り
オラリオの東と南東のメインストリートに挟まれる第三区画にある貧民層の広域住宅街。奇人ダイダロスによる度重なる区画整理のせいで複雑な迷路構造となり、オラリオに住む者からはもう一つの迷宮と称されている[472]。イシュタルの歓楽街とは隣接している[473]
クノッソス
奇人ダイダロスとその子孫たちによって千年前から造られた人造の迷宮。ダンジョンの周りを覆う地下構造が18階層まで造られおり、バベル以外の地上へと繋がるもう1つの出入口がダイダロス通りと繋がっている。バベルの通路を通らずともダンジョンに出入りできることからイケロス・ファミリアや闇派閥らが拠点として利用してきたが、ウラノスはその存在を知らなかった[337]
ダイダロスの手記を見た子孫は例外なく、クノッソスの拡張を使命とさせられる血の呪縛にかかっており、ダイダロスの一族は千年をかけて巨大な構造物を建造してきた。クノッソスの拡張のために莫大な金が必要なため、ダイダロスの一族は代々闇派閥と関わりをもっている[337]
その内部は壁は超硬金属の上に魔法効果を弱体化する石材を被せた壁で覆われており、また、出入口を含め内部には最硬精製金属の扉が備えられ、内部には落とし穴などが仕掛けられている[474]
メレン
オラリオから南西3K(キルロ)[注 3]の距離にある港町で、極東やその他の島国からオラリオにやってくる者が立ち寄る[475]。オラリオへの輸入や輸出を担っている。
ロログ湖
メレンに面している汽水湖。ここで獲れた海産物はオラリオにも出荷される。湖の底にはその昔ダンジョンと繋がっていた穴があり、現在は塞がれている。

小説[編集]

大森藤ノ(著)、SBクリエイティブGA文庫〉。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか[編集]

イラストはヤスダスズヒト

初版第一刷発行日発売日ISBN備考
1. 2013年1月31日2013年1月15日[書 1]ISBN 978-4-7973-7280-9
2. 2013年2月28日2013年2月15日[書 2]ISBN 978-4-7973-7307-3
3. 2013年5月31日2013年5月15日[書 3][書 4]ISBN 978-4-7973-7362-2
ISBN 978-4-7973-7360-8(限定版)
限定版:書き下ろし短編小説&ゲストイラスト集
4. 2013年12月1日2013年12月14日[書 5][書 6]ISBN 978-4-7973-7514-5
ISBN 978-4-7973-7515-2(限定版)
限定版:小冊子
5. 2014年5月31日2014年5月15日[書 7]ISBN 978-4-7973-7714-9
6. 2014年11月30日2014年11月15日[書 8][書 9]ISBN 978-4-7973-8058-3
ISBN 978-4-7973-8059-0(限定版)
限定版:小冊子
7. 2015年4月30日2015年4月15日[書 10][書 11]ISBN 978-4-7973-8311-9
ISBN 978-4-7973-8221-1(限定版)
限定版:ドラマCD
8. 2015年6月30日2015年6月15日[書 12][書 13]ISBN 978-4-7973-8314-0
ISBN 978-4-7973-8313-3(限定版)
限定版:【ヘスティア】グラフィグ
9. 2015年9月30日2015年9月15日[書 14]ISBN 978-4-7973-8500-7
10. 2016年5月31日2016年5月14日[書 15][書 16]ISBN 978-4-7973-8677-6
ISBN 978-4-7973-8678-3(限定版)
限定版:小冊子
11. 2016年10月31日2016年10月15日[書 17][書 18]ISBN 978-4-7973-8812-1
ISBN 978-4-7973-8813-8(限定版)
限定版:ドラマCD
12. 2017年5月31日2017年5月25日[書 19]ISBN 978-4-7973-9280-7
13. 2018年2月28日2018年2月15日[書 20][書 21]ISBN 978-4-7973-9356-9
ISBN 978-4-7973-9357-6(限定版)
限定版:ドラマCD
14. 2018年12月31日2018年12月15日[書 22]ISBN 978-4-7973-9620-1
15. 2019年6月30日2019年6月15日[書 23]ISBN 978-4-7973-9622-5

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア[編集]

アイズ・ヴァレンシュタインを主人公にした外伝作品。イラストははいむらきよたか

初版第一刷発行日発売日ISBN備考
1. 2014年1月31日2014年1月15日[書 24][書 25]ISBN 978-4-7973-7553-4
ISBN 978-4-7973-7554-1(限定版)
限定版:小冊子
2. 2014年6月30日2014年6月13日[書 26]ISBN 978-4-7973-7716-3
3. 2014年12月31日2014年12月15日[書 27][書 28]ISBN 978-4-7973-8203-7
ISBN 978-4-7973-8150-4(限定版)
限定版:小冊子
4. 2015年5月31日2015年5月15日[書 29]ISBN 978-4-7973-8312-6
5. 2015年10月31日2015年10月15日[書 30]ISBN 978-4-7973-8508-3
6. 2016年6月30日2016年6月15日[書 31]ISBN 978-4-7973-8846-6
7. 2016年12月31日2016年12月15日[書 32][書 33]ISBN 978-4-7973-8934-0
ISBN 978-4-7973-8935-7(限定版)
限定版:小冊子
8. 2017年4月30日2017年4月15日[書 34][書 35]ISBN 978-4-7973-9234-0
ISBN 978-4-7973-9042-1(限定版)
限定版:ドラマCD
9. 2017年6月30日2017年6月15日[書 36]ISBN 978-4-7973-9281-4
10. 2018年5月31日2018年5月15日[書 37][書 38]ISBN 978-4-7973-9460-3
ISBN 978-4-7973-9623-2(限定版)
限定版:ドラマCD
11. 2019年1月31日2019年1月15日[書 39]ISBN 978-4-8156-0026-6
12. 2019年7月31日2019年7月12日[書 40]ISBN 978-4-8156-0264-2

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル[編集]

本編では掘り起こしきれないキャラクターたちの過去に触れていく外伝シリーズ。イラストはニリツ

サブタイトル初版第一刷発行日発売日ISBN備考
episodeリュー2017年3月31日2017年3月15日[書 41]ISBN 978-4-7973-9080-3

漫画[編集]

本編漫画[編集]

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
九二枝による本編のコミカライズが、『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス2013年16号から連載を開始[476](『ガンガンONLINE』でも毎月第1木曜更新で同時掲載)。一時休載を挟んだ後、2019年18号からは作画を矢町大成に交代し連載を再開する[477]
  1. 2013年12月13日発行(同日発売[書 42]ISBN 978-4-7575-4166-5
  2. 2014年5月14日発行(同日発売[書 43]ISBN 978-4-7575-4304-1
  3. 2014年11月13日発行(同日発売[書 44]ISBN 978-4-7575-4464-2
  4. 2015年3月25日発行(同日発売[書 45]ISBN 978-4-7575-4592-2
  5. 2015年6月25日発行(同日発売[書 46]ISBN 978-4-7575-4673-8
  6. 2016年3月25日発行(同日発売[書 47]ISBN 978-4-7575-4925-8
  7. 2016年10月13日発行(同日発売[書 48]ISBN 978-4-7575-5120-6
  8. 2017年3月25日発行(同日発売[書 49]ISBN 978-4-7575-5287-6
  9. 2017年9月25日発行(同日発売[書 50]ISBN 978-4-7575-5368-2
  10. 2018年6月25日発行(同日発売[書 51]ISBN 978-4-7575-5763-5

外伝漫画[編集]

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア
月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)2014年6月号から連載(『ガンガンONLINE』でも毎月第4木曜更新で同時連載)。作画は矢樹貴。
  1. 2014年11月13日発行(同日発売[書 52]ISBN 978-4-7575-4465-9
  2. 2015年3月25日発行(同日発売[書 53]ISBN 978-4-7575-4593-9
  3. 2015年5月15日発行(同日発売[書 54]ISBN 978-4-7575-4465-9
  4. 2015年10月14日発行(同日発売[書 55]ISBN 978-4-7575-4767-4
  5. 2016年3月25日発行(同日発売[書 56]ISBN 978-4-7575-4926-5
  6. 2016年10月13日発行(同日発売[書 57]ISBN 978-4-7575-5121-3
  7. 2017年3月25日発行(同日発売[書 58]ISBN 978-4-7575-5289-0
  8. 2017年4月13日発行(同日発売[書 59]ISBN 978-4-7575-5361-3
  9. 2017年6月13日発行(同日発売[書 60]ISBN 978-4-7575-5369-9
  10. 2018年2月13日発行(同日発売[書 61]ISBN 978-4-7575-5559-4
  11. 2018年5月15日発行(同日発売[書 62]ISBN 978-4-7575-5712-3
  12. 2019年2月13日発行(同日発売[書 63]ISBN 978-4-7575-5907-3
  13. 2019年2月13日発行(同日発売[書 64]ISBN 978-4-7575-6005-5
  14. 2019年7月12日発行(同日発売[書 65]ISBN 978-4-7575-6203-5
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー
『ガンガンONLINE』において2017年2月23日から2018年10月25日まで連載。作画は桃山ひなせ。
  1. 2017年3月13日発行(同日発売[書 66]ISBN 978-4-7575-5270-8
  2. 2017年7月22日発行(同日発売[書 67]ISBN 978-4-7575-5401-6
  3. 2017年11月22日発行(同日発売[書 68]ISBN 978-4-7575-5518-1
  4. 2018年3月22日発行(同日発売[書 69]ISBN 978-4-7575-5656-0
  5. 2018年7月21日発行(同日発売[書 70]ISBN 978-4-7575-5784-0
  6. 2018年12月13日発行(同日発売[書 71]ISBN 978-4-7575-5908-0

その他の漫画[編集]

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4コマ【神様の日常】
『ガンガンONLINE』において2014年8月14日より2015年5月14日まで毎月第2・第4木曜日更新で連載された[注 23]2016年5月19日からはシーズン2が2017年5月18日まで毎月第1・第3木曜日更新で連載された。作画はタカムラマサヤ。
  1. 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4コマ【神様の日常】』、2015年5月15日発売[書 72] ISBN 978-4-7575-4639-4
  2. 『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4コマ【神様の非日常】』、2017年5月23日発売[書 73] ISBN 978-4-7575-5356-9
ダンまち4コマ そもそもダンジョンにもぐるのが間違いではないだろうか
『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)2014年22号から2015年12号まで連載され、2016年9号から2017年5号まで2ndシーズンが連載された。作画はちょぼらうにょぽみ
  1. 『ダンまち4コマ そもそもダンジョンにもぐるのが間違いではないだろうか』、2015年6月25日発売[書 74] ISBN 978-4-7575-4674-5
  2. 『ダンまち4コマ どう考えてもダンジョンにもぐるのが間違いではないだろうか』、2017年3月25日発売[書 75] ISBN 978-4-7575-5288-3
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 公式アンソロジーコミック
SBクリエイティブより発売。執筆者は、明地雫、アシズキ、うさみするが、FCT、桐灰きねそ、銀一、こうましろ、さんた茉莉、スミヤ、tenkla脳みそホエホエみぶなつき、わたのん。

テレビアニメ[編集]

『GA文庫10周年記念プロジェクト』アニメ第1弾として2014年10月25日に発表され[478]2015年4月から6月まで放送された。原作本編第5巻までの内容がアニメ化されている。4巻のアナザーエピソードは省略された。2016年12月7日にOVAが発売された。

第1話の放送後にはヒロイン・ヘスティアの一風変わった服装(乳房の下を通し、二の腕、背中を結ぶ青いリボン[479]によって上腕を動かすと連動して乳房が上下に揺れる[480])がインターネット上で「例の紐」[480][注 24]と呼ばれるなど話題を集め、イギリスタブロイド紙デイリー・メール』がヘスティアを画像付きで紹介するなど、反響は日本国外にも広がった[482][483][480]。このブームについて、テレビアニメ版のプロデューサー中山信宏は「本編が放送されてからの盛り上がり」であり、「アニメスタッフの映像化時のこだわりのおかげ」と述べている[481]。「例の紐/紐神様」は、2015年度アニメ流行語大賞銀賞(第2位)を受賞した[484]

2016年3月6日に『ガンガンGA FES.2016 SPRING』にてGA文庫10周年プロジェクト第10弾として外伝『ソード・オラトリア』のテレビアニメ化が発表され[485]、2017年4月より7月まで『ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝』のタイトル(原作小説とソード・オラトリアの位置が逆になっている)で放送された。放送開始の前週には、OVAの特別編集版と外伝第1話の冒頭映像が放送された。

本編第2期『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII』は、2019年7月13日より放送中[6]。放送開始の前週には特別編となる第0話が放送[486]

スタッフ[編集]

第1期 OVA 外伝 第2期
原作 大森藤ノ
キャラクター原案 ヤスダスズヒト
はいむらきよたか(外伝以外は原案協力)
- ニリツ(原案協力)
(第1話 - )
監督 山川吉樹 鈴木洋平 橘秀樹
シリーズ構成 白根秀樹
キャラクターデザイン 木本茂樹(第2期はアニメーションキャラクターデザイン)
プロップデザイン 野本咲良(モンスター) 小渕陽介 吉田優子
アクション作監 萩原弘光 酒井智史(アクション監修) 小田裕康・黒崎隼人
(アクション監修)
美術監督 水谷利春 倉本章 水谷利春 奥村泰浩
色彩設計 安藤智美
撮影監督 福世晋吾
編集 坪根健太郎
音響監督 明田川仁
音楽 井内啓二
音楽プロデューサー 小島剛 -
チーフプロデューサー 大澤信博
- 松倉友二
- 宮崎誠司
プロデューサー 川上竜太郎
宮崎誠司 秋田規行
中山信宏 志治雄一郎
- 米森裕人 -
アニメーション制作プロデューサー 鈴木薫
プロデュース GENCO GA文庫
EGG FIRM(第1期から外伝まではプロデュース協力[487][488]
アニメーション制作 J.C.STAFF
製作 ダンまち製作委員会[注 25] ソード・オラトリア製作委員会[注 26] ダンまち2製作委員会[注 27]

主題歌[編集]

第1期
オープニングテーマ「Hey World」(第2話 - 第13話、OVA)
作詞 - 松尾潔 / 作曲 - 馬飼野康二 / 編曲 - 佐々木裕 / 歌 - 井口裕香
第1話ではエンディングテーマとして使用。
エンディングテーマ
「RIGHT LIGHT RISE」(第2話 - 第5話、第7話 - 第13話)
作詞・作曲・歌 - 分島花音 / 編曲 - 千葉"naotyu-"直樹
「君とボクの1日」(OVA)
作詞 - 分島花音 / 作曲 - カヨコ / 編曲 - 千葉"naotyu-"直樹 / 歌 - ヘスティア(水瀬いのり
挿入歌「REALIZE 〜始まりのとき〜」(第6話)
作詞 - うらん / 作曲 - Rie / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - リリルカ・アーデ(内田真礼
外伝
オープニングテーマ「RE-ILLUSION」(第2話 - 第12話)[489]
作詞・作曲 - 渡辺翔 / 編曲 - 佐々木裕 / 歌 - 井口裕香
エンディングテーマ「day by day」(第1話 - 第12話)[490]
作詞・歌 - 鹿乃 / 作曲・編曲 - 田中秀和
第2期
オープニングテーマ「HELLO to DREAM」[491](第1話 - )
作詞・作曲 - ヒロイズム / 編曲 - 前口渉 / 歌 - 井口裕香
第1話ではエンディング位置で使用。
エンディングテーマ「ささやかな祝祭」[492](第2話 - )
作詞・作曲・編曲 - 照井順政 / 歌 - sora tob sakana

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
第1期
第1話 冒険者ベル・クラネル 白根秀樹 山川吉樹 高島大輔 木本茂樹 木本茂樹
第2話 怪物祭モンスターフィリア 橋本敏一 岩倉和憲
第3話 神様の刃ヘスティア・ナイフ 桜美かつし 冷水由紀絵
第4話 弱者サポーター 久尾歩 二瓶勇一 高島大輔 小渕陽介、徳田賢朗
第5話 魔導書グリモア 佐山聖子 上田みねこ、熊谷勝弘
富岡寛、山本雅章
第6話 理由リリルカ・アーデ 白根秀樹 山川吉樹 吉田りさこ 藤部生馬、熊谷勝弘
安野将人
第7話 剣姫アイズ・ヴァレンシュタイン 久尾歩 二瓶勇一 橋本敏一 中西愛、浅川翔
山本雅章、安田祥子
徳田賢朗
第8話 英雄願望アルゴノゥト 白根秀樹 紺野直幸 岩倉和憲
第9話 鍛冶師ヴェルフ・クロッゾ ヤスカワショウゴ 佐山聖子 小渕陽介、冷水由紀絵
第10話 怪物進呈パス・パレード 白根秀樹 桜美かつし 安野将人、斎藤敦史
上田みねこ、岩倉和憲
浅川翔
第11話 迷宮の楽園アンダー・リゾート 久尾歩 二瓶勇一 高島大輔 安田祥子、藤部生馬
中西愛
第12話 悪意ショー ヤスカワショウゴ 佐山聖子 高島大輔
佐山聖子
浅川翔、斎藤敦史
上田みねこ、山本雅章
第13話 眷族の物語ファミリア・ミィス 白根秀樹 山川吉樹 桜美かつし
山川吉樹
安野将人、小渕陽介
冷水由紀絵、藤部生馬
岩倉和憲
OVA ダンジョンに温泉を求めるのは
間違っているだろうか
鈴木洋平 佐野はるか、山本雅章
冷水由紀絵、前田義宏
高橋沙紀、浅川翔
前田ゆり子、木本茂樹
外伝
第1話 剣姫と妖精 白根秀樹 鈴木洋平
酒井智史
鈴木洋平 木本茂樹、前田ゆり子
山本雅章、小渕陽介
山口杏奈、安田祥子
吉田米穂
木本茂樹
第2話 試着と購入 カサヰケンイチ 橋本敏一 長谷川眞也、冷水由紀絵
藤部生馬、森七奈
山本雅章、上田みね子
斎藤美香
冨岡寛
木本茂樹
第3話 祭典と勇気 檜川信夫 小野田雄亮 長谷川眞也、冷水由紀絵
小渕陽介、上田みね子
藤部生馬、坂本哲也
前田ゆり子、古木舞
青木健一郎
木本茂樹
第4話 殺人と宝玉 谷畑ユキ 二瓶勇一
酒井智史
森義博 山内則康、猿渡聖加
第5話 赤髪と孤王 久尾歩 鈴木行 浅見松雄 長谷川眞也、冷水由紀絵
熊谷勝弘、藤部生馬
吉田米穂、森七奈
青木健一郎
第6話 討伐と逃亡 カサヰケンイチ
酒井智史
門田英彦 冷水由紀絵、斎藤美香
坂本哲也、山口杏奈
上田みねこ、金澤龍
第7話 依頼と分断 谷畑ユキ 青柳隆平 前田ゆり子、古木舞
冷水由紀絵、藤部生馬
熊谷勝弘、山本雅章
安田祥子、上田みねこ
第8話 穢れと少女 白根秀樹 小林孝志 冷水由紀絵、上田みねこ
長谷川眞也、森七奈
坂本哲也、青木健一郎
斎藤美香
第9話 訓練と嫉妬 久尾歩 鈴木行 森義博 山内則康、猿渡聖加
第10話 少年と英雄 白根秀樹 二瓶勇一 浅見松雄 山口杏奈、藤部生馬
長谷川眞也
LIM CHAE DEOK
LEE JEONG HOON
KIM MYUNG SIM
KIM JEONG WOO
第11話 冒険と未知 今泉賢一 門田英彦
野上良之
森七奈、坂本哲也
前田ゆり子、古木舞
上田みねこ、山本雅章
角谷知美、金澤龍
第12話 神々と眷族ソード・オラトリア 檜川信夫
鈴木洋平
小林孝志
鈴木洋平
冷水由紀絵、熊谷勝弘
小渕陽介、山口杏奈
山本雅章、斎藤美香
上田みねこ、安田祥子
坂本哲也、森七奈
前田ゆり子、青木健一郎
古木舞
第2期
第1話 神の宴パーティー 白根秀樹 橘秀樹 木本茂樹 木本茂樹
第2話 太陽神アポロン 橘秀樹 海宝興蔵 冷水由紀絵、村上雄
佐野はるか、安田祥子
上田みねこ
第3話 集結コンバージョン 橋本敏一 坂本哲也、古木舞
藤部生馬、奥田哲平
齋藤佳子
第4話 戦争遊戯ウォーゲーム ヤスカワショウゴ 結城真吾 桜美かつし 佐野はるか、冷水由紀絵
長谷川眞也、小渕陽介
安田祥子、村上雄
第5話 竈火の館ホーム 秋永馬守 大畑清隆 森義博 山内則康、梶浦紳一郎
猿渡聖加
木本茂樹
冨岡寛
第6話 淫都イシュタル・ファミリア 白根秀樹 橘秀樹 佐野はるか、村上雄
熊谷勝弘、冷水由紀絵
上田みねこ
木本茂樹
第7話 狐人ルナール ヤスカワショウゴ 二瓶勇一 海宝興蔵 坂本哲也、小渕陽介
福島勇、熊谷勝弘
武志鵬、大蘭
第8話 殺生石ウタカタノユメ 秋永馬守 橋本敏一 佐野はるか、冷水由紀絵
上田みねこ、藤部生馬
山内則康、大蘭
第9話 戦闘娼婦バーベラ 白根秀樹 於地紘仁 小野田雄亮 熊谷勝弘、村上雄
小渕陽介、長谷川眞也
武志鵬、安田祥子
第10話 英雄切望アルゴノゥト ヤスカワショウゴ 結城真吾 桜美かつし 坂本哲也、佐野はるか
村上雄、冷水由紀絵
奥田哲平、福島勇
上田みねこ、矢向宏志
藤部生馬、武志鵬
小渕陽介

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 第1期 放送期間および放送時間[493]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [494] 備考
2015年4月4日 - 6月27日 土曜 1:05 - 1:35(金曜深夜) TOKYO MX1 東京都
2015年4月5日 - 6月28日 日曜 0:30 - 1:00(土曜深夜) KBS京都 京都府
日曜 2:20 - 2:50(土曜深夜) テレビ愛知 愛知県
日曜 18:00 - 18:30 AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
2015年4月6日 - 6月29日 月曜 0:00 - 0:30(日曜深夜) BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
月曜 1:00 - 1:30(日曜深夜) サンテレビ 兵庫県
日本国内 インターネット / 第1期 放送期間および放送時間[493]
配信期間 配信時間 配信サイト
2015年4月5日 - 6月28日 日曜 12:00 更新
日曜 23:30 - 月曜 0:00 ニコニコ生放送
2015年4月11日 - 7月4日 土曜 12:00 更新
日本国内 テレビ / 外伝 放送期間および放送時間[496]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [494] 備考
2017年4月15日 - 7月1日 土曜 0:30 - 1:00(金曜深夜) TOKYO MX1 東京都
KBS京都 京都府
サンテレビ 兵庫県
BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
土曜 21:00 - 21:30 AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
2017年4月16日 - 7月2日 日曜 1:50 - 2:20(土曜深夜) テレビ愛知 愛知県
日本国内 インターネット / 外伝 放送期間および放送時間[496]
配信期間 配信時間 配信サイト
2017年4月15日 - 7月1日 土曜 0:30 - 1:00(金曜深夜) AbemaTV
2017年4月18日 - 7月4日 火曜 12:00 更新
  • dアニメストア
  • アニメ放題
  • U-NEXT
  • ニコニコチャンネル
  • バンダイチャンネル
  • ビデオマーケット
火曜 22:00 - 22:30 ニコニコ生放送
日本国内 テレビ / 第2期 放送期間および放送時間[497]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [494] 備考
2019年7月13日 - 土曜 0:30 - 1:00(金曜深夜) TOKYO MX 東京都
KBS京都 京都府
サンテレビ 兵庫県
BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
日本国内 インターネット / 第2期 放送期間および放送時間[497]
配信期間 配信時間 配信サイト
2019年7月13日 - 土曜 0:30 更新
  • U-NEXT
  • アニメ放題
2019年7月15日 - 月曜 0:00 更新
月曜 0:00 - 0:30 ニコニコ生放送
2019年7月18日 - 木曜 0:00 更新
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BD / DVD[編集]

発売日 収録話 規格品番
BD初回版 DVD初回版
第1期
1 2015年6月24日 第1話 - 第2話 1000571491 1000571499
2 2015年7月29日 第3話 - 第4話 1000571492 1000571500
3 2015年8月26日 第5話 - 第6話 1000571493 1000571501
4 2015年9月30日 第7話 - 第8話 1000571494 1000571502
5 2015年10月28日 第9話 - 第10話 1000571496 1000571503
6 2015年11月25日 第11話 - 第12話 1000571497 1000571504
7 2015年12月23日 第13話 1000571498 1000571505
OVA 2016年12月7日 OVA 1000631248 1000631249
外伝[498]
1 2017年6月28日 第1話 - 第2話 1000647754 1000647758
2 2017年7月26日 第3話 - 第4話 1000647750 1000647756
3 2017年8月23日 第5話 - 第6話 1000647751 1000647757
4 2017年9月27日 第7話 - 第8話 1000647752 1000647759
5 2017年10月25日 第9話 - 第10話 1000647753 1000647760
6 2017年11月29日 第11話 - 第12話 1000647755 1000647761
第2期[499]
1 2019年9月25日予定 第1話 - 第3話 1000748231 1000748236
2 2019年10月30日予定 第4話 - 第6話 1000748232 1000748237
3 2019年11月27日予定 第7話 - 第9話 1000748233 1000748238
4 2019年12月18日予定 第10話 - 第12話 1000748234 1000748239

WEBラジオ[編集]

テレビアニメ『ダンまち』の放送に合わせて、『TVアニメ「ダンまち」 ラジオに松岡との出会いを求めるのは間違っているだろうか』が、2015年3月20日よりプレ放送(第0回)、4月10日から7月3日までHiBiKi Radio Stationにて毎週金曜日に配信された。パーソナリティはヘスティア役の水瀬いのりとアイズ・ヴァレンシュタイン役の大西沙織

テレビアニメ『ソード・オラトリア』の放送に合わせて、『ラジオ「ソード・オラトリア」〜魔導士とアマゾネス〜』が、2017年3月31日から7月28日まで音泉にて毎週金曜日に配信された[500]。パーソナリティはレフィーヤ・ウィリディス役の木村珠莉とティオネ・ヒリュテ役の高橋未奈美

劇場アニメ[編集]

2019年2月15日に『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢-』のタイトルで約70スクリーン規模[501][注 28]で公開された[502]。監督と美術監督が交代した以外は変更点はなく、テレビアニメのスタッフが続投する。

内容は、原作者書き下ろし脚本だが、原作小説にはないアニメオリジナルストーリーである[5]

劇場公開を記念したコラボレーションとして、2019年2月15日発売のヤングガンガン5号(スクウェア・エニックス)では、ヘスティアに扮したコスプレイヤーのえなこが表紙・グラビア・ポスターを飾った[503]

2019年2月16日には新宿ピカデリーにて舞台挨拶が開催され、主要声優陣とえなこが登壇した[504]。また、同年3月2日にも同劇場にてヒット御礼舞台挨拶が開催され、水瀬いのりと大西沙織が登壇した[505]

2019年7月31日にBD・DVDが発売された[506]

あらすじ(劇場版)[編集]

アルテミスはヘルメスによる協力のもと、とある槍を引き抜ける者を探すためにオラリオを訪れる。槍を引き抜いたベルのことをオリオンと呼び、大陸の果てにあるエルソスの遺跡にて、古代の大精霊に封じられたモンスターであるアンタレスの討伐というクエストをベルたちに依頼したアルテミスは、エルソスの遺跡へ赴く道中でベルと心を通わせていく。

かつて封印が解けて暴れだしたアンタレスを討伐するためにファミリアの団員たちと共にエルソスの遺跡へ赴いた際、団員たちは全滅してアルテミスもアンタレスに喰われて死亡していた。アルテミスの遺体はアンタレスの体内の水晶に取り込まれたが、最後の力で天界から神創武器(しんぞうぶき)[507]オリオンの矢を下界に召喚しており、力の残滓が実体化して思念体となり、オリオンの矢を引き抜ける者を探していたのだった。ベルが引き抜いた槍だと思っていた武器こそがオリオンの矢であり、アンタレスは取り込んだアルテミスの神の力アルカナムを使って天界最強の矢であるアルテミスの矢を発動させ、下界を滅ぼそうと目論む。

真相を知ったベルは、アルテミスの想いとヘスティアの懇願を受け、哀しみと共にオリオンの矢でアンタレスを討伐する。そして、ヘスティア・ナイフで水晶から解放されたアルテミスは、精神世界でベルに「生まれ変わって再会したら、1万年分の恋をしよう」と言い残して消滅した。そして、ヘスティアの励ましで立ち直ったベルは前に進む決意を新たに、エルソスの遺跡を後にする。

オリジナルキャラクター[編集]

アルテミス
声 - 坂本真綾[502]
アルテミス・ファミリアの主神を務める女神。貞淑を司る純潔神で、ファミリアへの入団も純潔の乙女しか認めていない。原作本編第2巻でも、ヘスティアとアルテミスと知神アテナの三神で天界の三大処女神スリートップと呼ばれていたことが描かれており、ヘスティアとは親友であることをうかがわせている。また、全知零能の神の一柱でありながらモンスターと直接戦えるだけの戦闘力を有している。

スタッフ (劇場版)[編集]

主題歌 (劇場版)[編集]

主題歌「おなじ空の下で[509]
作詞 - Satomi / 作曲・編曲 - 渡辺拓也 / 歌 - 井口裕香
挿入歌「月鏡」[510]
歌 - sana(sajou no hana)

ゲーム[編集]

コンピュータゲーム[編集]

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか クロス・イストリア』
GREEフィーチャーフォンスマートフォン用に2015年12月4日より提供され、「GREE Platform Award 2015」にて最優秀ルーキー賞を受賞した[511]。その後、Mobage/dゲーム/Amebaでも配信されていたほか、PC用のGREEにも対応した。また、iOS/Android用のネイティブアプリ版が2017年3月23日に配信された。このネイティブアプリ版では、アニメの声優陣による録り下ろしのキャラクターボイスやBGMなどが実装されている。プレイヤーはヘスティア・ファミリアの新人冒険者となり、「ガチャ」で獲得したキャラクターでパーティーを組み、ダンジョンでモンスターを倒したり、「モンスターフィリア」と呼ばれる闘技場で他の冒険者と競ったりする。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか メモリア・フレーゼ』
iOS/Android用アプリゲームとして2017年6月19日より配信。ジャンルは「少年(ベル)と駆け抜けるRPG」。原作者完全監修の、アニメシナリオ拡張版(全くアニメ化されていないエピソードを含む)とオリジナルストーリーで構成されており、全編録り下ろしフルボイスである。プレーヤーは「ガチャ」などで獲得したキャラクターでパーティーを編成し、ストーリーを攻略したり、「戦争遊戯(ウォーゲーム)」や「栄光挑戦(レコードバスター)」の攻略などに挑戦したりする。その他にも、カジノ、目覚まし時計、ファミリアなど様々な機能が実装されている。
2017年8月からYouTube上で情報番組などを配信している(下記)。また、ゲーム実況アプリMirrativとコラボし、公式チャンネル[512]を用いた企画も行っている[513]。2019年4月現在、「キノの旅[514]、「進撃の巨人[515]、「デート・ア・ライブ[516]の3作品とコラボしている。
この作品でベル役の松岡禎丞がアフレコした台詞数が1万175ワードに達しており、2019年6月17日に行われたイベントにおいて、松岡に対し「一人の声優によりモバイルゲームに提供されたセリフの最多数」という内容でギネス世界記録に認定されたことが発表、松岡禎丞に認定証が贈られている[517]
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オラリオ・ラプソディア』
Yahoo!ゲームで2017年11月21日より配信。ジャンルは「神生活(シンセイカツ)RPG」。クエスト形式のブラウザゲーム。プレイヤーは新たにオラリオに降臨した神となり、降臨直後に出会いを果たしたエマ・フローレス(CV:三澤紗千香)(オリジナルキャラクター)を眷属としてファミリアを結成し、神友(しんゆう)で先輩のディア(オリジナルキャラクター)や、ヘスティアとそのファミリアの面々らから助言・助力をもらって、ファミリアを大きくしていく。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか インフィニト・コンバーテ』
2019年11月28日に発売予定のPlayStation 4PlayStation VitaNintendo SwitchWindows用ソフト。ジャンルは「ダンジョン探索型アクションRPG」。

公式YouTubeチャンネル[編集]

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか メモリア・フレーゼ』の公式YouTubeチャンネルが2017年8月28日に開設され[518]、情報番組『ダンまち情報局オラジオZ』とトーク番組『水瀬いのりと大西沙織のPick Up Girls!』がそれぞれ週1回ずつ配信されていた。

『ダンまち情報局オラジオZ』毎週生放送番組
パーソナリティは木村珠莉(レフィーヤ役)、村川梨衣(ティオナ役)。2018年10月2日からは村川が高橋未奈美(ティオネ役)と交代した。
2018年6月9日にはアプリリリース1周年を記念し、ニコファーレにて公開生放送が行われた。また、同年9月21日には放送開始1周年を記念し、公開生放送が行われた。
2017年9月26日 - 2019年6月26日、第1回 - 第77回、木村珠莉が全番組出演をするも第77回にて番組のパーソナリティを卒業。卒業理由が今後始まるアニメ放送を迎え出演者内でという意向のため。また、第77回には村川梨衣も同席し2人に番組と視聴者一同として感謝状を贈られる。
第78回 2019年7月2日から新パーソナリティーとして、石上静香千菅春香 の両名に決定。
『水瀬いのりと大西沙織のPick Up Girls!』収録番組
パーソナリティは水瀬いのり(ヘスティア役)、大西沙織(アイズ役)。2017年10月6日から2018年5月25日まで配信された。

体感型ゲーム[編集]

『ダンまち緊急ミッション』
東京アニメセンター in DNPプラザを会場に2019年4月18日より5月12日まで開催。ジャンルはリアル宝探しゲーム。「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかシリーズ企画展」の企画のひとつで、その入場料込みで参加キットを販売[519]。プレイヤーは、ギルドに現れたヘスティアによる、彼女のファミリアに所属する団員・ベルのために最近新しく発見された未開の地を調査してきて欲しいという依頼を受けて、貴重な原石が群生しているというその地へ、一介の冒険者として足を踏み入れるという設定の元に、会場を囘り謎を解く。

パチスロ[編集]

  • パチスロ ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(2018年、北電子[520]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 小説投稿サイトの作品ページは削除済。
  2. ^ 乳房の下を通すように二の腕に結んでいる青い紐に加え、背中と胸の大きく開いた白いワンピースで青いリボンを首に巻き、手袋をはめ、足は裸足という格好。
  3. ^ a b c 作品世界での長さの単位。C(セルチ)の他にもう少し大きい単位でM(メドル)やK(キルロ)がある。
  4. ^ a b c 作品世界での通貨の単位。屋台のスナック「ジャガ丸くん」が1個30 - 40ヴァリス[28]、1食の材料費が50ヴァリス、最低ランクのポーションが500ヴァリス[29]。酒場の高めの定食が300ヴァリス、馬車代が90ヴァリス[30]。冒険者の装備なら、ベルの初期装備の短刀が3,600ヴァリス[29]、同じく簡易防具が5,000ヴァリス[31]。Lv.1の5人パーティの日当が25,000ヴァリスほどで、800万ヴァリスあればいい家が複数買える。
  5. ^ アニメ版外伝『ソード・オラトリア』から、金髪金眼の容姿は母親のアリアから受け継がれていることが判明している。
  6. ^ 使い手と共に成長するヘスティア・ナイフを参考に、ヴェルフが作り出した「壊れない魔剣」で、長剣型で属性は炎。自壊しない代わりに、魔法のように使用者の精神力を消費する。
  7. ^ ベートと共に怪物祭に出現した食人花を調べるために旧式の地下水路を調査した[100]時、ベートが食人花とディオニュソスたちの臭いを嗅ぎ付けた。
  8. ^ a b c d e f g 24階層の食料庫においてモンスターが大量発生、ウラノスとフェルズが調査と鎮圧をアイズとヘルメス・ファミリアへ依頼し[101]、ベートとレフィーヤにアイズの後を追わせ、ディオニュソスの依頼でフィルヴィスも同行した[102]
  9. ^ かつてポセイドン・ファミリアが塞いだダンジョン下層から通ずるロログ湖にある封印を調査[104]
  10. ^ a b c d e 女性陣がダイダロス通りの地上を、男性陣が地下を調査し、フィンたちが旧式の地下水路の隠し階段の先に扉を発見、全員が集結したところで扉が開き、罠と知りつつ侵入[106]
  11. ^ a b 地上で散り散りに逃げた異端児の確保を目指しつつ、異端児たちを囮にして闇派閥残党を釣り出し、クノッソスの鍵を入手することを目的としたロキ・ファミリア単独の作戦[107]
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m 異端児の存在を認めたフィンがウラノスと協力し、地上からロキ・ファミリアがクノッソスに侵攻し、ダンジョンから異端児たちが侵攻、ヘルメス・ファミリアは裏方でクノッソスの情報を収集する作戦。ディオニュソスがロキに要望し、自身とその眷属たちも作戦に参加[108]。作中では第一進攻と呼ばれている。
  13. ^ a b c d e f g h i j ロキ、ヘルメス、ガネーシャのファミリア、及び異端児たちが六方面からクノッソスへ同時進行する作戦。ロキ・ファミリアたちが先鋒であり、フレイヤやヘファイストスそしてヘルメスの画策によりカーリーやヘスティアのファミリアも援軍として参加。作中では第二進攻と呼ばれている。
  14. ^ 正確には、深層種であるブラックライノスの亜種であるとフィンは判断している。
  15. ^ 18階層では討伐隊のリーダーであるLv.5のシャクティを一撃で倒し、討伐隊に参加していたLv.4のアスフィアイシャリューも容易に戦闘不能にし、クノッソスへ逃げ込んだLv.5のディックスを瞬殺している[279]。また、暴走したウィーネを追って地上に現れた際には、咆哮(ハウル)だけで上級冒険者たちを戦意喪失させ、Lv.6のティオナティオネベートと互角に戦っている[280]。さらに、Lv.6のエアリエルを使ったアイズに右腕を切断されるが、アイズの渾身の斬撃をはね返し、エアリエルの防御を破壊している[281]。ベルとの戦いの後、ギルドはアステリオスの脅威度をLv.7と認定し、第一級の賞金首(バウンティ・モンスター)に指定する。
  16. ^ この時フィンからベルと武装したモンスター(異端児)の関係について問われたが、「ベルが竜女(ウィーネ)と仲良くなったのではないか」ととぼけた返答で、煙に巻いた。
  17. ^ 実際は、ディオニュソスによって送還されたペニアであることが判明した。
  18. ^ この呪道具を鑑定したアミッドは製作者のバルカを「常軌を逸した妄執の持ち主」と評している。
  19. ^ フィルヴィスとエインによる、この不審な行動が、エインやエニュオの正体を探るフィンやロキにとって決定的な違和感となる[399]
  20. ^ 『メモリア・フレーゼ』における個体名は〈レイジミノタウロス〉。
  21. ^ 魔力が高く、エルフとは異なる魔法を駆使する種族。
  22. ^ ダイダロス・オーブの1つ目は、リューが18階層で闇派閥から偶然に入手した物[455]。その後、リューからベルへ渡り[456]、ベルからフェルズを通じて異端児レットによりアステリオスに渡たり[457]、再びアステリオスからレットへ戻された物[458]。2つ目は、イケロス・ファミリアの大男グランを異端児グロスが倒した時に入手した物[459]。3つ目は、イシュタル・ファミリアの副団長タンムズを魅了したフレイヤを介してヘルメスへ渡り[460]、ヘルメスがロキ・ファミリアのクルスへ渡した物[461]。4つ目は、アキリリルカの変身魔法を利用して闇派閥からダイダロス通りの地下通路で入手し、リヴェリアに渡した物[462]。5つ目は、リヴェリアの妖精部隊がクノッソス内部で入手した物である[463]
  23. ^ 4月23日更新分が最終回で5月14日更新分は特別編。
  24. ^ 「例のヒモ」[479]、「例のひも」[481]など表記揺れがある。
  25. ^ ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントクロックワークス、SBクリエイティブ、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ〈旧ショウゲート〉、MAGES.フリュームービック、GENCO
  26. ^ ワーナー ブラザース ジャパン、クロックワークス、SBクリエイティブ、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、MAGES.、フリュー、ムービック、J.C.STAFF、GENCO
  27. ^ ワーナー ブラザース ジャパン、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、SBクリエイティブ、GENCO、クロックワークス、ムービック、フリュー、グリー、EGG FIRM、J.C.STAFF
  28. ^ 公開直後から上映されていない地域を中心に問い合わせが寄せられたため、同年3月にセカンド上映として約10スクリーン程度で追加となり、最終的に約80スクリーン規模となった。

出典[編集]

  1. ^ GA文庫大賞”. SBクリエイティブ. 2015年3月29日閲覧。
  2. ^ 【シリーズ累計1,200万部突破】本日のダンまち関連リリースで発表。”. GA文庫『ダンまち』シリーズ公式 (2019年6月7日). 2019年7月11日閲覧。
  3. ^ 立花もも. “今の日本を代表する作品が今年も決定!SUGOI JAPAN Award2016 贈賞式レポート”. SUGOI JAPAN. SUGOI JAPAN 実行委員会/読売新聞社. 2018年11月25日閲覧。
  4. ^ 愛咲優詩 (2014年3月31日). “ラノベ好き書店員が選ぶ、“本当に面白いラノベ”ランキングTOP10が発表!”. ダ・ヴィンチ ニュース. 株式会社KADOKAWA. 2018年11月25日閲覧。
  5. ^ a b “「ダンまち」劇場版&TV2期決定、劇場版「オリオンの矢」は大森藤ノ書き下ろし”. ナターシャ. (2018年2月18日). https://natalie.mu/comic/news/270051 2018年2月18日閲覧。 
  6. ^ a b c d e f g h “TVアニメ「ダンまち」第2期新キャストにKENNや逢坂良太ら、ビジュアルやPVも”. ナターシャ. (2019年3月23日). https://natalie.mu/comic/news/325052 2019年3月23日閲覧。 
  7. ^ a b 本編4巻, あとがき.
  8. ^ 本編1巻, p. 39, 一章.
  9. ^ 本編15巻, p. 14, 間章.
  10. ^ 第1巻, pp. 22-23, 一章.
  11. ^ a b 本編1巻, pp. 320-324, エピローグ.
  12. ^ 本編8巻, p. 158-160, 二章.
  13. ^ a b c d e 本編6巻, pp. 95-99, 二章.
  14. ^ 外伝5巻, pp. 135-136, 間章.
  15. ^ 本編4巻, p. 40, 一章.
  16. ^ a b 本編3巻, pp. 44-63, 98-115, 一章, 二章.
  17. ^ 本編3巻, p. 272, 五章.
  18. ^ a b 本編6巻, pp. 259-263, 四章.
  19. ^ 本編4巻, p. 13, 一章.
  20. ^ 本編6巻, p. 348, 五章.
  21. ^ 本編11巻, pp. 433-438, 七章.
  22. ^ 本編7巻, p. 363, 六章.
  23. ^ 本編4巻, pp. 29-30, 一章.
  24. ^ 外伝12巻, p. 237, 六章.
  25. ^ 本編1巻, p. 152, 四章.
  26. ^ a b 本編1巻, p. 154, 四章.
  27. ^ a b 本編1巻, pp. 191-197, 五章.
  28. ^ 本編3巻, p. 121, 三章.
  29. ^ a b 本編1巻, p. 80, 二章.
  30. ^ 本編1巻, p. 222, 五章.
  31. ^ 本編2巻, p. 41, 一章.
  32. ^ 本編4巻, pp. 154-155, 三章.
  33. ^ 本編1巻, p. 238, 五章; 本編3巻, pp. 27-28, 122-123, 一章, 三章.
  34. ^ 本編1巻, p. 156, 四章.
  35. ^ a b 本編1巻, pp. 157-162, 四章.
  36. ^ a b c d 外伝11巻, pp. 101-102, 三章.
  37. ^ 外伝1巻, あとがき.
  38. ^ 外伝2巻, p. 244, 六章.
  39. ^ 本編1巻, pp. 7-10, プロローグ.
  40. ^ 外伝9巻, pp. 168, 197-200, 三章, 追憶三章.
  41. ^ 本編1巻, p. 17, 一章.
  42. ^ 外伝3巻, p. 25, 一章.
  43. ^ 外伝9巻, pp. 30-34, 追憶一章.
  44. ^ 外伝9巻, p. 111, 追憶二章.
  45. ^ 本編1巻, p. 16, 一章; 外伝9巻, p. 120, 二章.
  46. ^ 外伝4巻, pp. 126-129, 228-232, 前章; 外伝7巻, pp. 212-213; 外伝9巻, pp. 240-246, 追憶四章; 外伝10巻, pp. 457-468, エピローグ.
  47. ^ 外伝3巻, pp. 29-31, 一章.
  48. ^ 外伝5巻, p. 142, 間章.
  49. ^ 本編8巻, pp. 459-464, 六章; 外伝9巻, pp. 205-212, 四章; 本編15巻, pp. 355-356, エピローグ.
  50. ^ 本編15巻, pp. 365-367, エピローグ.
  51. ^ a b c 本編7巻, pp. 47-48, 一章.
  52. ^ 本編15巻, pp. 98-101, 間章.
  53. ^ 本編15巻, pp. 370-371, あとがき.
  54. ^ a b 本編6巻, p. 241, 四章.
  55. ^ 本編7巻, p. 56, 一章.
  56. ^ 本編8巻, 二章.
  57. ^ 本編3巻, p. 89, 二章.
  58. ^ 本編4巻, p. 140-141, 三章.
  59. ^ 本編15巻, pp. 123-146, 三章.
  60. ^ 本編4巻, pp. 101-102, 一章; 本編6巻, p. 22, 一章.
  61. ^ 本編6巻, pp. 250-252, 四章.
  62. ^ 本編4巻, p. 151, 三章.
  63. ^ 本編4巻, p. 106, 208, 一章, 三章; 本編8巻, p. 170, 三章.
  64. ^ a b 本編8巻, p. 241, 三章.
  65. ^ 本編4巻, p. 204, 三章.
  66. ^ 本編5巻, pp. 348-349, 六章.
  67. ^ 本編5巻, pp. 365-368, 六章.
  68. ^ 本編15巻, pp. 208-238, 五章.
  69. ^ a b 本編5巻, pp. 36-46, 一章.
  70. ^ a b 本編6巻, pp. 248-249, 四章.
  71. ^ 本編7巻, p. 25-27, 一章.
  72. ^ 本編8巻, p. 29, 一章.
  73. ^ 本編8巻, p. 44, 一章.
  74. ^ 本編8巻, pp. 52-53, 一章.
  75. ^ 本編15巻, pp. 298-301, 間章.
  76. ^ 本編8巻, p. 22-23, 一章.
  77. ^ 本編15巻, pp. 314-320, 七章.
  78. ^ 本編7巻, p. 201, 五章.
  79. ^ 本編7巻, p. 79, 二章.
  80. ^ 本編7巻, p. 118-123, 二章.
  81. ^ 本編7巻, p. 471, 七章.
  82. ^ 本編7巻, p. 478, エピローグ.
  83. ^ 本編7巻, p. 200, 四章.
  84. ^ 本編7巻, pp. 171-173, 三章.
  85. ^ 本編7巻, p. 134-136, 二章.
  86. ^ 本編7巻, pp. 131, 二章.
  87. ^ 本編7巻, p. 125, 二章.
  88. ^ 本編7巻, pp. 182-186, 三章.
  89. ^ 本編15巻, pp. 320-321, 七章.
  90. ^ 本編9巻, p. 68, 二章.
  91. ^ 本編11巻, p. 267-275, 三章.
  92. ^ 本編7巻, p. 404, 六章.
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外部リンク[編集]